High-flying
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High-flyingとは、「飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる」という飛行クリーチャーの能力、あるいはそのクリーチャーの通称。飛行(flying)よりも“上空を飛ぶ(high-flying)”ために、地上と戦えないイメージ。Super-high Flier(Duelist17号)やHigh Flyingとも。
High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある(開発部語辞典・増補版では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。
能力の初出はミラージュの混沌界/Chaosphere、クリーチャーとしてはビジョンズの雲の精霊/Cloud Elemental。クリーチャーとしてはほぼすべてが青のカードで、黒に2種存在する。カード名に「雲の~/Cloud」と付くものが多い。
この能力を持つクリーチャーは、飛行が地上クリーチャーに持っている2つの優位性(攻撃時の回避能力と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、ブロック制限を課せられた分、普通の飛行クリーチャーよりマナ・コストの色拘束やサイズの面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3マナ以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。
攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、ビートダウン寄りの青デッキでしばしば選択された実績がある(→ブルースカイのリシャーダの飛行船/Rishadan Airship)。
- High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力がシャドーといえる。
- 地上クリーチャーではあるが鬱後家蜘蛛/Gloomwidowはブロック性能の面で良く似ている。
- 樹上のレインジャー/Treetop Rangersなど、「自身は飛行ではないが、飛行を持つクリーチャーにしかブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックすることはできない。それらは実際に飛行を持つわけではないからである。
- もちろん、それらが何らかの理由で飛行を得ており、かつHigh-Flying持ちが飛行を失っていなければブロックできるようになる。
- フレイバーには反するかもしれないが、これらのクリーチャーが飛行を失ったとしても「飛行を持つクリーチャーしかブロックできない」は引き続き有効であり、地上クリーチャーをブロックできるようにはならない。結果として、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできなくなる。
[編集] カード一覧
- 「"can block only creatures with flying"」で英語オラクル検索を参照。
- 日本語訳だと表記揺れがあるため英語オラクル検索。検索書式の都合上鬱後家蜘蛛/Gloomwidowも含まれています。
- WHISPER→Wikiへのリンク対応外