R&D's Secret Lair
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− | + | [[カード]]に出された[[エラッタ]]を無視できるカード。これがあれば、[[ホワイト・ライトニング]]もできるし、[[パララクスの波/Parallax Wave]]と[[解呪/Disenchant]]の[[コンボ]]で[[クリーチャー]]を5体[[ゲームから取り除く]]こともできる。そのほかには日本語版[[擬態の仮面/Mask of the Mimic]]が化け物カードになる。 | |
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− | 気をつけなければならないのは、[[エラッタ]] | + | 気をつけなければならないのは、[[エラッタ]]等のテキスト変更を無視するだけであって、ルールそのものには一切影響を及ぼさないことである。もっとも、[[銀枠]]世界でそんなに厳密にルールを適用する意味があるかどうかは別だが……。 |
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− | *[[ | + | *[[エラーカード]]、[[誤植]]やただの印刷ミスも書かれているようプレイする。 |
− | * | + | **例えば[[悪忌の溶岩走り/Akki Lavarunner]]は本来[[速攻]]を持つが、日本語版は印刷ミスにより「速効」となってしまっているため[[速攻]]を持たない。 |
+ | **また、[[Rocket-Powered Turbo Slug]]は超速攻を持つが、そんな[[キーワード能力]]はルールに書かれていない([[注釈文]]はルールではない)ので、ただの[[ナメクジ]]となってしまう。 | ||
+ | *[[プロキシ]][[カード]]を使っている場合、[[オラクル]]が書かれてあるとして扱うべきである。 | ||
+ | **プロキシは何の意味もないただの紙切れと化す、という解釈も考えられる。ただしこの解釈を採用した場合、R&D's Secret Lair自身がプロキシだとおかしなことになる。 | ||
+ | *もしこのカードが誤植されていたとしたら、これ自身の効果でエラッタを受け付けないため、ある意味最高レベルに気を遣うカードだろう。 | ||
+ | ===カードタイプ=== | ||
+ | *[[レジェンド]]は特別なルールを持たない、ただの[[クリーチャー・タイプ]]として扱う。[[レジェンド・ルール]]が関係するのはあくまで[[特殊タイプ]]の[[伝説の]]であって、[[クリーチャー・タイプ]]の[[レジェンド]]ではないからである。 | ||
*[[インタラプト]]や[[マナ・ソース]]、[[召喚]](Summon)となっているカードは文字通りの[[カード・タイプ]]になるが、現在のルールにはそんな[[カード・タイプ]]は存在しないので、[[プレイ]]できない。同じく[[埋葬]]や[[生息条件]]にも注意。 | *[[インタラプト]]や[[マナ・ソース]]、[[召喚]](Summon)となっているカードは文字通りの[[カード・タイプ]]になるが、現在のルールにはそんな[[カード・タイプ]]は存在しないので、[[プレイ]]できない。同じく[[埋葬]]や[[生息条件]]にも注意。 | ||
− | **例えばSummon Goblinは謎の[[特殊タイプ]] | + | **例えばSummon Goblinは謎の[[特殊タイプ]]「Summon」を持つゴブリン呪文だがクリーチャー呪文ではないのでプレイできない。 |
− | **ただし、[[ポータル]]のSummon | + | **ただし、[[ポータル]]のSummon Creatureは謎の特殊タイプ「Summon」を持つクリーチャー呪文になるのでプレイできる。もちろん[[クリーチャー・タイプ]]はない。 |
− | * | + | *「Mono Artifact([[モノ・アーティファクト]])」などは普通にプレイ出来る。この場合、「Mono」という謎の特殊タイプを持つとして扱われる。 |
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*[[ミラディン・ブロック]]までの[[壁]]はテキストには[[防衛]]と書かれていないので、[[防衛]]を持たないものとして[[攻撃]]に参加できる。 | *[[ミラディン・ブロック]]までの[[壁]]はテキストには[[防衛]]と書かれていないので、[[防衛]]を持たないものとして[[攻撃]]に参加できる。 | ||
− | * | + | **[[壁]]のルールに関する[[注釈文]]があっても、注釈文はゲームシステムとしてのテキストに該当しないため、やはり攻撃できる。 |
− | *古い書式の[[オーラ]]は、例えば「エンチャント(クリーチャー)」は謎の[[サブタイプ]]・「(クリーチャー)」を持つただの[[エンチャント]] | + | *[[第8版]]より前の[[基本土地]]([[基本地形]])は、[[特殊タイプ]]・[[基本]]を持っていないので[[基本土地]]ではないし、[[基本土地タイプ]]も持っていないので、[[平地]]や[[島]]や[[沼]]や[[山]]や[[森]]ではない。 |
− | **英語版ならば「Enchant Creature」となっているため謎の[[特殊タイプ]] | + | **[[第6版]]よりも前のものは、[[基本土地タイプ]]を持っていることによる[[マナ能力]]は無いが、テキスト欄に[[マナ能力]]が書かれているか、マナを生み出す変な[[常在型能力]]を持つのでそれぞれの[[マナ]]は出せる。 |
− | + | **[[第6版]]〜[[第8版]]以前のものは、[[基本土地タイプ]]を持っていない上にテキスト欄に何も書かれていないため、[[マナ能力]]を持たない、ただの置物になる。 | |
+ | **もちろん、基本土地でなくなることによって[[4枚制限ルール]]に引っかかるとかいうことは起こらない。ゲームをはじめる前はR&D's Secret Lairが出ていないし、そもそも4枚制限は[[デッキ]]に関するルールなので、ゲームが始まれば全く問題はない。 | ||
+ | *古い書式の[[オーラ]]は、例えば「エンチャント(クリーチャー)」は謎の[[サブタイプ]]・「(クリーチャー)」を持つただの[[エンチャント]]になる。場に出ることはできるが、[[オーラ]]でもなければ[[エンチャント]]能力も持っていないので、[[クリーチャー]]に[[エンチャント]]することは無い。 | ||
+ | **英語版ならば「Enchant Creature」となっているため謎の[[特殊タイプ]]「Enchant」を持つ[[クリーチャー]]になる。もちろんパワー・タフネスが定義されていないため即座に墓地に置かれる。ただし、[[栄光の頌歌/Glorious Anthem]]などが出ている場合、それの修整を受けるので場に残る事ができる。 | ||
**日本語版の「エンチャントされているクリーチャー」は、[[静寂の歌/Song of Serenity]]や[[ラースの風/Winds of Rath]]のように、「何かあるエンチャントにエンチャントされているクリーチャー」という意味で読むことになる。 | **日本語版の「エンチャントされているクリーチャー」は、[[静寂の歌/Song of Serenity]]や[[ラースの風/Winds of Rath]]のように、「何かあるエンチャントにエンチャントされているクリーチャー」という意味で読むことになる。 | ||
**英語版では「Enchanted creature」と「Enchanted creatures」の意味が異なるので、何も影響しないことになる。[[静寂の歌/Song of Serenity]]の項目参照。 | **英語版では「Enchanted creature」と「Enchanted creatures」の意味が異なるので、何も影響しないことになる。[[静寂の歌/Song of Serenity]]の項目参照。 | ||
− | *大昔の[[オーラ]] | + | ===カードテキスト=== |
− | * | + | *大昔の[[オーラ]]は、「[[エンチャント]]されている[[パーマネント]]」ではなく「[[対象]]の[[パーマネント]]」と書かれている。これらは1つ上の理由により何にも[[エンチャント]]できないが、この手の[[エンチャント]]は[[エンチャント]]する事とは全く関係なくプレイ時に対象を取り、それに影響を及ぼすことができる。 |
+ | **さらに、(リバイズド以外の)[[祝福/Blessing]]のような[[起動型能力]]の場合は能力をプレイするたびに対象を選ぶ。 | ||
*同じく大昔のカードには[[起動型能力]]の書式が「[[コスト]]:[[効果]]」ではなく「[[コスト]] to [[効果]]」となっているものがある。これは文面によっては「特殊な行動を伴う[[常在型能力]]」として扱うことができるものがあるが、難しいところであり、多くの場合、能力をプレイできなくなる。 | *同じく大昔のカードには[[起動型能力]]の書式が「[[コスト]]:[[効果]]」ではなく「[[コスト]] to [[効果]]」となっているものがある。これは文面によっては「特殊な行動を伴う[[常在型能力]]」として扱うことができるものがあるが、難しいところであり、多くの場合、能力をプレイできなくなる。 | ||
*[[第5版]]以前のカードの中で[[フェイズ]]や[[ステップ]]に関する記述があるカードも、書かれている通りに扱う。 | *[[第5版]]以前のカードの中で[[フェイズ]]や[[ステップ]]に関する記述があるカードも、書かれている通りに扱う。 | ||
− | * | + | **例えば[[ネクロポーテンス/Necropotence]]は「ドロー・フェイズ」を飛ばすが、[[ドロー・ステップ]]は普通にやってくるのでカードが引ける。また、「ディスカード・フェイズ」にゲーム外のカードを手札に加えるが、そんなフェイズは存在しないのでカードは戻ってこない。捨てるカードが自動的に[[リムーブ]]される、ただの[[ライブラリー]]削り機と化す。 |
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*[[ポータル]]のカードの中で「迎撃」「[[デッキ]]」「捨て札置き場」「好きな〜」など独特の用語が書いてあるカードはすべて無視する。 | *[[ポータル]]のカードの中で「迎撃」「[[デッキ]]」「捨て札置き場」「好きな〜」など独特の用語が書いてあるカードはすべて無視する。 | ||
− | * | + | **例えば[[臆病な騎士/Craven Knight]]が迎撃ができないが、「ブロックできない」と書いてないためブロックできたり、[[死せざる魔獣/Undying Beast]]の[[誘発型能力]]が起動するタイミングが[[墓地]]ではなく「捨て札置き場」なので誘発せずほとんど[[バニラ]]同然になったりなどする。 |
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*他言語で読めない場合も、書いてある意味は変わらないので普通に使用できる。ただし、[[ゴチ]]などの言葉には注意。 | *他言語で読めない場合も、書いてある意味は変わらないので普通に使用できる。ただし、[[ゴチ]]などの言葉には注意。 | ||
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*[[ウルザ・ブロック]]の[[エコー]]を持つ[[カード]]はエコーコストを持たない。ゆえに「存在しないコストは支払えない」のルールにより、エコーコストを支払うことが出来ず、[[アップキープ]]に[[生け贄]]に捧げられてしまう。 | *[[ウルザ・ブロック]]の[[エコー]]を持つ[[カード]]はエコーコストを持たない。ゆえに「存在しないコストは支払えない」のルールにより、エコーコストを支払うことが出来ず、[[アップキープ]]に[[生け贄]]に捧げられてしまう。 | ||
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<!-- -[[フレイバー・テキスト]]に書いてある「中毒性のインク」は、本当にカードに使われているのだろうか? | <!-- -[[フレイバー・テキスト]]に書いてある「中毒性のインク」は、本当にカードに使われているのだろうか? | ||
わかって書いているんだと思いますが、「中毒性のインク」とは、誤植やエラッタ前の「とんでもない」効果を引き起こす“原文”が、いくらチェックしても繰り返し印刷されてしまうことを指して言ったものと思われます。 | わかって書いているんだと思いますが、「中毒性のインク」とは、誤植やエラッタ前の「とんでもない」効果を引き起こす“原文”が、いくらチェックしても繰り返し印刷されてしまうことを指して言ったものと思われます。 | ||
で、その効き目があるうち=エラッタが出るまでは、何でも好きなことができるのだからやらせておけ(「ミス」じゃなくて「させている」んだ)、という皮肉的な言い訳でしょう | で、その効き目があるうち=エラッタが出るまでは、何でも好きなことができるのだからやらせておけ(「ミス」じゃなくて「させている」んだ)、という皮肉的な言い訳でしょう | ||
野暮なツッコミですみません。不適切であればコメントアウト解除してください --> | 野暮なツッコミですみません。不適切であればコメントアウト解除してください --> | ||
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===誤植により、大きく効果の変わる主なカード=== | ===誤植により、大きく効果の変わる主なカード=== | ||
<!-- エラッタではなく誤植で。「速攻」→「速効」みたいに機能しなくなるものではなくて、ちゃんと別の効果で機能してしまうようなものを。 --> | <!-- エラッタではなく誤植で。「速攻」→「速効」みたいに機能しなくなるものではなくて、ちゃんと別の効果で機能してしまうようなものを。 --> | ||
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− | + | |[[ビジョンズ]]版の[[衝動/Impulse]]||最後にライブラリーを切り直すことになっている。 | |
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− | + | |[[第5版]]の日本語版の[[自然の知識/Nature's Lore]]||森を「タップ状態で出す」となっている。 | |
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− | + | |日本語版の[[擬態の仮面/Mask of the Mimic]]||擬態の仮面のページ参照。 | |
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− | + | |日本語版初版の[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]||能力の起動コストが(2)に減っている。 | |
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− | + | |[[テンペスト]]の日本語版初版の[[暖気/Warmth]]||2点ライフゲインから3点ライフゲインになっている。 | |
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− | + | |ドイツ語版の[[ラースの果て/Rath's Edge]]||[[マナ能力]]で2マナ出るようになっている。 | |
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− | + | |日本語版の[[茂みの精霊/Thicket Elemental]]||[[キッカー]]時の効果が、クリーチャー・カードを場に出すのではなく手札に加えるようになっている。 | |
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+ | |日本語版の[[生き写し/Dead Ringers]]||「対象の2体のクリーチャーの色がまったく異なるならば破壊する」というまったく逆の効果になっている。 | ||
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+ | |日本語版初版の[[衝動のタリスマン/Talisman of Impulse]]||出るマナが(緑)と(白)になっている。しかも名前が「共同のタリスマン」になってしまっている。 | ||
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+ | |日本語版の[[火と氷の剣/Sword of Fire and Ice]]||プレイヤーを対象にとれなくなっている。 | ||
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+ | |スペイン語版の[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]||[[トークン]]が1/1から2/2になっている。 | ||
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+ | |日本語版の[[脂火玉/Tallowisp]]||二重の誤植。「エンチャント(クリーチャー)呪文」となっているため何も持って来られない([[ライブラリー]]の中にあるのは[[呪文]]ではなく[[カード]])が、ライブラリーを切り直さなくてよく(というか切り直せなく)なっている。 | ||
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+ | |日本語版の[[翡翠像/Jade Statue]]([[第9版]])||「この能力は、戦闘中にのみプレイできない。」というまったく逆の効果になっている。 | ||
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+ | |日本語版の[[真実か詐話か/Truth or Tale]]||選んだ束の中から1枚ではなく、すべてを手札に加えることになっている。 | ||
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+ | |日本語版の[[闘技場/Arena]]||対象のクリーチャーが[[タップ]]しなくなる。 | ||
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+ | |フランス語版[[第10版]]の[[破滅のロッド/Rod of Ruin]]||与える[[ダメージ]]が3点になっている。 | ||
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+ | *[[アンソロジー]][[ギフトボックス]]のカードについては、[[アンソロジー]]の項目を参照。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[http://mjmj.info/data/obsolete/oldbbs/C7I7UT5E.html MJMJサポートでの回答] | *[http://mjmj.info/data/obsolete/oldbbs/C7I7UT5E.html MJMJサポートでの回答] | ||
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*[[エラッタ]] | *[[エラッタ]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]] | ||
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+ | [[Category:テキストが正常でないカード]] |
2008年6月25日 (水) 20:05時点における版
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R&D's Secret Lair伝説の土地
カードは書かれている通りにプレイする。すべての訂正を無視する。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
カードに出されたエラッタを無視できるカード。これがあれば、ホワイト・ライトニングもできるし、パララクスの波/Parallax Waveと解呪/Disenchantのコンボでクリーチャーを5体ゲームから取り除くこともできる。そのほかには日本語版擬態の仮面/Mask of the Mimicが化け物カードになる。
目次 |
ルール
気をつけなければならないのは、エラッタ等のテキスト変更を無視するだけであって、ルールそのものには一切影響を及ぼさないことである。もっとも、銀枠世界でそんなに厳密にルールを適用する意味があるかどうかは別だが……。
- エラーカード、誤植やただの印刷ミスも書かれているようプレイする。
- 例えば悪忌の溶岩走り/Akki Lavarunnerは本来速攻を持つが、日本語版は印刷ミスにより「速効」となってしまっているため速攻を持たない。
- また、Rocket-Powered Turbo Slugは超速攻を持つが、そんなキーワード能力はルールに書かれていない(注釈文はルールではない)ので、ただのナメクジとなってしまう。
- プロキシカードを使っている場合、オラクルが書かれてあるとして扱うべきである。
- プロキシは何の意味もないただの紙切れと化す、という解釈も考えられる。ただしこの解釈を採用した場合、R&D's Secret Lair自身がプロキシだとおかしなことになる。
- もしこのカードが誤植されていたとしたら、これ自身の効果でエラッタを受け付けないため、ある意味最高レベルに気を遣うカードだろう。
カードタイプ
- レジェンドは特別なルールを持たない、ただのクリーチャー・タイプとして扱う。レジェンド・ルールが関係するのはあくまで特殊タイプの伝説のであって、クリーチャー・タイプのレジェンドではないからである。
- インタラプトやマナ・ソース、召喚(Summon)となっているカードは文字通りのカード・タイプになるが、現在のルールにはそんなカード・タイプは存在しないので、プレイできない。同じく埋葬や生息条件にも注意。
- 例えばSummon Goblinは謎の特殊タイプ「Summon」を持つゴブリン呪文だがクリーチャー呪文ではないのでプレイできない。
- ただし、ポータルのSummon Creatureは謎の特殊タイプ「Summon」を持つクリーチャー呪文になるのでプレイできる。もちろんクリーチャー・タイプはない。
- 「Mono Artifact(モノ・アーティファクト)」などは普通にプレイ出来る。この場合、「Mono」という謎の特殊タイプを持つとして扱われる。
- ミラディン・ブロックまでの壁はテキストには防衛と書かれていないので、防衛を持たないものとして攻撃に参加できる。
- 第8版より前の基本土地(基本地形)は、特殊タイプ・基本を持っていないので基本土地ではないし、基本土地タイプも持っていないので、平地や島や沼や山や森ではない。
- 古い書式のオーラは、例えば「エンチャント(クリーチャー)」は謎のサブタイプ・「(クリーチャー)」を持つただのエンチャントになる。場に出ることはできるが、オーラでもなければエンチャント能力も持っていないので、クリーチャーにエンチャントすることは無い。
- 英語版ならば「Enchant Creature」となっているため謎の特殊タイプ「Enchant」を持つクリーチャーになる。もちろんパワー・タフネスが定義されていないため即座に墓地に置かれる。ただし、栄光の頌歌/Glorious Anthemなどが出ている場合、それの修整を受けるので場に残る事ができる。
- 日本語版の「エンチャントされているクリーチャー」は、静寂の歌/Song of Serenityやラースの風/Winds of Rathのように、「何かあるエンチャントにエンチャントされているクリーチャー」という意味で読むことになる。
- 英語版では「Enchanted creature」と「Enchanted creatures」の意味が異なるので、何も影響しないことになる。静寂の歌/Song of Serenityの項目参照。
カードテキスト
- 大昔のオーラは、「エンチャントされているパーマネント」ではなく「対象のパーマネント」と書かれている。これらは1つ上の理由により何にもエンチャントできないが、この手のエンチャントはエンチャントする事とは全く関係なくプレイ時に対象を取り、それに影響を及ぼすことができる。
- さらに、(リバイズド以外の)祝福/Blessingのような起動型能力の場合は能力をプレイするたびに対象を選ぶ。
- 同じく大昔のカードには起動型能力の書式が「コスト:効果」ではなく「コスト to 効果」となっているものがある。これは文面によっては「特殊な行動を伴う常在型能力」として扱うことができるものがあるが、難しいところであり、多くの場合、能力をプレイできなくなる。
- 第5版以前のカードの中でフェイズやステップに関する記述があるカードも、書かれている通りに扱う。
- 例えばネクロポーテンス/Necropotenceは「ドロー・フェイズ」を飛ばすが、ドロー・ステップは普通にやってくるのでカードが引ける。また、「ディスカード・フェイズ」にゲーム外のカードを手札に加えるが、そんなフェイズは存在しないのでカードは戻ってこない。捨てるカードが自動的にリムーブされる、ただのライブラリー削り機と化す。
- ポータルのカードの中で「迎撃」「デッキ」「捨て札置き場」「好きな〜」など独特の用語が書いてあるカードはすべて無視する。
- 例えば臆病な騎士/Craven Knightが迎撃ができないが、「ブロックできない」と書いてないためブロックできたり、死せざる魔獣/Undying Beastの誘発型能力が起動するタイミングが墓地ではなく「捨て札置き場」なので誘発せずほとんどバニラ同然になったりなどする。
- 他言語で読めない場合も、書いてある意味は変わらないので普通に使用できる。ただし、ゴチなどの言葉には注意。
- ウルザ・ブロックのエコーを持つカードはエコーコストを持たない。ゆえに「存在しないコストは支払えない」のルールにより、エコーコストを支払うことが出来ず、アップキープに生け贄に捧げられてしまう。
誤植により、大きく効果の変わる主なカード
ビジョンズ版の衝動/Impulse | 最後にライブラリーを切り直すことになっている。 |
第5版の日本語版の自然の知識/Nature's Lore | 森を「タップ状態で出す」となっている。 |
日本語版の擬態の仮面/Mask of the Mimic | 擬態の仮面のページ参照。 |
日本語版初版の呪われた巻物/Cursed Scroll | 能力の起動コストが(2)に減っている。 |
テンペストの日本語版初版の暖気/Warmth | 2点ライフゲインから3点ライフゲインになっている。 |
ドイツ語版のラースの果て/Rath's Edge | マナ能力で2マナ出るようになっている。 |
日本語版の茂みの精霊/Thicket Elemental | キッカー時の効果が、クリーチャー・カードを場に出すのではなく手札に加えるようになっている。 |
日本語版の生き写し/Dead Ringers | 「対象の2体のクリーチャーの色がまったく異なるならば破壊する」というまったく逆の効果になっている。 |
日本語版初版の衝動のタリスマン/Talisman of Impulse | 出るマナが(緑)と(白)になっている。しかも名前が「共同のタリスマン」になってしまっている。 |
日本語版の火と氷の剣/Sword of Fire and Ice | プレイヤーを対象にとれなくなっている。 |
スペイン語版の曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror | トークンが1/1から2/2になっている。 |
日本語版の脂火玉/Tallowisp | 二重の誤植。「エンチャント(クリーチャー)呪文」となっているため何も持って来られない(ライブラリーの中にあるのは呪文ではなくカード)が、ライブラリーを切り直さなくてよく(というか切り直せなく)なっている。 |
日本語版の翡翠像/Jade Statue(第9版) | 「この能力は、戦闘中にのみプレイできない。」というまったく逆の効果になっている。 |
日本語版の真実か詐話か/Truth or Tale | 選んだ束の中から1枚ではなく、すべてを手札に加えることになっている。 |
日本語版の闘技場/Arena | 対象のクリーチャーがタップしなくなる。 |
フランス語版第10版の破滅のロッド/Rod of Ruin | 与えるダメージが3点になっている。 |