エルフ
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2008年3月16日 (日) 12:31時点における版
エルフ(Elf)は、
- クリーチャー・タイプの1つ。:エルフ(クリーチャー・タイプ)を参照。
- 上記のクリーチャーを主体とするデッキの総称。:エルフ(デッキ)を参照。
目次 |
エルフ(クリーチャー・タイプ)
緑を代表するクリーチャー・タイプの1つ。森に住まう人間によく似た種族で、自然との共生を重んじる。『指輪物語』を始めとした多くのファンタジー作品において馴染み深い存在である。
クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)
ウッド・エルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
1/1ほぼ全てのエルフは緑か、緑を含むマルチカラーであり、マナ能力や土地を出す能力を持つものが多い(マナ能力を持つものは、最近はドルイドでもあることが多い)。パワー・タフネスは全体的に低めで、3/3以上のものは1割にも満たない。これらの性質から、戦力としてではなく、デッキを安定して動かすためのサポート役として使われることが多い。
ロードは、インベイジョンで登場して以来基本セットの常連となっているエルフのチャンピオン/Elvish Championと、ローウィンで登場した傲慢な完全者/Imperious Perfect。
ストーリーでは結構重要な役割を担うことも多いが、伝説のクリーチャーの数はそれほど多くない。伝説の存在が山盛りの神河ブロックにエルフ達が出てこない、ということがその主な要因の1つである。
- マスクス・ブロックやオデッセイ・ブロック、神河ブロックといった具合に、時代によっては一気に数が減るサブタイプでもある。
- 昔はカードによってクリーチャー・タイプが「Elf」と「Elves」の2種類あった。これは単数形と複数形の違いであり、当時のルールにより同じクリーチャー・タイプであるとして扱われていた。
- オンスロート・ブロックでは緑の主要種族となり、有用なカードが多数登場。トーナメントでも活躍した。
- ローウィン・ブロックでは黒と緑の部族として登場。美を第一とし、醜い生き物を迫害する悪役として登場する。
- Magic OnlineのElvish Championアバターがエルフ・トークンを出すほか、ローウィン・ブロックを中心にエルフ・トークンを出すカードも多く存在する。
参考
エルフ(デッキ)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。
1/1クリーチャー — 昆虫(Insect)
あなたがコントロールするエルフ(Elf)1体をオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
1/1小型で展開しやすいエルフを大量に、それも高速で場に並べ、その物量とマナ・アドバンテージで相手を圧倒する。これだけ大量のクリーチャーとマナを同時に確保できるデッキは少なく、緑ならではということで病みつきになる人も多い。
エルフ達は基本的に非力でありカードパワーで押し切るのが難しいため、大抵全体強化手段か別途フィニッシャーを用意する。
この系列のデッキには、
- クレイドルエルフ・・・ウルザ・ブロック期
- エルフ・ビート・・・オンスロート・ブロック期
- エルフ&ネイル・・・ミラディン・ブロック期
- 黒緑ビートダウン(エルフ型)・・・ローウィン・ブロック期
などが存在する。
特にオンスロート・ブロック以降は、ブロック構築からエターナルまで、幅広い場面で見られるデッキタイプとなった。
時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
ローウィンで主要部族に選ばれたこともあり、同環境の黒緑ビートダウンの中にエルフを中心にしたものが登場した。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの手札にあるエルフ(Elf)・カードを1枚公開するか(3)を支払う。
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)は+1/+1の修整を受ける。
(緑),(T):緑の1/1のエルフ・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
定番の野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどに加え、傲慢な完全者/Imperious Perfectやレンの地の克服者/Wren's Run Vanquisherなどが採用される。
序盤はクリーチャーでライフを削っていき、最後は不敬の命令/Profane Commandのカードパワーで押し切るのが基本。
世界選手権07では日本勢の多くがこのタイプを使用し、森勝洋・中野圭貴の両名をベスト8に輩出した。
サンプルレシピ
- WotC内のコラム「「黒緑エルフ」という選択」も参照のこと。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
史上最悪の装備品として名高い頭蓋骨絞め/Skullclampと組み、エルフ&ネイルが登場する。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
オンスロート・ブロックの部族支援によって強化され、トーナメントレベルとなる。 この頃のデッキはエルフ・ビートと呼ばれる。
クリーチャー — エルフ(Elf)
(T):クリーチャー1体を対象とする。それは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、戦場に出ているエルフ(Elf)の数である。
1/2クリーチャー — エルフ(Elf)
瞬速
鉤爪の統率者が戦場に出たとき、このターン戦場からあなたの墓地に置かれたトークンでないクリーチャー1体につき、緑の2/2の熊(Bear)クリーチャー・トークンを1体生成する。
エクステンデッド
エクステンデッドでも少数存在する。ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryを並べ、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき(緑)を加える。
2/1エルフとガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用する事から、クレイドルエルフと呼ばれる事が多い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリニューオーリンズ03 ベスト4 (参考)
- 使用者:Diego Ostrovich
- フォーマット
メインデッキ(60) | サイドボード(15) | ||||
25| style="background:#eeeeff"|クリーチャー | 3 | 繁殖力/Fecundity | |||
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 1 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist | ||
4 | 極楽鳥/Birds of Paradise | 1 | 黄塵地帯/Dust Bowl | ||
3 | 錯乱した隠遁者/Deranged Hermit | 3 | 束縛/Bind | ||
1 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist | 1 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle | ||
3 | 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth | 1 | 起源/Genesis | ||
4 | ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary | 1 | マスティコア/Masticore | ||
3 | スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacher | 1 | 帰化/Naturalize | ||
3 | マスティコア/Masticore | 1 | スパイクの飼育係/Spike Feeder | ||
12| style="background:#eeeeff"|呪文 | 1 | 系図の石版/Slate of Ancestry | |||
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd | 1 | ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan | ||
4 | 生ける願い/Living Wish | ||||
2 | 帰化/Naturalize | ||||
2 | 系図の石版/Slate of Ancestry | ||||
23| style="background:#eeeeff"|土地 | |||||
2 | 黄塵地帯/Dust Bowl | ||||
18 | 森/Forest | ||||
3 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
- エクステンデッド仕様のもの。マナエルフやガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleからマスティコア/Masticoreなどを高速展開する構成になっている。
- サイドボードの多くは生ける願い/Living Wishからのシルバーバレット用に割かれている。
- このデッキについては下記WotCのコラム「Deck Tech: Elves!」も参照のこと。
レガシー
- 備考
- デッキ名:Elves!
- レガシー選手権05 第13位 (参考 by Zvi Mowshowitz)
- 使用者:Willie Gregory-Bkorkiund
- フォーマット
メインデッキ(60) | サイドボード(15) | ||||
43| style="background:#eeeeff"|クリーチャー | 4 | 繁殖力/Fecundity | |||
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 4 | ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot | ||
4 | クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger | 4 | 津波/Tsunami | ||
4 | ティタニアの僧侶/Priest of Titania | 3 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist | ||
4 | 血統のシャーマン/Bloodline Shaman | ||||
4 | ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote | ||||
4 | 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage | ||||
4 | 森の伝書使/Sylvan Messenger | ||||
4 | 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider | ||||
4 | 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow | ||||
4 | Fyndhorn Elves | ||||
3 | エルフのチャンピオン/Elvish Champion | ||||
0| style="background:#eeeeff"|呪文 | |||||
17| style="background:#eeeeff"|土地 | |||||
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills | ||||
2 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath | ||||
9 | 森/Forest | ||||
4 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
- なんとも驚きのレガシー版“純”エルフデッキ。マナ加速から手札補充、全体強化に至るまで殆どの呪文がエルフである。メインデッキの非エルフ呪文はワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbioteのみ。
参考
- エルフ
- Deck Tech: Elves!(WotC)
- デッキ集