ドラゴンストーム

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
4行: 4行:
 
略称はドラゴンストーム(Dragonstorm)の頭文字を取って"DS"、もしくは"ドラスト"。
 
略称はドラゴンストーム(Dragonstorm)の頭文字を取って"DS"、もしくは"ドラスト"。
  
[[スカージ]]当時はその重さと、相性の良いカードが少なかったことからほとんど[[ドラゴン]]好きの[[カジュアルプレイ]]でしか使われなかった[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]であるが、タイムシフトで復活した時のらせん時の環境では相性の良いカードが増えたため、トーナメントクラスでも有力なデッキとして成立、遂に[[世界選手権06]]を制するに至った。
+
[[スカージ]]当時はその重さと、相性の良いカードが少なかったことからほとんど[[ドラゴン]]好きの[[カジュアルプレイ]]でしか使われなかった[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]であるが、タイムシフトで復活した時のらせん時の環境では相性の良いカードが増えたため、[[トーナメント]]クラスでも有力なデッキとして成立、遂に[[世界選手権06]]を制するに至った。
 +
 
 
続けて[[世界選手権07]]にもトップ4に2人を送り込み、すっかりメイン[[メタ]]の一角となった感がある。
 
続けて[[世界選手権07]]にもトップ4に2人を送り込み、すっかりメイン[[メタ]]の一角となった感がある。
  
==[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン・ブロック]] [#TimeSpiral-Lorwyn]==
+
==[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン・ブロック]]==
 +
 
 +
[[ローテーション]]により[[差し戻し/Remand]]、[[撤廃/Repeal]]、[[孵化計画/Hatching Plans]]といった[[青]]い優秀パーツを失い、衰退していた[[刈り痕ストーム]]との[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]という形で[[メタ外]]から[[世界選手権07]]に突如復活。
  
[[ハイブリッドデッキ|ローテーション]]により[[差し戻し/Remand]]、[[撤廃/Repeal]]、[[孵化計画/Hatching Plans]]といった[[青]]い優秀パーツを失い、衰退していた[[刈り痕ストーム]]との[[ハイブリッド]]という形で[[メタ外]]から[[世界選手権07]]に突如復活。
 
 
青を切り捨て、[[赤]][[単色]]デッキでの登場である。
 
青を切り捨て、[[赤]][[単色]]デッキでの登場である。
  
18行: 20行:
 
従来の[[マナ加速]][[カード]]に加え、8枚体制の[[蓄積ランド]]でマナ基盤を固め、背骨岩の小山で[[秘匿]]した[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を放つ。
 
従来の[[マナ加速]][[カード]]に加え、8枚体制の[[蓄積ランド]]でマナ基盤を固め、背骨岩の小山で[[秘匿]]した[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を放つ。
 
秘匿条件である「[[対戦相手]]に7点の[[ダメージ]]」を達成するために[[火力]]や刈り痕ストームの動きを取り入れ、比較的少ないマナとカードでドラゴンの嵐を撃つことが出来るのだ。
 
秘匿条件である「[[対戦相手]]に7点の[[ダメージ]]」を達成するために[[火力]]や刈り痕ストームの動きを取り入れ、比較的少ないマナとカードでドラゴンの嵐を撃つことが出来るのだ。
 +
 
勿論、普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも勝利できるし、[[紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath]]と[[ぶどう弾/Grapeshot]]でも同様。
 
勿論、普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも勝利できるし、[[紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath]]と[[ぶどう弾/Grapeshot]]でも同様。
 +
 
多種多様な動きをすることが可能で、最早[[チェイン・コンボ]]に近いデッキになっている。
 
多種多様な動きをすることが可能で、最早[[チェイン・コンボ]]に近いデッキになっている。
  
 
大量の[[土地破壊|マナ]]を必要とするデッキであるため、蓄積ランドへ[[ランデス]]か[[バウンス]]を集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。
 
大量の[[土地破壊|マナ]]を必要とするデッキであるため、蓄積ランドへ[[ランデス]]か[[バウンス]]を集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。
 +
 
中速程度の[[ビートダウン]]や[[土地]]に触れない[[コントロール]]にはかなりの強さを発揮する。
 
中速程度の[[ビートダウン]]や[[土地]]に触れない[[コントロール]]にはかなりの強さを発揮する。
*[[黒緑ビートダウン#TimeSpiral-Lorwyn|黒緑ビートダウン]]全盛の[[世界選手権07]]ではメタに最も合致したデッキの一つであったと言っていいだろう。
+
*[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期|黒緑ビートダウン]]全盛の[[世界選手権07]]ではメタに最も合致したデッキの一つであったと言っていいだろう。
  
==サンプルレシピ==
+
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07ja/welcome|世界選手権07]] 準優勝([[参考]])
+
**[[世界選手権07]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[Patrick Chapin]]
 
**使用者:[[Patrick Chapin]]
 
*フォーマット
 
*フォーマット
90行: 95行:
  
  
==[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]] [#Ravnica-TimeSpiral]==
+
==[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]==
  
 
{{#card:Dragonstorm}}
 
{{#card:Dragonstorm}}
105行: 110行:
 
[[探す|探して]]くるドラゴンは大抵[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]。
 
[[探す|探して]]くるドラゴンは大抵[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]。
 
[[cip]]能力で5点[[ダメージ]]を発生させられるため、単純に4体出して相手を20点の[[火力]]で[[焼く]]事が可能。
 
[[cip]]能力で5点[[ダメージ]]を発生させられるため、単純に4体出して相手を20点の[[火力]]で[[焼く]]事が可能。
[[ビートダウン|除去]]されないようならストーム2以下のドラゴンの嵐や[[素出し]]によって相手の[[クリーチャー]]を一掃しつつ[[ビート]]しても十分な効果が得られる。
+
 
 +
[[除去]]されないようならストーム2以下のドラゴンの嵐や[[素出し]]によって相手の[[クリーチャー]]を一掃しつつ[[ビートダウン|ビート]]しても十分な効果が得られる。
 
特に素出しでも十二分に強力である、という点が大きなポイントで、コンボが崩れても[[コンボパーツ]]だけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。
 
特に素出しでも十二分に強力である、という点が大きなポイントで、コンボが崩れても[[コンボパーツ]]だけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。
  
115行: 121行:
  
 
コンボを決めるサポートとして、[[万の眠り/Gigadrowse]]か[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]を採用することが多い。
 
コンボを決めるサポートとして、[[万の眠り/Gigadrowse]]か[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]を採用することが多い。
 +
 
前者は相手の[[ターン終了ステップ|ターン終了時]]に[[プレイ]]して相手の[[土地]]を[[フルタップ]]にすることで、[[カウンター]]はもちろん、[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などによる妨害も防ぐことができる。
 
前者は相手の[[ターン終了ステップ|ターン終了時]]に[[プレイ]]して相手の[[土地]]を[[フルタップ]]にすることで、[[カウンター]]はもちろん、[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などによる妨害も防ぐことができる。
 +
 
後者はそもそも[[インスタント]]による妨害そのものを未然に防いでくれるが、[[ビートダウン]]に対しての耐性はやや落ちるため、[[サイドボード]]に採用される事が多い。
 
後者はそもそも[[インスタント]]による妨害そのものを未然に防いでくれるが、[[ビートダウン]]に対しての耐性はやや落ちるため、[[サイドボード]]に採用される事が多い。
 +
 
勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらず[[パーミッション]]系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。
 
勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらず[[パーミッション]]系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。
  
136行: 145行:
 
*[[第10版]]参入によって[[煮えたぎる歌/Seething Song]]を失ったため、[[刈り痕ストーム]]に移行。
 
*[[第10版]]参入によって[[煮えたぎる歌/Seething Song]]を失ったため、[[刈り痕ストーム]]に移行。
  
==サンプルレシピ==
+
===サンプルレシピ1===
 
*備考
 
*備考
**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] 準優勝([[http://2006.lom.jp/|参考]])
+
**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] 準優勝([http://2006.lom.jp/ 参考])
 
**使用者:[[浅原晃]]
 
**使用者:[[浅原晃]]
 
*フォーマット
 
*フォーマット
217行: 226行:
 
そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。
 
そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。
  
****
+
===サンプルレシピ2===
 +
 
 
*備考
 
*備考
**[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds06ja/welcome|世界選手権06]] 優勝([[参考]])
+
**[[世界選手権06]] 優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds06ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[三原槙仁]]
 
**使用者:[[三原槙仁]]
 
*フォーマット
 
*フォーマット
288行: 298行:
  
 
*こちらは純正の赤青タイプ。非常にオーソドックスなレシピになっている。
 
*こちらは純正の赤青タイプ。非常にオーソドックスなレシピになっている。
*メインから2枚(サイドボードには更に3枚)投入された、色が青しか合わない[[蓄積ランド]]が特徴的である。
+
*メインから2枚(サイドボードには更に3枚)投入された、色が青しか合わない[[蓄積ランド]]が特徴的である。これはコントロールデッキを[[メタ]]ったことによるもので、一度に大量のマナを生み出して、相手を[[万の眠り/Gigadrowse]]で確実にタップアウトさせるのだ。この選択は功を奏し、[[三原槙仁]]は見事にワールドチャンピオンの座を勝ち取った。
これはコントロールデッキを[[メタ]]ったことによるもの。
+
一度に大量のマナを生み出して、相手を[[万の眠り/Gigadrowse]]で確実にタップアウトさせるのだ。
+
この選択は功を奏し、[[三原槙仁]]は見事にワールドチャンピオンの座を勝ち取った。
+
  
==[[時のらせんブロック構築]] [#TSB]==
+
==[[時のらせんブロック構築]]==
  
 
[[時のらせんブロック構築]]でも一応は成立する。
 
[[時のらせんブロック構築]]でも一応は成立する。
308行: 315行:
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[ストーム#ストーム/Storm(デッキ)|ストーム]](デッキ)
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2008年2月20日 (水) 06:04時点における版

目次

ドラゴンストーム(Dragonstorm)

時のらせんタイムシフトで復活したドラゴンの嵐/Dragonstormを中心としたストームコンボデッキ。 略称はドラゴンストーム(Dragonstorm)の頭文字を取って"DS"、もしくは"ドラスト"。

スカージ当時はその重さと、相性の良いカードが少なかったことからほとんどドラゴン好きのカジュアルプレイでしか使われなかったドラゴンの嵐/Dragonstormであるが、タイムシフトで復活した時のらせん時の環境では相性の良いカードが増えたため、トーナメントクラスでも有力なデッキとして成立、遂に世界選手権06を制するに至った。

続けて世界選手権07にもトップ4に2人を送り込み、すっかりメインメタの一角となった感がある。

時のらせんブロックローウィン・ブロック

ローテーションにより差し戻し/Remand撤廃/Repeal孵化計画/Hatching Plansといったい優秀パーツを失い、衰退していた刈り痕ストームとのハイブリッドという形でメタ外から世界選手権07に突如復活。

青を切り捨て、単色デッキでの登場である。


Spinerock Knoll / 背骨岩の小山
土地

秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
背骨岩の小山はタップ状態で戦場に出る。
(T):(赤)を加える。
(赤),(T):このターン、対戦相手1人が7点以上のダメージを与えられているなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。


新たなアドバンテージ要素として背骨岩の小山/Spinerock Knollを使っているのが最大の特徴。

従来のマナ加速カードに加え、8枚体制の蓄積ランドでマナ基盤を固め、背骨岩の小山で秘匿したドラゴンの嵐/Dragonstormを放つ。 秘匿条件である「対戦相手に7点のダメージ」を達成するために火力や刈り痕ストームの動きを取り入れ、比較的少ないマナとカードでドラゴンの嵐を撃つことが出来るのだ。

勿論、普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも勝利できるし、紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swathぶどう弾/Grapeshotでも同様。

多種多様な動きをすることが可能で、最早チェイン・コンボに近いデッキになっている。

大量のマナを必要とするデッキであるため、蓄積ランドへランデスバウンスを集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。

中速程度のビートダウン土地に触れないコントロールにはかなりの強さを発揮する。

サンプルレシピ

aligen="center" LEFT:
メインデッキ (60)
クリーチャー (4)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
インスタント・ソーサリー (28)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 ぶどう弾/Grapeshot
4 火葬/Incinerate
3 紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath
3 裂け目の稲妻/Rift Bolt
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 ショック/Shock
2 タール火/Tarfire
アーティファクト (4)
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
土地 (24)
4 菌類の到達地/Fungal Reaches
4 溶鉄の金屑場/Molten Slagheap
12 山/Mountain
4 背骨岩の小山/Spinerock Knoll
サイドボード
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
4 十二足獣/Dodecapod
2 巣穴からの総出/Empty the Warrens
2 記憶の点火/Ignite Memories
3 硫黄破/Sulfurous Blast
2 命運の輪/Wheel of Fate


ラヴニカ・ブロック時のらせんブロック


Dragonstorm / ドラゴンの嵐 (8)(赤)
ソーサリー

あなたのライブラリーからドラゴン(Dragon)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)



Bogardan Hellkite / ボガーダンのヘルカイト (6)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

瞬速
飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーとプレインズウォーカーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。

5/5

この時期は殆どデッキである。

デッキの動きは単純。炎の儀式/Rite of Flame待機カードである睡蓮の花/Lotus Bloomによってマナ加速しつつストームを稼ぎ、ドラゴンの嵐/Dragonstormに繋げる。 後は大量のドラゴンが相手を踏み潰すだけだ。

青からはドローや妨害手段の他に、ドラゴンの嵐/Dragonstormをサーチできるゴロゾス/Grozoth辺りが投入される。

探してくるドラゴンは大抵ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkitecip能力で5点ダメージを発生させられるため、単純に4体出して相手を20点の火力焼く事が可能。

除去されないようならストーム2以下のドラゴンの嵐や素出しによって相手のクリーチャーを一掃しつつビートしても十分な効果が得られる。 特に素出しでも十二分に強力である、という点が大きなポイントで、コンボが崩れてもコンボパーツだけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。

ボガーダンのヘルカイトだけでは、もしドローしてしまった場合に一撃で決めきれないため、他に数体のドラゴンを入れておくのが普通。 スタンダードでの候補は、

コンボを決めるサポートとして、万の眠り/Gigadrowseザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirを採用することが多い。

前者は相手のターン終了時プレイして相手の土地フルタップにすることで、カウンターはもちろん、赤の防御円/Circle of Protection: Redなどによる妨害も防ぐことができる。

後者はそもそもインスタントによる妨害そのものを未然に防いでくれるが、ビートダウンに対しての耐性はやや落ちるため、サイドボードに採用される事が多い。

勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらずパーミッション系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。

を足し、マナ加速に土地サーチからの早摘み/Early Harvestを利用する禍我シュートの変形バージョンも存在する。 このバージョンはドラゴンの嵐による一点突破が厳しいと判断した場合、サイドボードから大量のクリーチャーを引き込みビートダウンに化けるアグレッシブ・サイドボーディングを利用する事も可能。

  • 非常に手札がよければ1ターンキルもあり得るが、基本的には睡蓮の花/Lotus Bloom待機が終わる4ターン目付近が勝負の分かれ目。
    • マナの出る土地、炎の儀式×4、ドラゴンの嵐があれば1ターンキル成立。炎の儀式4枚目は煮えたぎる歌でも可。
      • ちなみに赤マナの出る土地×24、炎の儀式・煮えたぎる歌×4ずつ、ドラゴンの嵐×4、ボガーダンのヘルカイト×4、狩り立てられたドラゴン×1を内蔵した60枚のデッキにて先攻だった場合、1ターンキル成立の確率は約0.0215%。4650回やって決まるかどうかである。
  • コンボデッキの常として手札破壊に弱いため、その点を突かれると何も出来ないこともある。

特に勝利する手段が全て赤いため迫害/Persecuteを食らうと悶絶。 よって、サイドボード後は無知の喜び/Ignorant Blissなどで手札を守る場合が多い。 ドラゴンの嵐自体も計略縛り/Trickbind疑念の影/Shadow of Doubtによって消される危険性があるが、それらは万の眠りで対応可能である。

多人数戦の場合、対戦相手全員からライフ(プレイヤー数×20)をドレインし、一瞬で一人勝ちである。

サンプルレシピ1

aligen="center" LEFT:
メインデッキ (60)
クリーチャー (9)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
3 大いなるガルガドン/Greater Gargadon
1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
1 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind
インスタント・ソーサリー (22)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 祖先の幻視/Ancestral Vision
4 煮えたぎる歌/Seething Song
3 差し戻し/Remand
3 時計回し/Clockspinning
アーティファクト (7)
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
3 彩色の星/Chromatic Star
土地 (22)
3 島/Island
3 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 神聖なる泉/Hallowed Fountain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
サイドボード
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
2 稲妻の天使/Lightning Angel
1 大いなるガルガドン/Greater Gargadon
4 均衡の復元/Restore Balance
1 時計回し/Clockspinning

これは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第二部登場人物、ワムウが使う必殺技の名前である。

そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。

サンプルレシピ2

aligen="center" LEFT:
メインデッキ (60)
クリーチャー (6)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
2 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
インスタント・ソーサリー (28)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 煮えたぎる歌/Seething Song
4 差し戻し/Remand
4 万の眠り/Gigadrowse
4 手練/Sleight of Hand
4 時間の把握/Telling Time
アーティファクト (4)
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
土地 (22)
8 島/Island
4 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
1 石灰の池/Calciform Pools
1 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef
サイドボード
1 石灰の池/Calciform Pools
2 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef
1 計略縛り/Trickbind
3 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 無知の喜び/Ignorant Bliss
4 撤廃/Repeal
1 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
  • こちらは純正の赤青タイプ。非常にオーソドックスなレシピになっている。
  • メインから2枚(サイドボードには更に3枚)投入された、色が青しか合わない蓄積ランドが特徴的である。これはコントロールデッキをメタったことによるもので、一度に大量のマナを生み出して、相手を万の眠り/Gigadrowseで確実にタップアウトさせるのだ。この選択は功を奏し、三原槙仁は見事にワールドチャンピオンの座を勝ち取った。

時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築でも一応は成立する。

しかしながらカードプールが狭く炎の儀式/Rite of Flame煮えたぎる歌/Seething Songといったマナ加速呪文がないためかなり怪しい内容になる。


Grinning Ignus / にやにや笑いのイグナス (2)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

(赤),にやにや笑いのイグナスをオーナーの手札に戻す:(◇)(◇)(赤)を加える。起動はソーサリーとしてのみ行う。

2/2


Gauntlet of Power / 魔力の篭手 (5)
アーティファクト

魔力の篭手が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
選ばれた色のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
選ばれた色のマナを出す目的で基本土地がタップされるたび、それのコントローラーは追加でその色のマナ1点を加える。


ソース:http://www.germagic.de/dc/deck.php?id=9422


参考

QR Code.gif