集中/Concentrate

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シンプルな[[ソーサリー]]の[[ドロー]][[呪文]]
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シンプルな[[ソーサリー]]の[[引く|ドロー]][[呪文]]。ドロー枚数は[[Ancestral Recall]]と同じ3枚だが、元が強力すぎるために大幅に調整されている。
[[Ancestral Recall]]の強さがよく分かる1枚。
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[[パーミッション]]にとっては自分の[[ターン]]で4つも[[土地]]を[[タップ]]するのは厳しいのだが、他に選択肢が無い[[環境]]では使われる。
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[[パーミッション]]にとっては自分の[[ターン]]で4つも[[土地]]を[[タップ]]するのは厳しいのだが、他に選択肢がない[[環境]]では使われる。[[コンボデッキ]]では単純に[[引く|引ける]]枚数の多さが魅力であり、[[スタンダード]]の[[デザイア]]などで使われていた。
[[コンボ]][[デッキ]]では単純に[[ドロー]]枚数の多さが魅力であり、[[スタンダード]]の[[デザイア]]などで使われていた。
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なお、[[コスト]]が若干増えて[[インスタント]]になった3ドロー呪文はいまだ無い。
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*Ancestral Recallとは違い[[対象]]をとらない。これによって、[[偏向/Deflection]]されない、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]と併用できる、など小さなメリットが生まれている。逆に、[[対戦相手]]に撃って[[ライブラリー破壊]]できない、[[多人数戦]]で[[チームメイト]]に使えない、などの微々たるデメリットもある。いずれにせよ普段はあまり気にならない。
[[連絡/Tidings]]には[[好機/Opportunity]]が、[[空民の助言/Counsel of the Soratami]]には[[霊感/Inspiration]]が、それぞれ1マナ増えたインスタント版として存在している。
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*[[コンピューターゲーム]]の[[Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012|Duels of the Planeswalkers 2012]]に収録された際、{{Gatherer|id=271220|新規イラスト}}が与えられた。後の[[プレインチェイス2012]]や[[統率者2014]]などに収録された際にもこの[[イラスト]]が使われている。
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*映画『[[魔法使いの弟子]]』において、マジックの架空の[[カード]]たちに交じってこのカードが確認できる<ref>{{Wayback|20100715050011|url=http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/491|title=The Sorcerer's Apprentice}}(Arcana [[2010年]]6月12日 文:[[Monty Ashley]])</ref>。作中に登場する中で実在するカードはこれのみ。
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**[[フレイバー・テキスト]]は[[第8版]]以来のものと同じだが、[[Drake Stone]]の発言の引用という形式になっている。
  
*[[ルール・テキスト]]だけで見れば、[[対象]]を取らない分[[Ancestral Recall]]よりも強化されていると言えなくもない。
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{{フレイバーテキスト|"The treasure in my mind is greater than any worldly glory." |Drake Stone}}
[[偏向/Deflection]]されない、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]と併用できる、など小さなメリットが生まれている。
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逆に、相手に撃って[[ライブラリー破壊]]できない、[[多人数戦]]で味方に使えない、などの微々たるデメリットも。
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いずれにせよ普段はあまり気にならない。
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<!-- まあ、だからどうしたと言いたくなるが。 -->
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*[[フレイバー・テキスト]]が格好いいと評判。
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'''私の心の中の宝物は、この世のどんな栄光よりも素晴らしいんだ。 '''
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*[[次元の混乱]]にて、[[緑]]の[[調和/Harmonize]]として[[タイムシフト]]する。
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==関連カード==
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*[[Ancestral Recall]] - 元祖3ドロー呪文である[[パワー9]]。([[リミテッド・エディション]])
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*[[ジェイスの創意/Jace's Ingenuity]] - Ancestral Recallの調整版である3ドロー[[インスタント]]。([[基本セット2011]])
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*[[空民の助言/Counsel of the Soratami]] - 2ドローの[[下位種]]。([[神河物語]])
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*[[連絡/Tidings]] - 4ドローの[[上位種]]。([[スターター]])
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*[[調和/Harmonize]] - [[緑]]へ[[タイムシフト]]した集中。([[次元の混乱]])
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*[[秘密のランデブー/Secret Rendezvous]] - [[色の役割]]が変更され、平等なドローが[[白]]に割り振られた後のカード。1WW。対象の対戦相手1人も3ドロー。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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*[[強奪の計画/Plan the Heist]] - [[計画]]3Uに加え、手札がなければ[[諜報]]も行える[[上位互換]]。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
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===主な亜種===
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[[ルーター]][[効果]]ではなくカードを'''3枚'''引ける[[青]]のソーサリー。1マナのカードは[[Ancestral Recall#亜種]]を、インスタントは[[ジェイスの創意/Jace's Ingenuity]]を、その後1枚捨てるものは[[ふるい分け/Sift]]の項をそれぞれ参照。[[リスティックの占術/Rhystic Scrying]]までは集中より過去のカード。
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*[[ラト・ナムの図書館/Library of Lat-Nam]] - 4U。[[モード]]の1つで次の[[アップキープ]]に3枚引く。ただし、どちらのモードかは対戦相手が選ぶ。([[アライアンス]])
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**[[精神の誓約/Covenant of Minds]] - 3枚を即座に加える様になったが、加える前にそれを対戦相手に公開した上でモードを選ばれてしまうラト・ナムの図書館。([[ワールドウェイク]])
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*[[妙計/Brilliant Plan]] - 4U。([[ポータル三国志]])
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**[[タカの眼/Eagle Vision]] - [[フリーランニング]]1Uを持つ妙計の上位互換。([[アサシンクリード]])
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*[[リスティックの占術/Rhystic Scrying]] - 2UU。プレイヤーが(2)を[[支払う]]と3枚捨てなければならない。([[プロフェシー]])
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*[[洞察力の花弁/Petals of Insight]] - 4U。[[ライブラリーの一番上]]から3枚を見て、そのまま3枚引くか、引かずに洞察力の花弁を[[手札]]に戻すかを選ぶ。(神河物語)
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*[[留まらぬ発想/Ideas Unbound]] - UU。[[秘儀]]。次の[[終了ステップ]]の開始時に手札を3枚[[捨てる]]ペナルティがある。([[神河救済]])
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*[[遥かなる記憶/Distant Memories]] - 2UU。ライブラリーからカードを1枚探し、対戦相手がそれを[[あなた]]の手札に加えるか3枚引くか選べる。([[ミラディン包囲戦]])
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*[[生体解剖/Vivisection]] - 3U。[[追加コスト]]として[[クリーチャー]]を1体[[生け贄に捧げる]]。(ミラディン包囲戦)
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*[[都の進化/Urban Evolution]] - 3GU。[[緑青]]の[[多色カード]]。追加で[[土地]]を1つ[[プレイ]]できる。([[ギルド門侵犯]])
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*[[タッサの褒賞/Thassa's Bounty]] - 5U。[[ライブラリー破壊]]付き。([[テーロス]])
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**[[記憶の意義/Weight of Memory]] - 3UU。タッサの褒賞の[[マナ・コスト]]違い版。([[ドミナリア]])
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*[[知性の捧げ物/Intellectual Offering]] - 4U。自分と対戦相手で3ドローと[[アンタップ]][[効果]]を共有する。([[コンスピラシー]])
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*[[権力への嘆願/Plea for Power]] - 3U。[[議決]]で「知識」が選ばれれば3枚引く。(コンスピラシー)
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*[[宝船の巡航/Treasure Cruise]] - 7U。[[探査]]付き。([[タルキール覇王譚]])
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*[[ウギンの洞察力/Ugin's Insight]] - 3UU。[[コントロール]]する[[パーマネント]]の最も大きい[[マナ総量]]に等しい[[占術]]のあと3枚引く。([[戦乱のゼンディカー]])
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*[[テゼレットの野望/Tezzeret's Ambition]] - 3UU。アーティファクトをコントロールしていない場合カードを1枚捨てる。([[カラデシュ]])
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*[[解析調査/Reverse Engineer]] - 3UU。[[即席]]付き。([[霊気紛争]])
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*[[黄金都市の秘密/Secrets of the Golden City]] - 1UU。[[昇殿]]が達成されていないと2枚しか引けない。([[イクサランの相克]])
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*[[不可解な幻視/Unexplained Vision]] - 4U。3点以上の[[青マナ]]を支払って唱えていたなら、その後占術3。([[エルドレインの王権]])
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*[[潮読み/Read the Tides]] - 5U。クリーチャーを2体[[バウンス]]する[[モード]]も持つ。([[基本セット2021]])
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*[[創意の熟達/Ingenious Mastery]] - 2U。ただし対戦相手に占術2と[[宝物]]を2つ与えてしまう。ペナルティのないXマナ[[Xドロー]]呪文として唱える事も可。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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*[[触発された考え/Inspired Idea]] - 2U。ただし[[手札の上限]]が3減る。3UUでペナルティのない呪文として唱える事も可。([[イニストラード:真紅の契り]])
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*[[生体解剖医の見識/Vivisurgeon's Insight]] - 3UU。[[増殖]]付き。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
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*[[ロリアンの発見/Lórien Revealed]] - 3UU。[[土地サイクリング|島サイクリング]]付き。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
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*[[フェイの宮廷へ/Into the Fae Court]] - 3UU。1/1[[飛行]][[High-flying]][[トークン]]付き。([[エルドレインの森]])
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*[[大知性体の策謀/Great Intelligence's Plan]] - 4UB。その後、対象の対戦相手1人にあなたの手札の呪文[[踏み倒し]]か3枚[[ハンデス]]かの[[最悪の二択]]をさせる。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
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*[[自ら運を掴め/Make Your Own Luck]] - 3GU。3枚の内、土地でない1枚を計画状態にできる。(サンダー・ジャンクションの無法者)
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*[[精神のらせん/Mind Spiral]] - 4U。対戦相手に1/1の[[魚]]を[[贈呈]]すれば、対象クリーチャー1体をタップして[[麻痺カウンター]]を乗せる。([[ブルームバロウ]])
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:オデッセイブロック]]
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<references />
*[[カード個別評価:8版(8th)]]
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*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:第8版]] - [[アンコモン]]
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__NOTOC__

2024年11月17日 (日) 01:58時点における最新版


Concentrate / 集中 (2)(青)(青)
ソーサリー

カードを3枚引く。


シンプルなソーサリードロー呪文。ドロー枚数はAncestral Recallと同じ3枚だが、元が強力すぎるために大幅に調整されている。

パーミッションにとっては自分のターンで4つも土地タップするのは厳しいのだが、他に選択肢がない環境では使われる。コンボデッキでは単純に引ける枚数の多さが魅力であり、スタンダードデザイアなどで使われていた。

"The treasure in my mind is greater than any worldly glory."
Drake Stone

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

ルーター効果ではなくカードを3枚引けるのソーサリー。1マナのカードはAncestral Recall#亜種を、インスタントはジェイスの創意/Jace's Ingenuityを、その後1枚捨てるものはふるい分け/Siftの項をそれぞれ参照。リスティックの占術/Rhystic Scryingまでは集中より過去のカード。

[編集] 参考

  1. The Sorcerer's Apprentice - Wayback Machine(2010年7月15日アーカイブ分)(Arcana 2010年6月12日 文:Monty Ashley)
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