黒緑ビートダウン
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黒緑2色で構成されるビートダウンデッキ。 緑のクリーチャーに黒の除去や手札破壊などのコントロール要素を織り交ぜた、ビート・コントロールの形態をとる場合が多い。
この2色は対抗色だが、緑のマナサポートによりマナ基盤の不安はそれほどない。 緑の苦手な除去を黒が補い、黒単色では対処不可能なエンチャント・アーティファクトを緑で対応できるなど、柔軟性に富む。
反面、青緑のクロック・パーミッションと異なり、呪文全般に対し無防備になりやすいという弱点もある。(黒の手札破壊により一定程度は対処できるが。)
また、緑のマナ加速から黒のアドバンテージクリーチャーを展開するスタイルのものも存在する。→Vipies
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時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
強力な緑のクリーチャーに黒のサポートを織り交ぜたグッドスタッフ系ビート・コントロール。
いわゆるグッドスタッフの例に漏れず、このデッキも時のらせんブロック〜ローウィンの高額レアを山積みにしたようなデッキであり、時に「札束」などと皮肉を込めて呼ばれることもある。
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)
[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
時のらせんブロックの獣群の呼び声/Call of the Herd・タルモゴイフ/Tarmogoyfや、ローウィンの野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerを主力とし、手札破壊の思考囲い/Thoughtseizeなどでサポートするのが基本。
世界選手権07では優勝したUri Pelegを含めベスト8中5人を占めた。 さらに「ドラン型」、「エルフ型」、「ミッドレンジ型」に分類される。 エルフ型についてはこちらを参照 →緑黒エルフ
その他の部分はメタや製作者の好みにより変化し、グッドスタッフならではのデッキバリエーションに富む。 クリーチャー除去の叫び大口/Shriekmaw、エンドカードに不敬の命令/Profane Commandあたりが一般的なチョイスである。
リリアナ・ヴェス/Liliana Vessの存在によりサイド後シルバーバレット戦略を取ることも可能なので、サイドカードのスペースを広く取れるのも強みである。
サンプルレシピ(ドラン型)
- 白がタッチされ包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerが投入されており、これが優勝の原動力となった。
サンプルレシピ(ミッドレンジ型)
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
未来予知で強力アタッカーのタルモゴイフ/Tarmogoyfが登場したことでメガハンデスが誕生、同年の日本選手権07を制した。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*アーティファクト
拷問台が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、拷問台はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、3引くそのプレイヤーの手札の枚数である。
詳細はメガハンデス参照のこと。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期
コールドスナップで緑の知恵の蛇/Ophidianことオーランのバイパー/Ohran Viperが登場したことにより、これと惑乱の死霊/Hypnotic Specterを緑のマナ・クリーチャーから高速展開するVipiesが生まれた。
氷雪クリーチャー — 蛇(Snake)
オーランのバイパーがクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、戦闘終了時にそのクリーチャーを破壊する。
オーランのバイパーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。
詳細はVipiesの項を参照のこと。
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
親和消滅後、以前から存在したネズミデッキに緑をタッチしたヴィリジアン・ラッツが現れた。
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
ヴィリジアンのシャーマンが戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
2/2苦手とするアーティファクト破壊をヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shamanで補う。 第9版で復活した対抗色ペインランドのラノワールの荒原/Llanowar Wastesの存在も大きい。
こちらもヴィリジアン・ラッツの項目を参照のこと。
オデッセイ・ブロック期
トーメントで登場したマッドネスを利用した黒緑マッドネスが登場。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) インプ(Imp)
カードを1枚捨てる:朽ちゆくインプはターン終了時まで飛行を得る。
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、朽ちゆくインプは+1/+1の修整を受けるとともに、それではブロックできない。
クリーチャー — ワーム(Wurm)
トランプル
マッドネス(2)(緑)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
詳細は黒緑マッドネスを参照。
マスクス・ブロック構築
強力なブラストダーム/Blastodermの攻撃を殺し/Snuff Outなどの除去で通すスナフ・オ・ダームが登場。
インスタント
あなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、4点のライフを支払うことを選んでもよい。
黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
クリーチャー — ビースト(Beast)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
その色構成からスイカと呼ばれたデッキの走りとなった。 詳細はスナフ・オ・ダームを参照のこと。
エクステンデッド
エクステンデッドのThe Rockから発展したビートダウンデッキ、京都迷宮案内が存在する。
ソーサリー
土地でないカード名を1つ選ぶ。プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、その名前のカードをすべて捨てる。
フラッシュバック ― クリーチャーを1体生け贄に捧げる。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
緑のクリーチャーを黒の手札破壊や除去でサポートするデッキで、汎用性は極めて高い。
また、時のらせん参入後は、赤をタッチし特殊地形対策の破壊的な流動/Destructive Flowを搭載した亜種、Flow Rockも登場した。