青白トロン
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動きとしては[[青単トロン]]の流れを汲んでいる。 | 動きとしては[[青単トロン]]の流れを汲んでいる。 |
2011年3月8日 (火) 15:32時点における版
青白トロン (UW Urzatron)は、ウルザトロン系列の青白コントロールデッキ。
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概要
基本は青単トロンやイゼットロンの流れを汲んでおり、青のドロースペルでウルザランドを揃えて重いカードをふんだんに使って勝利する。
神の怒り/Wrath of Godの存在により、他のカラーパターンよりクリーチャーデッキ全般に強い。
トリスケトロン
時のらせんブロック期のスタンダードに存在する1つ目のタイプ。時のらせん参入後の世界選手権06で登場した。制作者は森勝洋、準優勝した小倉陵とともにベスト8に入った。
トリスケラバス/Triskelavusをフィニッシャーに用いているのが最大の特徴。少々重いものの、7マナはぴったりウルザランドからの無色マナを使い切ってくれる。トークンの射撃能力は、白マナを2つ必要とする神の怒り/Wrath of Godに頼らなくてもビートダウン(特にウィニー)にある程度対抗できるようになるため、色マナを出しづらいというウルザトロンの性質によくかみあっている。
トリスケラバスを使いまわせるアカデミーの廃墟/Academy Ruinsもしばしば採用される。未来予知参入後はトレイリア西部/Tolaria Westとともに使われることが多くなった。
そのほかには、ウルザトロンからの大量マナを活かせる呪文の噴出/Spell Burstが採用されることが多く、ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirとともにソフトロックが仕掛けられた。
- 製作者の森勝洋は世界選手権06の後のThe Finals06において、トリスケラバスに代わり塩水の精霊/Brine Elementalとヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterのピクルスコンボを組み込んだバージョンを使用し、優勝を飾っている。詳細はピクルスの項目を参照のこと。
サンプルレシピ
殉教者トロン
こちらもトリスケトロンと同様に、時のらせんブロック期のスタンダードに存在するタイプ。同じく時のらせん参入後の世界選手権06で登場した。制作者はGabriel Nassif、ベスト4に入った。
こちらは打って変わって白の濃い、白コントロールの流れを汲んだ型。
このデッキの核となるのが砂の殉教者/Martyr of Sandsと再誕の宣言/Proclamation of Rebirthによる大量ライフゲインコンボである。最速で2ターン目には起動できる状態になるため、ライフを20点削るように設計されたウィニーやコンボデッキはげんなり。再誕の宣言は通常予見で撃たれるため、手札に干渉できない黒以外のコントロールデッキもげんなり。正にやる気デストラクションである。
フィニッシャーに採用されたクロノサヴァント/Chronosavantが、コントロールデッキの「悪あがきとしてのライブラリーアウト狙い」をも封殺する。数回ターンを飛ばそうが、有り余るのライフの前では大した意味は無い、というわけだ。
このようにライフを攻めるデッキに対しては圧倒的な強さを誇るものの、手札破壊やライブラリーアウト狙いの戦法に対してはかなり立場が弱い。印鑑経由での3ターン目迫害/Persecute、宣言「白」でもされようものなら即投了級である。
- 世界選手権06ではオルゾフ系のデッキや迫害/Persecuteを有する太陽拳、ソーラーポックスが殆ど大成しなかったのが追い風であったようだ。
サンプルレシピ
- 時間制限の無い世界選手権06決勝ラウンドではライフが346にまで膨れ上がった事も。実に3時間に渡って死闘を演じた対戦相手Tiago Chanはどんな気分だったのだろう。
エクステンデッド
時のらせんブロック参入後のエクステンデッドでも有力なデッキタイプである。
動きとしては青単トロンの流れを汲んでいる。
各種ドロースペルによりウルザランドを揃えつつ、神の怒り/Wrath of Godなどで戦場をコントロール。ウルザランドによる大量マナから、正義の命令/Decree of Justiceで大量トークンを出したり、精神隷属器/Mindslaverを高速起動してゲームを決める。
アカデミーの廃墟/Academy Ruins+精神隷属器の無限ターンコンボも組み込まれている。
カウンターにはドローを兼ねる差し戻し/Remandや卑下/Condescendが優先され、対抗呪文/Counterspellは採用されない場合が多い。これはデッキの構成上、ダブルシンボルの色マナが序盤に揃わないことが多いためである。