マジック・オリジン
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|英語名=Magic Origins | |英語名=Magic Origins | ||
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|略号=ORI | |略号=ORI | ||
|発売日=2015年7月17日 | |発売日=2015年7月17日 | ||
− | |セット枚数=全272種類 | + | |セット枚数=全272種類+番外カード16種類 |
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− | '''マジック・オリジン'''/''Magic Origins'' | + | '''マジック・オリジン'''/''Magic Origins''は、17番目の[[基本セット]]。[[2015年]]7月17日発売。キャッチコピーは「'''内なる灯の目覚め'''/''Ignite Your Spark''」。 |
==概要== | ==概要== | ||
− | + | [[プレインズウォーカー/Planeswalker]]・チーム、[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]を主人公とする一連の物語を描いた最初のセット<ref>なお、チーム名前自体は約半年後の[[ゲートウォッチの誓い]]で初出。</ref>。 | |
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+ | ゲートウォッチの主要メンバーである5人のプレインズウォーカーにスポットを当て、彼らがプレインズウォーカーとして覚醒した"オリジン"を描く。 | ||
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+ | 各プレインズウォーカーの故郷である5つの[[次元/Plane]]と、彼らが初めてプレインズウォークした5つの次元、計10の次元を舞台とする。 | ||
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+ | !プレインズウォーカー!!故郷の次元!!最初にプレインズウォークした次元 | ||
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+ | |[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]||[[テーロス/Theros]]||[[バント/Bant]]<ref>再録カードに限り、[[アラーラ/Alara]]のバント以外の[[断片/Shard]]からの収録も認められている([http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/122971126439/i-thought-only-10-planes-would-be-in-magic Doug BeyerのBlog])。</ref> | ||
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+ | |[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]||[[ヴリン/Vryn]]||[[ラヴニカ/Ravnica]] | ||
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+ | |[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]||[[ドミナリア/Dominaria]]||[[イニストラード/Innistrad]] | ||
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+ | |[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]||[[カラデシュ/Kaladesh]]||[[レガーサ/Regatha]] | ||
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+ | |[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]||[[ゼンディカー/Zendikar]]||[[ローウィン/Lorwyn]] | ||
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+ | 新[[キーワード能力]]として[[高名]]と[[威迫]]が、新[[能力語]]として[[魔巧]]が登場している。プレインズウォーカーへの覚醒を表すメカニズムとして[[両面カード]]が再登場した。[[常磐木]]も整理され、[[果敢]]と威迫と[[占術]]が新たに常磐木として扱われ、[[威嚇]]や[[土地渡り]]の退場、[[プロテクション]]が常用メカニズムから距離を置くことが発表された<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015160/ 常磐木な日常](Making Magic 2015年6月8日)</ref>。 | ||
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+ | *セットのリリース形態の変更により、最後の基本セットとして発売された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mm/metamorphosis Metamorphosis]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011148/ 変身](Making Magic 2014年8月25日)</ref>。その後、基本セットは[[基本セット2019]]で復活した。 | ||
+ | *2015年8月に[[スタンダード]]のルールとブロックの扱いが変更されたことに伴い、スタンダードで使用可能な期間は[[基本セット2015]]までの基本セットと変わらないものの、例外的なローテーションが発生する。詳細は、[[ローテーション]]の項目を参照。 | ||
+ | *元々は悪役をテーマにしたセットとなる予定であった。このアイディアは後の[[サンダー・ジャンクションの無法者]]で実現している<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/outlaws-of-the-land-part-1 Outlaws of the Land, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037709/ この地の『無法者』 その1]([[Making Magic]] [[2024年]]3月26日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
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+ | ==番外カード== | ||
+ | [[基本セット2015]]に引き続き、[[ブースターパック]]には封入されず、店舗などで配布される入門者用の[[ハーフデッキ]](非売品)および[[デッキビルダーセット]]にのみ封入される「番外カード」が16枚存在する。 | ||
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+ | いずれも[[再録]][[カード]]であり、マジック・オリジンが使用できる[[フォーマット]]で使用することが可能(同名の過去のカードも使用可能)。[[コレクター番号]]は273~288が割り振られている。 | ||
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+ | ;該当カード | ||
+ | *[[神盾の天使/Aegis Angel]] | ||
+ | *[[神聖なる評決/Divine Verdict]] | ||
+ | *[[警備隊の鷲/Eagle of the Watch]] | ||
+ | *[[セラの天使/Serra Angel]] | ||
+ | *[[虚空への突入/Into the Void]] | ||
+ | *[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]] | ||
+ | *[[運命編み/Weave Fate]] | ||
+ | *[[肉は塵に/Flesh to Dust]] | ||
+ | *[[精神腐敗/Mind Rot]] | ||
+ | *[[夢魔/Nightmare]] | ||
+ | *[[センギアの吸血鬼/Sengir Vampire]] | ||
+ | *[[焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound]] | ||
+ | *[[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]] | ||
+ | *[[垂直落下/Plummet]] | ||
+ | *[[尊き一角獣/Prized Unicorn]] | ||
+ | *[[土を踏み付けるもの/Terra Stomper]] | ||
==発売前情報== | ==発売前情報== | ||
− | *[[プロツアー「運命再編」]] | + | *[[プロツアー「運命再編」]]で公開されたキー・ビジュアルにはジェイス・ベレレンの姿が描かれている。このイラストは[[#パッケージ・イラスト|パッケージ・イラスト]]にも採用されている。また、リリアナ・ヴェスのアートが2枚公開された<ref>[https://twitter.com/Wizards_MagicEU/status/564494378576535552 マジックヨーロッパ公式Twitter]</ref>。 |
− | *[[Penny Arcade Expo|PAX]] | + | *[[Penny Arcade Expo|PAX]] Eastにて両面カードの[[異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer]](反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer)が先行公開された<ref>[https://twitter.com/mtgjp/status/573943258755129344 マジック日本公式Twitter]</ref>。 |
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==リミテッド== | ==リミテッド== | ||
+ | [[リミテッド]]における[[色の組み合わせ#2色の組み合わせ|2色の組み合わせ]]には推奨される[[アーキタイプ]]が定められており、それぞれのアーキタイプは舞台となった10の次元と関連付けて設定されている。 | ||
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+ | *あくまでもリミテッドのアーキタイプの話であり、それぞれの次元からは対応する2色以外の[[色]]のカードも収録されている([[エレボスのタイタン/Erebos's Titan]]、[[瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker]]など)。 | ||
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===代表的な大会=== | ===代表的な大会=== | ||
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+ | *[[グランプリデトロイト15]] ([[チーム戦]]) | ||
+ | *[[世界選手権15]] | ||
+ | *[[グランプリサンティアゴ15]] | ||
+ | *[[グランプリマドリード15]] | ||
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==構築済みデッキ== | ==構築済みデッキ== | ||
===[[エントリーセット]]=== | ===[[エントリーセット]]=== | ||
+ | *[[戦いの覚悟/Brave the Battle]] ([[緑白|白緑]]) | ||
+ | *[[空への飛躍/Take to the Sky]] ([[白青|青白]]) | ||
+ | *[[悪魔の取引/Demonic Deals]] ([[黒赤]]) | ||
+ | *[[勝利の構築/Assemble Victory]] ([[青赤|赤青]]) | ||
+ | *[[狩猟者の群れ/Hunting Pack]] ([[黒緑|緑黒]]) | ||
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===[[対戦キット]]=== | ===[[対戦キット]]=== | ||
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==パッケージ・イラスト== | ==パッケージ・イラスト== | ||
− | + | ブースターパックには以下の5名の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]達の若かりし頃の姿と現在の姿を描いた[[絵|イラスト]]が採用されている。実際のカードに使われていないイラストがブースターパックのパッケージを飾る例は当時としては珍しく、[[第6版]]以来実に16年ぶりであった。これ以降、こういった販促用イラストがパッケージ・イラストとして用いられる例が増えた。 | |
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+ | *[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]](キテオン・イオラ/Kytheon Iora) | ||
+ | *[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]] | ||
+ | *[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]] | ||
+ | *[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]] | ||
+ | *[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]] | ||
==主な開発スタッフ== | ==主な開発スタッフ== | ||
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*'''[[デベロップ・チーム]]''' - [[Sam Stoddard ]] (リード)、[[Dave Humpherys]]、[[Ian Duke]]、[[Dan Emmons]]、[[Ethan Fleischer]]、[[Ari Levitch]]、[[Matt Tabak]](協力) | *'''[[デベロップ・チーム]]''' - [[Sam Stoddard ]] (リード)、[[Dave Humpherys]]、[[Ian Duke]]、[[Dan Emmons]]、[[Ethan Fleischer]]、[[Ari Levitch]]、[[Matt Tabak]](協力) | ||
− | == | + | ==公式特集ページ== |
− | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/ | + | ===製品情報=== |
+ | *[http://magic.wizards.com/ja/content/%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%80%8F-%E8%A3%BD%E5%93%81%E6%83%85%E5%A0%B1 『マジック・オリジン』](マジック英語公式日本語版) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0014387/ 『マジック・オリジン』 発表](Arcana 2015年2月8日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015162/ 『マジック・オリジン』ハーフデッキ](Feature 2015年6月8日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/0015192/ 『マジック・オリジン』のメカニズム](Feature 2015年6月22日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015189/ 『マジック・オリジン』のパッケージ](Feature 2015年6月22日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015199/ 『マジック・オリジン』のプロモカード](Feature 2015年6月23日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015203/ 『マジック・オリジン』対戦キットの顔](Feature 2015年6月24日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015210/ 『マジック・オリジン』の基本土地](Feature 2015年6月29日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015256/ 『マジック・オリジン』のトークン](Feature 2015年7月1日) | ||
+ | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-origins-release-notes-2015-07-08 Magic Origins Release Notes]/[http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_ori_j.html 『マジック・オリジン』リリースノート](Feature 2015年7月8日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015282/ 『マジック・オリジン』対戦キット&エントリーセット デッキリスト](Feature 2015年7月9日) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/magicorigins Card Image Gallery] | ||
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+ | ===開発コラム=== | ||
+ | [[Mark Rosewater]]によるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。 | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015193/ マジック・オリジン』の起源 その1](2015年6月22日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015216/ マジック・オリジン』の起源 その2](2015年6月29日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015510/ オリジンのスピン](2015年8月17日) | ||
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+ | [[Sam Stoddard]]によるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。 | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015213/ 『マジック・オリジン』の再録カード](2015年6月26日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015265/ オリジンのデベロップ](2015年7月3日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015288/ 両面プレインズウォーカーのデベロップ](2015年7月10日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015310/ リミテッドのプレイテストの風景](2015年7月17日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015334/ Mファイル『マジック・オリジン』編・パート1](2015年7月24日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015348/ Mファイル『マジック・オリジン』編・パート2](2015年8月1日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015507/ フューチャー・フューチャーの日々『マジック・オリジン』編](2015年8月15日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015535/ 物語のためのデベロップ](2015年8月22日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015605/ リミテッドを独特なものにする方法](2015年8月29日) | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015689/ あるヴォーソスのオリジン](2015年9月5日) | ||
+ | |||
+ | その他 | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/0014466/ 『マジック・オリジン』の物語とは?](Feature 2015年2月27日 文:[[Doug Beyer]]) | ||
+ | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/worlds-magic-origins-2015-07-09 The Worlds of Magic Origins](Feature 2015年7月9日) | ||
+ | |||
+ | ===広報=== | ||
+ | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/0015268/ 『マジック・オリジン』プレリリース入門](Feature 2015年7月6日) | ||
+ | |||
+ | ===動画=== | ||
+ | マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=uipOwXJuDao [Trailer]『マジック・デュエルズ・オリジン』 ストーリー] | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=5gNRTVrVsyE [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ニッサ編)] | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=8pe0VbNZqt8 [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(チャンドラ編)] | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=Z_xUbu2REvw [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(リリアナ編)] | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=A6LHdlA0jEY [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ジェイス編)] | ||
+ | *[https://www.youtube.com/watch?v=kx6Uxb0OGRk [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ギデオン編)] | ||
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references/> | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/MagicOrigins/ カードリスト(Wisdom Guild)] | ||
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] | *[[カード個別評価:マジック・オリジン]] | ||
*[[プロツアー「マジック・オリジン」]] | *[[プロツアー「マジック・オリジン」]] | ||
+ | *[[マジック・デュエルズ:オリジン]] | ||
*[[カードセット一覧]] | *[[カードセット一覧]] | ||
+ | **[[テーロス・ブロック]]([[テーロス]] - [[神々の軍勢]] - [[ニクスへの旅]]) - [[基本セット2015]] | ||
+ | **[[タルキール覇王譚ブロック]]([[タルキール覇王譚]] - [[運命再編]] - [[タルキール龍紀伝]]) - [[マジック・オリジン]] | ||
+ | **[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]([[戦乱のゼンディカー]] - [[ゲートウォッチの誓い]]) - [[イニストラードを覆う影ブロック]]([[イニストラードを覆う影]] - [[異界月]]) | ||
+ | |||
+ | {{基本セット}} |
2024年3月31日 (日) 19:28時点における最新版
マジック・オリジン/Magic Origins | |
シンボル | 日の出とプレインズウォーカー・シンボル |
略号 | ORI |
発売日 | 2015年7月17日 |
セット枚数 | 全272種類+番外カード16種類 |
マジック・オリジン/Magic Originsは、17番目の基本セット。2015年7月17日発売。キャッチコピーは「内なる灯の目覚め/Ignite Your Spark」。
目次 |
[編集] 概要
プレインズウォーカー/Planeswalker・チーム、ゲートウォッチ/The Gatewatchを主人公とする一連の物語を描いた最初のセット[1]。
ゲートウォッチの主要メンバーである5人のプレインズウォーカーにスポットを当て、彼らがプレインズウォーカーとして覚醒した"オリジン"を描く。
各プレインズウォーカーの故郷である5つの次元/Planeと、彼らが初めてプレインズウォークした5つの次元、計10の次元を舞台とする。
新キーワード能力として高名と威迫が、新能力語として魔巧が登場している。プレインズウォーカーへの覚醒を表すメカニズムとして両面カードが再登場した。常磐木も整理され、果敢と威迫と占術が新たに常磐木として扱われ、威嚇や土地渡りの退場、プロテクションが常用メカニズムから距離を置くことが発表された[3]。
- セットのリリース形態の変更により、最後の基本セットとして発売された[4]。その後、基本セットは基本セット2019で復活した。
- 2015年8月にスタンダードのルールとブロックの扱いが変更されたことに伴い、スタンダードで使用可能な期間は基本セット2015までの基本セットと変わらないものの、例外的なローテーションが発生する。詳細は、ローテーションの項目を参照。
- 元々は悪役をテーマにしたセットとなる予定であった。このアイディアは後のサンダー・ジャンクションの無法者で実現している[5]。
[編集] 番外カード
基本セット2015に引き続き、ブースターパックには封入されず、店舗などで配布される入門者用のハーフデッキ(非売品)およびデッキビルダーセットにのみ封入される「番外カード」が16枚存在する。
いずれも再録カードであり、マジック・オリジンが使用できるフォーマットで使用することが可能(同名の過去のカードも使用可能)。コレクター番号は273~288が割り振られている。
- 該当カード
- 神盾の天使/Aegis Angel
- 神聖なる評決/Divine Verdict
- 警備隊の鷲/Eagle of the Watch
- セラの天使/Serra Angel
- 虚空への突入/Into the Void
- マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
- 運命編み/Weave Fate
- 肉は塵に/Flesh to Dust
- 精神腐敗/Mind Rot
- 夢魔/Nightmare
- センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
- 焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound
- シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon
- 垂直落下/Plummet
- 尊き一角獣/Prized Unicorn
- 土を踏み付けるもの/Terra Stomper
[編集] 発売前情報
- プロツアー「運命再編」で公開されたキー・ビジュアルにはジェイス・ベレレンの姿が描かれている。このイラストはパッケージ・イラストにも採用されている。また、リリアナ・ヴェスのアートが2枚公開された[6]。
- PAX Eastにて両面カードの異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer(反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer)が先行公開された[7]。
[編集] リミテッド
リミテッドにおける2色の組み合わせには推奨されるアーキタイプが定められており、それぞれのアーキタイプは舞台となった10の次元と関連付けて設定されている。
色 | 次元 | アーキタイプ |
---|---|---|
白青 | ヴリン/Vryn | コントロール、飛行、魔巧 |
白黒[8] | ドミナリア/Dominaria | オーラの利用 |
青黒[9] | イニストラード/Innistrad | 墓地利用 |
青赤 | カラデシュ/Kaladesh | テンポアグロ、アーティファクト |
黒赤 | レガーサ/Regatha | 生け贄系シナジー |
黒緑[10] | ローウィン/Lorwyn | 消耗戦、エルフ |
赤緑 | ゼンディカー/Zendikar | ミッドレンジ、マナ加速 |
赤白[11] | テーロス/Theros | 小型クリーチャーの展開 |
緑白[12] | バント/Bant | 高名、各種強化 |
緑青[13] | ラヴニカ/Ravnica | テンポ・アドバンテージの取得 |
- あくまでもリミテッドのアーキタイプの話であり、それぞれの次元からは対応する2色以外の色のカードも収録されている(エレボスのタイタン/Erebos's Titan、瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserkerなど)。
[編集] 代表的な大会
[編集] 構築済みデッキ
[編集] エントリーセット
- 戦いの覚悟/Brave the Battle (白緑)
- 空への飛躍/Take to the Sky (青白)
- 悪魔の取引/Demonic Deals (黒赤)
- 勝利の構築/Assemble Victory (赤青)
- 狩猟者の群れ/Hunting Pack (緑黒)
[編集] 対戦キット
[編集] パッケージ・イラスト
ブースターパックには以下の5名のプレインズウォーカー/Planeswalker達の若かりし頃の姿と現在の姿を描いたイラストが採用されている。実際のカードに使われていないイラストがブースターパックのパッケージを飾る例は当時としては珍しく、第6版以来実に16年ぶりであった。これ以降、こういった販促用イラストがパッケージ・イラストとして用いられる例が増えた。
- ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(キテオン・イオラ/Kytheon Iora)
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane
[編集] 主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Shawn Main (リード)、Mark Gottlieb、Ari Levitch、Nik Davidson、Ian Duke
- デベロップ・チーム - Sam Stoddard (リード)、Dave Humpherys、Ian Duke、Dan Emmons、Ethan Fleischer、Ari Levitch、Matt Tabak(協力)
[編集] 公式特集ページ
[編集] 製品情報
- 『マジック・オリジン』(マジック英語公式日本語版)
- 『マジック・オリジン』 発表(Arcana 2015年2月8日)
- 『マジック・オリジン』ハーフデッキ(Feature 2015年6月8日)
- 『マジック・オリジン』のメカニズム(Feature 2015年6月22日)
- 『マジック・オリジン』のパッケージ(Feature 2015年6月22日)
- 『マジック・オリジン』のプロモカード(Feature 2015年6月23日)
- 『マジック・オリジン』対戦キットの顔(Feature 2015年6月24日)
- 『マジック・オリジン』の基本土地(Feature 2015年6月29日)
- 『マジック・オリジン』のトークン(Feature 2015年7月1日)
- Magic Origins Release Notes/『マジック・オリジン』リリースノート(Feature 2015年7月8日)
- 『マジック・オリジン』対戦キット&エントリーセット デッキリスト(Feature 2015年7月9日)
- Card Image Gallery
[編集] 開発コラム
Mark Rosewaterによるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。
- マジック・オリジン』の起源 その1(2015年6月22日)
- マジック・オリジン』の起源 その2(2015年6月29日)
- オリジンのスピン(2015年8月17日)
Sam Stoddardによるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。
- 『マジック・オリジン』の再録カード(2015年6月26日)
- オリジンのデベロップ(2015年7月3日)
- 両面プレインズウォーカーのデベロップ(2015年7月10日)
- リミテッドのプレイテストの風景(2015年7月17日)
- Mファイル『マジック・オリジン』編・パート1(2015年7月24日)
- Mファイル『マジック・オリジン』編・パート2(2015年8月1日)
- フューチャー・フューチャーの日々『マジック・オリジン』編(2015年8月15日)
- 物語のためのデベロップ(2015年8月22日)
- リミテッドを独特なものにする方法(2015年8月29日)
- あるヴォーソスのオリジン(2015年9月5日)
その他
- 『マジック・オリジン』の物語とは?(Feature 2015年2月27日 文:Doug Beyer)
- The Worlds of Magic Origins(Feature 2015年7月9日)
[編集] 広報
- 『マジック・オリジン』プレリリース入門(Feature 2015年7月6日)
[編集] 動画
マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル
- [Trailer]『マジック・デュエルズ・オリジン』 ストーリー
- [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ニッサ編)
- [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(チャンドラ編)
- [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(リリアナ編)
- [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ジェイス編)
- [PV]InsideR&D『マジック・オリジン』ができるまで(ギデオン編)
[編集] 脚注
- ↑ なお、チーム名前自体は約半年後のゲートウォッチの誓いで初出。
- ↑ 再録カードに限り、アラーラ/Alaraのバント以外の断片/Shardからの収録も認められている(Doug BeyerのBlog)。
- ↑ 常磐木な日常(Making Magic 2015年6月8日)
- ↑ Metamorphosis/変身(Making Magic 2014年8月25日)
- ↑ Outlaws of the Land, Part 1/この地の『無法者』 その1(Making Magic 2024年3月26日 Mark Rosewater著)
- ↑ マジックヨーロッパ公式Twitter
- ↑ マジック日本公式Twitter
- ↑ リリアナが癒し手から屍術師/Necromancerになったことに由来する。
- ↑ イニストラード・ブロックでゾンビに割り振られた2色。
- ↑ ローウィン・ブロックでエルフに割り振られた2色。
- ↑ ギデオンの故郷であるアクロス/Akrosの色。
- ↑ バントの3色(緑白青)のうちの2色。
- ↑ シミック連合/The Simic Combineの色。なお、ストーリー上ジェイスはシミックと特に深い関係があるわけではない。
[編集] 参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:マジック・オリジン
- プロツアー「マジック・オリジン」
- マジック・デュエルズ:オリジン
- カードセット一覧
- テーロス・ブロック(テーロス - 神々の軍勢 - ニクスへの旅) - 基本セット2015
- タルキール覇王譚ブロック(タルキール覇王譚 - 運命再編 - タルキール龍紀伝) - マジック・オリジン
- 戦乱のゼンディカー・ブロック(戦乱のゼンディカー - ゲートウォッチの誓い) - イニストラードを覆う影ブロック(イニストラードを覆う影 - 異界月)