8post

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8post(エイトポスト)は、雲上の座/Cloudpostからのマナをベースとしたデッキ土地の構成によって雲上の座/Cloudpostを実質8枚投入したような構成を取ることからこう呼ばれる。

目次

概要

最初に登場したのは時のらせん参入後のエクステンデッド環境ヴェズーヴァ/Vesuva雲上の座/Cloudpostコピーすることで実質8枚体制になる。

さらに、ミラディンの傷跡では新たなる神座である微光地/Glimmerpostが登場したことで、ヴェズーヴァに頼らなくても8枚体制を取ることができるようになった。雲上の座も微光地もコモンであることから、こちらは主にPauperで活躍している。

基本的な動きはウルザトロンと同様に、大量の無色マナから重量級呪文唱えることを目指す。ウルザトロンと比較したときの利点は、ウルザランドほどスロットを圧迫しないことから、色マナを確保する手段を採用しやすいことにある。また微光地によるライフ回復も、少量ながら見逃せない。

  • 雲上の座は数が並ぶと莫大なマナを生み出すことから、特にミラーマッチでは膨大なマナが生まれる。マナ・バーンが存在した時期には、この小回りの利かなさが難点となった。
  • 雲上の座、ヴェズーヴァ、微光地をすべて投入すれば、12postにすることもできる。

エクステンデッド

エクステンデッドでは、主に白青コントロールデッキとして雲上の座/Cloudpostヴェズーヴァ/Vesuvaの8枚体制で組まれ、同環境青白トロンと同じような動きをする。ドローで雲上の座を集め、大量マナをベースに正義の命令/Decree of Justiceなどを活用する。

サンプルレシピ

8post (Extended - TSP) [1]
土地 (23)
4 神聖なる泉/Hallowed Fountain
4 雲上の座/Cloudpost
4 ヴェズーヴァ/Vesuva
2 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
1 古えの居住地/Ancient Den
1 教議会の座席/Seat of the Synod
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
2 平地/Plains
3 島/Island
クリーチャー (5)
2 賛美されし天使/Exalted Angel
2 トリスケリオン/Triskelion
1 永遠のドラゴン/Eternal Dragon
呪文 (32)
4 アゾリウスの印鑑/Azorius Signet
3 卑下/Condescend
3 正義の命令/Decree of Justice
3 嘘か真か/Fact or Fiction
3 記憶の欠落/Memory Lapse
3 精神隷属器/Mindslaver
3 差し戻し/Remand
3 撤廃/Repeal
3 知識の渇望/Thirst for Knowledge
3 神の怒り/Wrath of God
1 発展のタリスマン/Talisman of Progress
サイドボード (15)
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
4 太陽のしずく/Sun Droplet
3 糾弾/Condemn
2 賛美されし天使/Exalted Angel
2 真髄の針/Pithing Needle


Pauper

Pauperでは、雲上の座/Cloudpost微光地/Glimmerpostの8枚体制で組まれる。デッキカラーは、環境初期は緑単色のものが多かったが、次第に青赤タイプが主流となった。



赤青型
序盤は稲妻/Lightning Boltなどの軽量火力マナ漏出/Mana Leakなどの打ち消しで時間を稼ぎながら、ドローを駆使しつつ土地を伸ばしていく。土地がある程度揃ったら、とどろく雷鳴/Rolling Thunderのような全体火力対戦相手クリーチャーごと焼き払ったり、ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusherを使ったりしてライフ削っていく。
神秘の指導/Mystical Teachingsを搭載してシルバーバレット戦略をとれるようにしてあるタイプも多く、要所でアドバンテージを取りつつ相手に合わせた動きができる柔軟性が持ち味である。
  • 複数マナを生成する土地をかき集めることからイゼットロンの亜種とみることもできる。
緑単型
最序盤は探検の地図/Expedition Map神座サーチしてきたり、草茂る胸壁/Overgrown Battlement根の壁/Wall of Rootsのようなマナ加速役にもなる展開したりして時間を稼ぐ。ある程度マナが揃ったらファッティを呼び出しひたすら殴るのが主な流れであり、滅殺により高い制圧力を持つウラモグの破壊者や、安定して後続を呼び出せるオーロクスの獣群/Aurochs Herdが使用される傾向にある。
緑単もしくはそれに準ずる構築の場合、単なるビートダウンのような構成では対戦相手に対して一切干渉できないためThermokarstなどの土地破壊要素が加えられる。これにより、デッキの動きがバウンスランドに依存している白青黒ストームや同系コントロールなどにある程度耐性をつけることが可能である。
環境が進み、軽量ビートダウンなどがメタゲームの上位に入るようになってきたことで、クリーチャーへの対応ができる青赤型が選択されやすくなった。

2013年10月2日より雲上の座が禁止カードに指定され、デッキが存続できなくなった。

サンプルレシピ(赤青型)

URpost(pauper) [2]
土地 (23)
4 雲上の座/Cloudpost
4 微光地/Glimmerpost
7 島/Island
3 イゼットのギルド門/Izzet Guildgate
5 山/Mountain
クリーチャー (8)
1 記憶の壁/Mnemonic Wall
4 熟考漂い/Mulldrifter
2 海門の神官/Sea Gate Oracle
1 ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher
呪文 (29)
1 転覆/Capsize
2 強迫的な研究/Compulsive Research
1 卑下/Condescend
1 剥奪/Deprive
2 電謀/Electrickery
1 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
3 炎の斬りつけ/Flame Slash
1 幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker
1 収穫の火/Harvest Pyre
1 稲妻/Lightning Bolt
1 マグマのしぶき/Magma Spray
1 深遠の謎/Mysteries of the Deep
2 神秘の指導/Mystical Teachings
4 定業/Preordain
1 禁制/Prohibit
4 予言のプリズム/Prophetic Prism
1 とどろく雷鳴/Rolling Thunder
1 鋸刃の矢/Serrated Arrows
サイドボード (15)
4 消灯/Curfew
3 払拭/Dispel
4 地の裂け目/Earth Rift
1 電謀/Electrickery
3 妨害の接触/Hindering Touch


参考

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