感染 (デッキ)
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− | + | [[感染]]を持つ[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を各種[[呪文]]でバックアップし、速やかに10個の[[毒カウンター]]を[[対戦相手]]に与えて[[勝利条件]]を満たすことを狙う。 | |
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黒の感染デッキは、クリーチャー[[除去]]や[[手札破壊]]などで道をこじ開け、高スペックの感染クリーチャーの攻撃を通す構成。特に優秀な[[ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader]]以外では、[[軽い|軽さ]]を重視するタイプと、[[ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmother]]や[[荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon]]といった[[大型クリーチャー]]を用いるタイプがある。 | 黒の感染デッキは、クリーチャー[[除去]]や[[手札破壊]]などで道をこじ開け、高スペックの感染クリーチャーの攻撃を通す構成。特に優秀な[[ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader]]以外では、[[軽い|軽さ]]を重視するタイプと、[[ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmother]]や[[荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon]]といった[[大型クリーチャー]]を用いるタイプがある。 | ||
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[[装備品]]を採用する場合は、他のデッキで採用されるような安定性が高いものや[[アドバンテージ]]が稼げるものなどに限らず、上述の性質から、[[ピストン式大槌/Piston Sledge]]や[[鞭打ち悶え/Lashwrithe]]のように強化効率を重視したものもよく使われる。 | [[装備品]]を採用する場合は、他のデッキで採用されるような安定性が高いものや[[アドバンテージ]]が稼げるものなどに限らず、上述の性質から、[[ピストン式大槌/Piston Sledge]]や[[鞭打ち悶え/Lashwrithe]]のように強化効率を重視したものもよく使われる。 | ||
− | 緑の感染デッキは、1、2[[マナ]]の感染クリーチャーを[[展開]]して[[巨大化/Giant Growth]]系の[[単体強化]] | + | 緑の感染デッキは、1、2[[マナ]]の感染クリーチャーを[[展開]]して[[巨大化/Giant Growth]]系の[[単体強化]]呪文を連打する構成であり、[[アドバンテージ]]を捨てて大きくスピードに特化している。[[赤]]を足して[[突撃のストロボ/Assault Strobe]]を採用することも多い。最速2ターンキルも可能(例えば[[ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf]]+[[地うねり/Groundswell]]+突撃のストロボ)なほどの爆発力を誇るが、安定性は低く、序盤に決めきれないと脆い。また、[[青]]を足して[[ひずみの一撃/Distortion Strike]]や軽量[[打ち消す|カウンター]]を加える構成もあり、その場合は[[グランビル]]を彷彿とさせる。 |
また、(特にリミテッドでは)[[増殖]]を利用して[[毒カウンター]]を増やし、僅かな毒から一気に毒死に持ち込む型も存在する。 | また、(特にリミテッドでは)[[増殖]]を利用して[[毒カウンター]]を増やし、僅かな毒から一気に毒死に持ち込む型も存在する。 | ||
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+ | [[モダン]]においては、[[猛火の群れ/Blazing Shoal]]によって一気に打点を上げる瞬殺[[コンボ]]タイプが活躍している。1ターン目[[墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus]]セットからの最速2ターンキルも可能とする([[#モダン版|*1]])。 | ||
*ミラディンの傷跡ブロックの[[リミテッド]]でも有力な[[アーキタイプ]]の一つ。 | *ミラディンの傷跡ブロックの[[リミテッド]]でも有力な[[アーキタイプ]]の一つ。 | ||
*[[ミラディン包囲戦]]の[[イベントデッキ]]である[[感染と汚染/Infect & Defile]]は青黒コントロール、[[新たなるファイレクシア]]のイベントデッキである[[内からの腐敗/Rot from Within]]は、[[緑単色デッキ|緑単色]]の感染デッキとなっている。 | *[[ミラディン包囲戦]]の[[イベントデッキ]]である[[感染と汚染/Infect & Defile]]は青黒コントロール、[[新たなるファイレクシア]]のイベントデッキである[[内からの腐敗/Rot from Within]]は、[[緑単色デッキ|緑単色]]の感染デッキとなっている。 | ||
− | *[[エントリーセット]]では、[[ファイレクシアの毒/Phyrexian Poison]]([[黒緑]])・[[荒廃の道/Path of Blight]]([[緑白]])・[[荒れ狂う大群/Ravaging Swarm]]([[緑青]]) | + | *[[エントリーセット]]では、[[ファイレクシアの毒/Phyrexian Poison]]([[黒緑]])・[[荒廃の道/Path of Blight]]([[緑白]])・[[荒れ狂う大群/Ravaging Swarm]]([[緑青]])の3種類がある。 |
− | == | + | ==ミラディンの傷跡ブロック構築版== |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアー名古屋11]] | + | **[[プロツアー名古屋11]] ベスト8 (ミラディンの傷跡ブロック構築部門 8-1-1) ([http://coverage.mtg-jp.com/PTNagoya11/ 参考]) |
**使用者:[[Gaudenis Vidugiris]] | **使用者:[[Gaudenis Vidugiris]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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*ミラディンの傷跡ブロック構築の黒単色のタイプ。 | *ミラディンの傷跡ブロック構築の黒単色のタイプ。 | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **[[プロツアーフィラデルフィア11]] ベスト4 ([http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Sam Black]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[基本セット2012]]) | ||
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+ | *[[モダン]]の[[青単色デッキ|青単色]]バージョン。 | ||
+ | *[[サーチ]]手段が多用されている。主なものは、[[エンドカード]]である[[猛火の群れ/Blazing Shoal]]をサーチできる[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]、[[代替コスト]]用の[[大祖始/Progenitus]]をサーチできる[[召喚士の契約/Summoner's Pact]]など。 | ||
==参考== | ==参考== |
2011年9月5日 (月) 12:14時点における版
感染(Infect)は、ミラディンの傷跡ブロックの新キーワード能力である感染を主体とした、毒カウンターによる勝利を狙うデッキ。ミラディンの傷跡ブロック構築やスタンダード環境に存在する。
ミラディンの傷跡では黒と緑、アーティファクト・クリーチャーだけが感染を持っていたため、基本的には黒か緑を中心として作られる。ミラディン包囲戦と新たなるファイレクシアでは他の色にも感染を持つクリーチャーが登場したが、数・性能ともに抑え気味なため、依然黒緑が中心である。
目次 |
概要
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
先制攻撃、プロテクション(赤)、プロテクション(白)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
1/1感染を持つクリーチャーの攻撃を各種呪文でバックアップし、速やかに10個の毒カウンターを対戦相手に与えて勝利条件を満たすことを狙う。
通常のビートダウンとの最も大きな違いは、対戦相手に攻撃が通ったとき、パワーのプラス修整を実質的に倍の数値でカウントできることであり、何らかのサイズ強化手段が好んで用いられる傾向にある。また絆魂などのライフゲインに強い一方、ファイレクシア・マナなどのライフロスをタダ同然で支払わせてしまう、本体火力を併用しづらいといったデメリットがある。
黒の感染デッキは、クリーチャー除去や手札破壊などで道をこじ開け、高スペックの感染クリーチャーの攻撃を通す構成。特に優秀なファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader以外では、軽さを重視するタイプと、ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmotherや荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragonといった大型クリーチャーを用いるタイプがある。
黒単色のものの他、青黒のクロック・パーミッション型、あるいは青黒コントロールに近づけた型も存在する。また、ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasが強化手段を務めることも。
装備品を採用する場合は、他のデッキで採用されるような安定性が高いものやアドバンテージが稼げるものなどに限らず、上述の性質から、ピストン式大槌/Piston Sledgeや鞭打ち悶え/Lashwritheのように強化効率を重視したものもよく使われる。
緑の感染デッキは、1、2マナの感染クリーチャーを展開して巨大化/Giant Growth系の単体強化呪文を連打する構成であり、アドバンテージを捨てて大きくスピードに特化している。赤を足して突撃のストロボ/Assault Strobeを採用することも多い。最速2ターンキルも可能(例えばぎらつかせのエルフ/Glistener Elf+地うねり/Groundswell+突撃のストロボ)なほどの爆発力を誇るが、安定性は低く、序盤に決めきれないと脆い。また、青を足してひずみの一撃/Distortion Strikeや軽量カウンターを加える構成もあり、その場合はグランビルを彷彿とさせる。
また、(特にリミテッドでは)増殖を利用して毒カウンターを増やし、僅かな毒から一気に毒死に持ち込む型も存在する。
モダンにおいては、猛火の群れ/Blazing Shoalによって一気に打点を上げる瞬殺コンボタイプが活躍している。1ターン目墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusセットからの最速2ターンキルも可能とする(*1)。
- ミラディンの傷跡ブロックのリミテッドでも有力なアーキタイプの一つ。
- ミラディン包囲戦のイベントデッキである感染と汚染/Infect & Defileは青黒コントロール、新たなるファイレクシアのイベントデッキである内からの腐敗/Rot from Withinは、緑単色の感染デッキとなっている。
- エントリーセットでは、ファイレクシアの毒/Phyrexian Poison(黒緑)・荒廃の道/Path of Blight(緑白)・荒れ狂う大群/Ravaging Swarm(緑青)の3種類がある。
ミラディンの傷跡ブロック構築版
- 備考
- プロツアー名古屋11 ベスト8 (ミラディンの傷跡ブロック構築部門 8-1-1) (参考)
- 使用者:Gaudenis Vidugiris
- フォーマット
Mono-Black Infect [1] | |||||||||||||||||
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- ミラディンの傷跡ブロック構築の黒単色のタイプ。
モダン版
青単感染 [2] | |||||||||||||||||||
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- モダンの青単色バージョン。
- サーチ手段が多用されている。主なものは、エンドカードである猛火の群れ/Blazing Shoalをサーチできる交錯の混乱/Muddle the Mixture、代替コスト用の大祖始/Progenitusをサーチできる召喚士の契約/Summoner's Pactなど。
参考
- 『ミラディンの傷跡』メカニズムレビュー:毒(マジック日本公式サイト、文:高橋優太)
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ第28回:トップメタのリスト紹介と、感染デッキ(マジック日本公式サイト、文:津村健志)
- 毒カウンター
- デッキ集