黒赤緑コントロール
提供:MTG Wiki
黒赤緑コントロール/Black-Red-Green Control は、黒赤緑3色で構成されるコントロールデッキ。
目次 |
概要
主に、黒緑コントロールにタッチ赤という形になることが多い。緑のマナ加速に黒の除去・手札破壊、赤の火力を組み合わせた構成になる。黒緑のものより対クリーチャー戦に有利になる。
ただし、3色ともクリーチャーの強いカラーパターンであるため、ビートダウンデッキともコントロールデッキともつかない、ビート・コントロールの形をとる場合が多い。
ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
プレインズウォーカーを多用するミッドレンジないしコントロール系のデッキが存在する。
伝説のプレインズウォーカー — ゼナゴス(Xenagos)
[+1]:(赤)および(緑)の好きな組み合わせのマナX点を加える。Xは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数である。
[0]:速攻を持つ赤であり緑である2/2のサテュロス(Satyr)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-6]:あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを追放する。あなたはそれらのカードの中から望む枚数のクリーチャー・カードおよび土地カードを戦場に出してもよい。
ソーサリー
対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ラクドスの復活はそれにX点のダメージを与える。そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーはカードをX枚捨てる。
マナ・クリーチャーからマナ加速して歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler、世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker、紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster、見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseenなどのプレインズウォーカーを並べ、各種除去呪文でサポートする。
採用されるカードは同環境のジャンドモンスターによく似ているが、こちらはクリーチャーが少なく、よりコントロール的な構成となっている。フィニッシャーはゼナゴスのトークン、ニッサでクリーチャー化した土地や、ラクドスの復活/Rakdos's Returnが務める。
プロツアー「マジック2015」ではトップ8に2人を送り込んだ。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「マジック2015」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Pierre Mondon
- フォーマット
イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
ジャンドミッドレンジ(Jund Midrange)と呼ばれるコントロール寄りのミッドレンジデッキが活躍している。
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
(1)(赤):他のクリーチャー1体を対象とする。オリヴィア・ヴォルダーレンはそれに1点のダメージを与える。そのクリーチャーは、それの他のタイプに加えて吸血鬼(Vampire)になる。オリヴィア・ヴォルダーレンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(3)(黒)(黒):吸血鬼1体を対象とする。あなたがオリヴィア・ヴォルダーレンをコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
クリーチャー — ビースト(Beast)
スラーグ牙が戦場に出たとき、あなたは5点のライフを得る。
スラーグ牙が戦場を離れたとき、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
遥か見/Farseekなどからマナ加速し、オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren、高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells、スラーグ牙/Thragtuskといった優秀なクリーチャーと、様々な火力、単体除去、プレインズウォーカーを用いてゲームをコントロールする。
盤面を止める力の強いクリーチャー陣と豊富な除去呪文の存在から主にビートダウンデッキに強く、コントロールにもプレインズウォーカーなどの継続的なアドバンテージ源とラクドスの復活/Rakdos's Returnで対抗することができる。一方で各種リアニメイトは苦手な相手であり、メインデッキから地の封印/Ground Sealが採用されることも多い。
ドラゴンの迷路からは狂気の種父/Sire of Insanityや化膿/Putrefyを、基本セット2014からは天敵であったリアニメイトに対するアンチカードになりうる漁る軟泥/Scavenging Oozeを獲得し、強化された。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリボーフム12 ベスト8 (参考)
- 使用者:Sascha Stein
- フォーマット
BRG Midrange [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
アラーラの断片ブロック期
ジャンド/Jundのパワーカードを活用するジャンドコントロールが登場した。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの墓地にあるカードをすべて追放する。
・ジャンドの魔除けは各クリーチャーに2点のダメージを与える。
・クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
若き群れのドラゴンが戦場に出たとき、飛行を持つ赤の4/4のドラゴン(Dragon)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
特にアラーラ再誕以降は続唱を利用したタイプがスタンダードやアラーラの断片ブロック構築でメタゲームの中心として活躍した。詳細はジャンドコントロールを参照のこと。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
時のらせんブロック構築
同環境の赤緑コントロールに黒をタッチし虚空/Voidを投入したデッキが存在した。
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
待機2 ― (緑)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(緑)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが2個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
ソーサリー
数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。
ラヴニカ・ブロック構築
ゴルガリ団/The Golgariやグルール一族/The Gruul Clansのパワーカードを利用したグッドスタッフ寄りのコントロールデッキが存在する。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 巨人(Giant)
(黒)(黒)(黒),(T):土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が基本でなかった場合、ヘルドーザーをアンタップする。
6/5ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。悪魔火はそれにX点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
暴勇 ― あなたの手札にカードがないなら、この呪文は打ち消されず、そのダメージは軽減されない。
印鑑のマナ加速からヘルドーザー/Helldozerなどの大型クリーチャーや悪魔火/Demonfireなどの重い呪文につなぐ。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーチャールストン06 ベスト4 (参考)
- 使用者:中島主税 チーム:D-25
- フォーマット
BRG Control [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
インベイジョン・ブロック期
同時期のVoidに緑をタッチしたデッキが登場。同時期のスタンダードやインベイジョン・ブロック構築などで活躍した。
アポカリプス参入前のタッチ緑タイプは「スクエア・ヴォイド」の名で呼ばれていた。
ソーサリー
数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。暴行はそれに2点のダメージを与える。
Battery / 殴打 (3)(緑)ソーサリー
緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
アポカリプスでは黒緑の強力な多色カードが加わり、デッキパワーが高まった。こちらはインベイジョンの伝説のドラゴン・点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterの色からデアリガズコントロールと呼ばれる。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
エクステンデッド(時のらせん期)
旧スタンダードと同様ジャンドコントロールが活躍している。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ヒル(Leech)
2点のライフを支払う:ターン終了時まで、朽ちゆくヒルは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる。
2/2クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
エクステンデッド
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
赤を加えることで対クリーチャー戦に有利になる。