残酷コントロール
残酷コントロール(Cruel Control)は、アラーラの断片以降に登場した残酷な根本原理/Cruel Ultimatumを使用するコントロールデッキの総称。おもに5色か、青黒赤3色で組まれる。
概要
[編集]ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
強大なアドバンテージをもたらす残酷な根本原理/Cruel Ultimatumをエンドカードに据える。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
[編集]ゼンディカー・ブロック参入後は、青黒赤の3色で組まれる。アラーラの断片ブロックのグリクシス/Grixisと同じ色構成であることから、グリクシスコントロール(Grixis Control)と呼ばれる。
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
3
終止/Terminateなどの除去や精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorなどのプレインズウォーカーで戦場を支配し、残酷な根本原理/Cruel Ultimatumでトドメを刺す。
サンプルレシピ
[編集]- 備考
- グランプリマニラ10 ベスト8 (参考)
- 使用者:Bayani Manansala
- フォーマット
| Grixis Control [1] | |
|---|---|
| 土地 (26) | |
| 4 | 忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit |
| 4 | 崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis |
| 2 | 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit |
| 2 | 水没した地下墓地/Drowned Catacomb |
| 3 | 島/Island |
| 2 | 溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches |
| 2 | 山/Mountain |
| 4 | 沸騰する小湖/Scalding Tarn |
| 3 | 沼/Swamp |
| クリーチャー (7) | |
| 3 | 方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper |
| 4 | セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter |
| 呪文 (27) | |
| 4 | 荒廃稲妻/Blightning |
| 2 | 残酷な根本原理/Cruel Ultimatum |
| 2 | 剥奪/Deprive |
| 2 | 地震/Earthquake |
| 3 | 乱動への突入/Into the Roil |
| 3 | 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor |
| 4 | 稲妻/Lightning Bolt |
| 4 | 広がりゆく海/Spreading Seas |
| 3 | 終止/Terminate |
| サイドボード (15) | |
| 1 | 弱者の消耗/Consume the Meek |
| 2 | 消耗の蒸気/Consuming Vapors |
| 4 | 強迫/Duress |
| 3 | 瞬間凍結/Flashfreeze |
| 3 | 燻し/Smother |
| 2 | 思考の大出血/Thought Hemorrhage |
アラーラの断片ブロック構築
[編集]アラーラの断片ブロック構築でも活躍するアーキタイプである。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
3/2
インスタント
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー1体を対象とする。瀝青破はそれに4点のダメージを与える。
続唱のアドバンテージギミックが用いられているのが特徴であり、5色続唱コントロール(5-Color Cascade Control)の名で呼ばれる。
サンプルレシピ
[編集]- 備考
- プロツアーホノルル09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Zac Hill
- フォーマット:アラーラの断片ブロック構築(アラーラの断片+コンフラックス+アラーラ再誕)
- 「すべての続唱呪文を火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuに」というコンセプトで、対クリーチャーにメインデッキの3マナ以下の呪文はエスパーの魔除け/Esper Charm、否定の壁/Wall of Denial、大渦の脈動/Maelstrom Pulseに絞られている。
- WotCのコラム「Feature:デッキテクニック-ナイアガラの滝」(文:Tim Willoughby)も参照のこと。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
[編集]ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期のスタンダードでは、クイックントーストのバリエーションの1つとして登場した。
序盤は従来のクイックントーストと同じく軽い呪文で凌ぎつつドローカードを連打、必要なマナが揃ったら残酷な根本原理を唱えて一気にアドバンテージを稼ぐ。アラーラの断片で各種魔除けが加わったことで序盤を耐えやすくなった。
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたの対戦相手がコントロールするすべてのクリーチャーをタップする。
・カードを1枚引く。
その他の部分はデッキにより様々。マナ加速から重い呪文につなぐもの、強力なプレインズウォーカーを主力にしたものなどがある。場合によっては残酷な根本原理をナックラヴィー/Nucklaveeで使い回し徹底的にアドバンテージにこだわるタイプも存在する。
コンフラックス参入後のプロツアー京都09では、火山の流弾/Volcanic Falloutに加え、羽毛覆い/Plumeveilと崇敬の壁/Wall of Reverenceの2種6枚の壁を採用した、俗に壁トーストと呼ばれるタイプを用いたGabriel Nassifが優勝を飾った(→*1)。次々に後続を用意できる赤白ヒバリに対しては、後手を踏みがちなソーサリー除去である神の怒り/Wrath of Godよりも、壁と火山の流弾の組み合わせの方が効果的であった。また、打ち消されない火山の流弾、霧縛りの徒党/Mistbind Cliqueと相討ちを取れる羽毛覆いの存在によって青黒フェアリーに対しても有利に渡り合える。
基本セット2010では対フェアリーの最終兵器である大貂皮鹿/Great Sable Stagを獲得し、メタの中心を担うまでになった。日本選手権09でも中村修平が使用し、見事優勝を飾っている。
コンフラックス後
[編集]- 備考
- 壁トーストと呼ばれるタイプ。また、使用者の名前からナシフトーストと呼ばれることもある。
初期型
[編集]- 備考
- 世界選手権08 準優勝 (参考)
- 使用者:Jamie Parke
- フォーマット:スタンダード(第10版+ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片)
| Cruel Control World2008 [4] | |
|---|---|
| 土地 (26) | |
| 2 | 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket |
| 1 | 溢れかえる果樹園/Flooded Grove |
| 4 | 秘教の門/Mystic Gate |
| 4 | 反射池/Reflecting Pool |
| 1 | 沈んだ廃墟/Sunken Ruins |
| 1 | 地底の大河/Underground River |
| 4 | 鮮烈な小川/Vivid Creek |
| 4 | 鮮烈な林/Vivid Grove |
| 4 | 鮮烈な草地/Vivid Meadow |
| 1 | ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast |
| クリーチャー (11) | |
| 2 | 雲打ち/Cloudthresher |
| 4 | 熟考漂い/Mulldrifter |
| 1 | 妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae |
| 4 | ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk |
| 呪文 (23) | |
| 2 | 糾弾/Condemn |
| 1 | 残酷な根本原理/Cruel Ultimatum |
| 4 | 謎めいた命令/Cryptic Command |
| 3 | エスパーの魔除け/Esper Charm |
| 2 | ジャンドの魔除け/Jund Charm |
| 2 | 否認/Negate |
| 1 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
| 4 | 霊魂放逐/Remove Soul |
| 1 | 連絡/Tidings |
| 3 | 神の怒り/Wrath of God |
| サイドボード (15) | |
| 1 | 質素な命令/Austere Command |
| 4 | 苦花/Bitterblossom |
| 2 | 糾弾/Condemn |
| 1 | エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage |
| 3 | 耳障りな反応/Guttural Response |
| 1 | 真髄の針/Pithing Needle |
| 2 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
| 1 | 神の怒り/Wrath of God |
- 同型で採用されることの多い台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksの代わりにロウクスの戦修道士/Rhox War Monkが採用されている。これは、青黒フェアリーが恐怖/Terrorよりも苦悶のねじれ/Agony Warpを優先する傾向にあることを意識した選択である。
エクステンデッド
[編集]伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
3
インスタント
あなたのライブラリーからインスタント・カードか瞬速を持つカードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
フラッシュバック(5)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
動きは従来のものから変化はない。大量の除去・カウンター呪文で相手の動きを凌ぎ、精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorなどの強力なプレインズウォーカーでアドバンテージを稼ぎ、残酷な根本原理/Cruel Ultimatumでトドメを刺す。
同時に神秘の指導/Mystical Teachingsのサーチによるシルバーバレット戦術が採用され、ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirも投入される。
サンプルレシピ
[編集]- 備考
- プロツアーアムステルダム10 ベスト4 (参考)
- 使用者:Michael Jacob
- フォーマット
モダン
[編集]モダンにも少数だが存在する。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
2/1
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。
こちらも動きは従来通り。大量の除去やカウンターで妨害し、残酷な根本原理/Cruel Ultimatumでトドメを刺す。