モダン
提供:MTG Wiki
(→使用可能カードセット) |
(→解説) |
||
13行: | 13行: | ||
**同じく[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]・カードも旧デザインだが、再録扱いなので使用可能。 | **同じく[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]・カードも旧デザインだが、再録扱いなので使用可能。 | ||
**一方、[[ジェイスvsチャンドラ]]([[デュエルデッキ]])収録の[[火炎破/Fireblast]]や[[コールドスナップ]]の[[テーマデッキ]]に収録されている[[アイスエイジ]]・[[アライアンス]]のカードなど、新枠デザインで印刷されているが使用可能なセットに再録されていないカードは、使用不可能である。 | **一方、[[ジェイスvsチャンドラ]]([[デュエルデッキ]])収録の[[火炎破/Fireblast]]や[[コールドスナップ]]の[[テーマデッキ]]に収録されている[[アイスエイジ]]・[[アライアンス]]のカードなど、新枠デザインで印刷されているが使用可能なセットに再録されていないカードは、使用不可能である。 | ||
− | *[[統率者 (カードセット)|統率者]] | + | *第8版以降に発売された、基本セットかエキスパンションにも属せない(例:[[統率者 (カードセット)|統率者]])特殊セットは、使用可能なセットに含まれていない。該当するセットの新規カードは、基本セットやエキスパンションで再録が無い限り使用できない。 |
− | + | ||
===環境の特色=== | ===環境の特色=== |
2014年10月29日 (水) 23:31時点における版
モダン/Modernは、公式フォーマットの1つ。
目次 |
解説
新枠になって以降に発売された基本セット(第8版以降)とエキスパンション(ミラディン以降)を使用するフォーマット。ローテーションは存在しない。
大雑把に言えば2003年7月以降に発売されたほとんどのカードを使用可能な構築フォーマットである。
カードプールとしては(旧環境の)エクステンデッドとレガシーの中間と言ったところで、その穴を埋める存在であると言えるだろう。ローテーションがない点はエターナルと同様だが、分類上はモダンはエターナルには含まれない。
- 基準はあくまで「新枠以降の基本セット・エキスパンションに収録されたカード」であり、「新枠で印刷されているカード」ではない。
- 例えば第4版の稲妻/Lightning Boltは旧枠だが、基本セット2010で再録されているため使用可能。
- 同じく時のらせんのタイムシフト・カードも旧デザインだが、再録扱いなので使用可能。
- 一方、ジェイスvsチャンドラ(デュエルデッキ)収録の火炎破/Fireblastやコールドスナップのテーマデッキに収録されているアイスエイジ・アライアンスのカードなど、新枠デザインで印刷されているが使用可能なセットに再録されていないカードは、使用不可能である。
- 第8版以降に発売された、基本セットかエキスパンションにも属せない(例:統率者)特殊セットは、使用可能なセットに含まれていない。該当するセットの新規カードは、基本セットやエキスパンションで再録が無い限り使用できない。
環境の特色
- 使えるカードプールの広さからスタンダードと比べ強力なデッキが多く、また強烈な対策カードも多い。
- フェッチランドとショックランドの存在によりデッキを多色化することが容易である。マナベースの安定性という面ではエターナル環境のレガシーと同等と言える。
- 血染めの月/Blood Moon等の対策カードや、ライフを攻めるバーンデッキの存在により戒められるため多色化は良し悪しである。
- 制定されて間もないフォーマットということもあり、禁止カードによるバランス調整が他環境と比べ多い。環境を一つのアーキタイプが支配しかけるとキーとなるカードが禁止されるという流れが頻発し、現在の禁止カード一覧が出来上がっている。(禁止カードの方針については後述)
制定の経緯
2011年5月にまずはMagic OnlineにおいてMagic Online Community Cup用の非公式フォーマットとして制定された(参考)。その後、同年8月に非オンラインの紙のマジックでも改めて制定され、同時にプロツアーフィラデルフィア11においてもこのフォーマットが採用されることに決まった(参考/翻訳、参考/翻訳)。また、同年8月24日よりMagic Onlineにおいても公式フォーマットとなった。
禁止カードの方針
制定時より禁止カードは指定されていたが、公式フォーマットとなるにあたってさらに数枚のカードが追加された。その際の禁止となる基準として、「3ターン目確定で勝負を決めるようなコンボ(ちなみにレガシーでは2ターン目)」「過去のエクステンデッド環境を支配したデッキや簡単にモダン化できるようなレガシー・デッキ」という方針が設けられている。ただし、この基準にあてはまらないものであっても影響が大きすぎるものは禁止に指定される場合もある。 その後、プロツアーフィラデルフィア11の結果を踏まえ、「環境で最も優勢なデッキが確実に第3ターン以内に勝つことをなくす」という基準に修正されるとともに、「環境の多様性を保つ」ことも目標とされた。 対策が困難な高速即死コンボデッキが軒並み潰されていることや、強力すぎるコンボではないが時間を使いすぎ健全な大会運営に支障が出るという理由で第二の日の出/Second Sunriseが禁止指定された事等から「健全さ」が何より重視される。 禁止指定カードは環境を考慮しながら除々に指定解除されることもあり、野生のナカティル/Wild Nacatl等が禁止後再び使用可能となっている。 (→Explanation of September 2011 B&R Changes(邦訳:2011年9月制限禁止カード変更点について)参照)。
使用可能カードセット
2014年9月26日現在、原則として以下のセットに収録されているカードが使用可能である。
- 第8版以降に発売された基本セット
- ミラディン以降に発売されたエキスパンション
- ミラディン・ブロック (ミラディン、ダークスティール、フィフス・ドーン)
- 神河ブロック (神河物語、神河謀叛、神河救済)
- ラヴニカ・ブロック (ラヴニカ:ギルドの都、ギルドパクト、ディセンション)
- 時のらせんブロック (時のらせん、次元の混乱、未来予知)
- コールドスナップ
- ローウィン=シャドウムーア・ブロック (ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア、イーブンタイド)
- アラーラの断片ブロック (アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
- ゼンディカー・ブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒)
- ミラディンの傷跡ブロック (ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア)
- イニストラード・ブロック (イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還)
- ラヴニカへの回帰ブロック (ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路)
- テーロス・ブロック (テーロス、神々の軍勢、ニクスへの旅)
- タルキール覇王譚ブロック(タルキール覇王譚)
禁止カード
- 祖先の幻視/Ancestral Vision
- 古えの居住地/Ancient Den
- 猛火の群れ/Blazing Shoal
- 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
- 金属モックス/Chrome Mox
- 雲上の座/Cloudpost
- 暗黒の深部/Dark Depths
- 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
- 戦慄の復活/Dread Return
- 垣間見る自然/Glimpse of Nature
- ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
- 大焼炉/Great Furnace
- 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
- 超起源/Hypergenesis
- 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
- 精神的つまづき/Mental Misstep
- 思案/Ponder
- 定業/Preordain
- 罰する火/Punishing Fire
- 炎の儀式/Rite of Flame
- 教議会の座席/Seat of the Synod
- 第二の日の出/Second Sunrise
- 煮えたぎる歌/Seething Song
- 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp
- 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
- 弱者の剣/Sword of the Meek
- 伝承の樹/Tree of Tales
- 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
- 囁きの大霊堂/Vault of Whispers
アーティファクト・土地はすべて禁止されているような印象を受けるが、ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelは禁止されていない。
主なデッキ・その他
- モダンの変遷を参照