発火/Pyrotechnics

提供：MTG Wiki

（版間での差分）
移動： 案内, 検索
(→関連カード)
1行： 1行：
 
{{#card:Pyrotechnics}}
 
{{#card:Pyrotechnics}}
  
−
4[[ダメージ]]をばらまく[[火力]]。
+
4点の[[ダメージ]]をばらまく[[割り振る|割り振り]][[火力]]。
  
−
これが作られた当時、複数の目標に[[割り振る|割り振れる]]火力は面倒なルールのもの（[[火の玉/Fireball]]など）が多かったが、これは非常に素直でわかりやすい。使い勝手・[[マナ]]効率の面でも（当時としては）トップクラスだった。
+
複数の[[対象]]に割り振れる火力は[[火の玉/Fireball]]などが存在したが、いずれもルール的に面倒かつ扱いにくいものばかりであったため、これほど素直でわかりやすい[[効果]]のものは革新的であった。
 +
 
 +
火の玉と比較して、割り振り時に[[追加コスト]]が不要なうえに割り振りに自由度があり、しかも割り振らずに単一対象に4点火力として使った場合でも[[コスト・パフォーマンス|マナ効率]]は同等と、使い勝手が非常によい。
 +
 
 +
登場時は高効率火力であり使われることも多かったが、[[カードパワー]]が全般に向上した現代では[[構築]]レベルとは言い難い。一方[[リミテッド]]では[[ボード・アドバンテージ]]に繋げやすい優良火力として高得点評価を得ている。特に[[タルキール覇王譚ブロック]]では[[裏向き]]クリーチャーをどう焼くかの駆け引きが生まれる面白いカードである。
  
 
*[[ルール文章]]では｢好きな数｣の対象となっているが、実際には1～4の間の数になる。これは、｢0点のダメージを割り振ることは出来ない｣と言う割り振りのルールによるものである。つまり、最低1点以上のダメージを割り振らないといけないので、対象はダメージと同じ数だけということ。
 
*[[ルール文章]]では｢好きな数｣の対象となっているが、実際には1～4の間の数になる。これは、｢0点のダメージを割り振ることは出来ない｣と言う割り振りのルールによるものである。つまり、最低1点以上のダメージを割り振らないといけないので、対象はダメージと同じ数だけということ。
12行： 16行：
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
===ダメージを割り振る赤の呪文===
 
===ダメージを割り振る赤の呪文===
−
*[[二股の稲妻/Forked Bolt]] - 1[[マナ]]で2点。最大2つ。[[ソーサリー]]。（[[エルドラージ覚醒]]）
+
====2点====
−
*[[火+氷/Fire+Ice|火/Fire]] - 2マナで2点。[[分割カード]]の[[インスタント]]。（[[アポカリプス]]）
+
*[[二股の稲妻/Forked Bolt]] - 1[[マナ]]の[[ソーサリー]]。（[[エルドラージ覚醒]]）
 +
*[[火+氷/Fire+Ice|火/Fire]] - 2マナの[[インスタント]]。[[分割カード]]。（[[アポカリプス]]）
 
**[[双雷弾/Twin Bolt]] - 火と同性能。（[[タルキール龍紀伝]]）
 
**[[双雷弾/Twin Bolt]] - 火と同性能。（[[タルキール龍紀伝]]）
−
*[[無秩序の点火/Ignite Disorder]] - 2マナで3点。[[白]]か[[青]]の[[クリーチャー]]のみ。ソーサリー。（[[コンフラックス]]）
+
*[[電解/Electrolyze]] - [[赤青]]。3マナのインスタント。[[キャントリップ]]付き。（[[ギルドパクト]]）
−
*[[弧状の稲妻/Arc Lightning]] - 3マナで3点。最大3つ。ソーサリー。（[[ウルザズ・サーガ]]）
+
====3点====
 +
*[[無秩序の点火/Ignite Disorder]] - 2マナのソーサリー。[[白]]か[[青]]の[[クリーチャー]]のみ。（[[コンフラックス]]）
 +
*[[弧状の稲妻/Arc Lightning]] - 3マナのソーサリー。（[[ウルザズ・サーガ]]）
 
**[[炬火の炎/Flames of the Firebrand]] - 弧状の稲妻の[[同型再版]]。（[[基本セット2013]]）
 
**[[炬火の炎/Flames of the Firebrand]] - 弧状の稲妻の[[同型再版]]。（[[基本セット2013]]）
−
*[[Fire Covenant]] - (１)([[黒]])(赤)（[[追加コスト]]としてX点の[[ライフ]]を[[支払う]])でX点。クリーチャーのみ。インスタント。（[[アイスエイジ]]）
+
*[[意のままの射撃/Fire at Will]] - [[赤白]]の[[混成カード]]。3マナのインスタント。[[攻撃]]か[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しているクリーチャーのみ。（[[イーブンタイド]]）
−
*[[電解/Electrolyze]] - (1)(赤)(青)で2点。最大2つ。[[キャントリップ]]付きのインスタント。（[[ギルドパクト]]）
+
*[[火炎弾/Flameshot]] - 4マナのソーサリー。クリーチャーのみ。[[山/Mountain|山]]カードを1枚捨てる[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。（[[プロフェシー]]）
−
*[[意のままの射撃/Fire at Will]] - (赤/白)(赤/白)(赤/白) で3点。[[攻撃]]か[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しているクリーチャーのみ。インスタント。（[[イーブンタイド]]）
+
====4点====
−
*[[焦熱の裁き/Fiery Justice]] - (赤)([[緑]])(白)で5点。対象の[[対戦相手]]1人が5点[[回復]]。ソーサリー。（[[アイスエイジ]]）
+
*[[四筋の稲妻/Forked Lightning]] - 4マナのソーサリー。最大3体、[[クリーチャー]]のみ。（[[ポータル]]）
−
*[[火炎弾/Flameshot]] - 4マナで3点。最大3体、[[クリーチャー]]のみ。[[山/Mountain|山]]カードを1枚捨てる[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。ソーサリー。（[[プロフェシー]]）
+
*[[激発/Violent Eruption]] - 4マナのインスタント。[[マッドネス]]時は3マナ。（[[トーメント]]）
−
*[[四筋の稲妻/Forked Lightning]] - 4マナで4点。最大3体、[[クリーチャー]]のみ。ソーサリー。（[[ポータル]]）
+
*[[紅蓮操作/Pyrokinesis]] - 6マナのインスタント。クリーチャーのみ。赤のカードを1枚手札から追放する代替コストを持つピッチスペル。（[[アライアンス]]）
−
*[[激発/Violent Eruption]] - [[トリプルシンボル]]4マナで4点。[[マッドネス]]付きのインスタント。（[[トーメント]]）
+
====5点====
−
*[[紅蓮操作/Pyrokinesis]] - 6マナで4点。クリーチャーのみ。赤のカードを1枚手札から追放する代替コストを持つピッチスペル。インスタント。（[[アライアンス]]）
+
*[[焦熱の裁き/Fiery Justice]] - [[赤緑白]]。3マナのソーサリー。対象の[[対戦相手]]1人が5点[[回復]]するデメリットつき。（[[アイスエイジ]]）
−
*[[石の顎/Jaws of Stone]] - 6マナで[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[山]]の数分を[[割り振る]]。ソーサリー。（[[シャドウムーア]]）
+
*[[落岩/Boulderfall]] - 8マナのインスタント。（[[テーロス]]）
−
*[[火山風/Volcanic Wind]] - 6マナで戦場に出ているクリーチャーの数分を[[割り振る]]。[[クリーチャー]]のみ。ソーサリー。（[[メルカディアン・マスクス]]）
+
====6点====
−
*[[落岩/Boulderfall]] - 8マナで5点。インスタント。（[[テーロス]]）
+
 
*[[飛来する石弾/Volley of Boulders]] - 9マナで6点。[[フラッシュバック]]付きのソーサリー。（[[オデッセイ]]）
 
*[[飛来する石弾/Volley of Boulders]] - 9マナで6点。[[フラッシュバック]]付きのソーサリー。（[[オデッセイ]]）
−
*[[岩崩れ/Rock Slide]] -(X)(赤)でX点を割り振る[[X火力]]。攻撃かブロックしている[[飛行]]を持たないクリーチャーのみ。インスタント。（[[ ビジョンズ]]）
+
====X点====
−
*[[Meteor Shower]] - ([[X]])(X)(赤)でX＋1点を割り振るX火力。ソーサリー。（[[アイスエイジ]]）
+
*[[Fire Covenant]] - [[黒赤]]。3マナのインスタント。[[追加コスト]]としてX点の[[ライフ]]を[[支払う]]。クリーチャーのみ。（[[アイスエイジ]]）
−
*[[燃焼/Conflagrate]] - (X)(X)(赤)でX点を割り振るX火力。フラッシュバック付きのソーサリー。（[[時のらせん]]）
+
*[[岩崩れ/Rock Slide]] - ([[X]])([[赤マナ|赤]])のインスタント。攻撃かブロックしている[[飛行]]を持たないクリーチャーのみ。（[[ビジョンズ]]）  
−
*[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]] - (X)(赤)(赤)でX点を割り振るX火力。ソーサリー。（[[テンペスト]]）
+
*[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]] - (X)(赤)(赤)のソーサリー。（[[テンペスト]]）
−
*[[オレリアの憤怒/Aurelia's Fury]] - (X)(赤)(白)でX点を割り振るX火力。クリーチャーを[[タップ]]し、[[プレイヤー]]には[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する。インスタント。（[[ギルド門侵犯]]）
+
*[[オレリアの憤怒/Aurelia's Fury]] - [[赤白]]。(X)(赤)([[白マナ|白]])のインスタント。ダメージを与えた場合、そのクリーチャーを[[タップ]]し、[[プレイヤー]]には[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する。（[[ギルド門侵犯]]）
−
 
+
*[[燃焼/Conflagrate]] - (X)(X)(赤)のソーサリー。フラッシュバック付き。（[[時のらせん]]）
−
<!-- 点数順に並べ替え。 -->
+
====特殊な可変点数====
−
 
+
*[[石の顎/Jaws of Stone]] - 6マナのソーサリー。[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[山]]の数分を割り振る。（[[シャドウムーア]]）
 +
*[[火山風/Volcanic Wind]] - 6マナのソーサリー。戦場に出ているクリーチャーの数分を割り振る。クリーチャーのみ。（[[メルカディアン・マスクス]]）
 +
*[[Meteor Shower]] - ([[X]])(X)(赤)でX＋1点を割り振る。ソーサリー。（[[アイスエイジ]]）
 +
<!-- 点数順・マナコスト順・登場順に並べ替え。 -->
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価：運命再編]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価：運命再編]] - [[アンコモン]]
46行： 55行：
 
*[[カード個別評価：第５版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価：第５版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価：第４版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価：第４版]] - [[アンコモン]]
 +
__NOTOC__

2015年9月11日 (金) 22:00時点における版


Pyrotechnics / 発火 (４)(赤)
ソーサリー

望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。発火はそれらに、４点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。


4点のダメージをばらまく割り振り火力。

複数の対象に割り振れる火力は火の玉/Fireballなどが存在したが、いずれもルール的に面倒かつ扱いにくいものばかりであったため、これほど素直でわかりやすい効果のものは革新的であった。

火の玉と比較して、割り振り時に追加コストが不要なうえに割り振りに自由度があり、しかも割り振らずに単一対象に4点火力として使った場合でもマナ効率は同等と、使い勝手が非常によい。

登場時は高効率火力であり使われることも多かったが、カードパワーが全般に向上した現代では構築レベルとは言い難い。一方リミテッドではボード・アドバンテージに繋げやすい優良火力として高得点評価を得ている。特にタルキール覇王譚ブロックでは裏向きクリーチャーをどう焼くかの駆け引きが生まれる面白いカードである。

  • ルール文章では｢好きな数｣の対象となっているが、実際には1～4の間の数になる。これは、｢0点のダメージを割り振ることは出来ない｣と言う割り振りのルールによるものである。つまり、最低1点以上のダメージを割り振らないといけないので、対象はダメージと同じ数だけということ。
    • 銀枠が入ると、1/2ダメージを割り振ってよいので、頑張れば8つの対象まで選べる。
  • 独特な掛け声から始まるフレイバー・テキスト（第６版まで）で有名。
ハイ！ニィ！ヤッ！火打ち石の男の姿を見よ。そは我なり。四つの稲妻が我より走り出て、撃っては戻る。
― ナバホ族の戦唄

関連カード

ダメージを割り振る赤の呪文

2点

3点

4点

5点

6点

X点

特殊な可変点数

参考

「http://mtgwiki.com/wiki/%E7%99%BA%E7%81%AB/Pyrotechnics」より作成
QR Code.gif