青白黒コントロール
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青白黒コントロール(UWB Control)は、青白黒3色で構成されるコントロールデッキ。エストニアの国旗の色にちなみエストニア・コントロール、アラーラの断片ブロックの次元エスパー/Esperに由来しエスパー・コントロールと呼ぶところもある。
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概要
基本は、青のカウンター・ドローをベースにしたパーミッションの形態をとる。青白コントロールにタッチ黒、または青黒コントロールにタッチ白の形をとる場合が多い。
白の各種パーマネントコントロールに黒の手札破壊、除去を活用できるため、汎用性は非常に高い。
しかし、3色ともなればマナ基盤を整えにくくなるため、強力な特殊地形が使用可能な環境でないと難しい。
- ここで挙がっている以外のデッキ・タイプについては、白青黒#代表的なデッキも参照。
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行
戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから《戦隊の鷹/Sqadron Hawk》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
特にボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasを採用し青黒テゼレットとハイブリッドしたデッキはTezzerator-Bladeと呼ばれる。
アラーラの断片ブロック期
アラーラの断片ブロック期の白青黒のコントロールデッキは、アラーラの断片の次元エスパー/Esperからエスパーコントロール(Esper Control)の名で呼ばれることが多い。同時期のスタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍した。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
あなたのコントロール下で別のアーティファクトが戦場に出るたび、ガラス塵の大男はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、それはこのターン、ブロックされない。
サイクリング(白/青)((白/青),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
アーティファクト
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(1)を支払うとともにあなたがコントロールする基本土地1つをオーナーの手札に戻してもよい。
原霧の境界石はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。
ソーサリー
すべての墓地にあるすべてのアーティファクト・カードとすべてのエンチャント・カードを、それらのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。(エンチャントするものがないオーラは墓地に残る。)
構成はデッキごとで様々だが、ガラス塵の大男/Glassdust Hulkなどのサイクリングを持つアーティファクト・クリーチャーでデッキを回しつつ境界石でマナを伸ばし、除去で対戦相手をコントロールしつつフィニッシャーで仕留めるという基本方針は同じである。スタンダードの場合、蔵の開放/Open the Vaultsを利用した大量リアニメイトも組み込まれることが多い。
場合によってはガラス塵の大男と覇者シャルム/Sharuum the Hegemonを利用した瞬殺コンボも搭載される。また、鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Windなどのスフィンクスを多用するタイプは特にスフィンクス・コントロール(Sphinx Control)と呼ばれる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーサンディエゴ10 ベスト8(参考)
- 使用者:Niels Viaene
- フォーマット
- ワールドウェイク参入後のデッキ。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絶望の天使が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
また、一瞬の瞬き/Momentary Blinkを活用するブリンクのうち、黒を入れたバージョンも登場した。
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
第10版導入後の後期のバージョンではカウンターとリアニメイトの要素を排除し、印鑑によるマナ加速からのパワーカードの連打を基本とした一種のグッドスタッフ的な構成も多く見られる。→参考
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (12) | |
3 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
3 | 絶望の天使/Angel of Despair |
4 | 宮廷の軽騎兵/Court Hussar |
2 | 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire |
呪文 (26) | |
3 | 酷評/Castigate |
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research |
2 | 滅び/Damnation |
1 | 無残な収穫/Grim Harvest |
2 | 否定の契約/Pact of Negation |
4 | 差し戻し/Remand |
1 | 神の怒り/Wrath of God |
3 | アゾリウスの印鑑/Azorius Signet |
3 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet |
2 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
1 | オルゾフの印鑑/Orzhov Signet |
土地 (22) | |
1 | 幽霊街/Ghost Quarter |
4 | 神無き祭殿/Godless Shrine |
2 | 神聖なる泉/Hallowed Fountain |
3 | 島/Island |
2 | 雨雲の迷路/Nimbus Maze |
3 | オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica |
1 | 平地/Plains |
2 | 涙の川/River of Tears |
1 | 沼/Swamp |
1 | 地底の大河/Underground River |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
1 | 湿った墓/Watery Grave |
サイドボード | |
1 | 滅び/Damnation |
1 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
3 | 根絶/Extirpate |
2 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
1 | 無残な収穫/Grim Harvest |
3 | 屈辱/Mortify |
1 | 否定の契約/Pact of Negation |
3 | 永遠からの引き抜き/Pull from Eternity |
ラヴニカ・ブロック構築
八十岡翔太製作のコントロールデッキがプロツアーチャールストン06を制した。
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 騎士(Knight)
警戒
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、それを唱えるために(白)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。
詳細はヤソコンを参照のこと。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期
ディセンションで青白のギルド/Guild、アゾリウス評議会/The Azorius Senateが登場すると、印鑑からマナ加速して重いカードを連発し大型クリーチャーをリアニメイトするグッドスタッフ系コントロールデッキ、太陽拳が登場、メタの中心を担った。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絶望の天使が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
またそれとは別路線で、コールドスナップの相殺/Counterbalanceと師範の占い独楽/Sensei's Divining Topのソフトロックを搭載したメガパーミッションデッキ、ストラクチャー・アンド・フォースが作られ、その年の日本選手権06を制した。
エンチャント
対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文のマナ総量が公開されたカードのマナ総量と等しいならば、その呪文を打ち消す。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロックが多色を推奨していたことから注目を浴びる。追放するものドロマー/Dromar, the Banisherの色のためドロマーコントロールとも呼ばれる。
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
追放するものドロマーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(青)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、選ばれた色のすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・あなたは5点のライフを得る。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。
マスクス・ブロックの頃はドロー・ゴータイプのパーミッション、Go-Marが活躍。
また、オデッセイ・ブロック参入後は、影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltratorと翻弄する魔道士/Meddling Mageを併用するフィンキュラが登場した。