フリゴリッド

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'''フリゴリッド'''(''Friggorid'')は、アメリカ発祥の[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン]][[デッキ]]。発祥は[[エクステンデッド]]だが、[[レガシー]]や、[[ヴィンテージ]]でも出現し、ある程度の数が存在している。
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'''フリゴリッド'''(''Friggorid'')は、アメリカ発祥の[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。他の[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]と区別せずに、単に'''ドレッジ'''と呼ばれることも多い。
  
一般的にはドレッジと呼ばれる事が多い。
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デッキ名は、考案者の[[John F. Rizzo]]のニックネームである「John Friggin' Rizzo」に由来する。
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発祥は[[エクステンデッド]]だが、[[レガシー]]や、[[ヴィンテージ]]でも出現し、ある程度の数が存在している。
  
 
==概要==
 
==概要==
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[[発掘]]を持つ[[カード]]を[[手札]]から[[捨てる|捨てて]][[ライブラリー]]を[[墓地]]に落としつつ、墓地から何度でも甦る[[イチョリッド/Ichorid]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をする。墓地に落ちる事を前提としているため、[[フラッシュバック]]や[[スレッショルド]]を持つカードも多く採用されている。
  
 
{{#card:Ichorid}}
 
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{{#card:Golgari Grave-Troll}}
 
{{#card:Golgari Grave-Troll}}
  
[[発掘]]を持つ[[カード]]を[[手札]]から捨てて[[ライブラリー]]を墓地に落としつつ、墓地から何度でも甦る[[イチョリッド/Ichorid]]でビートダウンをする。墓地に落ちる事を前提としているため、[[フラッシュバック]]や[[スレッショルド]]を持つカードも多く採用されている。
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[[戦場]]を一掃されてもすぐに復帰できるので[[コントロール#デッキ|コントロール]]に強い。また、通常の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]以上のスピードを誇るので、ビートダウン相手でも充分に戦える。まさに次世代の高速[[デッキ]]である。
 
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[[場]]を一掃されてもすぐに復帰できるので[[コントロール#デッキ|コントロール]]に強い。また、通常の[[ビートダウン]]以上のスピードを誇るので、[[ビートダウン]]相手でも充分に戦える。まさに次世代の高速デッキである。
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[[未来予知]]参入後では、[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]や[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]が加わり、[[スタンダード]]にて構成のよく似た[[ナルコブリッジ#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ナルコブリッジ]]が登場。以降、このデッキにもこれらのギミックが組み込まれる事となる。
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墓地をメインに使うデッキのため、墓地対策に極めて弱い。[[虚空の力線/Leyline of the Void]]や[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]][[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]など、天敵は多い。
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[[未来予知]]参入後では、[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]や[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]が加わり、[[スタンダード]]にて構成のよく似た[[ナルコブリッジ#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ナルコブリッジ]]が登場。以降、このデッキにもこれらのギミックが組み込まれることとなる。イチョリッドが毎[[ターン]]黄泉からの橋の[[誘発条件]]を満たすため、非常に相性が良い。
  
ただし、[[ナルコブリッジ#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ナルコブリッジ]]のギミックが加わった事で、それらを[[バウンス]]した後の1ターンで致死ダメージを叩き出す事が可能となっており、未だ勢力のあるデッキである。
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墓地をメインに使うデッキのため、[[墓地対策]]に極めて弱い。[[虚空の力線/Leyline of the Void]]や[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]、[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]など、天敵は多い。ただし、ナルコブリッジのギミックが加わった事で、それらを[[バウンス]]した後の1ターンで致死ダメージを叩き出す事が可能となっており、未だ勢力のあるデッキである。
  
 
==エクステンデッド==
 
==エクステンデッド==
2005年の[[エクステンデッド]]シーズン最後の最後に登場。原型となるデッキは、[[John F. Rizzo]]が考案し(デッキ名の由来はこの人のニックネーム、John Friggin' Rizzo)、[[Osyp Lebedowicz]]が[[世界選手権05]]のエクステンデッド部門に持ち込んだものである。
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2005年の[[エクステンデッド]]シーズン最後の最後に登場。原型となるデッキは、[[John F. Rizzo]]が考案し、[[Osyp Lebedowicz]]が[[世界選手権05]]のエクステンデッド部門に持ち込んだものである。
  
[[世界選手権05]]直後の[[グランプリシャーロット05]]を制し、一躍[[メタ]]の中心にのし上がった。→[[#初期型|*1]]
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[[世界選手権05]]直後の[[グランプリシャーロット05]]を制し、一躍[[メタゲーム|メタ]]の中心にのし上がった。→[[#初期型|*1]]
  
 
{{#card:Psychatog}}
 
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{{#card:Tolarian Winds}}
 
{{#card:Tolarian Winds}}
  
カードを墓地に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加えて[[トレイリアの風/Tolarian Winds]]が採用される。このカードは「手札を[[捨てる|捨て]]、その後カードを[[ドロー|引く]]」ため、[[発掘]]を持つクリーチャーを捨てて、カードを引く代わりに[[発掘]]を使用することで、ライブラリーを大量に墓地に落とすことができる。
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[[カード]]を[[墓地]]に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加えて[[トレイリアの風/Tolarian Winds]]が採用される。このカードは「手札を[[捨てる|捨て]]、その後カードを[[ドロー|引く]]」ため、[[発掘]]を持つカードを捨てて即座に発掘を使用することで、[[ライブラリー]]を大量に墓地に落とすことができる。
  
[[ライブラリー]]のかなりの枚数が墓地に行くため、[[共鳴者]]を兼ねる[[サイカトグ/Psychatog]]は驚異的な[[サイズ]]に成長する。
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ライブラリーのかなりの枚数が墓地に行くため、[[共鳴者]]を兼ねる[[サイカトグ/Psychatog]]は驚異的な[[サイズ]]に成長する。
  
一時期は強力な[[墓地対策]][[カード]]の出現で勢力を衰退していたが、[[未来予知]]以降[[ナルコブリッジ#スタンダード(ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ+時のらせんブロック期)|ナルコブリッジ]]の[[ギミック]]が追加され再び[[メタ]]の中心に返り咲いた。→[[#後期型|*2]]
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一時期は強力な[[墓地対策]]カードの出現で勢力を衰退していたが、[[未来予知]]以降[[ナルコブリッジ#スタンダード(ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ+時のらせんブロック期)|ナルコブリッジ]]の[[ギミック]]が追加され再び[[メタ]]の中心に返り咲いた。→[[#後期型|*2]]
  
 
===後期型===
 
===後期型===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリウィーン08]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpvie08/welcome 参考])
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**[[グランプリウィーン08]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpvie08/welcome 参考])
 
**使用者:[[Nikolaus Eigner]]
 
**使用者:[[Nikolaus Eigner]]
 
*[[フォーマット]]
 
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===初期型===
 
===初期型===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリシャーロット05]] 優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpchar06/welcome 参考])
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**[[グランプリシャーロット05]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpchar06/welcome 参考])
 
**使用者:[[Michael Krumb]]
 
**使用者:[[Michael Krumb]]
 
*[[フォーマット]]
 
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**[[エクステンデッド]]([[第7版]][[第9版]]、[[インベイジョン]][[ラヴニカ:ギルドの都]])
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**[[エクステンデッド]]([[第7版]][[第9版]]、[[インベイジョン]][[ラヴニカ:ギルドの都]])
  
 
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{{#card:Lion's Eye Diamond}}
 
{{#card:Lion's Eye Diamond}}
  
手札を落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加え、[[打開/Breakthrough]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]がよく使用される。
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[[手札]]を[[墓地]]に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加え、[[打開/Breakthrough]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]がよく使用される。
  
特に、[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]が強力で、[[打開/Breakthrough]]の前に手札を捨てたり、そこから[[綿密な分析/Deep Analysis]]や[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]に繋げる事で、最序盤から[[発掘]]モードに入ることが可能となっている。
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特に、ライオンの瞳のダイアモンドが強力で、打開の前に手札を捨てたり、そこから[[綿密な分析/Deep Analysis]]や[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]に繋げる事で、最序盤から[[発掘]]モードに入ることが可能となっている。[[戦慄の復活/Dread Return]]で[[セファリッドの賢者/Cephalid Sage]]が出てきたりするともう止まらない。
[[戦慄の復活/Dread Return]]で[[セファリッドの賢者/Cephalid Sage]]が出てきたりするともう止まらない。
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最終的には、[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]で妨害しつつ、[[炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot]]を釣り上げて勝利するのだが、これら一連の動きが1ターンの内に決められる為、元は[[ビートダウン]]でありながら[[1ターンキル]]さえ可能なコンボデッキへと仕上がってしまっている。
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[[炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot]]を採用している場合には、戦慄の復活で[[釣る|釣り上げて]]一気に[[勝利]]することができる。元は[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]でありながら、[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]をはさんでも[[1ターンキル]]さえ可能な[[コンボ]][[デッキ]]へと仕上がってしまっている。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
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**[[世界選手権07]]([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/legacydecks 参考])
 
**[[世界選手権07]]([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/legacydecks 参考])
 
**使用者:[[Martin Scheinen]]
 
**使用者:[[Martin Scheinen]]
 
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|1||[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]
 
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==ヴィンテージ==
 
==ヴィンテージ==
また、近年は[[ヴィンテージ]]でも組まれている。[[カード]]を墓地に落とす手段として[[Bazaar of Baghdad]]を使用するのが特徴的な点である。
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[[ヴィンテージ]]でも組まれている。[[カード]]を[[墓地]]に落とす手段として[[Bazaar of Baghdad]]を使用するのが特徴的な点である。
  
 
{{#card:Ashen Ghoul}}
 
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{{#card:Bazaar of Baghdad}}
 
{{#card:Bazaar of Baghdad}}
  
[[Bazaar of Baghdad]]で[[ドロー]]&[[ディスカード]]、[[発掘]]で[[ライブラリー]]を高速で掘り進めていく。[[リアニメイト]]される[[クリーチャー]]は[[イチョリッド/Ichorid]]のほか[[灰燼のグール/Ashen Ghoul]]や[[冥界の影/Nether Shadow]]も採用される。
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[[Bazaar of Baghdad]]で[[引く|ドロー]]&[[捨てる|ディスカード]]、[[発掘]]で[[ライブラリー]]を高速で掘り進めていく。[[リアニメイト]]される[[クリーチャー]]は[[イチョリッド/Ichorid]]のほか[[灰燼のグール/Ashen Ghoul]]や[[冥界の影/Nether Shadow]]も採用される。
  
[[]]と墓地に必要な数のクリーチャーが溜まったら、墓地にある[[戦慄の復活/Dread Return]]を[[フラッシュバック]]状態で[[プレイ]]し、[[縫合グール/Sutured Ghoul]]を釣り上げ[[ドラゴンの息/Dragon Breath]]で[[速攻]]をつけて相手を瞬殺する。
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[[戦場]]と[[墓地]]に必要な数のクリーチャーが溜まったら、墓地にある[[戦慄の復活/Dread Return]]を[[フラッシュバック]]状態で[[プレイ]]し、[[縫合グール/Sutured Ghoul]]を[[釣る|釣り上げ]][[ドラゴンの息/Dragon Breath]]で[[速攻]]をつけて相手を瞬殺する。
  
構造上[[マナ]]をほとんど必要としない構成になっているため、[[Bazaar of Baghdad]]を除けば[[土地]]は6枚程度しか入れないのが普通である。そのため、海外では「Manaless Ichorid」の名で呼ばれる。
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構造上[[マナ]]をほとんど必要としない構成になっているため、Bazaar of Baghdadを除けば[[土地]]は6枚程度しか入れないのが普通である。そのため、マナを全く使わないタイプを「''Manaless Ichorid''」、[[真鍮の都/City of Brass]][[宝石鉱山/Gemstone Mine]]を入れたタイプを「''Mana Ichorid''」と区別して呼ぶことも多い。
  
*マナを使わないので、当然[[パワー9]]も軒並み使用しない。ヴィンテージにおける[[メタ]]の中にありながらパワー9を使わない珍しいデッキである。
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*Manaless Ichoridの場合、[[パワー9]]も軒並み使用しない。ヴィンテージにおける[[メタゲーム|メタ]]の中にありながらパワー9を使わない珍しいデッキである。
*[[Bazaar of Baghdad]]が手札に無いとほとんど回らないデッキなので、[[マリガン]]用に[[血清の粉末/Serum Powder]]もよく採用されている。
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*Bazaar of Baghdadが手札に無いとほとんど回らないデッキなので、[[マリガン]]用に[[血清の粉末/Serum Powder]]もよく採用されている。
 
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[[真鍮の都/City of Brass]]や[[宝石鉱山/Gemstone Mine]]を加えた「Mana Ichorid」と呼ばれるタイプも存在する。
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
**[[ヴィンテージ選手権07]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=welcome/conventions/gencon07 参考])
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**[[ヴィンテージ選手権07]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=welcome/conventions/gencon07 参考])
 
**使用者:[[Nick Calcaterra]]
 
**使用者:[[Nick Calcaterra]]
 
*[[フォーマット]]
 
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**[[ヴィンテージ]](〜[[未来予知]])
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|4||[[臭い草のインプ/Stinkweed Imp]]
 
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|4||[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]
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|4||[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]
 
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|2||[[Taiga]]
 
|2||[[Taiga]]
 
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*[[血清の粉末/Serum Powder]]や[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]は入っているが、これらの[[マナ能力]]があてにされることは(少なくとも[[メインデッキ]]では)なく、実質的にはManaless Ichoridのようなもの。血清の粉末は[[マリガン]]用、ドライアドの東屋は[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]や[[戦慄の復活/Dread Return]]の[[コスト]]扱いである。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[発掘 (デッキ)]]
 
**[[ナルコブリッジ]]
 
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mf72 The Horror, The Horror... Put Three Horrors on the Stack]([[WotC]]、英語、文:[[Mike Flores]])
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mf72 The Horror, The Horror... Put Three Horrors on the Stack]([[WotC]]、英語、文:[[Mike Flores]])
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpchar06/blog1#1 Friggorid?]([[WotC]])
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpchar06/blog1#1 Friggorid?]([[WotC]])
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*[[発掘 (デッキ)]]
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**[[ナルコブリッジ]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2009年8月4日 (火) 02:40時点における版

フリゴリッド(Friggorid)は、アメリカ発祥のリアニメイトコンボビートダウンデッキ。他の発掘デッキと区別せずに、単にドレッジと呼ばれることも多い。

デッキ名は、考案者のJohn F. Rizzoのニックネームである「John Friggin' Rizzo」に由来する。

発祥はエクステンデッドだが、レガシーや、ヴィンテージでも出現し、ある程度の数が存在している。

目次

概要

発掘を持つカード手札から捨ててライブラリー墓地に落としつつ、墓地から何度でも甦るイチョリッド/Ichoridビートダウンをする。墓地に落ちる事を前提としているため、フラッシュバックスレッショルドを持つカードも多く採用されている。


Ichorid / イチョリッド (3)(黒)
クリーチャー — ホラー(Horror)

速攻
終了ステップの開始時に、イチョリッドを生け贄に捧げる。
あなたのアップキープの開始時に、イチョリッドがあなたの墓地にある場合、あなたは自分の墓地にあるイチョリッド以外の黒のクリーチャー・カードを1枚、追放してもよい。そうした場合、イチョリッドを戦場に戻す。

3/1


Golgari Grave-Troll / ゴルガリの墓トロール (4)(緑)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)

ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)

0/0

戦場を一掃されてもすぐに復帰できるのでコントロールに強い。また、通常のビートダウン以上のスピードを誇るので、ビートダウン相手でも充分に戦える。まさに次世代の高速デッキである。

未来予知参入後では、ナルコメーバ/Narcomoeba黄泉からの橋/Bridge from Belowが加わり、スタンダードにて構成のよく似たナルコブリッジが登場。以降、このデッキにもこれらのギミックが組み込まれることとなる。イチョリッドが毎ターン黄泉からの橋の誘発条件を満たすため、非常に相性が良い。

墓地をメインに使うデッキのため、墓地対策に極めて弱い。虚空の力線/Leyline of the Voidトーモッドの墓所/Tormod's Cryptヨツンの兵卒/Jotun Gruntなど、天敵は多い。ただし、ナルコブリッジのギミックが加わった事で、それらをバウンスした後の1ターンで致死ダメージを叩き出す事が可能となっており、未だ勢力のあるデッキである。

エクステンデッド

2005年のエクステンデッドシーズン最後の最後に登場。原型となるデッキは、John F. Rizzoが考案し、Osyp Lebedowicz世界選手権05のエクステンデッド部門に持ち込んだものである。

世界選手権05直後のグランプリシャーロット05を制し、一躍メタの中心にのし上がった。→*1


Psychatog / サイカトグ (1)(青)(黒)
クリーチャー — エイトグ(Atog)

カードを1枚捨てる:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
あなたの墓地にあるカード2枚を追放する:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。

1/2


Tolarian Winds / トレイリアの風 (1)(青)
インスタント

あなたは自分の手札のカードをすべて捨てる。その後同じ枚数のカードを引く。


カード墓地に落とす手段として、朽ちゆくインプ/Putrid Imp入念な研究/Careful Studyに加えてトレイリアの風/Tolarian Windsが採用される。このカードは「手札を捨て、その後カードを引く」ため、発掘を持つカードを捨てて即座に発掘を使用することで、ライブラリーを大量に墓地に落とすことができる。

ライブラリーのかなりの枚数が墓地に行くため、共鳴者を兼ねるサイカトグ/Psychatogは驚異的なサイズに成長する。

一時期は強力な墓地対策カードの出現で勢力を衰退していたが、未来予知以降ナルコブリッジギミックが追加され再びメタの中心に返り咲いた。→*2

後期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
1 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
1 セファリッドの賢者/Cephalid Sage
1 炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
1 ゴルガリの凶漢/Golgari Thug
3 イチョリッド/Ichorid
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
4 朽ちゆくインプ/Putrid Imp
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
呪文 (23)
4 打開/Breakthrough
4 黄泉からの橋/Bridge from Below
3 陰謀団式療法/Cabal Therapy
4 入念な研究/Careful Study
2 暗黒破/Darkblast
3 戦慄の復活/Dread Return
2 トレイリアの風/Tolarian Winds
土地 (15)
4 セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum
1 島/Island
4 汚染された三角州/Polluted Delta
2 地底の大河/Underground River
4 湿った墓/Watery Grave
サイドボード
1 祖神に選ばれし者/Ancestor's Chosen
1 魅力的な執政官/Blazing Archon
4 蒸気の連鎖/Chain of Vapor
4 虚空の力線/Leyline of the Void
4 真髄の針/Pithing Needle

初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
4 朽ちゆくインプ/Putrid Imp
4 サイカトグ/Psychatog
4 イチョリッド/Ichorid
2 不可思議/Wonder
呪文 (20)
4 トレイリアの風/Tolarian Winds
4 ゾンビの横行/Zombie Infestation
4 綿密な分析/Deep Analysis
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
4 金属モックス/Chrome Mox
土地 (18)
1 沼/Swamp
4 湿った墓/Watery Grave
4 セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum
4 汚染された三角州/Polluted Delta
3 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 草むした墓/Overgrown Tomb
サイドボード
4 炎まといの天使/Firemane Angel
4 一瞬の平和/Moment's Peace
3 天啓の光/Ray of Revelation
4 棺の追放/Coffin Purge

レガシー

レガシーでも同様に組まれる。


Breakthrough / 打開 (X)(青)
ソーサリー

カードを4枚引き、その後あなたの手札からカードをX枚選び、残りのカードを捨てる。



Lion's Eye Diamond / ライオンの瞳のダイアモンド (0)
アーティファクト

あなたの手札を捨てる,ライオンの瞳のダイアモンドを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。起動はインスタントとしてのみ行う。


手札墓地に落とす手段として、朽ちゆくインプ/Putrid Imp入念な研究/Careful Studyに加え、打開/Breakthroughライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondがよく使用される。

特に、ライオンの瞳のダイアモンドが強力で、打開の前に手札を捨てたり、そこから綿密な分析/Deep Analysisセファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseumに繋げる事で、最序盤から発掘モードに入ることが可能となっている。戦慄の復活/Dread Returnセファリッドの賢者/Cephalid Sageが出てきたりするともう止まらない。

炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealotを採用している場合には、戦慄の復活で釣り上げて一気に勝利することができる。元はビートダウンでありながら、陰謀団式療法/Cabal Therapyをはさんでも1ターンキルさえ可能なコンボデッキへと仕上がってしまっている。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (25)
1 セファリッドの賢者/Cephalid Sage
1 炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
3 ゴルガリの凶漢/Golgari Thug
4 イチョリッド/Ichorid
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
4 朽ちゆくインプ/Putrid Imp
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
呪文 (22)
4 打開/Breakthrough
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
3 綿密な分析/Deep Analysis
3 戦慄の復活/Dread Return
4 黄泉からの橋/Bridge from Below
4 ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond
土地 (13)
4 セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum
1 地底の大河/Underground River
4 Underground Sea
4 湿った墓/Watery Grave
サイドボード
1 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
4 蒸気の連鎖/Chain of Vapor
2 虚空の杯/Chalice of the Void
4 虚空の力線/Leyline of the Void
4 真髄の針/Pithing Needle

ヴィンテージ

ヴィンテージでも組まれている。カード墓地に落とす手段としてBazaar of Baghdadを使用するのが特徴的な点である。


Ashen Ghoul / 灰燼のグール (3)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

速攻
(黒):あなたの墓地にある灰燼のグールを戦場に戻す。あなたのアップキープの間にのみ、灰燼のグールの上にクリーチャー・カードが3枚以上あるのなら起動できる。

3/1


Bazaar of Baghdad
土地

(T):カードを2枚引き、その後カードを3枚捨てる。


Bazaar of Baghdadドローディスカード発掘ライブラリーを高速で掘り進めていく。リアニメイトされるクリーチャーイチョリッド/Ichoridのほか灰燼のグール/Ashen Ghoul冥界の影/Nether Shadowも採用される。

戦場墓地に必要な数のクリーチャーが溜まったら、墓地にある戦慄の復活/Dread Returnフラッシュバック状態でプレイし、縫合グール/Sutured Ghoul釣り上げドラゴンの息/Dragon Breath速攻をつけて相手を瞬殺する。

構造上マナをほとんど必要としない構成になっているため、Bazaar of Baghdadを除けば土地は6枚程度しか入れないのが普通である。そのため、マナを全く使わないタイプを「Manaless Ichorid」、真鍮の都/City of Brass宝石鉱山/Gemstone Mineを入れたタイプを「Mana Ichorid」と区別して呼ぶことも多い。

  • Manaless Ichoridの場合、パワー9も軒並み使用しない。ヴィンテージにおけるメタの中にありながらパワー9を使わない珍しいデッキである。
  • Bazaar of Baghdadが手札に無いとほとんど回らないデッキなので、マリガン用に血清の粉末/Serum Powderもよく採用されている。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (24)
2 セファリッドの賢者/Cephalid Sage
2 炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
4 ゴルガリの凶漢/Golgari Thug
4 イチョリッド/Ichorid
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
呪文 (28)
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
4 戦慄の復活/Dread Return
4 暴露/Unmask
4 黄泉からの橋/Bridge from Below
4 虚空の杯/Chalice of the Void
4 虚空の力線/Leyline of the Void
4 血清の粉末/Serum Powder
土地 (8)
4 Bazaar of Baghdad
4 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
サイドボード
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
4 Contagion
3 エメラルドの魔除け/Emerald Charm
4 恭しき沈黙/Reverent Silence
2 Taiga

参考

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