思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
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**忠誠度能力の解決後、新たに[[戦場に出る|戦場に出]]たクリーチャーも攻撃すれば修整を受ける。 | **忠誠度能力の解決後、新たに[[戦場に出る|戦場に出]]たクリーチャーも攻撃すれば修整を受ける。 | ||
*これは各対戦相手が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する各クリーチャーに影響する。対戦相手1人だけを選ぶ-2能力とは異なるので注意。 | *これは各対戦相手が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する各クリーチャーに影響する。対戦相手1人だけを選ぶ-2能力とは異なるので注意。 | ||
*攻撃先は問わない。どのプレイヤーまたは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を攻撃した場合でも修整を受ける。 | *攻撃先は問わない。どのプレイヤーまたは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を攻撃した場合でも修整を受ける。 | ||
− | * | + | *クリーチャーが[[攻撃している状態で戦場に出る|攻撃している状態で戦場に出]]た場合、それは「攻撃した」わけではないので[[修整]]を受けない。同[[環境]]では主に[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]の能力で戦場に出る[[天使]]トークンでこのような状況が起こる。 |
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2012年11月11日 (日) 17:22時点における版
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+1]:あなたの次のターンまで、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体が攻撃するたび、それはターン終了時まで-1/-0の修整を受ける。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。対戦相手1人は、それらのカードを2つの束に分ける。一方の束をあなたの手札に加え、他方をあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-8]:各プレイヤー1人につき、そのプレイヤーのライブラリーから土地でないカードを1枚探し、それを追放し、その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。あなたはそれらのカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ラヴニカへの回帰のキービジュアルとしても登場した4枚目のジェイス。忠誠度能力は、攻撃クリーチャーの弱体化、プチ嘘か真か/Fact or Fiction、全プレイヤーのライブラリーからのサーチ。これまでのジェイスと違い、対戦相手のライブラリーに大きな被害を与える能力を持たない。
目次 |
解説
- +1能力
- 対戦相手の攻撃クリーチャーへの-1/-0修整。プレイヤーのライフはもちろん、ジェイス自身もある程度守ることができ、高い初期忠誠度も相俟ってかなり死にづらくなる。
- 小型クリーチャーを並べるウィニーやトークン系のデッキに効果的。特に1点のクロックは無力化することができる。
- 過去のカードでは茨の茂み/Briar Patchに似ている。
- -2能力
- 嘘か真かのカード3枚バージョン。ただし選ばなかった方のカードは墓地ではなくライブラリーの一番下へ行くため、墓地利用には使えなくなっている。
- 「3枚のうち最も欲しい1枚」か「カード2枚」のどちらかは得られる、安定したアドバンテージ源として活用できる。また戦場に出した直後に使用しておけば、除去によるアドバンテージ喪失というリスクも軽減できる。腐る場面がなく、初期忠誠値から2度連打出来るなど、かなり強力な能力。
- -8能力
- すべてのライブラリーからカードを1枚ずつ選び、タダで唱えられる。最低でもカード2枚(自分と対戦相手1人)と、それを唱えるためのマナ分のアドバンテージを得られるが、できればフィニッシャー級のカードによって速やかに勝負を終わらせたい。対戦相手のデッキタイプへの依存を避けるために、自分の方で強力なカードを用意しておく手もある。
使い方としては+1能力で相手の攻撃を凌ぎつつ、-2能力の擬似ドローでアドバンテージを稼ぐか、-8能力でエンドカードに繋げるという二段構えとなる。全体的にコントロール向けではあるが、-2能力はもちろん、+1能力もクリーチャー同士の殴り合いで極めて有効な能力なので、マナ・コストにさえ気をつければビートダウンでも投入できる性能。
構築でもコントロールを中心にかなりの活躍を見せている。環境に+1能力が有効なビートダウンが多いことに加え、-2能力を2回連打してカード・アドバンテージを得る使い捨て的な運用でも十分強いので、腐る場面が存在しない。4マナとやや重く、複数同時に置くことは出来ないにも関わらず、使い切りを前提に3~4枚投入するデッキも少なくない。
ルール
- +1能力
- これはクリーチャーが攻撃することによって誘発する遅延誘発型能力を生成する。
- これは各対戦相手がコントロールする各クリーチャーに影響する。対戦相手1人だけを選ぶ-2能力とは異なるので注意。
- 攻撃先は問わない。どのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃した場合でも修整を受ける。
- クリーチャーが攻撃している状態で戦場に出た場合、それは「攻撃した」わけではないので修整を受けない。同環境では主に聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftの能力で戦場に出る天使トークンでこのような状況が起こる。
- -2能力
- 能力の解決時に、対戦相手から1人を選ぶ。公開されたカードは他のプレイヤーも見ることができ、山分けに関する提案や反対意見を述べるのも自由だが、山分けの最終的な決定権は選ばれたプレイヤーにある。
- これは対戦相手を対象に取っているわけではないので、魔女封じの宝珠/Witchbane Orbなどの影響は受けない。
- 主語のない文の動作主はあなたである。2つの束のうち、どちらを手札に加えるかを決めるのは対戦相手ではなく、あなたになる。
- 束の片方を0枚にすることも適正である。
- -8能力
- カードをライブラリーから探すことは、すべてのカードを探し終えるまで自由に行ってよい。どのプレイヤーのライブラリーから先に探してもよいし、プレイヤー1人のライブラリーを一通り見た後にそれを置き、他のプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探してからまた改めてそのプレイヤーのライブラリーからカードを選んでもよい。すべて選び終えた後にそれらを追放する。
- 適正な対象が存在しないなどで唱えられないカード、唱えないことを選択したカードは追放されたままになる。残りは好きな順序でスタックに積む。
- 能力の解決中に呪文を唱えるので、カード・タイプに基づくタイミングの制限は適用されない。ただし、Berserkなどの唱える際の制限は適用される。
- 代替コストを支払うことはできない(超過コストなど)。任意の追加コストは支払うかどうかを選択でき、強制の追加コストは唱える場合必ず支払わなければならない。またマナ・コストのXは0になる。
- 忠誠度が8のときにこの能力を起動した場合、能力の解決前に状況起因処理によってジェイスは墓地に置かれている。したがってジェイスのプレインズウォーカー・タイプを持つカードを唱えたとしても、それが対消滅することはない。
関連カード
ストーリー
しばしの安息を求め、ラヴニカ/Ravnicaに滞在しているジェイス。気晴らしを必要としていた彼は、不審な動きを見せるギルド/Guildの調査を始めた。
詳細はジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)を参照。
参考
- 壁紙(DailyMTG.com、Daily Activity)
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - 神話レア