払拭の光/Banishing Light
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− | [[追放]]したパーマネントが[[戦場]]に[[戻す|戻らない]]ようにするテクニック([[ | + | [[追放]]したパーマネントが[[戦場]]に[[戻す|戻らない]]ようにするテクニック([[ナイトメア能力]]を参照)は使えなくなってしまったが、基本的な性能は忘却の輪と同じ。3[[マナ]]とやや[[重い|重く]]、[[割る|割られる]]リスクはあるものの、[[土地]]以外のパーマネント全般を対処できる優秀な[[単体除去]]である。特に[[ミッドレンジ]]や[[プレインズウォーカー]]を多用するタイプの[[コントロールデッキ]]に対して有効。 |
− | [[ニクスへの旅]]登場時の[[スタンダード]]では | + | [[ニクスへの旅]]登場時の[[スタンダード]]では[[白緑ビートダウン/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|セレズニア・アグロ]]や[[白黒コントロール#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|オルゾフ・ミッドレンジ]]で採用されたほか、[[バーン/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|ボロス・バーン]]でも[[サイドボード]]に採用されることがあった。[[群れネズミ/Pack Rat]]に強い[[拘留の宝球/Detention Sphere]]を使用できる[[白青]]系の[[デッキ]]でも、5枚目以降の拘留の宝球として採用されることがあった。[[ローテーション]]後は拘留の宝球がスタンダード落ちしたこともあり、[[トリコロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|ジェスカイ・アグロ]]や[[白緑ビートダウン/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑白アグロ]]、またエンチャントであることを活かして[[星座 (デッキ)#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|星座]]などでも採用された。 |
− | *[[2014年]]9月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で新規[[絵|イラスト]]版の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/august-through-october-fnm-promo-update-2014-07-25 August through October FNM Promo Update]/[https://mtg-jp.com/publicity/0010848/ 8月~10月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新](Arcana [[2014年]]7月25日 [[Mike McArtor]]著)</ref>。 | + | [[テーロス還魂記]]で[[再録]]。スタンダードでは[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|アゾリウス・コントロール]]や[[星座 (デッキ)#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|星座]]などで採用される。 |
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+ | *[[2014年]]9月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で新規[[絵|イラスト]]版の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://web.archive.org/web/20220813175014/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/august-through-october-fnm-promo-update-2014-07-25 August through October FNM Promo Update(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/publicity/0010848/ 8月~10月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新](Arcana [[2014年]]7月25日 [[Mike McArtor]]著)</ref>。 | ||
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+ | *登場から10年後、[[ブルームバロウ]]にて初めて[[コモン]]として再録された。これにより[[パウパー]]で使用できるようになった。 | ||
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*[[追放]]する[[効果]]は[[戦場に出る|戦場に出た]]ときの[[誘発型能力]]によるものである。[[オーラ]]のように[[唱える]]際に対象を選ぶのではない。 | *[[追放]]する[[効果]]は[[戦場に出る|戦場に出た]]ときの[[誘発型能力]]によるものである。[[オーラ]]のように[[唱える]]際に対象を選ぶのではない。 | ||
**この呪文を[[打ち消す]]かどうかの判断は、どのパーマネントを追放するか選択される前に行わなければならない。「どのパーマネントを追放しますか?」など解決後の選択に関する質問した場合、それは払拭の光が解決されるまで[[優先権]]の放棄をしたとみなされるので注意<ref name="TR1">マジック[[イベント規定]] - 4.2 イベントでの手順省略</ref>。 | **この呪文を[[打ち消す]]かどうかの判断は、どのパーマネントを追放するか選択される前に行わなければならない。「どのパーマネントを追放しますか?」など解決後の選択に関する質問した場合、それは払拭の光が解決されるまで[[優先権]]の放棄をしたとみなされるので注意<ref name="TR1">マジック[[イベント規定]] - 4.2 イベントでの手順省略</ref>。 | ||
− | **逆に唱える側は唱える時点でどのパーマネントを追放するか宣言してもよい。ただし、対戦相手が何も[[対応]] | + | **逆に唱える側は唱える時点でどのパーマネントを追放するか宣言してもよい。ただし、対戦相手が何も[[対応して|対応]]しなかった場合、その宣言通りの選択をしなければならない<ref name="TR1" />。 |
==開発秘話== | ==開発秘話== | ||
− | + | 前述の[[ナイトメア能力]]の性質を利用した永久追放テクニックは、挙動が直観的ではなく、カードの意図にも反していると開発部が感じていたことから、このカードが作られることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/journey-center-set-part-1-2014-04-21-0 Journey to the Center of the Set, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0008832/ セット中央への旅 その1](Making Magic 2014年4月21日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | |
− | [[多人数戦]]における忘却の輪が抱えていた問題(忘却の輪の[[コントローラー]]が[[ゲーム]]から除外されると追放したパーマネントがそのままになる)を解消することも意識している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ld/developing-multiplayer-mind-2014-10-17 Developing With Multiplayer in Mind]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0011416/ 多人数戦を踏まえたデベロップ](Latest Developments 2014年10月17日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。 | + | [[多人数戦]]における忘却の輪が抱えていた問題(忘却の輪の[[コントローラー]]が[[ゲーム]]から除外されると追放したパーマネントがそのままになる)を解消することも意識している<ref>[https://web.archive.org/web/20211130060630/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ld/developing-multiplayer-mind-2014-10-17 Developing With Multiplayer in Mind(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0011416/ 多人数戦を踏まえたデベロップ](Latest Developments 2014年10月17日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。 |
− | 対戦相手のパーマネントしか追放できないようにしているのは、[[Magic Online]]などの[[コンピューターゲーム]]においてクリック回数を減らすことを目的としている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/magical-mailbag-2015-12-11 Magical Mailbag]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0016174/ マジック的一問一答](Latest Developments [[2015年]]12月11日 Sam Stoddard著)</ref>。 | + | 対戦相手のパーマネントしか追放できないようにしているのは、[[Magic Online]]などの[[コンピューターゲーム]]においてクリック回数を減らすことを目的としている<ref>[https://web.archive.org/web/20220122160511/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/magical-mailbag-2015-12-11 Magical Mailbag(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0016174/ マジック的一問一答](Latest Developments [[2015年]]12月11日 Sam Stoddard著)</ref>。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
+ | ===同型再版=== | ||
+ | *[[仮初めの時間/Borrowed Time]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]) | ||
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===主な亜種=== | ===主な亜種=== | ||
− | + | 「放逐」能力を持つ白のパーマネント・カード。特筆しない限りエンチャントであり、対戦相手の土地でないパーマネントのみを[[対象]]にとれ、能力は強制。対象の[[マナ総量]]に制限がある亜種については[[絹包み/Silkwrap]]の項を参照。 | |
− | *[[岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks]] - W。[[山]]に[[エンチャント]]する[[オーラ]]。クリーチャー1体を追放する。([[テーロス]]) | + | *[[岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks]] - W。[[山]]に[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]する[[オーラ]]。クリーチャー1体を追放する。([[テーロス]]) |
+ | **土地にエンチャントする亜種は[[岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks#関連カード]]の項を参照。 | ||
*[[停止の場/Suspension Field]] - 1W。[[タフネス]]が3以上のクリーチャー1体を追放する。対戦相手のものに限らないが追放は任意。([[タルキール覇王譚]]) | *[[停止の場/Suspension Field]] - 1W。[[タフネス]]が3以上のクリーチャー1体を追放する。対戦相手のものに限らないが追放は任意。([[タルキール覇王譚]]) | ||
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*[[停滞の罠/Stasis Snare]] - 1WW。[[瞬速]]。クリーチャー1体を追放する。([[戦乱のゼンディカー]]) | *[[停滞の罠/Stasis Snare]] - 1WW。[[瞬速]]。クリーチャー1体を追放する。([[戦乱のゼンディカー]]) | ||
**[[排斥/Cast Out]] - 3W。瞬速と[[サイクリング]](白)を持つ。([[アモンケット]]) | **[[排斥/Cast Out]] - 3W。瞬速と[[サイクリング]](白)を持つ。([[アモンケット]]) | ||
**[[封じ込め/Seal Away]] - 1W。瞬速を持つが、[[タップ状態]]のクリーチャーしか対象にできない。([[ドミナリア]]) | **[[封じ込め/Seal Away]] - 1W。瞬速を持つが、[[タップ状態]]のクリーチャーしか対象にできない。([[ドミナリア]]) | ||
+ | **[[バニッシュメント/Banishment]] - 3W。瞬速を持つ。対象と同名のパーマネントも追放。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]]) | ||
+ | **[[力線の束縛/Leyline Binding]] - 5W。瞬速を持ち、コントロールする[[基本土地タイプ]]1つにつきコストが(1)減る。([[団結のドミナリア]]) | ||
+ | **[[束縛の祈り手/Prayer of Binding]] - 3W。瞬速を持ち、[[ETB]]で2点の[[ライフ]]を得る。(団結のドミナリア) | ||
+ | **[[神秘の縛め/Mystical Tether]] - 2W。追加(2)を支払えば[[インスタント・タイミング]]で唱えられる。クリーチャー1体か[[アーティファクト]]1つを追放。([[サンダー・ジャンクションの無法者]]) | ||
*[[隔離の場/Quarantine Field]] - [[X]]XWW。X個追放する。([[戦乱のゼンディカー]]) | *[[隔離の場/Quarantine Field]] - [[X]]XWW。X個追放する。([[戦乱のゼンディカー]]) | ||
*[[命運の掌握/Grasp of Fate]] - 1WW。各対戦相手につき1個ずつ追放する。([[統率者2015]]) | *[[命運の掌握/Grasp of Fate]] - 1WW。各対戦相手につき1個ずつ追放する。([[統率者2015]]) | ||
*[[孤立領域/Isolation Zone]] - 2WW。クリーチャー1体かエンチャント1つを追放する。([[ゲートウォッチの誓い]]) | *[[孤立領域/Isolation Zone]] - 2WW。クリーチャー1体かエンチャント1つを追放する。([[ゲートウォッチの誓い]]) | ||
*[[揺るぎない信仰/Faith Unbroken]] - 3W。あなたのクリーチャーのみにつけられるオーラで、クリーチャー1体の追放と+2/+2[[修整]]との抱き合わせ。([[異界月]]) | *[[揺るぎない信仰/Faith Unbroken]] - 3W。あなたのクリーチャーのみにつけられるオーラで、クリーチャー1体の追放と+2/+2[[修整]]との抱き合わせ。([[異界月]]) | ||
− | *[[飛行機械による拘束/Thopter Arrest]] - | + | **[[拘束の鎖/Chains of Custody]] - 2W。土地でないパーマネント全般を追放できるが、付与するのが修整でなく[[護法]](2)である揺るぎない信仰。([[ジャンプスタート2022]]) |
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+ | *[[飛行機械による拘束/Thopter Arrest]] - 2W。クリーチャー1体かアーティファクト1つを追放する。([[霊気紛争]]) | ||
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+ | **[[薄暮薔薇の聖遺/Dusk Rose Reliquary]] - W。護法(2)を持つアーティファクト版飛行機械による拘束。ただし[[追加コスト]]にクリーチャーかアーティファクトの[[生け贄]]が必要。([[イクサラン:失われし洞窟]]) | ||
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*[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]] - 3W。対戦相手は同名のカードを唱えられない。([[イクサラン]]) | *[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]] - 3W。対戦相手は同名のカードを唱えられない。([[イクサラン]]) | ||
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*[[議事会の裁き/Conclave Tribunal]] - 3W。[[召集]]付き。([[ラヴニカのギルド]]) | *[[議事会の裁き/Conclave Tribunal]] - 3W。[[召集]]付き。([[ラヴニカのギルド]]) | ||
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+ | *[[静止網/Static Net]] - 3W。ETBで2点のライフと[[タップ状態]]の[[パワーストーン]]を得る。([[兄弟戦争]]) | ||
+ | *[[存在の封印/Seal from Existence]] - 1WW。護法(3)を持つ。([[機械兵団の進軍]]) | ||
+ | *[[獄庫の戦い/Battle at the Helvault]] - 4WW。全III章の[[英雄譚]]のI,II章能力で、各プレイヤーにつき1つずつまで追放できるが英雄譚と土地は不可。([[統率者マスターズ]]) | ||
+ | **[[タイムロードの審判/Trial of a Time Lord]] - 1WW。全IV章の英雄譚のI,II,III章能力で、[[トークン]]でないクリーチャー1体を追放。IV章の[[投票]]結果次第では戦場ではなく[[ライブラリーの一番下]]に戻る。([[ドクター・フー統率者デッキ]]) | ||
+ | *[[食後の眠気/Food Coma]] - 3W。クリーチャー1体を追放し、[[食物]]を[[生成]]する。([[エルドレインの森]]) | ||
+ | *[[別世界への追放/Banish to Another Universe]] - 4W。[[親和]](歴史的なパーマネント)。(ドクター・フー統率者デッキ) | ||
+ | *[[時の裂け目/Crack in Time]] - 3W。クリーチャー1体を追放。ETBだけでなく[[戦闘前メイン・フェイズ]]にも誘発するが、[[消失]]3を持つ。(ドクター・フー統率者デッキ) | ||
+ | *[[その場しのぎの束縛/Makeshift Binding]] - 2W。対戦相手のクリーチャー1体を追放。2点のライフを得る。([[カルロフ邸殺人事件]]) | ||
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+ | *[[静牢/Static Prison]] - W。ただしあなたの[[戦闘前メイン・フェイズ]]ごとに[[エネルギー・カウンター]]を1個支払わないと、これを[[生け贄に捧げる]]。([[モダンホライゾン3]]) | ||
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− | *[[一時的に追放するカード]] | + | *[[一時的に追放するカード]]([[機能別カードリスト]]) |
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*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[アンコモン]] | ||
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2024年11月3日 (日) 21:46時点における最新版
エンチャント
払拭の光が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。払拭の光が戦場を離れるまで、それを追放する。
忘却の輪/Oblivion Ringのリメイク。能力は放逐する僧侶/Banisher Priestと同じ書式になり、また対戦相手のパーマネントしか対象にできなくなった。
追放したパーマネントが戦場に戻らないようにするテクニック(ナイトメア能力を参照)は使えなくなってしまったが、基本的な性能は忘却の輪と同じ。3マナとやや重く、割られるリスクはあるものの、土地以外のパーマネント全般を対処できる優秀な単体除去である。特にミッドレンジやプレインズウォーカーを多用するタイプのコントロールデッキに対して有効。
ニクスへの旅登場時のスタンダードではセレズニア・アグロやオルゾフ・ミッドレンジで採用されたほか、ボロス・バーンでもサイドボードに採用されることがあった。群れネズミ/Pack Ratに強い拘留の宝球/Detention Sphereを使用できる白青系のデッキでも、5枚目以降の拘留の宝球として採用されることがあった。ローテーション後は拘留の宝球がスタンダード落ちしたこともあり、ジェスカイ・アグロや緑白アグロ、またエンチャントであることを活かして星座などでも採用された。
テーロス還魂記で再録。スタンダードではアゾリウス・コントロールや星座などで採用される。
- 2014年9月のフライデー・ナイト・マジックで新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された[1]。
[編集] ルール
基本的なルールは放逐する僧侶/Banisher Priest#ルールの項を参照。
[編集] 開発秘話
前述のナイトメア能力の性質を利用した永久追放テクニックは、挙動が直観的ではなく、カードの意図にも反していると開発部が感じていたことから、このカードが作られることになった[3]。
多人数戦における忘却の輪が抱えていた問題(忘却の輪のコントローラーがゲームから除外されると追放したパーマネントがそのままになる)を解消することも意識している[4]。
対戦相手のパーマネントしか追放できないようにしているのは、Magic Onlineなどのコンピューターゲームにおいてクリック回数を減らすことを目的としている[5]。
[編集] 関連カード
[編集] 同型再版
[編集] 主な亜種
「放逐」能力を持つ白のパーマネント・カード。特筆しない限りエンチャントであり、対戦相手の土地でないパーマネントのみを対象にとれ、能力は強制。対象のマナ総量に制限がある亜種については絹包み/Silkwrapの項を参照。
- 岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks - W。山にエンチャントするオーラ。クリーチャー1体を追放する。(テーロス)
- 土地にエンチャントする亜種は岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks#関連カードの項を参照。
- 停止の場/Suspension Field - 1W。タフネスが3以上のクリーチャー1体を追放する。対戦相手のものに限らないが追放は任意。(タルキール覇王譚)
- 停滞の罠/Stasis Snare - 1WW。瞬速。クリーチャー1体を追放する。(戦乱のゼンディカー)
- 排斥/Cast Out - 3W。瞬速とサイクリング(白)を持つ。(アモンケット)
- 封じ込め/Seal Away - 1W。瞬速を持つが、タップ状態のクリーチャーしか対象にできない。(ドミナリア)
- バニッシュメント/Banishment - 3W。瞬速を持つ。対象と同名のパーマネントも追放。(統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い)
- 力線の束縛/Leyline Binding - 5W。瞬速を持ち、コントロールする基本土地タイプ1つにつきコストが(1)減る。(団結のドミナリア)
- 束縛の祈り手/Prayer of Binding - 3W。瞬速を持ち、ETBで2点のライフを得る。(団結のドミナリア)
- 神秘の縛め/Mystical Tether - 2W。追加(2)を支払えばインスタント・タイミングで唱えられる。クリーチャー1体かアーティファクト1つを追放。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 隔離の場/Quarantine Field - XXWW。X個追放する。(戦乱のゼンディカー)
- 命運の掌握/Grasp of Fate - 1WW。各対戦相手につき1個ずつ追放する。(統率者2015)
- 孤立領域/Isolation Zone - 2WW。クリーチャー1体かエンチャント1つを追放する。(ゲートウォッチの誓い)
- 揺るぎない信仰/Faith Unbroken - 3W。あなたのクリーチャーのみにつけられるオーラで、クリーチャー1体の追放と+2/+2修整との抱き合わせ。(異界月)
- 拘束の鎖/Chains of Custody - 2W。土地でないパーマネント全般を追放できるが、付与するのが修整でなく護法(2)である揺るぎない信仰。(ジャンプスタート2022)
- 幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts - 1W。拘束の鎖に+1/+0修整と絆魂も抱き合わせた上位互換。(ダスクモーン:戦慄の館)
- 飛行機械による拘束/Thopter Arrest - 2W。クリーチャー1体かアーティファクト1つを追放する。(霊気紛争)
- 精霊界との接触/Touch the Spirit Realm - 2W。飛行機械による拘束に、魂力(1)(白)で明滅カードになる機能が付いた上位互換。(神河:輝ける世界)
- 薄暮薔薇の聖遺/Dusk Rose Reliquary - W。護法(2)を持つアーティファクト版飛行機械による拘束。ただし追加コストにクリーチャーかアーティファクトの生け贄が必要。(イクサラン:失われし洞窟)
- 画面の中への幽閉/Trapped in the Screen - 2W。エンチャントも対象にできる上に護法(2)も持つ飛行機械による拘束の上位互換。(ダスクモーン:戦慄の館)
- イクサランの束縛/Ixalan's Binding - 3W。対戦相手は同名のカードを唱えられない。(イクサラン)
- 秘儀術師の檻/Hieromancer's Cage - 3W。1マナ重い下位互換。(基本セット2019)
- 議事会の裁き/Conclave Tribunal - 3W。召集付き。(ラヴニカのギルド)
- 牢獄領域/Prison Realm - 2W。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を追放する。占術1付き。(灯争大戦)
- 市民の拘束/Citizen's Arrest - 1WW。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を追放する。牢獄領域の下位互換。(団結のドミナリア)
- 忘却への旅/Journey to Oblivion - 4W。パーティーに応じてコストが軽くなる。(ゼンディカーの夜明け)
- 静止網/Static Net - 3W。ETBで2点のライフとタップ状態のパワーストーンを得る。(兄弟戦争)
- 存在の封印/Seal from Existence - 1WW。護法(3)を持つ。(機械兵団の進軍)
- 獄庫の戦い/Battle at the Helvault - 4WW。全III章の英雄譚のI,II章能力で、各プレイヤーにつき1つずつまで追放できるが英雄譚と土地は不可。(統率者マスターズ)
- タイムロードの審判/Trial of a Time Lord - 1WW。全IV章の英雄譚のI,II,III章能力で、トークンでないクリーチャー1体を追放。IV章の投票結果次第では戦場ではなくライブラリーの一番下に戻る。(ドクター・フー統率者デッキ)
- 食後の眠気/Food Coma - 3W。クリーチャー1体を追放し、食物を生成する。(エルドレインの森)
- 別世界への追放/Banish to Another Universe - 4W。親和(歴史的なパーマネント)。(ドクター・フー統率者デッキ)
- 時の裂け目/Crack in Time - 3W。クリーチャー1体を追放。ETBだけでなく戦闘前メイン・フェイズにも誘発するが、消失3を持つ。(ドクター・フー統率者デッキ)
- その場しのぎの束縛/Makeshift Binding - 2W。対戦相手のクリーチャー1体を追放。2点のライフを得る。(カルロフ邸殺人事件)
- 法による束縛/Lassoed by the Law - 3W。対象に+1/+0修整するタップ能力を持つ1/1トークンを生成。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 同化の神盾/Assimilation Aegis - 1WU。装備コスト(2)の装備品版。クリーチャー1体を追放。装備先がそれのコピーになる。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 静牢/Static Prison - W。ただしあなたの戦闘前メイン・フェイズごとにエネルギー・カウンターを1個支払わないと、これを生け贄に捧げる。(モダンホライゾン3)
- 刑務所に行け/GO TO JAIL - W。クリーチャー1体を追放する。6面ダイスを振った結果によってはこれ自身が生け贄に捧げられる。アン・カード。(Unstable)
[編集] 脚注
- ↑ August through October FNM Promo Update(Internet Archive)/8月~10月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(Arcana 2014年7月25日 Mike McArtor著)
- ↑ 2.0 2.1 マジックイベント規定 - 4.2 イベントでの手順省略
- ↑ Journey to the Center of the Set, Part 1/セット中央への旅 その1(Making Magic 2014年4月21日 Mark Rosewater著)
- ↑ Developing With Multiplayer in Mind(Internet Archive)/多人数戦を踏まえたデベロップ(Latest Developments 2014年10月17日 Sam Stoddard著)
- ↑ Magical Mailbag(Internet Archive)/マジック的一問一答(Latest Developments 2015年12月11日 Sam Stoddard著)
[編集] 参考
- 一時的に追放するカード(機能別カードリスト)
- カード個別評価:ブルームバロウ - コモン
- カード個別評価:テーロス還魂記 - アンコモン
- カード個別評価:ニクスへの旅 - アンコモン
- カード個別評価:ファウンデーションズ - コモン
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード