モンスーンの魔道士、ラル/Ral, Monsoon Mage

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Ral, Monsoon Mage / モンスーンの魔道士、ラル (1)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがあなたのターンにインスタントやソーサリーである呪文1つを唱えるたび、コイン投げを行う。あなたがそのコイン投げに負けたなら、モンスーンの魔道士、ラルはあなたに1点のダメージを与える。あなたがそのコイン投げに勝ったなら、これを追放してもよい。そうしたなら、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。

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Ral, Leyline Prodigy / 力線の神童、ラル
〔青/赤〕 伝説のプレインズウォーカー — ラル(Ral)

力線の神童、ラルは、このターンにあなたが唱えた、インスタントやソーサリーである呪文1つにつき1個の忠誠(loyalty)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
[+1]:次のあなたのターンまで、あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
[-2]:1つか2つを対象とし、2点分を割り振る。これはそれらにその割り振った点数のダメージを与える。あなたがこれでない青のパーマネントをコントロールしているなら、カード1枚を引く。
[-8]:あなたのライブラリーの一番上にあるカード8枚を追放する。このターン、その中からインスタントやソーサリーである望む数の呪文を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

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モダンホライゾン3で登場したラルクリーチャーからプレインズウォーカー変身する両面カード

目次

解説

第1面

インスタントソーサリーコストを減少させる伝説の人間ウィザード。加えて自分のターンにインスタントやソーサリーを唱えるたびコイン投げを行い、勝った場合は変身の条件を満たし、負けた場合は自分に火力を飛ばす。

戦力としては基本的に考慮外の純粋なシステムクリーチャー。コストを減少させる手段としては最も軽いものの1つだが、ダメージは微少ながら積み重なるとそれなりにライフを圧迫するため、いずれのターンに呪文を唱えるかには気を遣う余地がある。

変身後も+1能力により同様のコスト軽減を受けられるため、コスト軽減のみが目的なら変身してしまってよいだろう。第2面の常在型能力の都合上あえて変身せず忠誠カウンターを溜めるという選択肢もあるが、もちろんこの場合次にコイン投げに勝つまで変身することはできず、想定以上にライフを失うリスクもはらむ。

第2面

青赤のプレインズウォーカー。変身条件に運が絡むので、場合によってはいつまでも変身できないケースもある。代わりに常在型能力で変身した際に追加の忠誠カウンターを得られるので、火力耐性や奥義の撃ちやすさはサイクルの中でも抜きんでている。

常在型能力
そのターン中に唱えたインスタントやソーサリーである呪文の数だけ、追加の忠誠カウンターが置かれた状態で戦場に出る
変身条件の都合上、最低でも初期の忠誠カウンターは3個。他に呪文を唱えているのであればその分だけ追加で置かれるので、出た直後の隙がやや小さい。
+1能力
次のあなたのターンまでインスタントやソーサリーのコストを減少させる。
第1面と同じ効果。効果としては地味だが、相手のクリーチャー除去に対応して変身させた際も同じ能力を発揮でき、後から第1面が出た場合はコストの減少が重なるということでデッキの安定性・爆発力に寄与する。
わざわざ変身の手間を介しておきながらやることが第1面と代り映えしない、という点でデッキによっては評価が低くなることもあるか。その際はあくまで忠誠カウンターを追加するための能力と割り切った運用になるだろう。
-2能力
割り振ることが出来る汎用火力。他にパーマネントコントロールしていればドローのおまけ付き。
条件を満たせば電解/Electrolyze相当であり、変身のために消費した手札を補充しつつボード・アドバンテージを稼ぐことも期待できる。忠誠カウンターは初期時点で3個以上が確約されているので、変身直後から使った上で生き残れるのも悪くない。
-8能力
ライブラリーの一番上から追放、そのターンのみ、追放した中からインスタントやソーサリー限定で好きなだけマナ・コストを支払うことなく唱えることが可能。
莫大なアドバンテージを得られる奥義らしい奥義。大量に呪文を唱えていれば変身直後に奥義を起動することも可能であり、踏み倒せる枚数が多いため軽い呪文がメインのデッキでも圧倒的なアドバンテージを獲得できる。ライブラリー操作と併用することで、踏み倒す呪文を積み込んでおくのもよいだろう。

総じてインスタント・ソーサリーを多用するデッキに合致するカードであり、登場直後からモダンレガシーストームデッキに搭載されているのが確認できる。軽い呪文をいくつも唱えることを奨励するカードは過去にも存在したが、特に自分のターンでは相手の除去に対応して変身することで事実上の除去耐性を発揮し、変身直後の奥義で事実上のフィニッシャーを兼ねられるなど痒い所に手が届く性能。

ルール

変身条件
  • 能力の解決に入ったら、あなたがコイン投げに勝ってからモンスーンの魔道士、ラルを追放するまで、プレイヤー優先権を得ることはない。
  • 解決時に(それ以前の解決でコイン投げに勝ってラルを追放した事も含め)モンスーンの魔道士、ラルが既に戦場に存在していなくても、あなたはコイン投げを行う必要がある。負けたらあなたは1点のダメージを受ける。
第2面の常在型能力
  • ターン内で唱えた呪文の回数を数える。唱えられた時点でラルが戦場にいる必要はない。
-2能力
  • 割り振りも参照。
  • あなたが他に青のパーマネントをコントロールしているかは、解決時に参照される。
  • 解決に際しすべての対象不正な対象になっていた場合、能力は立ち消えドローも行えない。
-8能力

関連カード

ラルを表すカード

サイクル

モダンホライゾン3の、神話レア変身する両面カードサイクル第1面伝説のクリーチャー第2面は伝説のプレインズウォーカーであり、プレインズウォーカー/Planeswalkerたちの、プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る前の姿と、点った後の姿を表している。変身前は単色だが変身後は対抗色1色を含んだ多色となり、加わった色を使っているとボーナスを得られるデザインとなっている。

ストーリー

ラル・ザレック/Ral Zarekラヴニカ/Ravnica出身の人間/Human

イゼット団/The Izzetに入団するより前、プレインズウォーカー/Planeswalkerとして覚醒した時系列の彼をカード化している。雨を操る魔法によって日銭を稼いでいた。

詳細はラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)を参照。

参考

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