ハンマータイム
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− | '''ハンマータイム'''(''Hammer Time'')は、[[巨像の鎚/Colossus Hammer]]と[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]を[[キーカード]]とする[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。[[基本セット2020]]参入後の[[モダン]]環境と[[パイオニア]]環境に存在する。'''装備シュート'''、'''シガルダハンマー'''とも呼ばれる。 | + | '''ハンマータイム'''(''Hammer Time'')は、[[巨像の鎚/Colossus Hammer]]と[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]を[[キーカード]]とする[[白]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。[[基本セット2020]]参入後の[[モダン]]環境と[[パイオニア]]環境に存在する。'''装備シュート'''、'''シガルダハンマー'''とも呼ばれる。 |
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後に相棒ルールの変更や夢の巣のルールスの[[禁止]]指定などにより従来の超高速運用は弱体化したものの、デッキ構成自体の見直しや[[モダンホライゾン2]]などで相性が良いカードを得たことにより、速度を若干落としつつもより高い安定性を実現しており、未だ利用者数の多いアーキタイプとして活躍している。 | 後に相棒ルールの変更や夢の巣のルールスの[[禁止]]指定などにより従来の超高速運用は弱体化したものの、デッキ構成自体の見直しや[[モダンホライゾン2]]などで相性が良いカードを得たことにより、速度を若干落としつつもより高い安定性を実現しており、未だ利用者数の多いアーキタイプとして活躍している。 | ||
− | *「Hammer Time」というデッキ名は主に[https://www.mtggoldfish.com/ MTGGoldfish] | + | *「Hammer Time」というデッキ名は主に[https://www.mtggoldfish.com/ MTGGoldfish]等の情報サイトで掲載されているもの。アメリカのミュージシャン「[[Wikipedia:ja:M.C.ハマー|MC Hammer]]」のライヴにおける決め台詞「It's Hammer Time!」が様々な方面で文字通りの意味から「ハンマーを振るう時の掛け声」として転用されたことに由来する。 |
+ | <!--90年代のMC Hammerから更に遡って70年代の「ヨークシャー・リッパー」に由来する説が見られるが典拠不明。再現映像による後世の創作と思われる。--> | ||
*過去に同じ名称の[[緑]][[タッチ]][[白]]ビートダウンデッキが存在した。そちらのハンマーは[[ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer]]で、[[プロツアーハリウッド08]]にて披露された。([http://web.archive.org/web/20090402122452/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20080609/index.html 最新スタンダードデッキ解説:ザ・スター]参照) | *過去に同じ名称の[[緑]][[タッチ]][[白]]ビートダウンデッキが存在した。そちらのハンマーは[[ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer]]で、[[プロツアーハリウッド08]]にて披露された。([http://web.archive.org/web/20090402122452/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20080609/index.html 最新スタンダードデッキ解説:ザ・スター]参照) | ||
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− | *[[白単色デッキ|白単]] | + | *[[白単色デッキ|白単]]の構成。装備先が[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]と[[メムナイト/Memnite]]という2種の0マナ[[クリーチャー]]に置き換えられている。 |
− | + | *[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]+[[ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble]]パッケージや[[純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin]](追加の[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]としても働く)のおかげで、一度[[コンボ]]を妨害されても[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ再びコンボを仕掛けに行ける。 | |
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+ | **Modern Challenge #12337922 on 09/12/2021 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2021-09-12 参考]) | ||
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+ | *[[ウルザの物語/Urza's Saga]]はIII章で[[巨像の鎚/Colossus Hammer]]を[[サーチ]]して直接出せるうえに、II章で巨像の鎚の[[装備]]先を用意できるためデッキとの相性が極めて良好である。 | ||
+ | **[[アーティファクト]]を多用するデッキであるため、II章の[[構築物]]・[[トークン]]が追加の勝ち筋としても機能する。 | ||
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+ | ====ルールス禁止後==== | ||
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+ | **Modern Challenge #12422668 on 05/30/2022 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2022-05-30 参考]) | ||
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+ | *[[呪文貫き/Spell Pierce]]のために[[青]]を[[タッチ]]した構成。[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]の代わりの[[アドバンテージ]]源として[[現実チップ/The Reality Chip]]を採用している。 | ||
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+ | *[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]や[[ウルザの物語/Urza's Saga]]、各種[[生体武器]]といった、[[コンボ]]以外の勝ち筋を支える[[カード]]群がことごとく使用できずコンボに偏重するしかない点 | ||
+ | *肝心の[[コンボ]]軸も[[除去]]などで妨害されやすいうえに、追加の[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]となる[[純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin]]や[[感染]]によって高速キルに大きく貢献する[[墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus]]を使用できず、[[コンボデッキ]]としても脆弱な点 | ||
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+ | **Pioneer Challenge on 07/01/2023 16位([https://www.mtgo.com/en/mtgo/decklist/pioneer-challenge-2023-07-0112562351 参考]) | ||
+ | **使用者: | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パイオニア]](~[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]) | ||
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+ | {{#magicfactory:df324465}} | ||
+ | *[[ランドヴェルトの大群率い/Rundvelt Hordemaster]]を軸とした[[ゴブリン_(デッキ)#パイオニア|ゴブリンデッキ]]との[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]型。 | ||
+ | *[[クリーチャー]]24体中14体が[[戦士]]であるため、[[毅然たる一撃/Resolute Strike]]+[[巨像の鎚/Colossus Hammer]]を[[コンバット・トリック]]のように運用可能。[[騒音の悪獣/Cacophony Scamp]]との組み合わせは特に破壊力抜群である。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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2025年2月13日 (木) 20:37時点における最新版
ハンマータイム(Hammer Time)は、巨像の鎚/Colossus Hammerとシガルダの助け/Sigarda's Aidをキーカードとする白系コンボ・ビートダウンデッキ。基本セット2020参入後のモダン環境とパイオニア環境に存在する。装備シュート、シガルダハンマーとも呼ばれる。
目次 |
[編集] モダン
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+10/+10の修整を受け飛行を失う。
装備(8)((8):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
エンチャント
あなたは、オーラ(Aura)呪文や装備品(Equipment)呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
装備品が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたはその装備品をそのクリーチャーにつけてもよい。
クリーチャー — コー(Kor) 兵士(Soldier)
コーの決闘者が装備しているかぎり、それは二段攻撃を持つ。(それは先制攻撃の戦闘ダメージと通常の戦闘ダメージの両方を与える。)
1/1ゲーム開始直後(最速で1ターン目)に二段攻撃や感染、飛行以外の回避能力を持つクリーチャーを戦場に出し、次ターン以降にシガルダの助け/Sigarda's Aid、巨像の鎚/Colossus Hammerと続けて巨像の鎚の莫大な装備コストを踏み倒して装備させるという超高速のビートダウンを狙う豪快なコンボデッキ。上記の流れを最速で実現できれば2ターンキルも可能。
基本セット2020のスポイラーリストで巨像の鎚が公開された当初からこのコンボは考案されていたが、トーナメントレベルには達しない奇抜なファンデッキとの見方が強かった。しかし、日本選手権19のサイドイベントである日本モダン選手権2019にてベスト8入りを果たすというまさかの活躍を見せたことから話題を呼んだ。
特にイコリア:巨獣の棲処にて夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denという相性抜群の相棒を獲得して以降は継戦性能も高まり、トーナメント級のアーキタイプの一つへと昇格した。
後に相棒ルールの変更や夢の巣のルールスの禁止指定などにより従来の超高速運用は弱体化したものの、デッキ構成自体の見直しやモダンホライゾン2などで相性が良いカードを得たことにより、速度を若干落としつつもより高い安定性を実現しており、未だ利用者数の多いアーキタイプとして活躍している。
- 「Hammer Time」というデッキ名は主にMTGGoldfish等の情報サイトで掲載されているもの。アメリカのミュージシャン「MC Hammer」のライヴにおける決め台詞「It's Hammer Time!」が様々な方面で文字通りの意味から「ハンマーを振るう時の掛け声」として転用されたことに由来する。
- 過去に同じ名称の緑タッチ白ビートダウンデッキが存在した。そちらのハンマーはロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammerで、プロツアーハリウッド08にて披露された。(最新スタンダードデッキ解説:ザ・スター参照)
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 1ターン目にコーの決闘者/Kor Duelist→2ターン目にシガルダの助けと巨像の鎚を出してコーの決闘者に装備させ、攻撃してブロックも除去もされなければ2ターンキルが可能。
- 2ターン目に速太刀の擁護者/Swiftblade Vindicatorを出し、次ターンにシガルダの助けと巨像の鎚が揃っていればトランプルによりブロックされたとしても20点前後のダメージを叩き込むことができる。
- 上記の高速コンボが決まらなかった場合でも、各種剣や殴打頭蓋/Batterskull等によりビートダウンするプランにシフトできる。
[編集] イコリア:巨獣の棲処後
- 備考
- Modern Challenge - #12162936 6位(参考)
- 使用者:mashmalovsky
- フォーマット
Hammer Time [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 相棒ルール改定前のトーナメントでの入賞記録。当時はサイドボードから直接夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを唱えることができた。ルール改定後もデッキ構成は変わらない。
- ルールスが戦場にあれば、墓地から2マナ以下のパーマネントを唱えることができる。このデッキにとっての鬼門であった除去・手札破壊・打ち消しにより墓地に落とされた各種コンボパーツを唱えられるようになり、安定性が増した。
- 相棒ルール改定後は夢の巣のルールスを採用せず、各種剣や殴打頭蓋等を採用した、ルールス登場以前の構成に立ち返ったデッキも度々見られるようなった。
[編集] 相棒ルール変更後
Hammer Time [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白単の構成。装備先が羽ばたき飛行機械/Ornithopterとメムナイト/Memniteという2種の0マナクリーチャーに置き換えられている。
- 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den+ミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleパッケージや純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin(追加のシガルダの助け/Sigarda's Aidとしても働く)のおかげで、一度コンボを妨害されてもアドバンテージを稼ぎつつ再びコンボを仕掛けに行ける。
[編集] モダンホライゾン2後
Hammer Time(Modern) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードの思考囲い/Thoughtseizeのために黒をタッチした構成。思考囲いをメインから採用した構成や、白単色の構成も存在する。
- ウルザの物語/Urza's SagaはIII章で巨像の鎚/Colossus Hammerをサーチして直接出せるうえに、II章で巨像の鎚の装備先を用意できるためデッキとの相性が極めて良好である。
[編集] ルールス禁止後
Hammer Time(Modern) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 呪文貫き/Spell Pierceのために青をタッチした構成。夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denの代わりのアドバンテージ源として現実チップ/The Reality Chipを採用している。
- ルールスが抜けたことで、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticのサーチ先としてイラクサ嚢胞/Nettlecystやカルドラの完成体/Kaldra Compleatといったモダンホライゾン2の強力な生体武器群が採用可能となった。
[編集] 指輪物語:中つ国の伝承後
Hammer Time(Modern) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 当時猛威を振るっていた黒赤想起の血染めの月/Blood Moonに強い白単色の構成。
- 巨像の鎚/Colossus Hammerをはじめとする装備品の再利用・付け替えを助ける再鍛造/Forge Anewが採用される。
[編集] オパールのモックス解禁後
Hammer Time(Modern) [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 禁止解除されたオパールのモックス/Mox Opalをフル投入した構成。
- 追加の装備コスト踏み倒し枠として、ファウンデーションズからの新戦力である力線の斧/Leyline Axeを採用している。
[編集] パイオニア
2019年10月に制定されたパイオニアにおいても巨像の鎚/Colossus Hammerとシガルダの助け/Sigarda's Aidが使用可能なためこのデッキが試されているが、残念ながら制定から5年以上経っても大きな実績はあげられていない。
パイオニアにおいて結果を出せない要因としては、
- 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticやウルザの物語/Urza's Saga、各種生体武器といった、コンボ以外の勝ち筋を支えるカード群がことごとく使用できずコンボに偏重するしかない点
- 肝心のコンボ軸も除去などで妨害されやすいうえに、追加のシガルダの助け/Sigarda's Aidとなる純鋼の聖騎士/Puresteel Paladinや感染によって高速キルに大きく貢献する墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusを使用できず、コンボデッキとしても脆弱な点
などが挙げられる。
逆に言うとモダン版でのセオリーに囚われることなく自由に構築可能ということであり、デッキビルダーの工夫の見せ所といえるだろう。
ソーサリー
あなたのライブラリーからオーラ(Aura)・カード1枚か装備品(Equipment)カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
前述の通り石鍛冶の神秘家の存在しないフォーマットだが、マナ・コストが同じ武器庫の開放/Open the Armoryで巨像の鎚をライブラリーからサーチできる。1マナ追放除去の岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocksがサーチできる点では石鍛冶の神秘家よりも優秀といえる。
- モダンで可能だった1ターン目にコーの決闘者/Kor Duelistまたはぎらつかせのエルフ/Glistener Elf→2ターン目にシガルダの助けと巨像の鎚で可能だった2ターンキルも、1ターン目にシガルダの助けと羽ばたき飛行機械/Ornithopter→2ターン目に巨像の鎚2枚(または巨像の鎚とドスン/Thud)で可能。ただしコンボパーツが増えてしまっているので狙いにくくはなっている。
[編集] サンプルリスト
Hammer Time(Pioneer) [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ランドヴェルトの大群率い/Rundvelt Hordemasterを軸としたゴブリンデッキとのハイブリッド型。
- クリーチャー24体中14体が戦士であるため、毅然たる一撃/Resolute Strike+巨像の鎚/Colossus Hammerをコンバット・トリックのように運用可能。騒音の悪獣/Cacophony Scampとの組み合わせは特に破壊力抜群である。