Familiar Combo
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Familiar Combo(ファミリアコンボ)とは、パウパーに存在しているコンボデッキ。エスパー・ファミリア(Esper Familiar)など、色の組み合わせ名+Familiar(ファミリア)と呼ばれるほか、別のキーカードである賢者街の住人/Sage's Row DenizenからSage Comboと呼ばれたこともある。時間の亀裂/Temporal Fissureの禁止を受けて登場した、白青黒ストームの直接的な後継デッキである。
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[編集] 概要
クリーチャー — 壁(Wall)
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
あなたが唱える緑の呪文と青の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。
クリーチャー — フェアリー(Faerie)
飛行
フェアリーの大群が戦場に出たとき、土地を最大2つまでアンタップする。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
インスタント
あなたがコントロールするアーティファクトやクリーチャーや土地2つを対象とし、それらを追放し、その後それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
他の青のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。
2/3基本的な動きは白青黒ストームと同様、まずはバウンスランドと使い魔たちを並べていき、その後頃合いを見計らってフェアリーの大群/Cloud of Faeriesと記憶の壁/Mnemonic Wallを展開する。それらを幽霊のゆらめき/Ghostly Flickerで明滅することによって無限マナを発生させることができる。あとは有り余ったマナで幽霊のゆらめきの対象の1つをフェアリーの大群から熟考漂い/Mulldrifterか海門の神官/Sea Gate Oracleに変更して唱えれば無限ドローとなり、自分のライブラリーを全て引き切ることができる。その過程でエンドカードを引けるのでそれによってゲームを終了させる。
エンドカードとしては、
- 賢者街の住人/Sage's Row Denizenを召喚してさらに明滅を繰り返して無限ライブラリー破壊。
- 無限マナからX火力を唱える(主に相手の妨害に強いケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torchが用いられる)。
の2枚がよく用いられる。それ以外にはアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelや血狩りコウモリ/Bloodhunter Batを採用し明滅させるタイプもある。
多くのパーツが白青黒ストームから引き継いだものであり、手札破壊や打ち消しに比較的強い半面、土地破壊に脆いという点も白青黒ストームと同様。白青黒ストームと比べると、時間の亀裂の時のようにコンボパーツが揃っていない状態で一旦リセットする、ということはできなくなっている点、また賢者街の住人を除去されるだけでコンボが止まってしまう点で白青黒ストーム程の安定性はなくなった。しかし、コンボデッキでありながら高いリカバリー力を持つという点は相変わらず脅威であり、メタゲームの一角に食い込んでいた。
また、コンボパーツであるフェアリーの大群、記憶の壁、幽霊のゆらめきは青だけで揃うため、色の柔軟性が高い点も受け継いでいる。白と黒の2種類の使い魔を使えるエスパーが主流だが、赤の除去や紅蓮破/Pyroblast、ケアヴェクの火吹きを採用出来るグリクシスなど、それ以外のタイプも存在する。タルキール覇王譚参入から宝船の巡航/Treasure Cruise禁止までの間はグリクシス・ファミリアもメタの一角に食い込むほどの存在感を見せていた。
フェアリーの大群でアンタップする2枚の土地から青を含む4マナ以上が出さえすれば、使い魔なしでも無限マナを発生させることが出来る。そのためストームに8postを組み込んだタイプが存在したように、ウルザランドやマナ加速オーラを採用したタイプも存在していた。
しかし2016年1月27日にキーカードのフェアリーの大群が禁止カードに指定されたため、消滅を余儀なくされた。
その後、流浪のドレイク/Peregrine Drakeがパウパーで使用可能になったことに伴い、ドレイク・フリッカーが登場している。こちらも2016年11月16日の流浪のドレイク禁止をもって消滅した。
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
裕福な海賊が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンを2つ生成する。(それらは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
3/42017年、イクサランで裕福な海賊/Prosperous Piratesが登場。2体以上の使い魔、記憶の壁、幽霊のゆらめき、裕福な海賊で無限マナを発生させられるようになり、パイレーツ・フリッカーが登場した。
また、無限コンボを無理に狙わないコントロールデッキとして、アゾリウス・ファミリアが登場した。
- 白青黒ストームと違ってコンボが決まればそのまま勝負も決まるため、コンボを決めた後、改めて熟考漂いなどで攻撃する、という必要がないのは利点といえる。特に白青黒ストームの天敵と言われたバーンは未だ苦手ではあるものの、白青黒ストームの時よりは相性が改善している。
- 一応、フェアリーの大群がなくても、3体以上の使い魔を並べてから記憶の壁を断絶/Snapすれば(青を含まない)無限マナは可能。
[編集] サンプルリスト
[編集] エスパー・ファミリア
Esper Familiar(Pauper) [1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] グリクシス・ファミリア
- 青黒赤型。エンドカードとしてケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torchが採用されている。
- 使い魔は1種類しか使えないものの、信仰無き物あさり/Faithless Lootingや禁忌の錬金術/Forbidden Alchemyで迅速に宝船の巡航/Treasure Cruiseを使用できる。またサイドボードに紅蓮破/Pyroblastと電謀/Electrickeryという赤の優良呪文を採用できるのも強み。
[編集] TKCトロン
Fea Tron(Pauper) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 製作者の名前からTKCトロン、あるいはFea Tronなどと呼ばれる青赤のウルザトロンタイプ。
- 使い魔を採用せず、フェアリーの大群/Cloud of Faeriesでウルザの塔/Urza's Towerと島/Islandかバウンスランド、あるいはバウンスランド2枚をアンタップすることで無限マナが出せる。
- ウルザトロンらしく豊富なマナフィルターがあるため、サイドボードには白や緑のカードも採用されている。
[編集] 青緑オーラ
Simic Enchants(Pauper) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑青のタイプ。こちらも使い魔を採用せず、緑のマナ加速オーラとバウンスランドで2枚の土地から4マナ以上を捻出する。
- 古術師/Archaeomancerは記憶の壁/Mnemonic Wallと同じ役割。