ドレッジ・ヴァイン
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2019年9月2日 (月) 18:33時点における版
ドレッジ・ヴァイン(Dredge Vine)は、復讐蔦/Vengevineを主力にしたリアニメイト系コンボ・ビートダウンデッキ。
目次 |
概要
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
速攻
あなたが呪文を唱えるたび、それがこのターンにあなたが唱えた2つ目のクリーチャー呪文である場合、あなたはあなたの墓地にある復讐蔦を戦場に戻してもよい。
ライブラリーや手札から復讐蔦/Vengevineを墓地に落とし、復讐蔦の能力を誘発させて戦場に戻して高速でビートダウンする。
スピードが速く、除去にも立て直しがしやすいが、墓地依存のデッキのため墓地対策には脆い。
スタンダード
クリーチャー — カニ(Crab)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
0/2クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
他のクリーチャーが戦場を離れるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーはカードを2枚切削する。」を選んでもよい。
蘇生(2)(黒)((2)(黒):このカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次のターン終了ステップの開始時か、それが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「背教のドッペルゲンガーは、ターン終了時までそのクリーチャーのコピーになる」ことを選んでもよい。(そうした場合、それはこのターンの残りの間、この能力を失う。)
0/1ルーターや獣相のシャーマン/Fauna Shaman、またはフェッチランド+面晶体のカニ/Hedron Crabを利用して復讐蔦/Vengevineや絞り取る悪魔/Extractor Demonを墓地に落とす。それらを戦場に戻し、背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelgangerのコピーもあわせて対戦相手のライフを削りきる。
アメリカ選手権10でChannel Fireballの面々が持ち込み、David Ochoa・Brad Nelsonの2名をベスト8に送り込んだ。
- 能動的にライブラリーを墓地に送り自己再生能力を持つクリーチャーで攻め立てる動きがフリゴリッドやナルコブリッジなどの発掘デッキを思わせることから、発掘/Dredgeの名が付けられている。スタンダードだとわかる文脈では単に「ドレッジ」「発掘」と呼ばれることも。
サンプルリスト
- 備考
- アメリカ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:David Ochoa
- フォーマット
Dredge Vine [1] | |||||||||||||||
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- WotCのビデオカバレージVideo Feature: Deck Tech Dredge-uh-Vine with David Ochoaも参照のこと。
- 1枚挿しのセドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemistはユーティリティカード。相手のパーマネントをバウンスしてテンポ・アドバンテージを稼げる他、自身を手札に戻すことで復讐蔦/Vengevineの能力を誘発させるのにも役立つ。
モダン
スタンダードの延長線のようなタイプのほか、黄泉からの橋/Bridge from Belowを採用した黒赤のブリッジ・ヴァイン (Bridge Vine) と呼ばれるタイプが存在する。
エンチャント
トークンでないクリーチャーが1体戦場からあなたの墓地に置かれるたび、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
クリーチャーが戦場から対戦相手1人の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋を追放する。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
威迫(このクリーチャーは2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。)
カードを1枚捨てる,傲慢な新生子を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
傲慢な新生子/Insolent Neonateや信仰無き物あさり/Faithless Lootingで序盤から復讐蔦や黄泉からの橋を墓地に落とし、それらの能力をすばやく誘発させ高速で殴り勝つ。歩行バリスタ/Walking Ballistaなどの0マナで唱えると即墓地に置かれるクリーチャーは復讐蔦と黄泉からの橋のどちらとも相性が良い。
基本セット2019で縫い師への供給者/Stitcher's Supplierが加わり強化され、環境に登場するようになり、マジック25周年記念プロツアーでは6番人気となり[1]、デッキテクにも取り上げられた[2]。
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)
あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ(1)を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル
アーティファクト
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい枚数のカードを切削する。
モダンホライゾンでは甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolisや狂気の祭壇/Altar of Dementia、屍肉喰らい/Carrion Feederを獲得して大幅に強化され、ホガーク・ヴァイン (Hogaak Bridgevine) とも呼ばれる。強化されすぎたためMO上で驚異的な勝率を叩き出した結果、キーカードの黄泉からの橋が禁止カードに指定された。
黄泉からの橋の禁止により勢力は落としたものの以降も依然としてトップメタとして君臨している。この時期は単にホガーク (Hogaak) と呼ばれるが、引き続きホガーク・ヴァインと呼ばれることも多い。また派生として発掘能力を採用したホガーク・ドレッジ (Hogaak Dredge) というデッキも登場している。特にホガークは黄泉からの橋禁止後のミシックチャンピオンシップバルセロナ19では20パーセントを超す使用率となり[3]、トップメタのデッキの中では最高の勝率を叩き出した[4]。
サンプルリスト
ドレッジ・ヴァイン
初期型
- 備考
- プロツアー「ラヴニカへの回帰」 26位、モダン部門7-3 (参考)
- 使用者:Brandon Nelson
- フォーマット
Dredge Vine [2] | |
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- 墓地に複数体のクリーチャーがいることが多いため、スカーブの殲滅者/Skaab Ruinatorが採用されることも。また爆破基地/Blasting Stationを採用することで、戦闘ダメージ以外の勝利も狙ったタイプも見られる。
ゴルガリの墓トロール解禁後
Dredge Vine(Modern) [3] | |
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- ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll解禁後のレシピ。
ブリッジ・ヴァイン
- 緑マナが出る土地を採用し、復讐蔦/Vengevineの素出しの可能性を残している。
ホガーク・ヴァイン
初期型
- 備考
- グランプリダラスフォートワース19 準優勝(参考)
- 使用者:Paul Cullier
- フォーマット
Hogaak BridgeVine [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白をタッチしサイドボードに薄れ馬/Wispmareなどを採用している。
禁止カード指定後
- 備考
- ミシックチャンピオンシップバルセロナ19 ベスト8(参考)
- 使用者:Martin Müller
- フォーマット
HogaakVine [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黄泉からの橋/Bridge from Below禁止後のリスト。
- メインデッキから採用された虚空の力線/Leyline of the Voidから、この大会でどれほどこのデッキが対策されていたかが窺い知れる。
カニ・ホガーク
- 備考
- グランプリミネアポリス19 優勝(参考)
- 使用者:Justin Plocher
- フォーマット
HogaakVine [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 面晶体のカニ/Hedron Crabを採用した4色型。爆発力を重視している。
レガシー
モダンホライゾン参入後、レガシーにもホガーク・ヴァイン(Hogaak Bridgevine)が登場した。
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)
あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ(1)を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル
エンチャント
トークンでないクリーチャーが1体戦場からあなたの墓地に置かれるたび、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
クリーチャーが戦場から対戦相手1人の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋を追放する。
クリーチャー — インカーネーション(Incarnation)
速攻
憤怒があなたの墓地にあり、かつあなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり、あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
デッキ構成は黄泉からの橋/Bridge from Below禁止前のモダンのものとほぼ同じ。縫い師への供給者/Stitcher's Supplierや朽ちゆくインプ/Putrid Impで墓地を肥やし、甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolisや復讐蔦/Vengevineを高速展開してビートダウンを行う。特に狂気の祭壇/Altar of Dementia絡みの動きが強力で、うまく回れば自分や対戦相手のライブラリーをいくらでも削れるため、憤怒/Angerによる速攻付与で即座に決着をつけることも、あるいはライブラリーアウトで勝利することも可能。
サンプルリスト
Hogaak Bridgevine [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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出典
- ↑ Modern Metagame Breakdown/メタゲームブレイクダウン:モダン
- ↑ Modern Deck Tech: Black-Red Bridgevine/モダン・デッキテク:黒赤ブリッジ・ヴァイン
- ↑ Mythic Championship IV Day 1 Metagame Breakdown/2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ) 初日メタゲームブレイクダウン
- ↑ The Modern Win Rates and Spiciest Decks at MC IV/2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ) モダン部門アーキタイプ勝率一覧と注目のデッキ