ターボネクサス
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2023年10月8日 (日) 01:42時点における最新版
ターボネクサス (Turbo Nexus) は、運命のきずな/Nexus of Fateをキーカードとしたタイム・デストラクション系ロックデッキ。ターボフォグとエターナルブルーの中間のような構成をとる。基本セット2019参入後のスタンダード環境とパイオニア環境に存在していた。
目次 |
[編集] 概要
インスタント
このターンに続いて追加の1ターンを行う。
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
マナ加速から濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、無限ターンに近い状態をつくり勝利する。運命のきずなは自身の能力でライブラリーに戻るので、エターナルブルーのような再利用のギミックを別途組み込む必要がない。
- 入手経路が限られるBOX特典カードの運命のきずなが4枚使われたデッキということでも話題となった。
- 運命のきずなの、ライブラリーに戻して切り直す(そして対戦相手にも切り直してもらう)という手順を踏む特性上、無限ターン系デッキの中でも1ターンの時間がかかりやすい。
[編集] イクサラン・ブロック〜基本セット2020期
ローテーション後は花粉のもや/Haze of Pollenやサイクリングランドを失い一時弱体化したが、ラヴニカの献身では相性のよい荒野の再生/Wilderness Reclamationや成長のらせん/Growth Spiralを獲得した。濃霧/Fog系呪文の採用枚数が減り、大量マナでサーチと追加ターンを連打するターボランドの構成に近くなった。ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaに頼らずとも戦えるようになり、グランプリメンフィス19では白を抜いた緑青の構成のシミック・ネクサスが主流となり[1]、以降も緑青の構成が主流となった。
伝説のプレインズウォーカー — タミヨウ(Tamiyo)
対戦相手がコントロールしている呪文や能力は、あなたにカードを捨てさせることもパーマネントを生け贄に捧げさせることもできない。
[+1]:土地でないカード名1つを選び、その後あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。その中から、その選ばれた名前を持つカードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
[-3]:あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
ソーサリー
土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
ゾンビ動員1を行う。(あなたがコントロールしている軍団(Army)1体の上に+1/+1カウンターを1個置く。それはゾンビ(Zombie)でもある。あなたが軍団をコントロールしていないなら、その前に、黒の0/0のゾンビ・軍団クリーチャー・トークン1体を生成する。)
灯争大戦参入後は、デッキに噛み合った能力を持つ伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesや、無限ターン成立後のフィニッシャーを用意できる世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the Worldを獲得したものの、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの流行が大きな逆風となっている。
- 2019年2月14日付でアリーナ・スタンダード(1本先取ルール)において運命のきずなが禁止カードに指定され、同ゲームモードでは使用不可能になった(2本先取ルールや、紙のマジックでは変更なし)。詳細については運命のきずな/Nexus of Fate#禁止指定を参照。
[編集] サンプルリスト
[編集] ラヴニカの献身後
[編集] 緑白青
Turbo Nexus [1] | |||||||||||||||||||||
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[編集] 緑青
- 備考
- ミシックチャンピオンシップクリーブランド19 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Michael Bonde
- フォーマット
- 緑青2色のリスト。
- 前週に行なわれたグランプリメンフィス19では原根健太もほぼ同一のデッキリストでTop8に入賞している(サイドボードが1枚異なるのみ)。本人による解説(参考)も参照。
[編集] ゲートネクサス
Gate Nexus [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 灯争大戦後
[編集] 緑青
Simic Nexus [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 緑青(ミッドレンジ)
- 備考
- グランプリカンザスシティ19 ベスト4(参考)
- 使用者:Turner Madick
- フォーマット
Simic Nexus [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 荒野の再生/Wilderness Reclamationを外し、クリーチャーを多めに採用したミッドレンジ型。
[編集] 緑白青
- 備考
- StarCityGames.com Richmond Standard Classic 準優勝(参考)
- 使用者:Mitchell Castaldini
- フォーマット
Bant Nexus [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] カラデシュ・ブロック〜基本セット2019期
伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)
[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地を最大2つアンタップする。
[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。
マナ加速から濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaやウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urzaといった強力なプレインズウォーカーの+1忠誠度能力起動回数を増やしてアドバンテージを得る。最終的にはテフェリーの-8忠誠度能力を起動、ドロー呪文やテフェリーの+1忠誠度能力を絡めて対戦相手のパーマネントを全て追放し、
- カーンの-2忠誠度能力により生成したトークンで殴る
- 運命のきずな以外の自分のライブラリーを全て削り、手札を7枚握った上で対戦相手がライブラリーアウトするまで毎ターンのクリンナップ・ステップで運命のきずなを捨てて戻してを繰り返す
- テフェリーの-3忠誠度能力でテフェリー自身をライブラリーに戻し続ける
といった手段を用いて勝利する。
テフェリーのアンタップ能力を活かすためにマナ加速として楽園の贈り物/Gift of Paradiseを用いたり、タップ能力付きの土地を使い回すのも特徴。航路の作成/Chart a Courseや薬術師の眼識/Chemister's Insightの再活により捨てるカードのタネになるため、ビートダウンデッキ系デッキ以外であっても濃霧系呪文が完全に腐ることがない点も見逃せない。
基本セット2019参入直後のマジック25周年記念プロツアーにはRaphaël LévyやLee Shi Tianといった強豪プレイヤーも持ち込んで話題となった[2][3]。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- グランプリロサンゼルス18 ベスト4(参考)
- 使用者:Eric Froehlich
- フォーマット
Turbo Nexus [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追加の運命のきずな/Nexus of Fateとしてカーンの経時隔離/Karn's Temporal Sunderingが採用されている。
[編集] パイオニア
インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを見る。それらのうちの2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
基本の構成パーツはスタンダードのシミック・ネクサスとほぼ同様だが、強力なドロー呪文の時を越えた探索/Dig Through Timeで安定して運命のきずな/Nexus of Fateを探すことができる。
2019年12月に運命のきずなが禁止カードに指定され、消滅した。
[編集] サンプルリスト
Simic Nexus [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 脚注
- ↑ Grand Prix Memphis Day 2 Metagame Breakdown
- ↑ メタゲームブレイクダウン:スタンダード
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ターボフォグ(スタンダード) Lee Shi Tianが使用したデッキリスト