名前

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===カード名の指定===
 
===カード名の指定===
「カード名を1つ指定する/name a card」という効果では、[[マジック]]に存在するカードのカード名しか指定できない。この効果は訳を変えると「カードを指名する」であり、マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→[[カード]]、{{CR|108.2}}を参照)
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「カード名を1つ選ぶ/Choose a card name」という効果では、[[マジック]]に存在するカードのカード名しか指定できない。この効果は訳を変えると「カードを指名する」であり、マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→[[カード]]、{{CR|108.2}}を参照)
 
*プレイしている[[フォーマット]]に存在するカードでなければならない。また、同名のカードが存在しない限り、トークンの名前を指定することはできない。({{CR|201.3}})
 
*プレイしている[[フォーマット]]に存在するカードでなければならない。また、同名のカードが存在しない限り、トークンの名前を指定することはできない。({{CR|201.3}})
 
*[[分割カード]]を指定する場合、いずれかの半分の名前を指定する。両方の半分の名前は指定できない。
 
*[[分割カード]]を指定する場合、いずれかの半分の名前を指定する。両方の半分の名前は指定できない。
**[[ドラゴンの迷路]]以前のルールでは、カードに書かれている2つのカード名を両方とも指定する。指定した2つのカード名のうち一方でも持っていれば、[[オブジェクト]]は「指定した名前を持つ」と判定される。
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**[[プレーンシフト]]から[[ドラゴンの迷路]]までは、分割カードに限っては両方のカード名を選ぶことができ、選んだ2つのカード名のうち一方でも持っていれば、[[オブジェクト]]は「指定した名前を持つ」と判定するルールとなっていた。
**[[プレーンシフト]]以前のルールでは、2つのカード名のどちらかしか指定できなかった(→[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]])。これはドラゴンの迷路で変更となったルールと同じである。
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*[[反転カード]]/[[両面カード]]/[[合体カード]]を指定する場合、[[反転]]前後/第1面・[[第2面]]、[[合体]]後のどちら側のカード名を指定してもよい。
*[[反転カード]]/[[両面カード]]を指定する場合、[[反転]]前後/第1面・[[第2面]]のどちら側のカード名を指定してもよい。
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*効果が特性を指定していた場合、[[オラクル]]でその特性を持ったカード名を選ばなければならない。上述の分割、反転、両面カードにおいては、指定する半分や面がその特性と合致していればよい。
*宣言するカード名の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましい。
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**例:[[没収/Dispossess]]で「[[アーティファクト]]・カード名1つを選ぶ」場合、例え戦場にアーティファクト化した[[島]]などがあったとしても、島を指定することは不可能である。
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*宣言するカード名の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましいだろう。
 
*カード名の宣言は正確であることが望ましいが、宣言した名前や情報でどのカードか特定できるなら、省略や間違いも容認される(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/git-yer-gather-2004-09-25 元ルール・マネージャー裁定])。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。
 
*カード名の宣言は正確であることが望ましいが、宣言した名前や情報でどのカードか特定できるなら、省略や間違いも容認される(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/git-yer-gather-2004-09-25 元ルール・マネージャー裁定])。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。
  

2017年5月6日 (土) 00:25時点における版

名前/Nameとはオブジェクトが持つ特性の1つであり、そのオブジェクトを表す言葉のことである。Nameの訳語は、基本セット2010より「カード名」に改められたが、引き続き本項にて解説する。下記の解説を総合ルールと照らし合わせる際は、「名前」を「カード名」に読み替えること。

単純な「カードの名称」を意味するカード名については、そちらの項目を参照のこと。

目次

解説

オブジェクトのカード名の定義

カードの名前は、カードの左上に書かれている。

クリーチャートークンの名前は、トークンを生成する効果が決定する。名前が明示されている場合は、その名前を用いる。特に定められていない場合は、トークン生成効果が指定したクリーチャー・タイプと同じである。

1つのオブジェクトが複数の名前を持つこともある(分割カード)。逆に、オブジェクトが名前を持たないこともある(変異など)。

カード名の参照

オブジェクトのルール文章中にそのオブジェクト自身の名前が書いてあった場合、それは「そのオブジェクト自身」を指している。オブジェクトの名前が変更された場合でも、変わらずそのオブジェクトを指す。同名の他のオブジェクトを含めて指す場合は「~という名前の/named ...」と表記される。

  • 立ちはだかる影/Looming Shadeの『立ちはだかる影は…修整を受ける』という能力では、修整を受けるのは能力の発生源である立ちはだかる影自身のみである。他の「立ちはだかる影」という名前のクリーチャーが修整を受けることはない。
  • 点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterなどの、いわゆる「二つ名」がついている伝説のカードにおいて、テキストに2回以上そのカード名が書かれるときは、「デアリガズ」と個人名の部分だけ書かれる場合がある。この場合、省略部分にはそのカードの名前が省略されずに書かれているものと扱う。
    • 英語版では通例となっているが、日本語版では珍しい(→参考画像)。

あるオブジェクトAの能力が、そのオブジェクトA自身の名前が書かれた能力をいずれかのオブジェクトBに与える場合、その名前が指しているのはオブジェクトAである。同名の他のオブジェクトやオブジェクトBを指しているわけではない。

特性を用いて「この(何か)/this ...」といった類の表現でオブジェクトを指定している場合、その表現は名前の代替として使用されている。後になってからその特性(何か)が合わなくなったとしても、変わらずそのオブジェクトを指す。

オブジェクトの名前以外の特性が変更されても、名前や、ルール文章中の名前を示す部分が変更されることはない。

  • 島/Islandに対して幻覚/Mind Bendを使用し、に書き換えたとしても、名前は「島/Island」のままである。
  • クリーチャー・タイプを元に名前を決めたトークンが、戦場に出た後にクリーチャー・タイプを変更されたとしても、その名前は変更されない。

名前を参照する場合、英語版での名前を基準にチェックされる。英語名が等しければ、他の言語で名前が異なっても名前は等しいと見なされ、逆に英語名が異なれば、他の言語で名前が等しくても名前は異なると見なされる。

カード名の指定

「カード名を1つ選ぶ/Choose a card name」という効果では、マジックに存在するカードのカード名しか指定できない。この効果は訳を変えると「カードを指名する」であり、マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→カードCR:108.2を参照)

  • プレイしているフォーマットに存在するカードでなければならない。また、同名のカードが存在しない限り、トークンの名前を指定することはできない。(CR:201.3
  • 分割カードを指定する場合、いずれかの半分の名前を指定する。両方の半分の名前は指定できない。
    • プレーンシフトからドラゴンの迷路までは、分割カードに限っては両方のカード名を選ぶことができ、選んだ2つのカード名のうち一方でも持っていれば、オブジェクトは「指定した名前を持つ」と判定するルールとなっていた。
  • 反転カード/両面カード/合体カードを指定する場合、反転前後/第1面・第2面合体後のどちら側のカード名を指定してもよい。
  • 効果が特性を指定していた場合、オラクルでその特性を持ったカード名を選ばなければならない。上述の分割、反転、両面カードにおいては、指定する半分や面がその特性と合致していればよい。
    • 例:没収/Dispossessで「アーティファクト・カード名1つを選ぶ」場合、例え戦場にアーティファクト化したなどがあったとしても、島を指定することは不可能である。
  • 宣言するカード名の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましいだろう。
  • カード名の宣言は正確であることが望ましいが、宣言した名前や情報でどのカードか特定できるなら、省略や間違いも容認される(→元ルール・マネージャー裁定)。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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