包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
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− | *[[入れ替え]][[効果]] | + | *[[入れ替え]][[効果]]と違ってタフネスが下がらない。タフネス[[強化]]から大ダメージを叩き出す[[コンボ]]を行う際にはタフネスが下がらないため安全である反面、パワー0のクリーチャーを除去する使い方もできない。 |
− | *タフネスを用いるのは[[戦闘ダメージ]]だけ。[[投げ飛ばし/Fling]]や[[格闘]]や[[噛みつき]]など、パワーを参照してダメージを[[与える]] | + | *タフネスを用いるのは[[戦闘ダメージ]]だけ。[[投げ飛ばし/Fling]]や[[格闘]]や[[噛みつき]]など、パワーを参照してダメージを[[与える]][[効果]]との[[シナジー]]は無い。 |
*2007年度[[都道府県選手権]]でベスト8賞として[[CHAMPSプロモ]]バージョンが配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/states-and-champs-2007-promos-2007-10-24 States and Champs 2007 Promos](Arcana [[2007年]]10月24日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。 | *2007年度[[都道府県選手権]]でベスト8賞として[[CHAMPSプロモ]]バージョンが配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/states-and-champs-2007-promos-2007-10-24 States and Champs 2007 Promos](Arcana [[2007年]]10月24日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。 | ||
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− | 初出時の日本語名は「包囲の'''搭'''、ドラン」だったが、[[ダブルマスターズ2022]] | + | 初出時の日本語名は「包囲の'''搭'''、ドラン」だったが、[[ダブルマスターズ2022]]で日本語版が[[再録]]された際に「包囲の'''塔'''、ドラン」に変更された。公式なアナウンスはないが[[Gatherer]]上でも変更がされており、事実上の[[誤植]]修正と思われる。 |
*「tower」は「'''塔''' (つちへん)」であって、「'''搭''' (てへん)」ではない。「搭」は乗る、乗せるという意味である。[[搭乗]]、搭載など。 | *「tower」は「'''塔''' (つちへん)」であって、「'''搭''' (てへん)」ではない。「搭」は乗る、乗せるという意味である。[[搭乗]]、搭載など。 | ||
2022年7月16日 (土) 05:05時点における版
伝説のクリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk) シャーマン(Shaman)
各クリーチャーは、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
0/5ローウィンの各部族の伝説のクリーチャーサイクルの1体。タフネスを攻撃力へと変換する常在型能力を持つツリーフォークである。
パワー自体は0だが、自身の能力により実質的に3マナ5/5という高いマナレシオになる。他に能力は持たないが、黒を含むタフネス5なので、恐怖/Terror系除去や火力に対する除去耐性が高い。
能力は全てのクリーチャーに効果を及ぼす。ツリーフォークはタフネス偏重なものが多いため、疑似ロードとしても機能するだろう。ただし対戦相手の使う壁などのクリーチャーも強化してしまう点には注意したい。またパワーが戦闘での意味をなくすため、頭でっかちへの抑止力にもなる。
欠点は、3色であるためタイトなマナ基盤を強いられる点と、伝説なので戦場に1体しか出せず手札で腐りやすい点。いくらパワーカードであるとはいえ無視できないデメリットである。
スタンダード登場時から黒緑白ビートダウンに当たり前のように採用された。その採用頻度の高さから、ドランの入っていない黒緑白デッキを「ノードラン」と呼び、また「ジャンクカラー」や「ネクラカラー」に並ぶ「ドランカラー」として、以降「アブザンカラー」という名称が登場するまでの通称として定着していた。
- 相性の良いクリーチャーは多いが、特に同セットのツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbingerはドランをサーチでき、モダンで共存する呪文滑り/Spellskiteはドランを妨害から庇えるうえ0/4というP/T。
- 入れ替え効果と違ってタフネスが下がらない。タフネス強化から大ダメージを叩き出すコンボを行う際にはタフネスが下がらないため安全である反面、パワー0のクリーチャーを除去する使い方もできない。
- タフネスを用いるのは戦闘ダメージだけ。投げ飛ばし/Flingや格闘や噛みつきなど、パワーを参照してダメージを与える効果とのシナジーは無い。
- 2007年度都道府県選手権でベスト8賞としてCHAMPSプロモバージョンが配布された[1]。
カード名
初出時の日本語名は「包囲の搭、ドラン」だったが、ダブルマスターズ2022で日本語版が再録された際に「包囲の塔、ドラン」に変更された。公式なアナウンスはないがGatherer上でも変更がされており、事実上の誤植修正と思われる。
- 「tower」は「塔 (つちへん)」であって、「搭 (てへん)」ではない。「搭」は乗る、乗せるという意味である。搭乗、搭載など。
関連カード
パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振るカード。特記しない限り常在型能力で、自軍のみに作用。 Magic: The Gathering Arenaではこの能力に公式に重厚/Backboneという名称が付けられている[2]。
- 突撃陣形/Assault Formation - 緑のエンチャント。2マナ。(タルキール龍紀伝)
- 重量的優位/Weight Advantage - 突撃陣形の策略。(コンスピラシー:王位争奪)
- 好戦的なブロントドン/Belligerent Brontodon - 緑白の恐竜。7マナ4/6。(イクサラン)
- 策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist - 緑白青の飛行持ち伝説のエルダー・ドラゴン。4マナ3/5。防衛を持つクリーチャーのみに作用する。(基本セット2019)
- 厳戒態勢/High Alert - 白青のエンチャント。3マナ。(ラヴニカの献身)
- 太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart - プレインズウォーカー。緑白3マナ混成カード。(灯争大戦)
- ツリーフォークの陰影/Treefolk Umbra - 緑のオーラ。つけられているクリーチャーに作用する。+0/+2修整と族霊鎧付き。(モダンホライゾン)
- 光の篭手/Gauntlets of Light - 白のオーラ。つけられているクリーチャーに作用する。+0/+2修整と自己アンタップ能力付き。(基本セット2020)
- 堅実な立ち位置/Solid Footing - 白のオーラ。つけられているクリーチャーが警戒を持っているなら作用する。+1/+1修整、瞬速付き。(イコリア:巨獣の棲処)
- 古きもつれ樹/Ancient Lumberknot - 黒緑のツリーフォーク。4マナ1/4。タフネスがパワーより大きいクリーチャーにのみ機能する。(イニストラード:真紅の契り)
- ラサード・イン・バシール/Rasaad yn Bashir - 白の背景選択持ち伝説の人間・モンク。3マナ0/3。攻撃誘発型能力でイニシアチブがあれば自軍のタフネスを倍にする。(統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い)
サイクル
ローウィンの多色の伝説のクリーチャー・サイクル。いずれもローウィンで強化されたクリーチャー・タイプと色を持つ。
こちらの公式サイトのコラムも参照。
- 豪腕のブライオン/Brion Stoutarm (赤白・巨人)
- 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower (白黒緑・ツリーフォーク)
- ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg (緑白・キスキン)
- 概念の群れ/Horde of Notions (白青黒赤緑・エレメンタル)
- 光り葉のナース/Nath of the Gilt-Leaf (黒緑・エルフ)
- 川の案内者、シグ/Sygg, River Guide (白青・マーフォーク)
- ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie (黒赤・ゴブリン)
- 噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale (青黒・フェアリー)
脚注
- ↑ States and Champs 2007 Promos(Arcana 2007年10月24日 Wizards of the Coast著)
- ↑ MTGアリーナ:パッチノート 1.06.00.00 (2020年3月12日)
参考
- 壁紙 (DL用URLはリンク切れ)
- Lorwyn - Doran, the Siege Tower - Desktop wallpaper(外部サイト Free-wallpapers.su 上記の転載)
- カード個別評価:ローウィン - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - レア
- From the Vault:Legends