第6版
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第6版(クラシック、英:Sixth Edition、CLASSIC、略号:6E、6ED)は、6番目の基本セット。収録カード数は全350種類(基本土地の絵違い含む)で、1999年4月28日に発売が開始された。新たにアライアンス、ミラージュ・ブロック、テンペストのカードからも再録されている。
エキスパンション・シンボルはローマ数字の6(「Ⅵ」)。
"Classic"は「古典」の意。
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[編集] 概要
史上6番目の基本セット。基本セットとしては唯一タイトルが与えられており、『クラシック(CLASSIC)』とも呼ばれる。
「基本セット=初心者向けカードセット」の方針を決定づけたセットであり、トランプル・プロテクション・ランページ・バンドなど、初心者の混乱を招きがちな効果を持つカードは軒並み除外され、土地渡りにも注釈文が与えられた。また、これ以降の基本セットには基本セット2012にマナリス/Manalithが収録されるまでの間、コモンのアーティファクトが収録されていない。
収録されたカードは主にアイスエイジ・ブロックとミラージュ・ブロックから再録され、後に禁止や制限を受けることとなる各種教示者や、当時既にヴィンテージで制限カードとなっていた回想/Recallなどの強力なカードも収録された。また、このセットに収録されたゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterは、後にゴブリンの凶悪化によりエクステンデッドで禁止されている。
[編集] ルールの変更
『第6版』の登場に伴って、過去最大規模のルール変更が行われ、現在まで使われているルールがほぼ完成した。具体的には以下のような変更が行われた。
呪文や能力の処理手順に関係するルールの変更
その他
- 「タップ状態のアーティファクトはオフになる」というルールが廃止された。
- ライフが0以下になるとフェイズ終了を待たず即座に敗北するようになった。
- 「タップ状態のブロック・クリーチャーは戦闘ダメージを与えない」というルールが廃止された。
- クリーチャー・カード(アーティファクト・クリーチャーを除く)のタイプ行の記述が「<クリーチャー・タイプ>の召喚」から「クリーチャー - <クリーチャー・タイプ>」に変更された。
- 召喚酔いがルール用語から除外され、「召喚酔いの影響を受けない」はキーワード能力「速攻」となった。
また、一部のカード(空飛ぶ絨毯/Flying Carpetや城壁/Castle)の機能が変更された。
あまりに変更点が多かったため、古いカードのオラクル修正が間に合わず、特に非スタンダード環境で様々な混乱が生じた。中にはPhyrexian Devourerなど、想定外に強力な使い方のできるカードも発生し、多くのエラッタが出された。
[編集] その他
- 発売当初タイプ1(現ヴィンテージ)の通称も「クラシック」であったため、若干の混乱を招いた。
- 2種類の色のマナを生み出すことができる土地の文章欄が、それらの色で半々に色付けされるようになった。
- 基本セットとして初めてエキスパンション・シンボルが与えられた(ただし、中国語簡体字版では『第5版』から与えられている)。
- リミテッド・エディションからアライアンスまでのイラストが採用された最後のセットである(ただし特殊な再録セットである『時のらせん』タイムシフトは除く)。
[編集] ラインナップ
15枚入りのブースターパック、トーナメントパック、入門セットが発売された。
[編集] 入門セット
第6版入門セットを参照のこと。
[編集] パッケージ・イラスト
ブースターパックのパッケージ・イラストには大天使/Archangel、エルフの射手/Elvish Archers、怒り狂うゴブリン/Raging Goblinのために描かれたと思われるイラストが採用されているが、実際のカードにこれらのイラストは使われていない。
[編集] 関連リンク
- 第6版 カードリスト - Wisdom Guild
- 基本セット第6版「クラシック」(マジック日本公式サイト 製品情報)
- Classic: Magic's Bumper Crop(Internet Archive)(Daily MTG 2011年7月18日)
- THE DUELIST#38から転載。日本語訳はデュエリスト・ジャパン#7に『第6版クラシック・エディション ~収めきれない大豊作~』として掲載。