ヘックスメイジ・デプス
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− | [[暗黒の深部/Dark Depths]]と[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]を[[戦場に出す|戦場に出し]]、呪詛術士の[[起動型能力]]で暗黒の深部の[[氷カウンター]]を一気に取り除けば、20/20の[[マリット・レイジ/Marit Lage|マリット・レイジ]][[トークン]]が降臨する。これは、1[[ターン]]目に[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]を出せていればわずか2ターン、2[[マナ]]で達成可能と、今までのコンボデッキの中でも極めて[[軽い]]。 | + | [[暗黒の深部/Dark Depths]]と[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]を[[戦場に出す|戦場に出し]]、呪詛術士の[[起動型能力]]で暗黒の深部の[[氷カウンター]]を一気に取り除けば、20/20の[[マリット・レイジ/Marit Lage|マリット・レイジ]]・[[トークン]]が降臨する。これは、1[[ターン]]目に[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]を出せていればわずか2ターン、2[[マナ]]で達成可能と、今までのコンボデッキの中でも極めて[[軽い]]。 |
マリット・レイジは[[破壊不能]]な上に[[飛行]]まで有しているため、高確率で戦場に出した次のターンに[[ゲーム]]を決めることができる。しかしながら、[[バウンス]]や[[追放]]による[[除去]]には全く[[除去耐性|耐性]]がないため、[[撤廃/Repeal]]や[[流刑への道/Path to Exile]]が天敵。それらを封じるために[[虚空の杯/Chalice of the Void]]が採用されることは多い。 | マリット・レイジは[[破壊不能]]な上に[[飛行]]まで有しているため、高確率で戦場に出した次のターンに[[ゲーム]]を決めることができる。しかしながら、[[バウンス]]や[[追放]]による[[除去]]には全く[[除去耐性|耐性]]がないため、[[撤廃/Repeal]]や[[流刑への道/Path to Exile]]が天敵。それらを封じるために[[虚空の杯/Chalice of the Void]]が採用されることは多い。 | ||
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*コンボパーツはどれも単体での[[カードパワー|パワー]]が低い、または[[腐る|腐り]]やすいカードで、トークンを除去されるなどで一度対処されると極めて不利になってしまう。そのため、別のコンボも搭載することでこの弱点を補う場合も多い。 | *コンボパーツはどれも単体での[[カードパワー|パワー]]が低い、または[[腐る|腐り]]やすいカードで、トークンを除去されるなどで一度対処されると極めて不利になってしまう。そのため、別のコンボも搭載することでこの弱点を補う場合も多い。 | ||
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[[飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry]]と[[弱者の剣/Sword of the Meek]]の[[コンボ]]が搭載される場合も多い。どちらの[[コンボパーツ]]も2マナで、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]を[[サーチ]]できる[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]によってサーチできるので相性がよい。このコンボが搭載されたタイプを、'''DDT'''(''Dark Depths-Thopter'')と呼ぶ(→[[#サンプルレシピ2(DDT型)|*1]]、 [[ソプターコンボ]]のページも参照のこと)。DDTは大会実績も数多く残しており、ミラディン期におけるエクステンデッドでは[[トップメタ]]の一角を担う存在である。 | [[飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry]]と[[弱者の剣/Sword of the Meek]]の[[コンボ]]が搭載される場合も多い。どちらの[[コンボパーツ]]も2マナで、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]を[[サーチ]]できる[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]によってサーチできるので相性がよい。このコンボが搭載されたタイプを、'''DDT'''(''Dark Depths-Thopter'')と呼ぶ(→[[#サンプルレシピ2(DDT型)|*1]]、 [[ソプターコンボ]]のページも参照のこと)。DDTは大会実績も数多く残しており、ミラディン期におけるエクステンデッドでは[[トップメタ]]の一角を担う存在である。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーオースティン09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/top8decks 参考]) | **[[プロツアーオースティン09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/top8decks 参考]) | ||
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*[[エクステンデッド]]で最初に登場した型。 | *[[エクステンデッド]]で最初に登場した型。 | ||
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**[[グランプリ横浜10]] 優勝 ([http://mtg-jp.com/eventc/gpyokohama10/ 参考]) | **[[グランプリ横浜10]] 優勝 ([http://mtg-jp.com/eventc/gpyokohama10/ 参考]) | ||
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+ | 後に[[基本セット2014]]で[[レジェンド・ルール]]が改定されたことで、[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]の代わりに[[演劇の舞台/Thespian's Stage]]でも[[マリット・レイジ/Marit Lage|マリット・レイジ]]・[[トークン]]を生み出せるようになり、大幅に強化された。[[土地]]だけでコンボが可能になったため、サーチカードとしては[[輪作/Crop Rotation]]や[[森の占術/Sylvan Scrying]]が使われるようになった。[[ステージ・デプス]]の頁も参照。 | ||
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+ | これ以降は主に'''ターボ・デプス'''(''Turbo Depths'')と呼ばれるようになる。また、コンボ速度に特化したターボ・デプスと対比する形で、[[闇の腹心/Dark Confidant]]などを採用し中長期戦を見据えたものを'''スロー・デプス'''(''Slow Depths'')と呼び分ける場合もある。 | ||
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+ | [[基本セット2020]]からは新たなサーチカードである[[エルフの開墾者/Elvish Reclaimer]]を獲得し、大きく強化された。また亜種として、[[墓地]][[肥やす|肥やし]]手段と[[甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis]]を組み込んだ'''ホガーク・デプス'''(''Hogaak Depths'')も登場した。 | ||
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− | **StarCityGames.com $5,000 Legacy Open - Philadelphia | + | **StarCityGames.com $5,000 Legacy Open - Philadelphia ベスト8([http://www.deckcheck.net/event.php?event=StarCityGames.com+%245%2C000+Legacy+Open+-+Philadelphia 参考]) |
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*[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]+[[小悪疫/Smallpox]]が採用され、[[メガハンデス|タルモポックス]]を思わせるデッキ構成になっている。 | *[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]+[[小悪疫/Smallpox]]が採用され、[[メガハンデス|タルモポックス]]を思わせるデッキ構成になっている。 | ||
− | *[[生ける願い/Living Wish]]による[[シルバーバレット]]、[[不気味な発見/Grim Discovery]]や[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]] | + | *[[生ける願い/Living Wish]]による[[シルバーバレット]]、[[不気味な発見/Grim Discovery]]や[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]による[[リカバリー]]により安定して[[コンボ]]を決められる。 |
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*備考 | *備考 | ||
**[[グランプリ静岡18レガシー]] 第15位([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpshi18-legacy 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/gpshz18legacy/ 参考]) | **[[グランプリ静岡18レガシー]] 第15位([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpshi18-legacy 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/gpshz18legacy/ 参考]) | ||
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+ | *ホガーク・デプスと呼ばれる[[甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis]]採用型。異なる2種類の勝ち筋を用意しているため、対処が難しいのが特長。 | ||
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**[[ヴィンテージ選手権10]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/104 参考]) | **[[ヴィンテージ選手権10]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/104 参考]) | ||
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*[[ソプターコンボ]] | *[[ソプターコンボ]] | ||
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*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
2022年12月19日 (月) 20:35時点における最新版
ヘックスメイジ・デプス(Hexmage Depths)は、暗黒の深部/Dark Depthsと吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageのコンボデッキ。ゼンディカー後のエクステンデッドが発祥だが、のちにエターナルでも登場した。ダーク・デプスの主流である。
目次 |
[編集] 概要
伝説の氷雪土地
暗黒の深部はその上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で戦場に出る。
(3):暗黒の深部から氷カウンターを1個取り除く。
暗黒の深部の上に氷カウンターが1個も置かれていないとき、それを生け贄に捧げる。そうしたなら、飛行と破壊不能を持つ、伝説の黒の20/20のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンの《マリット・レイジ/Marit Lage》を1体生成する。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)
先制攻撃
吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とする。それの上に置かれているすべてのカウンターを取り除く。
暗黒の深部/Dark Depthsと吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageを戦場に出し、呪詛術士の起動型能力で暗黒の深部の氷カウンターを一気に取り除けば、20/20のマリット・レイジ・トークンが降臨する。これは、1ターン目にヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothを出せていればわずか2ターン、2マナで達成可能と、今までのコンボデッキの中でも極めて軽い。
マリット・レイジは破壊不能な上に飛行まで有しているため、高確率で戦場に出した次のターンにゲームを決めることができる。しかしながら、バウンスや追放による除去には全く耐性がないため、撤廃/Repealや流刑への道/Path to Exileが天敵。それらを封じるために虚空の杯/Chalice of the Voidが採用されることは多い。
[編集] エクステンデッド
飛行機械の鋳造所/Thopter Foundryと弱者の剣/Sword of the Meekのコンボが搭載される場合も多い。どちらのコンボパーツも2マナで、吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageをサーチできる交錯の混乱/Muddle the Mixtureによってサーチできるので相性がよい。このコンボが搭載されたタイプを、DDT(Dark Depths-Thopter)と呼ぶ(→*1、 ソプターコンボのページも参照のこと)。DDTは大会実績も数多く残しており、ミラディン期におけるエクステンデッドではトップメタの一角を担う存在である。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- プロツアーオースティン09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Paulo Vitor Damo da Rosa
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (11) | |
4 | 闇の腹心/Dark Confidant |
4 | 吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage |
3 | ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique |
インスタント・ソーサリー (14) | |
3 | 女王への懇願/Beseech the Queen |
4 | 交錯の混乱/Muddle the Mixture |
3 | 撤廃/Repeal |
4 | 思考囲い/Thoughtseize |
エンチャント・アーティファクト (11) | |
4 | 虚空の杯/Chalice of the Void |
4 | 金属モックス/Chrome Mox |
3 | 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives |
土地 (24) | |
4 | 暗黒の深部/Dark Depths |
1 | 幽霊街/Ghost Quarter |
4 | 涙の川/River of Tears |
4 | 沈んだ廃墟/Sunken Ruins |
1 | 沼/Swamp |
4 | トレイリア西部/Tolaria West |
2 | 地底の大河/Underground River |
4 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth |
サイドボード | |
4 | 苦花/Bitterblossom |
2 | 滅び/Damnation |
1 | 破滅の刃/Doom Blade |
1 | 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror |
1 | 真髄の針/Pithing Needle |
1 | 殺戮の契約/Slaughter Pact |
2 | 不忠の糸/Threads of Disloyalty |
2 | トーモッドの墓所/Tormod's Crypt |
1 | イクスリッドの看守/Yixlid Jailer |
- エクステンデッドで最初に登場した型。
[編集] DDT型
- DDT型。
[編集] レガシー
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。生ける願いを追放する。
基本コンボ自体はエクステンデッドのものと同じ。初期は緑をタッチしコンボパーツのサーチ兼シルバーバレットの生ける願い/Living Wishを採用する場合もあった。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
後に基本セット2014でレジェンド・ルールが改定されたことで、吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageの代わりに演劇の舞台/Thespian's Stageでもマリット・レイジ・トークンを生み出せるようになり、大幅に強化された。土地だけでコンボが可能になったため、サーチカードとしては輪作/Crop Rotationや森の占術/Sylvan Scryingが使われるようになった。ステージ・デプスの頁も参照。
これ以降は主にターボ・デプス(Turbo Depths)と呼ばれるようになる。また、コンボ速度に特化したターボ・デプスと対比する形で、闇の腹心/Dark Confidantなどを採用し中長期戦を見据えたものをスロー・デプス(Slow Depths)と呼び分ける場合もある。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
あなたの墓地に土地カードが3枚以上あるかぎり、エルフの開墾者は+2/+2の修整を受ける。
(2),(T),土地1つを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)
あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ(1)を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル
基本セット2020からは新たなサーチカードであるエルフの開墾者/Elvish Reclaimerを獲得し、大きく強化された。また亜種として、墓地肥やし手段と甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolisを組み込んだホガーク・デプス(Hogaak Depths)も登場した。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (11) | |
4 | 恐血鬼/Bloodghast |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf |
3 | 吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage |
インスタント・ソーサリー (22) | |
4 | 陰謀団式療法/Cabal Therapy |
3 | 恐ろしい死/Ghastly Demise |
3 | 不気味な発見/Grim Discovery |
4 | 生ける願い/Living Wish |
4 | 陥没孔/Sinkhole |
4 | 小悪疫/Smallpox |
エンチャント・アーティファクト (3) | |
3 | 世界のるつぼ/Crucible of Worlds |
土地 (24) | |
4 | Bayou |
1 | 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire |
3 | 暗黒の深部/Dark Depths |
2 | 湿地の干潟/Marsh Flats |
1 | 汚染された三角州/Polluted Delta |
2 | 沼/Swamp |
4 | 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs |
3 | 不毛の大地/Wasteland |
4 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth |
サイドボード | |
4 | 闇の腹心/Dark Confidant |
1 | 墓忍び/Tombstalker |
1 | 吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage |
4 | 貪欲な罠/Ravenous Trap |
1 | イス卿の迷路/Maze of Ith |
1 | 樹上の村/Treetop Village |
1 | 不毛の大地/Wasteland |
1 | The Tabernacle at Pendrell Vale |
1 | 暗黒の深部/Dark Depths |
- タルモゴイフ/Tarmogoyf+小悪疫/Smallpoxが採用され、タルモポックスを思わせるデッキ構成になっている。
- 生ける願い/Living Wishによるシルバーバレット、不気味な発見/Grim Discoveryや世界のるつぼ/Crucible of Worldsによるリカバリーにより安定してコンボを決められる。
[編集] レジェンド・ルール改定後
[編集] 黒緑(ターボ・デプス)
- 備考
- グランプリシアトル18レガシー 第15位(参考)
- 使用者:Joseph Trojan
- フォーマット
- ターボ・デプスと呼ばれる黒緑のタイプ。エルフの指導霊/Elvish Spirit Guideや水蓮の花びら/Lotus Petalによるマナ加速から高速でコンボを決めることを狙う。
[編集] 黒緑(スロー・デプス)
Black Green Hexmage Depths [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- スロー・デプスと呼ばれる黒緑のタイプ。闇の腹心/Dark Confidantや壌土からの生命/Life from the Loamなどのアドバンテージ源が採用されており、中長期戦を見据えた構成になっている。
[編集] 基本セット2020後
[編集] スロー・デプス
Slow Depths [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2020参入後のスロー・デプス。
[編集] ホガーク・デプス
Hogaak Depths [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ホガーク・デプスと呼ばれる甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis採用型。異なる2種類の勝ち筋を用意しているため、対処が難しいのが特長。
[編集] ヴィンテージ
ヴィンテージにも存在する。
暗黒の儀式/Dark Ritualやマナ・アーティファクトでマナ加速し、各種教示者でコンボパーツをサーチして素早く勝負を決める。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- ヴィンテージ選手権10 ベスト8 (参考)
- 使用者:Ryan Glaskin
- フォーマット
ヘックスメイジ・デプス [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 墓地対策の虚空の力線/Leyline of the Voidがメインデッキから採用され、ヘルムヴォイドのコンボも組み込まれている。