ラースの灼熱洞/Furnace of Rath

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[[効果]]は単純。どんな[[ダメージ]]でも2倍になる加速装置のような[[エンチャント]]。これを出して[[火力]]を連発できると、あっという間に[[ゲーム]]に勝利できる。ただし、[[対戦相手]]の[[デッキ]]が[[赤]]入り(≒[[火力]]入り)だと、出すのに少し勇気がいるわけだが。
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元祖[[ダメージ]]を2倍にする[[エンチャント]]
  
[[ミラージュ・ブロック]]が[[スタンダード]]だった頃は、[[戦場]]で圧倒していても[[バーン|フルバーン]]が四枚目の[[山/Mountain]]と共にこれを置き、即[[火炎破/Fireblast]]2連発で大逆転ということが良くあった。そのため、当時の[[赤]]には「[[ライフ]]10は射程圏内」とまで言われていた。
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これを出して[[火力]]を連発できると、あっという間に[[ゲーム]]に[[勝利]]できる。ただし、[[対戦相手]]がこちらに[[与える]]ダメージも2倍になるので注意。[[ミラージュ・ブロック]]が[[スタンダード]]だった頃は、[[戦場]]を圧倒していても[[フルバーン]]が4枚目の[[山/Mountain]]と共にこれを置き、即[[火炎破/Fireblast]]2連発で大逆転ということがよくあった。そのため、当時の[[赤]]には「[[ライフ]]10は射程圏内」とまで言われていた。
  
[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]との相性が非常に良い。「[[ダメージ]]を受けてから返す」という性質上、[[置換効果]]を2度適用して4倍にできるからだ。例えば、ラースの灼熱洞と[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]が戦場にある状態で[[火炎破/Fireblast]]を(モグの偏執狂に)打ち込むと、[[対戦相手]]に16[[ダメージ]]が入る。[[稲妻の斧/Lightning Axe]]ならば20点で一撃である。[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]でも同じ事が可能。
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[[ブロック (総称)|ブロック]][[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]との相性が非常に良い。「ダメージを受けてから返す」という性質上、[[置換効果]]を2度適用して4倍にできるからだ。例えば、ラースの灼熱洞とモグの偏執狂が戦場にある状態で火炎破をモグの偏執狂に撃ち込むと、対戦相手に16点ダメージが入る。[[稲妻の斧/Lightning Axe]]ならば20点で一撃である。後に登場した[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]でも同じことが可能。
  
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上記のように基本的にマナを使わないダメージ源([[ピッチスペル]]の火力など)やダメージ置換効果との相性が抜群に良い。逆に言えば、それらの中でも優秀な[[カード]]が[[カードプール]]に存在しない[[環境]]では[[対戦相手]]にも恩恵を与えてしまうデメリットが先に立つため、イマイチ真価を発揮できない事が多い。
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[[ドミナリア]]での[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]へのダメージ[[移し変え効果]]の[[ルール]]廃止に伴う[[オラクル]]更新により、「クリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合」から「[[パーマネント]]かプレイヤーにダメージを与える場合」に変更された。それまでは[[#その他|後述]]のとおりプレインズウォーカーへのダメージは実質的に2倍にすることはできなかったので、大幅に強化されたといえる。
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==ルール==
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*「同一の[[イベント]]につき同じ置換効果を2度以上適用することはできない」という[[ルール]]({{CR|614.5}})により、この[[カード]]単体で[[無限ループ]]を起こすことはない。
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**ただし、ラースの灼熱洞が複数枚戦場にあれば、それぞれの置換効果が適用され、ダメージが4倍、8倍と次々に増加する。別の[[オブジェクト]]の[[常在型能力]]から発生する置換効果であるため、「同じ」置換効果ではない。
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*1人の[[プレイヤー]]や1つの[[パーマネント]]に2つ以上の置換効果や[[軽減]]効果が同時に適用可能である場合、どの順番で適用するかはそのプレイヤー、もしくはそのパーマネントの[[コントローラー]]が決定する({{CR|616.1}})。[[置換効果]]の項も参照。
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**例えば、[[紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath]]とラースの灼熱洞の両方をコントロールしている時に[[稲妻/Lightning Bolt]]をプレイヤーを対象に唱えた場合、置換効果の適用順を刈り痕→灼熱洞(3→5→10)か灼熱洞→刈り痕(3→6→8)かダメージを受けるプレイヤーが選べる。通常はダメージの少ない後者を選ぶことになるだろう。
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**軽減されたダメージ量を見る効果がある場合の相互作用に注意。例えば[[対戦相手]]が[[コントロール]]する[[変幻のハイドラ/Protean Hydra]]に[[ショック/Shock]]でダメージを与える場合、普通なら対戦相手は変幻のハイドラの軽減効果を優先するため、[[+1/+1カウンター]]は2つしか取り除けない。
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*ダメージを[[割り振る]][[効果]]は、置換効果の影響を受ける前の数字で割り振る。
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**トランプルを持つパワー3のクリーチャーが[[タフネス]]2のクリーチャーに[[ブロック]]された場合、[[防御プレイヤー]]に割り振れるダメージは、[[ブロック・クリーチャー]]へ[[致死ダメージ]]分の2点のダメージを割り振った後の最大1点であり、実際に与えられるダメージはクリーチャーへ4点、プレイヤーへ2点となる。
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**[[発火/Pyrotechnics]]は4点のダメージを割り振り、[[対象]]のそれぞれに与えるダメージが2倍となる。8点のダメージを割り振るわけではない。
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*「ライフを[[失う]]」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この置換効果の影響を受けない。
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==その他==
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*このカードのせいで[[トランプル]]のルールが変更されたという逸話がある。当初のルールでは、トランプルを持つクリーチャーが与える戦闘ダメージは、一旦全て[[ブロック・クリーチャー]]に[[割り振る|割り振られた]]後、「溢れた」ダメージが改めてプレイヤーに割り振られるという仕組みであった。ダメージの割り振りが2度発生しているため、この置換効果も2度適用されてしまうのである。具体的には、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2クリーチャーで[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]すると、まず「2/2クリーチャーに(パワー6の2倍の)12ダメージ」が与えられ、この余剰の10ダメージが再度プレイヤーに割り振りされた結果、プレイヤーに(余剰の2倍の)20点のダメージが与えられた。
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**しかし、ブロックしなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえってダメージが減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しかダメージが与えられない。
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**現在のルールでは戦闘ダメージは「クリーチャーとプレイヤーに同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例ではプレイヤーに4点割り振ってそれが2倍で8点ダメージとなるだけである。
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*ドミナリアでのオラクル変更以前には、プレインズウォーカーへの[[戦闘ダメージ]]はそのプレインズウォーカーが[[クリーチャー化]]してない限りは置換効果が適用されないし、[[火力]]呪文などは後述のとおり受ける側が望まない限りはプレインズウォーカーへ倍のダメージを与えることができなかった。
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**戦闘ダメージ以外のダメージがプレイヤーに与えられようとする場合、「ラースの灼熱洞による倍化」と「プレインズウォーカーへの移し変え」の2つの置換効果が適用できる状態になる。影響を受けるプレイヤー=ダメージを受ける側のプレイヤーがどちらを先に適用するのかを決める。「プレインズウォーカーへの移し変え」を先に適用することにした場合、まずダメージの発生源のコントローラーが移し変えを行うかどうかを決定する。移し変えることにした場合、「クリーチャーかプレイヤーに与えるダメージ」ではなくなるので、ラースの灼熱洞は適用できなくなり、ダメージは倍にならない。移し変えないことにした場合、ラースの灼熱洞が適用され倍になったダメージがプレイヤーに与えられる。逆の順番を選べばダメージが倍になった後で移し替えるかを決めることになるが、普通は損害が少ない前者を選ぶだろう。
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*[[ファウンデーションズ]]で[[ダメージ割り振り順]]のルールが廃止されたため、パワー2のクリーチャーがタフネス2のクリーチャー2体にブロックされた場合、それぞれに1点割り振ることで置換の結果2点のダメージを2体に与えることが出来るようになった。
  
*「[[クリーチャー]]か[[プレイヤー]]に与えるダメージ」のみを2倍にするが、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に与えるダメージは2倍になるときとそうでないときがある。
 
**[[火力]][[呪文]]によって[[プレイヤー]]にダメージを与えそれを移し替える場合、「ラースの灼熱洞」と「プレインズウォーカーへの移し替え」の2つの置換効果が適用出来る状態になる。影響を受けるプレイヤー=火力呪文のコントローラーがどちらを先に適用するのかを決めるため、「倍にしてから移し替え」とすればプレインズウォーカーへのダメージを2倍に出来る。
 
**[[戦闘ダメージ]]は原則2倍にならない。ただし、何らかの理由でプレインズウォーカーが同時にクリーチャーでもある場合、それに攻撃すれば当然2倍のダメージを与えられる。
 
*この[[カード]]のせいで[[トランプル]]のルールが変更されたという逸話がある。<br />当初のルールでは、[[トランプル]]を持つ[[クリーチャー]]が与える[[戦闘ダメージ]]は、一旦全て[[ブロック・クリーチャー]]に割り振られた後、「溢れた」[[ダメージ]]が改めて[[プレイヤー]]に割り振られると言う仕組みであった。ダメージの割り振りが2度発生しているため、この[[置換効果]]も2度適用されてしまうのである。<br />具体的には、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2[[クリーチャー]]で[[ブロック]]すると、まず「2/2[[クリーチャー]]に([[パワー]]6の2倍の)12[[ダメージ]]」が与えられ、この余剰の10[[ダメージ]]が再度[[プレイヤー]]に割り振りされた結果、[[プレイヤー]]に(余剰の2倍の)20点の[[ダメージ]]が与えられた。
 
**しかし、[[ブロック]]しなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえって[[ダメージ]]が減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しか[[ダメージ]]が与えられない。
 
**現在のルールでは[[戦闘ダメージ]]は「[[クリーチャー]]と[[プレイヤー]]に同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例では[[プレイヤー]]に4点割り振ってそれが2倍で8点[[ダメージ]]となるだけである。
 
*この場合の「[[発生源]]」は[[ダメージ]]の[[発生源]]を意味する。特に指定が無いので、あらゆる[[ダメージ]]が2倍になる。
 
*「同一のイベントにつき同じ[[置換効果]]を2度以上適用する事は出来ない」のルールにより、この[[カード]]単体で[[無限ループ]]を起こす事は無い。
 
*ただし、これ自体が複数戦場にあれば、それぞれの効果が適用され、[[ダメージ]]が4倍、8倍・・・といった感じに増加する。(別のオブジェクトがそれぞれ持つ[[置換効果]]であるため、「同じ」[[置換効果]]ではない)
 
*「[[ライフ]]を[[失う]]」ことは、「[[ダメージ]]」とは別物なので、この[[置換効果]]の影響を受けない。
 
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。
  
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==関連カード==
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*[[要塞の灼熱洞/Stronghold Furnace (次元カード)]]
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===主な亜種===
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ダメージを倍化するエンチャント。特記しない限り赤。倍化でなく加点するものは[[燃えさし口のヘリオン/Embermaw Hellion]]の項を参照。
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*[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]] - [[あなた|自分]]のクリーチャーからのダメージを2倍にする。[[トリプルシンボル]]5[[マナ]]。([[オンスロート]])
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*[[ラクドスの頌歌/Anthem of Rakdos]] - [[暴勇]]状態のときのみ、あなたの[[発生源]]からのダメージを2倍にする。[[黒赤]]の5マナ。([[ディセンション]])
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*[[傷の反射/Wound Reflection]] - 各対戦相手は各[[終了ステップ]]時に、このターンに失ったライフと同点数のライフを失う。[[黒]]の6マナ。([[シャドウムーア]])
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**[[ウォーロック・クラス/Warlock Class]] - [[クラス]]・エンチャント。レベル3になるとあなたの終了ステップ限定で傷の反射の能力を得る。黒の1マナ。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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*[[純なる炎の探索/Quest for Pure Flame]] - [[探索カウンター]]が4つ以上乗った状態で[[生け贄に捧げる]]と、このターンあなたの発生源からのダメージを2倍にする。1マナ。([[ゼンディカー]])
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*[[流血の呪い/Curse of Bloodletting]] - [[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]されているプレイヤーへのダメージのみを2倍にする呪いオーラ。[[ダブルシンボル]]5マナ。([[闇の隆盛]])
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*[[双子神の指図/Dictate of the Twin Gods]] - [[瞬速]]を持つ。ダブルシンボル5マナ。([[ニクスへの旅]])
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*[[苦々しい抗争/Bitter Feud]] - 影響を受けるプレイヤーが二人に限定される。5マナ。([[統率者2014]])
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*[[焦熱の解放/Fiery Emancipation]] - あなたの発生源からのダメージを3倍にする[[上位種]]。トリプルシンボル6マナ。([[基本セット2021]])
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**[[燃える都市/City on Fire]] - トリプルシンボル8マナ[[召集]]になった焦熱の解放。([[機械兵団の進軍]])
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*[[不穏な暴動/Uncivil Unrest]] - [[+1/+1カウンター]]が置かれたあなたのクリーチャーからのダメージのみ2倍にする。クリーチャー呪文に[[暴動]]も付与する。5マナ。([[機械兵団の進軍統率者デッキ]])
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*[[鳴り響くドラム/The Sound of Drums]] - オーラ。つけているクリーチャーが与える戦闘ダメージのみ2倍にする。[[使嗾]]と[[墓地]]から[[回収]]される能力つき。3マナ。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
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エンチャント以外
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*[[身を焦がす怒り/Blind Fury]] - 各クリーチャーへこのターン与えられる戦闘ダメージのみ2倍にする。ただし各クリーチャーはトランプルを失う。ダブルシンボル4マナ[[インスタント]]。([[ミラージュ]])
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*[[猛火煽り/Overblaze]] - 対象の[[パーマネント]]1つがこのターン与えるダメージを2倍にする。[[連繋]](2)(赤)(赤)を持つ4マナ[[秘儀]]インスタント。([[神河謀叛]])
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*[[火の召使い/Fire Servant]] - あなたの赤のインスタントや[[ソーサリー]]のダメージを2倍にする。ダブルシンボル5マナ4/3クリーチャー。([[基本セット2011]])
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*[[審問官のフレイル/Inquisitor's Flail]] - つけているクリーチャーが与える、または与えられる戦闘ダメージのみ2倍にする[[装備品]]。2マナ[[装備]]コスト(2)。([[イニストラード]])
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*[[黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight]] - 対戦相手と対戦相手のパーマネントへのダメージが2倍、あなたとあなたのパーマネントへのダメージは半減。[[白赤]]7マナ5/5[[飛行]][[先制攻撃]][[伝説のクリーチャー]]。([[アヴァシンの帰還]])
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*[[不撓のサスキア/Saskia the Unyielding]] - これが戦場に出る際に指定したプレイヤーに、あなたのクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび同点数ダメージ。[[黒赤緑白]]4マナ3/4[[速攻]][[警戒]]伝説のクリーチャー。([[統率者2016]])
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*[[嘲笑+負傷/Insult+Injury]] - あなたの発生源がこのターン与えるダメージを2倍にする。[[軽減]]も不能になる。3マナ[[余波]]ソーサリーの上半分。([[アモンケット]])
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**[[Isengard Unleashed]] - 3倍になった嘲笑の[[上位種]]。あなたとあなたのパーマネントへのダメージは倍化しない。トリプルシンボル5マナ[[フラッシュバック]](4)(赤)(赤)(赤)ソーサリー。([[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]])
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*[[アングラスの匪賊/Angrath's Marauders]] - あなたの発生源からのダメージを2倍にする。ダブルシンボル7マナ4/4クリーチャー。([[イクサラン]])
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*[[絶望の魔神/Archfiend of Despair]] - 傷の反射を[[内蔵]]している上に[[ライフ]][[回復]]も封じるクリーチャー。黒ダブルシンボル8マナ6/6飛行。([[バトルボンド]])
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**[[堕落者、アスタリオン/Astarion, the Decadent]] - [[モード]]の片方で、あなたの終了ステップ限定の傷の反射を内蔵しているクリーチャー。[[白黒]]6マナ4/4[[接死]][[絆魂]]。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
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**[[卑劣な拷問者、ブリッツウィング/Blitzwing, Cruel Tormentor]] - 対象の対戦相手1人限定の傷の反射を内蔵している黒6マナ6/5[[見た目以上のもの]](3)(黒)クリーチャーの[[第1面]]。([[トランスフォーマー・カード]])
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*[[ゴブリンの大巨人/Goblin Goliath]] - (3)(赤),(T)の[[起動型能力]]。[[ETB]]で[[トークン]][[生成]]も行う、ダブルシンボル6マナ5/4クリーチャー。([[Magic Game Night]])
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*[[極悪な二人組/Fiendish Duo]] - 発生源は問わないが対戦相手に与えるダメージのみを倍にするクリーチャー。([[Magic Game Night2019]])
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*[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]] - 自分の[[マナ総量]]が奇数の発生源が与えるダメージを2倍にする。黒赤[[混成マナ|混成]]ダブルシンボル5マナ3/5伝説のクリーチャーで、[[相棒]]。([[イコリア:巨獣の棲処]])
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*[[災厄を携える者/Calamity Bearer]] - あなたの[[巨人]]からのダメージを2倍にする。ダブルシンボル4マナ3/4巨人クリーチャー。([[カルドハイム]])
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*[[擾乱のドミヌス、ソルフィム/Solphim, Mayhem Dominus]] - あなたの発生源から対戦相手と対戦相手のパーマネントへの戦闘でないダメージを2倍にする。ダブルシンボル4マナ5/4クリーチャー。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
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*[[アクロゾズの放血者/Bloodletter of Aclazotz]] - あなたのターン中のみ、対戦相手が失うライフを倍にするクリーチャー。黒トリプルシンボル4マナ2/4飛行。([[イクサラン:失われし洞窟]])
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*[[鋸角の宿敵/Sawhorn Nemesis]] - 選んだプレイヤー1人とそのプレイヤーのパーマネントに与えらえるダメージを2倍にする。4マナ2/4。([[モダンホライゾン3統率者デッキ]])
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*[[粉砕コースター/The Rollercrusher Ride]] - [[昂揚]]であなたの発生源からの戦闘でないダメージを倍にする[[伝説のエンチャント]]。戦場に出たときクリーチャーにダメージを与える能力も持つ。([[ダスクモーン:戦慄の館]])
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*[[Wolverine, Best There Is]] - 自身が与えるダメージを倍にする[[伝説のクリーチャー]]。([[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Marvel's Wolverine|Secret Lair x Marvel's Wolverine]])
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]
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__NOTOC__

2024年11月10日 (日) 17:49時点における最新版


Furnace of Rath / ラースの灼熱洞 (1)(赤)(赤)(赤)
エンチャント

いずれかの発生源がパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントかプレイヤーにその2倍のダメージを与える。


元祖ダメージを2倍にするエンチャント

これを出して火力を連発できると、あっという間にゲーム勝利できる。ただし、対戦相手がこちらに与えるダメージも2倍になるので注意。ミラージュ・ブロックスタンダードだった頃は、戦場を圧倒していてもフルバーンが4枚目の山/Mountainと共にこれを置き、即火炎破/Fireblast2連発で大逆転ということがよくあった。そのため、当時のには「ライフ10は射程圏内」とまで言われていた。

ブロックモグの偏執狂/Mogg Maniacとの相性が非常に良い。「ダメージを受けてから返す」という性質上、置換効果を2度適用して4倍にできるからだ。例えば、ラースの灼熱洞とモグの偏執狂が戦場にある状態で火炎破をモグの偏執狂に撃ち込むと、対戦相手に16点ダメージが入る。稲妻の斧/Lightning Axeならば20点で一撃である。後に登場したぬいぐるみ人形/Stuffy Dollでも同じことが可能。

上記のように基本的にマナを使わないダメージ源(ピッチスペルの火力など)やダメージ置換効果との相性が抜群に良い。逆に言えば、それらの中でも優秀なカードカードプールに存在しない環境では対戦相手にも恩恵を与えてしまうデメリットが先に立つため、イマイチ真価を発揮できない事が多い。

ドミナリアでのプレインズウォーカーへのダメージ移し変え効果ルール廃止に伴うオラクル更新により、「クリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合」から「パーマネントかプレイヤーにダメージを与える場合」に変更された。それまでは後述のとおりプレインズウォーカーへのダメージは実質的に2倍にすることはできなかったので、大幅に強化されたといえる。

[編集] ルール

  • 「同一のイベントにつき同じ置換効果を2度以上適用することはできない」というルールCR:614.5)により、このカード単体で無限ループを起こすことはない。
    • ただし、ラースの灼熱洞が複数枚戦場にあれば、それぞれの置換効果が適用され、ダメージが4倍、8倍と次々に増加する。別のオブジェクト常在型能力から発生する置換効果であるため、「同じ」置換効果ではない。
  • 1人のプレイヤーや1つのパーマネントに2つ以上の置換効果や軽減効果が同時に適用可能である場合、どの順番で適用するかはそのプレイヤー、もしくはそのパーマネントのコントローラーが決定する(CR:616.1)。置換効果の項も参照。
  • ダメージを割り振る効果は、置換効果の影響を受ける前の数字で割り振る。
  • 「ライフを失う」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この置換効果の影響を受けない。

[編集] その他

  • このカードのせいでトランプルのルールが変更されたという逸話がある。当初のルールでは、トランプルを持つクリーチャーが与える戦闘ダメージは、一旦全てブロック・クリーチャー割り振られた後、「溢れた」ダメージが改めてプレイヤーに割り振られるという仕組みであった。ダメージの割り振りが2度発生しているため、この置換効果も2度適用されてしまうのである。具体的には、ボール・ライトニング/Ball Lightningを2/2クリーチャーでブロックすると、まず「2/2クリーチャーに(パワー6の2倍の)12ダメージ」が与えられ、この余剰の10ダメージが再度プレイヤーに割り振りされた結果、プレイヤーに(余剰の2倍の)20点のダメージが与えられた。
    • しかし、ブロックしなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえってダメージが減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しかダメージが与えられない。
    • 現在のルールでは戦闘ダメージは「クリーチャーとプレイヤーに同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例ではプレイヤーに4点割り振ってそれが2倍で8点ダメージとなるだけである。
  • ドミナリアでのオラクル変更以前には、プレインズウォーカーへの戦闘ダメージはそのプレインズウォーカーがクリーチャー化してない限りは置換効果が適用されないし、火力呪文などは後述のとおり受ける側が望まない限りはプレインズウォーカーへ倍のダメージを与えることができなかった。
    • 戦闘ダメージ以外のダメージがプレイヤーに与えられようとする場合、「ラースの灼熱洞による倍化」と「プレインズウォーカーへの移し変え」の2つの置換効果が適用できる状態になる。影響を受けるプレイヤー=ダメージを受ける側のプレイヤーがどちらを先に適用するのかを決める。「プレインズウォーカーへの移し変え」を先に適用することにした場合、まずダメージの発生源のコントローラーが移し変えを行うかどうかを決定する。移し変えることにした場合、「クリーチャーかプレイヤーに与えるダメージ」ではなくなるので、ラースの灼熱洞は適用できなくなり、ダメージは倍にならない。移し変えないことにした場合、ラースの灼熱洞が適用され倍になったダメージがプレイヤーに与えられる。逆の順番を選べばダメージが倍になった後で移し替えるかを決めることになるが、普通は損害が少ない前者を選ぶだろう。
  • ファウンデーションズダメージ割り振り順のルールが廃止されたため、パワー2のクリーチャーがタフネス2のクリーチャー2体にブロックされた場合、それぞれに1点割り振ることで置換の結果2点のダメージを2体に与えることが出来るようになった。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

ダメージを倍化するエンチャント。特記しない限り赤。倍化でなく加点するものは燃えさし口のヘリオン/Embermaw Hellionの項を参照。

エンチャント以外

[編集] 参考

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