青白コントロール

提供:MTG Wiki

1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

目次

青白コントロール(UW Control)

従来パーマネントの処理が非常に苦手であったため、それをの優秀な除去呪文などで補ったデッキデッキタイプとしては基本的にパーミッションの構成を取る。



Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。



Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。



Disenchant / 解呪 (1)(白)
インスタント

アーティファクトやエンチャントのうち1つを対象とする。それを破壊する。


白のコントロールカードや青のカウンターで相手を止め、大型フィニッシャーで勝負を決める。 赤緑ステロイドと同じく、最もオーソドックスなアーキタイプの1つである。

カウンターなどの基本的なコントロール向きのカードがあれば簡単に作れるので、現在の色の役割が変更にならない限り、このアーキタイプが消える事はないだろう。

  • どちらのダブルシンボルのカードを使うため、土地配分には気を配る必要がある。
  • 往々にしてレアカード満載になり金がかかるデッキタイプである。

が、デッキの中心となる高額カード(神の怒り/Wrath of Godアダーカー荒原/Adarkar Wastesなど)が基本セットを中心としているので、初期投資を惜しまなければ、同じカードの使いまわしで長く楽しめるデッキタイプであるという見方もできる。

マジック黎明期から時代とともにいろいろな形に変わっていったタイプである。


デッキの変遷(ページ内移動目次)

ラヴニカ・ブロックコールドスナップ時のらせんブロック期 [#Ravnica-Cold-Time]

青単トロンからの流れを汲むウルザトロンコントロールデッキが、青白という新たなカラーパターンで青白トロンとして登場。 世界選手権06などで活躍した。


Urza's Tower / ウルザの塔
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)

(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。



Remand / 差し戻し (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。


トリスケラバス/Triskelavusを使うトリスケトロン砂の殉教者/Martyr of Sandsを使用した殉教者トロンなど、いくつかのバリエーションがある。

神河ブロックラヴニカ・ブロックコールドスナップ期 [#Kamikawa-Ravnica-Cold]

白青のギルドアゾリウスラヴニカ・ブロックの最後ディセンションにて登場したため、世に出てくるのは大分遅かったといえる。 ディセンション参入により、宮廷の軽騎兵/Court Hussar糾弾/Condemn呪文嵌め/Spell Snare等が登場して、トーナメントレベルになるようになった。


Condemn / 糾弾 (白)
インスタント

攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。それのコントローラーは、そのタフネスに等しい点数のライフを得る。



Court Hussar / 宮廷の軽騎兵 (2)(青)
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 騎士(Knight)

警戒
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、それを唱えるために(白)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。

1/3

コールドスナップ参入後は占術の岩床/Scrying Sheets相殺/Counterbalance師範の占い独楽/Sensei's Divining Topと共に用いられた。 青白氷雪コントロールのページも参照。

ミラディン・ブロック神河ブロック期 [#Mirrodin-Kamikawa]

親和全盛の時代に清純な天使/Pristine Angel崇拝/Worshipで半ロックするコントロール。


Pristine Angel / 清純な天使 (4)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

飛行
清純な天使がアンタップ状態であるかぎり、それはプロテクション(アーティファクト)とプロテクション(すべての色)を持つ。
あなたが呪文を唱えるたび、清純な天使をアンタップしてもよい。

4/4


Worship / 崇拝 (3)(白)
エンチャント

あなたがクリーチャーを1体でもコントロールしている場合、あなたのライフの総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフの総量が1点になるまで減少させる。



オンスロート・ブロックミラディン・ブロック [#Onslaught-Mirrodin]

青のカウンターやドローの質がかなり落ちていて従来のパーミッション+リセットという形をとるのが困難になってきたが、一方で白は強力なフィニッシャーが多く存在し、リセット呪文も環境によく合っていた為、白コントロールをベースにカウンターを散らしたタイプのデッキが作られた。


Exalted Angel / 賛美されし天使 (4)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

飛行
賛美されし天使がダメージを与えるたび、あなたは同じ点数のライフを得る。
変異(2)(白)(白)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)

4/5


Akroma's Vengeance / アクローマの復讐 (4)(白)(白)
ソーサリー

すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべてのエンチャントを破壊する。
サイクリング(3)((3),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)


特にスカージが参入した後には、3種類のフィニッシャー(賛美されし天使/Exalted Angel正義の命令/Decree of Justice永遠のドラゴン/Eternal Dragon)がそれぞれ4枚ずつ投入されているという、他の時代とは違うタイプが主流になっている。 デッキリストWorld Championship Decks 2004を参照のこと。

なお、ミラディンが登場した直後はヤソコンと呼ばれるシルバーバレット戦略を重視したものも存在した。

マスクス・ブロックインベイジョン・ブロック期 [#Maques-Invaision]

カウンターレベルミルストーリーの2種類が存在。

カウンターレベルは、リクルート能力を持つクリーチャーを中心としたレベルを、序盤はブロッカー、終盤以降はフィニッシャーとして使用する。 そのリクルート能力により、コントロールデッキに対して強い。


Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー (1)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)

(X),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量がX点以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。
(3):あなたの墓地にあるレベル・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。

1/3

ミルストーリーはフィニッシャーとなるクリーチャーは存在せず、石臼/Millstoneによるライブラリーアウトを狙う。 多色の環境ではあったが、物語の円/Story Circleが神の怒りとの相性もよく、クリーチャーデッキをメタって広く使用された。 またノンクリーチャーにこだわらず、まばゆい天使/Blinding Angelをフィニッシャーにしたタイプもあった。 これのお陰でファイアーズに対して優位に戦うことが出来たため、元々のデッキパワー+環境最大勢力に対するメタデッキとしてメタの二番手に食い込んだ。


Story Circle / 物語の円 (1)(白)(白)
エンチャント

物語の円が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
(白):このターン、あなたが選んだ、選ばれた色の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。


アポカリプス以降は3色のデッキを組むことが容易となったため、青白コントロールはGo-Marトレンチなどへ変化していく。

マスクス・ブロック構築 [#Masques]

獅子将マギータ/Mageta the Lionをカウンターで守るカウンターマギータが登場。 獅子将マギータの手札消費が激しいが、青の島/Islandを戻すピッチスペルがうまく補っていた。


Mageta the Lion / 獅子将マギータ (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) スペルシェイパー(Spellshaper)

(2)(白)(白),(T),カードを2枚捨てる:獅子将マギータ以外のすべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。

3/3

他、まばゆい天使も除去されなければ単体で勝てるカードとして優秀。

アイスエイジ・ブロック期 [#Ice]

カウンターポストと呼ばれる型が注目を集めた。 Kjeldoran Outpostが、ブロッカーを供給しつつ、神の怒りを撃った後はフィニッシャーとしても使用できるということで、デッキタイプによく合ったカードであった。


Kjeldoran Outpost
土地

Kjeldoran Outpostが戦場に出るなら、代わりに平地(Plains)を1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、Kjeldoran Outpostを戦場に出す。そうしなかったなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):(白)を加える。
(1)(白),(T):白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。


マジック創世記 [#Early]

破裂の王笏/Disrupting Scepterジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeによるアドバンテージを積み重ね、最終的にセラの天使/Serra Angelで勝利するThe Deckとよばれるものが存在した。


Serra Angel / セラの天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

飛行、警戒

4/4


Jayemdae Tome / ジェイムデー秘本 (4)
アーティファクト

(4),(T):カードを1枚引く。


エクステンデッド(ローテーション後) [#Extended2]

ローテーションデュアルランド剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどを失い一時鳴りを潜めていたが、ミラディン等時の王笏/Isochron Scepterを獲得。 オアリムの詠唱/Orim's Chantとのコンボを核としたセプターチャントとしてメタゲームに復帰する。


Isochron Scepter / 等時の王笏 (2)
アーティファクト

刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるマナ総量が2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。



Orim's Chant / オアリムの詠唱 (白)
インスタント

キッカー(白)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(白)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。
この呪文がキッカーされていたなら、このターン、クリーチャーは攻撃できない。


また、ディセンションでのアゾリウスギルド参入によるマナ基盤安定後は、青単トロンの流れを汲むウルザトロンデッキ青白トロンも登場した。


Decree of Justice / 正義の命令 (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー

白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。



Urza's Tower / ウルザの塔
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)

(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。


エクステンデッド(デュアルランド期) [#Extended]

デュアルランド時代のエクステンデッドでもよく見られたデッキタイプである。 Force of Will剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどの定番カードがその骨格を支える。

初期にはアイスエイジ時代と同様カウンターポストが活躍。


Kjeldoran Outpost
土地

Kjeldoran Outpostが戦場に出るなら、代わりに平地(Plains)を1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、Kjeldoran Outpostを戦場に出す。そうしなかったなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):(白)を加える。
(1)(白),(T):白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。


不毛の大地/Wastelandの台頭でカウンターポストが衰退した後は、 フィニッシャーなどのためにを加えるタイプが主流になった。→ワラミーズ


Call of the Herd / 獣群の呼び声 (2)(緑)
ソーサリー

緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
フラッシュバック(3)(緑)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)


ただ、オデッセイ以降、パーミッションとしては別に強力な青黒コントロールサイカトグが登場し、このデッキは活躍の場を奪われてしまった。

エターナル [#Eternal]

行き詰まり/Standstillドロー手段に、ミシュラランドダメージクロックフィニッシャーに据えたランドスティルと呼ばれるタイプが主流。


Mishra's Factory / ミシュラの工廠
土地

(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、ミシュラの工廠は2/2の組立作業員(Assembly-Worker)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。
(T):組立作業員クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。



Standstill / 行き詰まり (1)(青)
エンチャント

プレイヤー1人が呪文を唱えたとき、行き詰まりを生け贄に捧げる。そうした場合、そのプレイヤーの対戦相手はそれぞれ、カードを3枚引く。


詳細はランドスティルを参照のこと。

参考

QR Code.gif