投げ飛ばし/Fling
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[[コスト・パフォーマンス]]はあまりよくないが、いろいろと応用が利き、時に[[エンドカード]]級にさえなりうる。一度[[戦闘ダメージ]]を与えたクリーチャーを投げて、「赤い[[狂暴化/Berserk]]」のように使うのが常套手段。 | [[コスト・パフォーマンス]]はあまりよくないが、いろいろと応用が利き、時に[[エンドカード]]級にさえなりうる。一度[[戦闘ダメージ]]を与えたクリーチャーを投げて、「赤い[[狂暴化/Berserk]]」のように使うのが常套手段。 | ||
− | [[ストロングホールド]]で初登場してから[[基本セット2011]]で12年後ぶりに[[再録]]。その後はちょくちょく再録されている。 | + | [[ストロングホールド]]で初登場してから[[基本セット2011]]で12年後ぶりに[[再録]]。その後はちょくちょく再録されている。[[エルドレインの王権]]期の[[スタンダード]]では、[[ティムール・アドベンチャー]]に採用される。[[サイドボード]]に[[挿す|1枚挿し]]され、[[願いのフェイ/Fae of Wishes|成就/Granted]]経由で[[豆の木の巨人/Beanstalk Giant]]を[[対戦相手]]に投げつけて勝利する。 |
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*ちなみに後の[[次元の混乱]]での一時的な[[色の役割]]変更に伴い、本当の意味での(若干仕様は異なるが)赤い凶暴化である[[致命的な激情/Fatal Frenzy]]が作られた。 | *ちなみに後の[[次元の混乱]]での一時的な[[色の役割]]変更に伴い、本当の意味での(若干仕様は異なるが)赤い凶暴化である[[致命的な激情/Fatal Frenzy]]が作られた。 | ||
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*基本セット2011の再録時はストロングホールドと同じイラストが採用されているものの、[[アーティスト]]の名義が「Paolo Parente」から「Parente」に変更されている。 | *基本セット2011の再録時はストロングホールドと同じイラストが採用されているものの、[[アーティスト]]の名義が「Paolo Parente」から「Parente」に変更されている。 | ||
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*そのままだと[[死亡]]する[[クリーチャー]]を、その前に投げる。 | *そのままだと[[死亡]]する[[クリーチャー]]を、その前に投げる。 | ||
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==関連カード== | ==関連カード== | ||
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===インスタント・ソーサリー=== | ===インスタント・ソーサリー=== | ||
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*[[最後の一撃/Final Strike]] – 2BBのソーサリー。([[ポータル]]) | *[[最後の一撃/Final Strike]] – 2BBのソーサリー。([[ポータル]]) | ||
*[[破裂/Rupture]] - 2Rのソーサリー。すべてのプレイヤーと飛行を持たないクリーチャーにダメージを与える。([[ネメシス]]) | *[[破裂/Rupture]] - 2Rのソーサリー。すべてのプレイヤーと飛行を持たないクリーチャーにダメージを与える。([[ネメシス]]) | ||
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*[[手綱取り/Grab the Reins]] – 3Rのインスタント。一時的なコントロール奪取のモードも持ち[[双呪]]能力もち。([[ミラディン]]) | *[[手綱取り/Grab the Reins]] – 3Rのインスタント。一時的なコントロール奪取のモードも持ち[[双呪]]能力もち。([[ミラディン]]) | ||
+ | *[[心魂破/Soulblast]] - 3RRRのインスタント。クリーチャーをすべて捧げて、そのパワーの合計値のダメージ。([[神河物語]]) | ||
*[[血の訴え/Call for Blood]] - 4Bの[[秘儀]]インスタント。ダメージでなくクリーチャー1体への-X/-X修整。([[神河謀叛]]) | *[[血の訴え/Call for Blood]] - 4Bの[[秘儀]]インスタント。ダメージでなくクリーチャー1体への-X/-X修整。([[神河謀叛]]) | ||
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*[[ドスン/Thud]] – Rのソーサリー。([[基本セット2019]]) | *[[ドスン/Thud]] – Rのソーサリー。([[基本セット2019]]) | ||
*[[カズールの憤怒/Kazuul's Fury]] - 2Rのインスタント。[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]の[[第1面]]。([[ゼンディカーの夜明け]]) | *[[カズールの憤怒/Kazuul's Fury]] - 2Rのインスタント。[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]の[[第1面]]。([[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
===パーマネントの能力=== | ===パーマネントの能力=== | ||
ダメージ値が固定のものは[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]の項を、自身を生け贄に捧げて自身のパワー分の火力になるクリーチャーは[[猛火の精霊/Flame Elemental]]の項を参照。 | ダメージ値が固定のものは[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]の項を、自身を生け贄に捧げて自身のパワー分の火力になるクリーチャーは[[猛火の精霊/Flame Elemental]]の項を参照。 | ||
+ | *[[Sword of the Ages]] - [[アーティファクト]]の[[起動型能力]]。これと望む数のクリーチャーを捧げて、そのパワー合計値のダメージ。生け贄は[[追放]]される。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]) | ||
*[[Freyalise Supplicant]] - [[タップ能力]]。生け贄に捧げるのは[[白]]か[[赤]]のクリーチャー限定。パワーの切り下げた半分ダメージ。([[アイスエイジ]]) | *[[Freyalise Supplicant]] - [[タップ能力]]。生け贄に捧げるのは[[白]]か[[赤]]のクリーチャー限定。パワーの切り下げた半分ダメージ。([[アイスエイジ]]) | ||
− | *[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]] - | + | *[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]] - アーティファクトの起動型能力。ダメージではなく生け贄のパワーと同枚数分の[[ライブラリー破壊]]。([[テンペスト]]) |
*[[血まなこのサイクロプス/Bloodshot Cyclops]] - 起動型能力。([[ウルザズ・デスティニー]]) | *[[血まなこのサイクロプス/Bloodshot Cyclops]] - 起動型能力。([[ウルザズ・デスティニー]]) | ||
*[[投げ落とすコンドル/Airdrop Condor]] - 起動型能力。生け贄に捧げるのは[[ゴブリン]]限定。([[オンスロート]]) | *[[投げ落とすコンドル/Airdrop Condor]] - 起動型能力。生け贄に捧げるのは[[ゴブリン]]限定。([[オンスロート]]) | ||
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*[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]] - [[ETB]]の誘発型能力。自身は生け贄に捧げられない。([[アモンケット]]) | *[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]] - [[ETB]]の誘発型能力。自身は生け贄に捧げられない。([[アモンケット]]) | ||
*[[セルトランドの投げ飛ばし屋/Surtland Flinger]] - [[攻撃]]時の誘発型能力。生け贄が[[巨人]]ならダメージが倍。自身は生け贄に捧げられない。([[カルドハイム]]) | *[[セルトランドの投げ飛ばし屋/Surtland Flinger]] - [[攻撃]]時の誘発型能力。生け贄が[[巨人]]ならダメージが倍。自身は生け贄に捧げられない。([[カルドハイム]]) | ||
+ | **[[虎飼い族の狩人/Tiger-Tribe Hunter]] - 誘発に[[アタッカー]]のパワー合計が6以上の条件が加わり、巨人ボーナスも無くなったセルトランドの投げ飛ばし屋。([[フォーゴトン・レルム探訪]]) | ||
ダメージでなくパワー分の数[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[屍肉/Carrion]]、[[グール呼びのギサ/Ghoulcaller Gisa]]、[[害獣の世話/Tend the Pests]]がある。 | ダメージでなくパワー分の数[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[屍肉/Carrion]]、[[グール呼びのギサ/Ghoulcaller Gisa]]、[[害獣の世話/Tend the Pests]]がある。 | ||
==参考== | ==参考== |
2021年7月22日 (木) 05:00時点における版
Fling / 投げ飛ばし (1)(赤)
インスタント
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
投げるカードの代表格。追加コストとして生け贄に捧げたクリーチャーのパワーと同じ値のダメージを与える火力。
コスト・パフォーマンスはあまりよくないが、いろいろと応用が利き、時にエンドカード級にさえなりうる。一度戦闘ダメージを与えたクリーチャーを投げて、「赤い狂暴化/Berserk」のように使うのが常套手段。
ストロングホールドで初登場してから基本セット2011で12年後ぶりに再録。その後はちょくちょく再録されている。エルドレインの王権期のスタンダードでは、ティムール・アドベンチャーに採用される。サイドボードに1枚挿しされ、成就/Granted経由で豆の木の巨人/Beanstalk Giantを対戦相手に投げつけて勝利する。
- ちなみに後の次元の混乱での一時的な色の役割変更に伴い、本当の意味での(若干仕様は異なるが)赤い凶暴化である致命的な激情/Fatal Frenzyが作られた。
- 基本セット2011の再録時はストロングホールドと同じイラストが採用されているものの、アーティストの名義が「Paolo Parente」から「Parente」に変更されている。
使用例
- そのままだと死亡するクリーチャーを、その前に投げる。
- 戦闘で死亡するクリーチャー。この場合、戦闘ダメージと投げ飛ばしのダメージの両方を与えるプレイング(いわゆる当て逃げ)は現在のルールだと不可能な点に注意。
- 除去されそうなクリーチャー。
- 時間制限つきのクリーチャー。こちらの場合は、攻撃した後で投げてさらなる追加ダメージを狙う運用が一般的。
- ボール・ライトニング/Ball Lightning、騙し討ち/Sneak Attackなど。
- 反逆の行動/Act of Treasonなど、一時的にコントロールを奪うカードとの相性はよく、実質的な除去となる。
- エターナルなどでは狂暴化/Berserkとのコンボも人気がある。
- 一時的な強化(パンプアップ)でパワーを強化したクリーチャーを投げる。
- 本来アタッカーに使えない前提でマナレシオが高く設定されているクリーチャーを投げる。
関連カード
- 命知らず/Reckless Abandonはこれのダメージを固定した亜種と言える。その他ダメージ値が固定のものはゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade、死の爆弾/Death Bombの項を参照。
任意のクリーチャーを生け贄に捧げて、そのパワー分のダメージを与えるカード
インスタント・ソーサリー
- 最後の一撃/Final Strike – 2BBのソーサリー。(ポータル)
- 破裂/Rupture - 2Rのソーサリー。すべてのプレイヤーと飛行を持たないクリーチャーにダメージを与える。(ネメシス)
- 胆液の爆発/Ichor Explosion - 5BBのソーサリー。ダメージでなく全体-X/-X修整。(新たなるファイレクシア)
- 手綱取り/Grab the Reins – 3Rのインスタント。一時的なコントロール奪取のモードも持ち双呪能力もち。(ミラディン)
- 心魂破/Soulblast - 3RRRのインスタント。クリーチャーをすべて捧げて、そのパワーの合計値のダメージ。(神河物語)
- 血の訴え/Call for Blood - 4Bの秘儀インスタント。ダメージでなくクリーチャー1体への-X/-X修整。(神河謀叛)
- 消耗の儀式/Rite of Consumption – 1Bのソーサリー。ライフドレイン効果付きだが、クリーチャーは対象にできない。(シャドウムーア)
- ドスン/Thud – Rのソーサリー。(基本セット2019)
- カズールの憤怒/Kazuul's Fury - 2Rのインスタント。第2面が土地であるモードを持つ両面カードの第1面。(ゼンディカーの夜明け)
パーマネントの能力
ダメージ値が固定のものはゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentの項を、自身を生け贄に捧げて自身のパワー分の火力になるクリーチャーは猛火の精霊/Flame Elementalの項を参照。
- Sword of the Ages - アーティファクトの起動型能力。これと望む数のクリーチャーを捧げて、そのパワー合計値のダメージ。生け贄は追放される。(レジェンド)
- Freyalise Supplicant - タップ能力。生け贄に捧げるのは白か赤のクリーチャー限定。パワーの切り下げた半分ダメージ。(アイスエイジ)
- 狂気の祭壇/Altar of Dementia - アーティファクトの起動型能力。ダメージではなく生け贄のパワーと同枚数分のライブラリー破壊。(テンペスト)
- 血まなこのサイクロプス/Bloodshot Cyclops - 起動型能力。(ウルザズ・デスティニー)
- 投げ落とすコンドル/Airdrop Condor - 起動型能力。生け贄に捧げるのはゴブリン限定。(オンスロート)
- 星明りの聖域/Starlit Sanctum - 土地の起動型能力。生け贄に捧げるのはクレリック限定。(オンスロート)
- 豪腕のブライオン/Brion Stoutarm - 起動型能力。自身は生け贄に捧げられない。(ローウィン)
- ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon - 誘発型能力。あなたのアップキープに各対戦相手に生け贄のパワー分ライフロスさせる。自身は生け贄に捧げられない。(基本セット2010)
- ゴルガリの死者の王、ジャラド/Jarad, Golgari Lich Lord - 起動型能力。各対戦相手に生け贄のパワー分ライフロスさせる。(ラヴニカへの回帰)
- 血顎の狂信者/Blood-Chin Fanatic - 起動型能力。対象の対戦相手から生け贄のパワー分ドレインする。生け贄に捧げるのは他の戦士限定。(タルキール龍紀伝)
- 連射する暴君/Barrage Tyrant - 起動型能力。生け贄に捧げるのは他の無色のクリーチャー限定。(戦乱のゼンディカー)
- 心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore - ETBの誘発型能力。自身は生け贄に捧げられない。(アモンケット)
- セルトランドの投げ飛ばし屋/Surtland Flinger - 攻撃時の誘発型能力。生け贄が巨人ならダメージが倍。自身は生け贄に捧げられない。(カルドハイム)
- 虎飼い族の狩人/Tiger-Tribe Hunter - 誘発にアタッカーのパワー合計が6以上の条件が加わり、巨人ボーナスも無くなったセルトランドの投げ飛ばし屋。(フォーゴトン・レルム探訪)
ダメージでなくパワー分の数トークンを生成するカードに屍肉/Carrion、グール呼びのギサ/Ghoulcaller Gisa、害獣の世話/Tend the Pestsがある。
参考
- 投げる
- カード個別評価:エルドレインの王権 - コモン
- カード個別評価:アモンケット - コモン
- カード個別評価:闇の隆盛 - コモン
- カード個別評価:ストロングホールド - コモン
- カード個別評価:基本セット2012 - コモン
- カード個別評価:基本セット2011 - コモン
- カード個別評価:Jumpstart - コモン