状況起因処理
出典: MTG Wiki
状況起因処理/State-Based Actionとは、プレイヤーが優先権を得るときに常にチェックされるもので、以下に示すような、特定の条件を満たすたびに自動的に適用される処理のことをいう。条件を満たしていないときは、この処理は発生しない。
状況起因処理が発生したら、すべての適用すべき処理を単一のイベントとして処理し、その後もう一度チェックを行う。これを状況起因処理が発生しなくなるまで繰り返す。
状況起因処理は、スタックに乗らずに直ちに処理され、クリンナップ・ステップ中にもチェックされる。これは常に有効であり、どのプレイヤーにもコントロールされていない。
- アンタップ・ステップ中や、呪文や能力を唱えたり起動したりあるいは解決している最中には、状況起因処理はチェックされない。
- スタックに乗らずに処理されるため、ルール理解の1つの山となっている。
- 以前は状況起因効果/State-Based Effectと呼んでいたが、効果の定義に反することから、基本セット2010のルール改正に伴う総合ルールの更新で現在の名称に変更された。
- 以前の呼称から、略して「SBE」と表記されることもある。
[編集] 状況起因処理一覧
- ライフが0以下のプレイヤーは、ゲームに敗北する。
- 10個以上の毒カウンターを持つプレイヤーは、ゲームに敗北する。
- ライブラリーアウト - 前回の状況起因処理のチェック以降に、空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、ゲームに敗北する。
- 双頭巨人戦において、チームのライフが0以下である場合、そのチームの負けとなる。
- EDHにおいて、ゲーム中を通して単一の将軍から合計21点以上の戦闘ダメージを受けたプレイヤーは、負けとなる。
- タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。(再生不可)
- 致死ダメージを受けた、タフネスが正の値であるクリーチャーは破壊される。(再生可能)
- 前回の状況起因処理のチェック以降に、接死を持つ発生源からダメージを受けたクリーチャーは破壊される。(再生可能)
プレインズウォーカーが墓地に置かれる
- 忠誠度が0であるプレインズウォーカーは、オーナーの墓地に置かれる。
- プレインズウォーカーの唯一性ルール - プレインズウォーカー・タイプを共有するプレインズウォーカーが複数戦場にある場合、それらはすべてオーナーの墓地に置かれる。
何かについているパーマネント
- 不正なオブジェクトやプレイヤーについているオーラや、何にもつけられていないオーラは、オーナーの墓地に置かれる。
- 不正なパーマネントについている装備品や城砦は、そのパーマネントからはずれ戦場に残る。
- クリーチャー、またはオーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントが、オブジェクトやプレイヤーについている場合、そのオブジェクトやプレイヤーからはずれ戦場に残る。
- フェイズ・アウトした、または戦場以外の領域にあるトークンは消滅する(追放されるわけではない)。
- スタック以外の領域にある呪文のコピーは消滅する。スタックでも戦場でもない領域にあるカードのコピーは消滅する。
カウンターを取り除く
- 単一のパーマネントに+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。
- N個を超えてある種のカウンターを持つことはできないという能力を持つパーマネントに、N個を超えてその種のカウンターが置かれていた場合、その種のカウンターをN個だけ残して残りを取り除く。
- レジェンド・ルール - 特殊タイプ「伝説の」を持つ同名のパーマネントが複数戦場にある場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる(同名の2つのパーマネントのうち、片方だけが伝説のパーマネントである場合には適用されない)。
- ワールド・ルール - 特殊タイプ「ワールド」を持つパーマネントが複数戦場にある場合、ワールドを持って戦場にいた期間がもっとも短いもの以外すべてがオーナーの墓地に置かれる。もっとも短い期間が等しい場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる。
[編集] 参考
[編集] 引用:総合ルール 6.3.0.0
- 7 その他のルール
- 704 状況起因処理
- 704.1 状況起因処理は、ある特定の条件(以下に列記)を満たしたときに自動的に発生するゲームの処理である。状況起因処理はスタックを用いない。
- 704.2 状況起因処理はゲームの間にチェックされ、どのプレイヤーにもコントロールされていない。
- 704.3 プレイヤーが優先権を得るたび(rule 115〔タイミングと優先権〕参照)、ゲームは状況起因処理の発生する条件のどれかが満たされていないかを確認し、該当するものがあればそのすべての状況起因処理を同時に、単一のイベントとして処理する。状況起因処理がチェックの結果として発生した場合、処理後に再びチェックが繰り返される。そうでなければスタックに積まれるのを待っている誘発型能力がスタックに積まれ、再びチェックが行なわれる。状況起因処理が発生しなくなり、スタックに積まれるのを待っている誘発型能力もなくなっていれば、該当するプレイヤーは優先権を得る。この手順はクリンナップ・ステップにも行なわれる(rule 514 参照)が、もし状況起因処理も誘発型能力も発生しなければ、プレイヤーは優先権を得ないでステップが終了するという点が特殊である。
- 704.4 誘発型能力と違い、状況起因処理は呪文や能力の解決中に何が起こっているかは確認しない。
- 704.5 状況起因処理には、以下の物がある。
- 704.5a ライフが0以下のプレイヤーはゲームに敗北する。
- 704.5b 前回の状況起因処理のチェック以降に、空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、ゲームに敗北する。
- 704.5c 10個以上の「毒/poison」カウンターを持つプレイヤーは、ゲームに敗北する。
- 704.5d トークンが、フェイズ・アウトしたり、戦場以外の領域にあったりする場合、存在しなくなる。
- 704.5e 呪文のコピーがスタック以外の領域にある場合、それは消滅する。カードのコピーがスタックと戦場のいずれでもない領域にある場合、それは消滅する。
- 704.5f タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。再生はこのイベントを置換できない。
- 704.5g 致死ダメージを受けた、タフネスが正の数であるクリーチャーは破壊される。致死ダメージとは、そのクリーチャーのタフネス以上のダメージである。再生はこのイベントを置換することができる。
- 704.5h 前回の状況起因処理のチェック以降に、接死持ちの発生源からダメージを受けたクリーチャーは破壊される。再生はこのイベントを置換することができる。
- 704.5i 忠誠度が0であるプレインズウォーカーは、オーナーの墓地に置かれる。
- 704.5j プレインズウォーカー・タイプを共有するプレインズウォーカーが複数戦場にある場合、それらはすべてオーナーの墓地に置かれる。これは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」と呼ばれる。
- 704.5k 同名の「伝説の/Legendary」パーマネントが複数戦場にある場合、それらはすべてそのオーナーの墓地に置かれる。これを「レジェンド・ルール」と言う。同じカード名を持つパーマネントのうち1つだけがレジェンドか伝説の パーマネントである場合、このルールは適用しない。
- 704.5m 「ワールド/World」という特殊タイプを持つパーマネントが複数戦場にある場合、その中でもっとも短い期間「ワールド」の特殊タイプを持って戦場にあったものを除き、すべてそのオーナーの墓地に置かれる。もっとも短い期間が等しい場合、その全てがオーナーの墓地に置かれる。これを「ワールド・ルール」と言う。
- 704.5n 不正なオブジェクトあるいは不正なプレイヤーについているオーラや、何にもつけられていないオーラはオーナーの墓地に置かれる。
- 704.5p 不正なパーマネントについている装備品や城砦はそのパーマネントからはずれ、戦場に残る。
- 704.5q クリーチャーがオブジェクトやプレイヤーについている場合、それははずれ、戦場に残る。同様に、オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントがオブジェクトやプレイヤーについている場合、それははずれ、戦場に残る。
- 704.5r 単一のパーマネントに、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。(訳注:両方が同数である場合、その両方を全て取り除く。)
- 704.5s N個を超えてある種のカウンターを持つことはできないという能力を持つパーマネントに、N個を超えてその種のカウンターが置かれていた場合、その種のカウンターをN個だけ残して残りを取り除く。
- 704.5t 双頭巨人戦において、チームのライフが0以下である場合、そのチームの負けとなる。
- 704.5u EDHにおいて、ゲーム中を通して単一の将軍から合計21点以上の戦闘ダメージを受けたプレイヤーは、負けとなる(rule 903 参照)。
- 704.6 複数の状況起因処理が同時に同じ結果をもたらす場合、単一の置換効果によってその全てが置換される。
- 704 状況起因処理
