倍増の季節/Doubling Season
提供:MTG Wiki
(→ルール: 2017/9/29のルール変更) |
(→ルール) |
||
23行: | 23行: | ||
*[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]の置換効果によるトークンの[[生成]]は、元のイベントが状況起因処理であっても倍の数行われる({{CR|614.16}})。 | *[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]の置換効果によるトークンの[[生成]]は、元のイベントが状況起因処理であっても倍の数行われる({{CR|614.16}})。 | ||
*[[萎縮]]や[[感染]]によって置かれる-1/-1カウンターも[[ダメージ]]の結果によるものなので、倍にならない。 | *[[萎縮]]や[[感染]]によって置かれる-1/-1カウンターも[[ダメージ]]の結果によるものなので、倍にならない。 | ||
+ | **この場合も、他の置換効果によってトークンの生成やカウンターの配置に関わる部分が置換されると、倍になるようになる。 | ||
*[[生体武器]]が出すトークンも倍になるが、肝心の[[装備品]]の数が増えるわけではないので、[[無形の美徳/Intangible Virtue]]などのサポートがない限り、[[状況起因処理]]によって追加で出たトークンは[[墓地に置く|墓地に置かれて]]消滅する。 | *[[生体武器]]が出すトークンも倍になるが、肝心の[[装備品]]の数が増えるわけではないので、[[無形の美徳/Intangible Virtue]]などのサポートがない限り、[[状況起因処理]]によって追加で出たトークンは[[墓地に置く|墓地に置かれて]]消滅する。 | ||
2017年9月29日 (金) 06:44時点における版
エンチャント
いずれかの効果があなたのコントロール下で1個以上のトークンを生成する場合、代わりにそれはその2倍の数を生成する。
いずれかの効果があなたがコントロールするパーマネントの上に1個以上のカウンターを置く場合、代わりにそれはその2倍の数をそのパーマネントの上に置く。
緑に時々登場する、豪快な「倍出し」カード。「共有」の緑にしては珍しく、影響を受けるのはコントローラーだけである。トークンもカウンターも倍出しするため、戦場が凄いことになる。
「カウンターが置かれた状態で戦場に出る」パーマネントも影響を受けるため、消散・接合・烈日など、同ブロック内では狂喜、移植持ちなどのカードとも相性が良い。特に元から高性能なものが多い消散や、継続してカウンターを移し替えられる接合などとの組み合わせは強力。リミテッドでは上記2つの他に、トークンを多用するセレズニアやオルゾフと組んでもよい。
その他、スパイクや魔力の導管/Power Conduitなどカウンター自体をやりとりするカード、ファンガスや落とし子の穴/Spawning Pitなどカウンターとトークンを併用するカードとのギミックは面白い。例えばはじける子嚢/Saproling Burstの場合、消散カウンターが通常の倍の14個置かれて戦場に出る。1個取り除いて苗木トークンを出すと13/13の苗木2体が戦場に出る。7個取り除いて7/7の14体のトークンを出した場合、P/Tの合計値が最大の98/98となる。召喚酔いの都合、最大級の力を発揮できないのが残念(そもそもオーバーキルだが)。
一方、仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesなどのカウンターの個数の調整が必要なカードとは相性があまり良くなく、-1/-1カウンターや暗黒の深部/Dark Depthsなどのデメリットとしてカウンターを使うカードとの相性は最悪である。
- プロツアーフィラデルフィア11のジャッジ褒賞として、これのプロモーション・カードがChuck Lukacsによる新規イラストでジャッジに配布された。イラストにはカウンターを用いるクリーチャーの代表格たるハイドラが描かれている。Modern Mastersでもこのイラストが採用されている。
ルール
- 対戦相手が出した狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragonなどの効果でこちら側に出るトークンも2倍になる。
- カウンターを動かす(移動する)場合でも、移動先に2倍の数のカウンターを置く。これは「動かす」の定義に「カウンターを置く/Put」ことが含まれているため。動かすも参照。
- 経年カウンターも倍速で増える。累加アップキープのコスト支払いは困難になるだろう。
- 複数枚コントロールしていれば、すべての効果が重複して適用される。例えば、2枚出ていれば2倍のそのまた2倍で4倍、4枚出ていれば16倍、エンチャント複製/Copy Enchantmentなども使って8枚コントロールすれば256倍となる。
- 追放されているカードはパーマネントではないため、アーテイのおせっかい/Ertai's Meddlingの遅延カウンターや待機の時間カウンターの数に影響はない。 また同様に、プレイヤーはパーマネントではないため毒カウンターも2倍にはならない。
- 効果ではなく、起動型能力のコストでカウンターを置く場合には倍にならない。根の壁/Wall of Rootsのマナ能力やプレインズウォーカーの忠誠度能力などがこれに当たる。
- 大変異の結果でカウンターを置く場合には倍にならない。
- 特別な処理としてプレイした土地に置かれるカウンター(鮮烈な草地/Vivid Meadowなど)も倍になる(CR:614.16)。
- ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghetの置換効果によるトークンの生成は、元のイベントが状況起因処理であっても倍の数行われる(CR:614.16)。
- 萎縮や感染によって置かれる-1/-1カウンターもダメージの結果によるものなので、倍にならない。
- この場合も、他の置換効果によってトークンの生成やカウンターの配置に関わる部分が置換されると、倍になるようになる。
- 生体武器が出すトークンも倍になるが、肝心の装備品の数が増えるわけではないので、無形の美徳/Intangible Virtueなどのサポートがない限り、状況起因処理によって追加で出たトークンは墓地に置かれて消滅する。
関連カード
自称「2倍にするカード愛好家」であるMark Rosewaterのお気に入りのカードであり、リメイク的な後継カードがいくつか存在する。
- 似通った生命/Parallel Lives - 倍増するのがトークンのみになった。(イニストラード)
- 屍体屋の脅威/Corpsejack Menace - 倍増するのが+1/+1カウンターに限定された。黒緑のクリーチャー。(ラヴニカへの回帰)
- 野生の活力/Primal Vigor - 倍増するカウンターが+1/+1カウンターに限定された。また、すべてのプレイヤーに影響する。(統率者2013)
- 硬化した鱗/Hardened Scales - +1/+1カウンターが置かれる場合、1つ増える。(タルキール覇王譚)
- 巻きつき蛇/Winding Constrictor - カウンターの種類は問わず、あなた、クリーチャー、アーティファクトに置くカウンターが1つ増える。(霊気紛争)
- 選定された行進/Anointed Procession - 白くなった似通った生命。(アモンケット)
- セレズニアの屋根庭/Selesnya Loft Gardens - 次元カード。すべてのプレイヤーに影響する。(プレインチェイス2012)