黒緑コントロール

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*緑のマナ加速から黒の強力[[カード]]を撃つ、という構成になることも多い。
 
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*時に[[The Rock]]と総称されることもある[[デッキカラー]]である。[[エクステンデッド]]においては長きに渡り勢力を保持し続けている。
 
*時に[[The Rock]]と総称されることもある[[デッキカラー]]である。[[エクステンデッド]]においては長きに渡り勢力を保持し続けている。
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==タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期==
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[[イニストラードを覆う影]]の参入により、[[闇の誓願/Dark Petition]]と[[過ぎ去った季節/Seasons Past]]の[[コンボ]]を中心に据えた[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が登場した。
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序盤は[[強迫/Duress]]や[[精神背信/Transgress the Mind]]といった[[手札破壊]][[呪文]]、[[破滅の道/Ruinous Path]]や[[衰滅/Languish]]などの[[除去]]呪文を連打し、[[対戦相手]]の行動を妨害しつつ[[土地]]を伸ばす。準備が整ったら闇の誓願から過ぎ去った季節を[[サーチ]]し、過ぎ去った季節で闇の誓願を含む[[墓地]]の[[カード]]を[[回収]]→[[ライブラリーの一番下]]に置かれた過ぎ去った季節を闇の誓願でサーチ→…というループに持ち込み、大量の呪文を使い回して対戦相手を封じ込める。
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[[フィニッシャー]]は[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]、[[風切る泥沼/Hissing Quagmire]]など。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/# 参考])
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**使用者:[[Jon Finkel]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
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==時のらせんブロック構築==
 
==時のらせんブロック構築==
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**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[基本セット2014]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[基本セット2014]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]])
  
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===ミラディン・ブロック+神河ブロック期===
 
===ミラディン・ブロック+神河ブロック期===
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**[[モダン]](~[[神々の軍勢]])
 
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*[[Zoo#モダン|Zoo]]への耐性を保ちつつ、[[チャンプブロック]]を防ぎ速やかに[[ゲーム]]を終わらせる[[フィニッシャー]]として、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用している。
 
*[[Zoo#モダン|Zoo]]への耐性を保ちつつ、[[チャンプブロック]]を防ぎ速やかに[[ゲーム]]を終わらせる[[フィニッシャー]]として、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用している。
  
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**[[モダン]](~[[基本セット2014]])
 
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==参考==
 
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*[[デッキ集]]
 
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2016年4月25日 (月) 01:46時点における版

黒緑コントロール(BG Control)は、黒緑で組まれるコントロールデッキの総称。

目次

概要

クリーチャー除去手札破壊をメインに、マナ加速や優秀なクリーチャーを入れたデッキ黒単色デッキでは対処できないエンチャントアーティファクトも緑が補えるため汎用性が高い。対抗色ゆえのマナ基盤の不安も緑のマナ・サポートにより解消されている。そのため、総合的な安定性は非常に高い。

しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。

タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期

イニストラードを覆う影の参入により、闇の誓願/Dark Petition過ぎ去った季節/Seasons Pastコンボを中心に据えたコントロールデッキが登場した。



序盤は強迫/Duress精神背信/Transgress the Mindといった手札破壊呪文破滅の道/Ruinous Path衰滅/Languishなどの除去呪文を連打し、対戦相手の行動を妨害しつつ土地を伸ばす。準備が整ったら闇の誓願から過ぎ去った季節をサーチし、過ぎ去った季節で闇の誓願を含む墓地カード回収ライブラリーの一番下に置かれた過ぎ去った季節を闇の誓願でサーチ→…というループに持ち込み、大量の呪文を使い回して対戦相手を封じ込める。

フィニッシャーゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet風切る泥沼/Hissing Quagmireなど。

サンプルレシピ

Seasons Past Control [1]
土地 (26)
3 進化する未開地/Evolving Wilds
5 森/Forest
4 風切る泥沼/Hissing Quagmire
2 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
12 沼/Swamp
クリーチャー (4)
2 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
2 巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer
呪文 (30)
4 闇の誓願/Dark Petition
2 強迫/Duress
1 無限の抹消/Infinite Obliteration
4 衰滅/Languish
1 ニッサの復興/Nissa's Renewal
4 骨読み/Read the Bones
3 破滅の道/Ruinous Path
2 過ぎ去った季節/Seasons Past
2 精神背信/Transgress the Mind
4 闇の掌握/Grasp of Darkness
2 究極の価格/Ultimate Price
1 死の重み/Dead Weight
サイドボード (15)
1 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
3 死の重み/Dead Weight
2 強迫/Duress
1 無限の抹消/Infinite Obliteration
1 究極の価格/Ultimate Price
1 翼切り/Clip Wings
3 帰化/Naturalize
1 護法の宝珠/Orbs of Warding
2 悪性の疫病/Virulent Plague


時のらせんブロック構築

強力な滅び/Damnationをメインにしたコントロールデッキの1つ。



滅び/Damnation調和/Harmonizeといった強力なカードを使用できるのが大きな利点。

序盤は単体除去根の壁/Wall of Rootsで支える。

スタンダード

イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

タッチで構成される、コントロール寄りのミッドレンジデッキが存在する。黒緑ミッドレンジ(BG Midrange)、黒緑コントロール(BG Control)の他、The Rockの名前で呼ばれることも多い。



基本構成はもぎとり/Mutilateを中心とする黒コントロールだが、ブロッカー軽めフィニッシャーとして、中マナ域のクリーチャーが多数採用されているのが特徴。

特に重要なのは冒涜の悪魔/Desecration Demon。大量のクリーチャー除去を搭載したこのデッキでは、ペナルティ能力に邪魔されずその高いマナレシオを存分に振るうことができる。トークンを並べられるなどして除去が追いつかない場合は、ボーラスの信奉者/Disciple of Bolasによってライフ手札に変換することも可能。

登場当初は比較的マイナーなデッキタイプであったが、徐々に台頭。基本セット2014参入後は漁る軟泥/Scavenging Ooze生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieの獲得に加え、クリーチャー除去が効きづらいジャンクリアニメイト系コントロールの減少といった環境的要因もあり、メタの一角にまで上り詰めた。

サンプルレシピ

BG Midrange [2]
土地 (25)
4 草むした墓/Overgrown Tomb
1 ならず者の道/Rogue's Passage
16 沼/Swamp
4 森林の墓地/Woodland Cemetery
クリーチャー (16)
4 冒涜の悪魔/Desecration Demon
2 ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas
3 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
3 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (19)
2 突然の衰微/Abrupt Decay
2 肉貪り/Devour Flesh
1 破滅の刃/Doom Blade
4 もぎとり/Mutilate
3 血の署名/Sign in Blood
2 悲劇的な過ち/Tragic Slip
1 地下世界の人脈/Underworld Connections
3 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
1 見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
サイドボード (15)
2 死の支配の呪い/Curse of Death's Hold
3 強迫/Duress
1 ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
1 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
1 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
2 真髄の針/Pithing Needle
2 原始の報奨/Primeval Bounty
1 漸増爆弾/Ratchet Bomb
1 地下世界の人脈/Underworld Connections
1 見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen


ミラディン・ブロック+神河ブロック期

死の雲/Death Cloudをメインとしたデスクラウドが活躍する。



桜族の長老/Sakura-Tribe Elder木霊の手の内/Kodama's Reach土地を並べ死の雲/Death Cloudを撃つ。

詳細はデスクラウドを参照のこと。

インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期

オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールに、アポカリプスの強力な黒緑カードを投入したデッキが登場。



また、ノワール獣群の呼び声/Call of the Herdなどの強力なクリーチャーを追加したデッキも現れた。

エクステンデッド

アポカリプスでの強力な対抗色多色カードが登場以来、The Rockメタの一角に居座り続けている。



生ける屍/Living Deathを採用したマルカ・デスビートダウンにシフトした京都迷宮案内を加えクリーチャー除去力を強化したもの、を追加しけちな贈り物/Gifts Ungivenサーチを取り入れたけちマルカ死の雲/Death Cloudを入れたデスクラウドなど、バリエーションも豊富に存在する。

モダン

環境ジャンドによく似た、黒緑2ビート・コントロールデッキが存在する。The Rockの名前で呼ばれることも多い。



デッキ構成はジャンドからを抜いたものに近い。基本的な動きもジャンドとほぼ同じで、タルモゴイフ/Tarmogoyf闇の腹心/Dark Confidantなどの優秀なクリーチャーを、単体除去手札破壊でバックアップして戦う。ジャンドと比較すると、デッキカラーを2色に減らしたことで、地盤の際/Tectonic Edge積む余裕が生まれたことや、漁る軟泥/Scavenging Oozeを最大限に活用できるようになったことが主なメリット。反面、稲妻/Lightning Boltや赤を含むサイドカードを使えなくなったことは大きなデメリットと言える。

長らくマイナーなデッキタイプであったが、基本セット2014で上記の漁る軟泥がモダンでも使用可能になったこと、さらに世界選手権13Channel Fireballの面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、メタの一角を占めるまでになった。その後グランプリブリスベン13では、タッチして未練ある魂/Lingering Soulsを投入したBG Soulsと呼ばれるタイプも登場した。

2014年2月7日より、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用したタイプがReid Dukeらによって開発され、一定の勢力を保っている。(参考1)(参考2

死儀礼のシャーマン禁止後

BG Obliterator Rock [3]
土地 (24)
4 樹上の村/Treetop Village
4 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 湿地の干潟/Marsh Flats
2 草むした墓/Overgrown Tomb
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 森林の墓地/Woodland Cemetery
4 沼/Swamp
1 森/Forest
クリーチャー (18)
4 闇の腹心/Dark Confidant
4 ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator
4 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
呪文 (18)
4 コジレックの審問/Inquisition of Kozilek
4 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
3 突然の衰微/Abrupt Decay
2 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2 殺戮の契約/Slaughter Pact
2 思考囲い/Thoughtseize
1 夜の犠牲/Victim of Night
サイドボード (15)
3 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
3 大爆発の魔道士/Fulminator Mage
2 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
2 思考囲い/Thoughtseize
2 死の印/Deathmark
1 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
1 光と影の剣/Sword of Light and Shadow
1 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll


死儀礼のシャーマン禁止前

The Rock [4]
土地 (23)
1 森/Forest
4 湿地の干潟/Marsh Flats
1 霧深い雨林/Misty Rainforest
3 草むした墓/Overgrown Tomb
3 沼/Swamp
3 地盤の際/Tectonic Edge
4 樹上の村/Treetop Village
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (18)
4 闇の腹心/Dark Confidant
4 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
3 大爆発の魔道士/Fulminator Mage
3 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
呪文 (19)
3 突然の衰微/Abrupt Decay
2 見栄え損ない/Disfigure
2 四肢切断/Dismember
3 コジレックの審問/Inquisition of Kozilek
2 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
3 思考囲い/Thoughtseize
4 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
サイドボード (15)
1 突然の衰微/Abrupt Decay
2 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
1 見栄え損ない/Disfigure
1 大爆発の魔道士/Fulminator Mage
1 ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
1 ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
1 真髄の針/Pithing Needle
1 血統の切断/Sever the Bloodline
2 疑念の影/Shadow of Doubt
1 思考囲い/Thoughtseize


参考

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