ターボネクサス
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− | *[[ターボゲート]]との[[ハイブリッドデッキ]] | + | *[[ターボゲート]]との[[ハイブリッドデッキ]]。運命のきずなの英語の"F"を"G"に変え、Nexus of Gateとも。 |
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2019年6月6日 (木) 15:20時点における版
ターボネクサス (Turbo Nexus) は、運命のきずな/Nexus of Fateをキーカードとしたタイム・デストラクション系ロックデッキ。ターボフォグとエターナルブルーの中間のような構成をとる。基本セット2019参入後のスタンダード環境に存在する。
目次 |
概要
マナ加速から根の罠/Root Snareのような濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaやウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urzaといった強力なプレインズウォーカーの+1忠誠度能力起動回数を増やしてアドバンテージを得る。最終的にはテフェリーの-8忠誠度能力を起動、ドロー呪文やテフェリーの+1忠誠度能力を絡めて対戦相手のパーマネントを全て追放し、
- カーンの-2忠誠度能力により生成したトークンで殴る
- 運命のきずな以外の自分のライブラリーを全て削り、手札を7枚握った上で対戦相手がライブラリーアウトするまで毎ターンのクリンナップ・ステップで運命のきずなを捨てて戻してを繰り返す
- テフェリーの-3忠誠度能力でテフェリー自身をライブラリーに戻し続ける
といった手段を用いて勝利する。
運命のきずなは自身の能力でライブラリーに戻るので、エターナルブルーのような再利用のギミックを別途組み込む必要がない。
テフェリーのアンタップ能力を活かすためにマナ加速として楽園の贈り物/Gift of Paradiseを用いたり、タップ能力付きの土地を使い回すのも特徴。航路の作成/Chart a Courseや薬術師の眼識/Chemister's Insightの再活により捨てるカードのタネになるため、ビートダウンデッキ系デッキ以外であっても濃霧系呪文が完全に腐ることがない点も見逃せない。
基本セット2019参入直後のマジック25周年記念プロツアーにはRaphaël LévyやLee Shi Tianといった強豪プレイヤーも持ち込んで話題となった[1][2]。
ローテーション後は花粉のもや/Haze of Pollenやサイクリングランドを失い一時弱体化したが、ラヴニカの献身では相性のよい荒野の再生/Wilderness Reclamationや成長のらせん/Growth Spiralを獲得した。濃霧系呪文の採用枚数が減り、大量マナでサーチと追加ターンを連打するターボランドの構成に近くなった。テフェリーに頼らずとも戦えるようになり、グランプリメンフィス19では白を抜いた緑青の構成のシミック・ネクサスが主流となった[3]。
灯争大戦参入後は、デッキに噛み合った能力を持つ伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesや、無限ターン成立後のフィニッシャーを用意できる無神経な放逐/Callous Dismissalを獲得したものの、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの流行が大きな逆風となっている。
- 入手経路が限られるBOX特典カードの運命のきずなが4枚使われたデッキということでも話題となった。
- 運命のきずなの、ライブラリーに戻して切り直す(そして対戦相手にも切り直してもらう)という手順を踏む特性上、無限ターン系デッキの中でも1ターンの時間がかかりやすい。
- このデッキに限ったことではないが、トーナメントでは遅いプレイ(遅延行為)の懲罰を受けないように注意したい。
- Magic OnlineやMagic: The Gathering Arenaなどのコンピューターゲームでは上記の処理が自動化されているのでとても楽。特にMagic: The Gathering Arenaでは、ワイルドカードの交換で運命のきずなを容易に入手できることも相まって、現実世界と比べて使用プレイヤーが非常に多い。
- 2019年2月14日付でアリーナ・スタンダード(1本先取ルール)において運命のきずなが禁止カードに指定され、同ゲームモードでは使用不可能になった(2本先取ルールや、紙のマジックでは変更なし)。詳細については運命のきずな/Nexus of Fate#禁止指定を参照。
サンプルリスト
初期型
- 備考
- グランプリロサンゼルス18 ベスト4(参考)
- 使用者:Eric Froehlich
- フォーマット
- 追加の運命のきずな/Nexus of Fateとしてカーンの経時隔離/Karn's Temporal Sunderingが採用されている。
ラヴニカの献身後
緑白青
Turbo Nexus [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑青
- 備考
- ミシックチャンピオンシップクリーブランド19 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Michael Bonde
- フォーマット
Simic Nexus [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑青2色のリスト。
- グランプリメンフィス19では原根健太もほぼ同一のデッキリストでTop8に入賞している(サイドボードが1枚異なるのみ)。本人による解説(参考)も参照。
ゲートネクサス
Gate Nexus [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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灯争大戦後
緑青
Simic Nexus [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑青(ミッドレンジ)
- 備考
- グランプリカンザスシティ19 ベスト4(参考)
- 使用者:Turner Madick
- フォーマット
Simic Nexus [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 荒野の再生/Wilderness Reclamationを外し、クリーチャーを多めに採用したミッドレンジ型。
緑白青
- 備考
- StarCityGames.com Richmond Standard Classic 準優勝(参考)
- 使用者:Mitchell Castaldini
- フォーマット
Bant Nexus [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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脚注
- ↑ メタゲームブレイクダウン:スタンダード
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ターボフォグ(スタンダード) Lee Shi Tianが使用したデッキリスト
- ↑ Grand Prix Memphis Day 2 Metagame Breakdown