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2020年5月30日 (土) 01:41時点における版
ターボネクサス (Turbo Nexus) は、運命のきずな/Nexus of Fateをキーカードとしたタイム・デストラクション系ロックデッキ。ターボフォグとエターナルブルーの中間のような構成をとる。基本セット2019参入後のスタンダード環境とパイオニア環境に存在していた。
概要
マナ加速から濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、無限ターンに近い状態をつくり勝利する。運命のきずなは自身の能力でライブラリーに戻るので、エターナルブルーのような再利用のギミックを別途組み込む必要がない。
- 入手経路が限られるBOX特典カードの運命のきずなが4枚使われたデッキということでも話題となった。
- 運命のきずなの、ライブラリーに戻して切り直す(そして対戦相手にも切り直してもらう)という手順を踏む特性上、無限ターン系デッキの中でも1ターンの時間がかかりやすい。
イクサラン・ブロック〜基本セット2020期
ローテーション後は花粉のもや/Haze of Pollenやサイクリングランドを失い一時弱体化したが、ラヴニカの献身では相性のよい荒野の再生/Wilderness Reclamationや成長のらせん/Growth Spiralを獲得した。濃霧系呪文の採用枚数が減り、大量マナでサーチと追加ターンを連打するターボランドの構成に近くなった。テフェリーに頼らずとも戦えるようになり、グランプリメンフィス19では白を抜いた緑青の構成のシミック・ネクサスが主流となり[1]、以降も緑青の構成が主流となった。
灯争大戦参入後は、デッキに噛み合った能力を持つ伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesや、無限ターン成立後のフィニッシャーを用意できる世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the Worldを獲得したものの、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの流行が大きな逆風となっている。
サンプルリスト
ラヴニカの献身後
緑白青
- 備考
- Standard Premier #11787261 on 02/02/2019 優勝(参考)
- 使用者:Luckesh
- フォーマット
緑青
ゲートネクサス
- 備考
- Standard Premier #11780197 on 01/26/2019 ベスト4(参考)
- 使用者:Skite
- フォーマット
灯争大戦後
緑青
緑青(ミッドレンジ)
緑白青
カラデシュ・ブロック〜基本セット2019期
マナ加速から濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaやウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urzaといった強力なプレインズウォーカーの+1忠誠度能力起動回数を増やしてアドバンテージを得る。最終的にはテフェリーの-8忠誠度能力を起動、ドロー呪文やテフェリーの+1忠誠度能力を絡めて対戦相手のパーマネントを全て追放し、
といった手段を用いて勝利する。
テフェリーのアンタップ能力を活かすためにマナ加速として楽園の贈り物/Gift of Paradiseを用いたり、タップ能力付きの土地を使い回すのも特徴。航路の作成/Chart a Courseや薬術師の眼識/Chemister's Insightの再活により捨てるカードのタネになるため、ビートダウンデッキ系デッキ以外であっても濃霧系呪文が完全に腐ることがない点も見逃せない。
基本セット2019参入直後のマジック25周年記念プロツアーにはRaphaël LévyやLee Shi Tianといった強豪プレイヤーも持ち込んで話題となった[2][3]。
サンプルリスト
パイオニア
パイオニア環境でも成立する。
基本の構成パーツはスタンダードのシミック・ネクサスとほぼ同様だが、強力なドロー呪文の時を越えた探索/Dig Through Timeで安定して運命のきずな/Nexus of Fateを探すことができる。
2019年12月に運命のきずなが禁止カードに指定され、消滅した。
サンプルリスト
- 備考
- Pioneer PTQ #12006968 on 11/01/2019 優勝(参考)
- 使用者:TrollingSaruman
- フォーマット
脚注
- ↑ Grand Prix Memphis Day 2 Metagame Breakdown
- ↑ メタゲームブレイクダウン:スタンダード
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ターボフォグ(スタンダード) Lee Shi Tianが使用したデッキリスト
参考