フェアリー
提供:MTG Wiki
フェアリー/Faerieは、クリーチャー・タイプの1つ。羽を持つ小型の妖精。
初出はリミテッド・エディションのスクリブ・スプライト/Scryb Sprites。ミラージュ以降各ブロックに必ず1枚は収録されていたが、インベイジョンを最後に長い間存在が確認されていなかった。ラヴニカ:ギルドの都で久々に新種が登場。ローウィン・ブロックにて主要クリーチャー・タイプの1つとして取り上げられた結果、強力なカードが多数登場しタイプ的デッキがメタゲームの中心に躍り出るなど一躍有名になった。クリーチャー・タイプ大再編ではPixie QueenやFaerie Nobleもフェアリーに統合された。エルドレインの森でもテーマの1つになっている。
初期は森の妖精というイメージから緑のクリーチャーだったが、小型の飛行クリーチャーは緑の色の役割にそぐわないとしてホームランドから青いフェアリーが登場し徐々に青のクリーチャーとなった。ローウィン=シャドウムーア・ブロックで青と黒に割当てられて以降、主に同色のクリーチャーとして登場している。エルドレインの王権では白単色のフェアリーが初登場した。
初期のカードを除き、飛行を持つ小型クリーチャーとして定着している。サイズが小さい代わりに有用な能力を持っている場合が多い。ローウィン・ブロックにおいては、種族の特徴として瞬速が割り当てられている。いたずら好きな小妖精というフレイバーを反映してか、職業としてはならず者が最も多く、次いでウィザードとなっている。
タイプ的カードは、ロードのFaerie Nobleやウーナの末裔/Scion of Oona、フェアリー・カードを直接戦場に出せるWillow Priestess、フェアリーを参照する打ち消し能力を持つ呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite、フェアリーを参照する土地である人里離れた谷間/Secluded Glenなどがある。
フェアリー・クリーチャー・トークンを生成するカードは狩り立てられたトロール/Hunted Troll、雲撒き/Cloudseederや苦花/Bitterblossomなど複数存在する。色や併せ持つクリーチャー・タイプの違いはあれど、すべて飛行を持つ1/1のものを生成する。(→トークン一覧)
伝説のフェアリーはサンダー・ジャンクションの無法者現在、18体存在する(「伝説の(Legendary)・フェアリー(Faerie)」でWHISPER検索)。
- フェアリーに変化するカードはフェアリーの集会場/Faerie Conclaveがある。
- トーナメントではフェアリー・ストンピィのシー・スプライト/Sea Sprite等、軽量の飛行要員として使われることがある。また、フェアリーの大群/Cloud of Faeriesのように、コンボパーツとして採用されるものもいる。ローウィン以降登場したフェアリーデッキは、苦花/Bitterblossomなどの強力カードの存在により、スタンダードで大流行したほかエクステンデッドやモダン・レガシーでも活躍していた。
- フェアリーをテーマにした特殊セットとして、Secret Lair Drop Series: Faerie, Faerie, Faerie Radが存在する。
- Faerieは古語であり、Fairyとほぼ同義。わざわざこちらを使っているのはFairyが差別的俗語として使われることがあるからかもしれない。
[編集] ストーリー
マジック:ザ・ギャザリングにおけるフェアリーは昆虫のような羽根を持つ種族。気まぐれで悪戯好きな側面を持っていることが多い。
詳細はフェアリー/Faerieを参照。
- 背景設定上フェアリーであるプレインズウォーカー/Planeswalkerとして、オーコ/Okoが存在する。