イクスリッドの看守/Yixlid Jailer

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Yixlid Jailer / イクスリッドの看守 (1)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)

墓地にあるカードはすべての能力を失う。

2/1

未来予知の、今までに有りそうで無かった未来のデザインを見せるカードの1つ。墓地のカードの持つ能力失わせるゾンビウィザード

ルール文章そのものは至ってシンプルながら、それの意味する所はまさに前代未聞。たとえばフラッシュバックインカーネーション発掘は全く意味を成さず、冥界の影/Nether Shadowは自動復活ができなくなり、ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeも使用不能になる。墓地を本当の意味で「墓地」に戻してしまう恐るべきカードである。

イクスリッドの看守によって無効化されるのは、あくまで「墓地にあるカードの能力」のみなので、リアニメイト系や墓地操作のカード効果は問題なく作用する。これらは元々の得意とするものなので自分だけが恩恵を受けやすいとも捉えられるが、虚空の力線/Leyline of the Voidなどと比べると墓地対策としては不十分であるとも言える。

2マナ2/1というサイズウィニークリーチャーとして良好なので、クリーチャーとしての性能も評価するならば使用する価値がある。レガシーヴィンテージでは、サイドボード用カードとしてしばしば採用されている。

[編集] ルール

  • 墓地に置かれることで誘発する能力は、誘発条件(どこから墓地に置かれた時に誘発する能力か)によって誘発するかどうかが変わる。→領域変更誘発
    • 戦場から墓地に置かれたときに誘発する能力は、戦場にある状態で判断するので誘発する。
      • 墓地で機能する、クリーチャーが戦場から墓地へ置かれることで誘発する能力(復活黄泉からの橋/Bridge from Belowなど)は、イクスリッドの看守自身が墓地へ置かれたことでは誘発しない。イクスリッドの看守が戦場にある状態で判断するため、それらの能力は失われているからである。
    • 戦場以外の領域から墓地に置かれたときに誘発する能力は、墓地に置かれた状態で判断するので誘発しない。
    • 清純/Purityのような「いずれかの領域から」墓地に置かれたときに誘発する能力は、それが戦場から墓地に置かれていても、墓地に置かれた状態で判断するので誘発しない。
  • ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusなど、墓地に置かれることを置換する常在型能力はそのまま機能する。置換効果は、置換するイベントが起こる直前の段階で機能するからである。
  • スカーウッドのツリーフォーク/Scarwood Treefolkのように「タップ状態で戦場に出る」能力を持つクリーチャーをリアニメイトした場合、やはりそのクリーチャーはタップ状態で戦場に出る。戦場に出ることに対する置換効果は、そのパーマネントが戦場に出る時点で取るであろう特性を見るからである。
  • 墓地にあるカードが追加コスト代替コストを規定する能力を持つならそれも失わせるが、唱える時に支払うコストを決定するのはスタックに移動してからなので、実質的にこれらの能力が無効になることはない。
  • この能力による効果は種類別第6種である。墓地のカードが持つ特性定義能力継続的効果との関係に注意。

[編集] 参考

QR Code.gif