自然のらせん/Nature's Spiral

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[[新たな芽吹き/Regrowth]]の調整版の一つ。[[マナ・コスト]]は変わらないが、[[対象]]が[[パーマネント・カード]]に限定された。
 
[[新たな芽吹き/Regrowth]]の調整版の一つ。[[マナ・コスト]]は変わらないが、[[対象]]が[[パーマネント・カード]]に限定された。
  
もちろん、[[パーマネント]]に頼らないデッキに投入しても仕方が無い。これを使うなら、強力な[[クリーチャー]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]などを使い回す構成にするとよいだろう。また[[ミラーリ予想/The Mirari Conjecture]]と互いに[[回収]]し合うループを形成でき、ゆっくりとだが[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。[[ラヴニカのギルド]]追加後の[[スタンダード]]では、この回収ループを利用して[[無限ターン]]を狙う[[レインボーリッチ]]という[[デッキ]]が登場した。
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これを使うなら、強力な[[クリーチャー]][[プレインズウォーカー]]などを使い回す構成にするとよいだろう。[[ドミナリア]]で共に収録された[[英雄譚]]とも相性がよく、特に[[ミラーリ予想/The Mirari Conjecture]]とは互いに[[回収]]し合う[[ループ]]を形成でき、ゆっくりとだが[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。[[ラヴニカのギルド]]追加後の[[スタンダード]]では、この回収ループを利用して[[無限ターン]]を狙う[[レインボーリッチ]]という[[デッキ]]が登場した。
  
クリーチャー戦が主体となる[[リミテッド]]では戻すパーマネントに困ることはまず有り得ないだろう。[[色]]が合えば採用して問題ない。
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クリーチャー戦が主体となる[[リミテッド]]では、戻す[[パーマネント]]にはまず困らないだろう。[[色]]が合えば採用して問題ない。
  
 
*[[思い起こし/Call to Mind]]と[[対象]]にできる範囲が対になっている。[[色の役割]]が明確になっており興味深い。
 
*[[思い起こし/Call to Mind]]と[[対象]]にできる範囲が対になっている。[[色の役割]]が明確になっており興味深い。
*[[ドミナリア]]で[[再録]]された際の{{Gatherer|id=443063}}は[[兄弟戦争]]時代に掘り尽くされ[[露天鉱床/Strip Mine#ストーリー|露天鉱床/Strip Mine]]と化した大地が再生し始めている様子が描かれている。英文は異なるが、「らせん」という訳は採掘に使われた[[ミシュラのらせん/Mishra's Helix]]に対する自然の力を意識したものだろう。
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*[[ドミナリア]]で[[再録]]された際の{{Gatherer|id=444408}}は[[兄弟戦争/Brothers' War]]時代に掘り尽くされ[[露天鉱床/Strip Mine#ストーリー|露天鉱床/Strip Mine]]と化した大地({{Gatherer|id=1077}})が再生し始めている様子が描かれている。
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**初出時は別の{{Gatherer|id=200000}}のため偶然にも訳が一致しただけと思われるが、採掘に使われた[[ミシュラのらせん/Mishra's Helix]]と同じ「[[カード名英語辞典#らせん|らせん]]」という語が入っており、自然の力強さを感じさせる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
[[あなた]]の[[墓地]]から[[手札]]にパーマネント・カードを[[戻す]][[緑]]の[[カード]]。
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[[あなた]]の[[墓地]]から[[手札]]にパーマネント・カードを[[戻す]][[緑]]の[[カード]]。[[カード・タイプ]]を問わないものは[[新たな芽吹き/Regrowth]]を、先に[[切削]]を挟むものは[[突然の再利用/Sudden Reclamation]]の項を、[[内蔵]]しているパーマネントは[[永遠の証人/Eternal Witness]]の項をそれぞれ参照。
*[[迫り来る復興/Creeping Renaissance]] - ソーサリー。指定した[[パーマネント・タイプ]]のカードをすべて戻す。[[フラッシュバック]]付き。([[イニストラード]])
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*[[進化の魔除け/Evolution Charm]] - 2マナ[[インスタント]]。クリーチャーのみ戻せる。[[モード]]の1つ。([[次元の混乱]])
*[[蘇生の旋律/Reviving Melody]] - ソーサリー。[[クリーチャー]]と[[エンチャント]]を1枚ずつ戻せる。([[ニクスへの旅]])
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**[[野生林の再誕/Wildwood Rebirth]] - 他モードがなくなった進化の魔除けの[[下位互換]]。([[ギルド門侵犯]])
*[[新緑の合流点/Verdant Confluence]] - ソーサリー。パーマネント・カードを1枚戻せる[[モード]]を持ち、最大3回選べる。([[統率者2015]])
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**[[生存者の絆/Survivors' Bond]] - 2マナソーサリー。[[人間]]と、人間でないクリーチャーを1枚ずつ戻す。([[イコリア:巨獣の棲処]])
*[[生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force]] - [[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]-3[[忠誠度能力]]。([[カラデシュ]])
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**[[トリンカリの狩人/Tlincalli Hunter]] - 2マナ[[出来事]]ソーサリー。クリーチャーのみ。手札に戻すのでなく[[衝動的ドロー]]の様にそのターン中しか唱えられない。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
*[[ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker]] - [[黒緑]]のクリーチャー。[[ETB]][[能力]]で自然のらせんが[[誘発]]する。([[ラヴニカのギルド]])
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**[[野生林の随員/Wildwood Escort]]  - 5マナのクリーチャー。[[ETB]]能力でクリーチャーか[[バトル]]のみ戻す。これは[[死亡]]時に[[追放]]される。([[機械兵団の進軍]])
*[[再発生/Regenesis]] - [[インスタント]]。パーマネント・カードを2枚戻す。([[ラヴニカの献身]])
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**[[闇の森の大鹿/Mirkwood Elk]] - 6マナのクリーチャーのETB能力。[[エルフ]]カードのみ戻す。その[[パワー]]の値だけ[[ライフ]]回復。([[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]])
*[[次元を挙げた祝賀/Planewide Celebration]] - ソーサリー。[[モード]]の一つに自然のらせんを含む。最大4回選べる。([[灯争大戦]])
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**その他、クリーチャーしか戻せないものの内、[[黒]]いカードは[[死者再生/Raise Dead]]等の項を参照。
*[[帰還の道/Road of Return]] - [[双呪]]ソーサリー。モードの片方に自然のらせんを含み、もう片方は[[統率者]]を手札に移す。([[統率者2019]])
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*[[迫り来る復興/Creeping Renaissance]] - 5マナソーサリー。指定した[[パーマネント・タイプ]]のカードをすべて戻す。[[フラッシュバック]]付き。([[イニストラード]])
*[[苦悶の侍祭/Acolyte of Affliction]] - 黒緑のクリーチャー。ETB能力で2枚[[墓地]][[肥やす]]と共に自然のらせんが誘発する。([[テーロス還魂記]])
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*[[蘇生の旋律/Reviving Melody]] - 3マナソーサリー。[[クリーチャー]]と[[エンチャント]]を1枚ずつ戻せる。([[ニクスへの旅]])
 
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**[[更生の季節/Season of Renewal]] - インスタントになった蘇生の旋律の[[上位互換]]。([[神河:輝ける世界]])
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*[[ムラーサの胎動/Pulse of Murasa]] - 3マナインスタント。土地かクリーチャーを戻す。6点ライフ回復。([[ゲートウォッチの誓い]])
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*[[新緑の合流点/Verdant Confluence]] - 6マナソーサリー。[[モード]]の一つに自然のらせんを含む。最大3回選べる。([[統率者2015]])
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**[[次元を挙げた祝賀/Planewide Celebration]] - 7マナソーサリー。[[モード]]の一つに自然のらせんを含む。最大4回選べる。([[灯争大戦]])
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*[[再発生/Regenesis]] - 5マナインスタント。パーマネント・カードを2枚戻す。([[ラヴニカの献身]])
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**[[ブロコスの神話/Mythos of Brokkos]] - 4マナソーサリーの再発生。[[青黒]]を支払っていたら[[納墓/Entomb]]効果付き。(イコリア:巨獣の棲処)
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**[[修復の噴出/Restorative Burst]] - 5マナソーサリー。クリーチャーか土地かプレインズウォーカーを2枚まで戻す。各プレイヤーが4点回復し、これを追放する。[[モードを持つ両面カード]]。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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**[[鼓舞の歌/Song of Inspiration]] - [[ダイス]]の出目と対象の[[マナ総量]]の合計によるライフ回復が付属した、再発生の[[上位互換]]。([[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]]
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**[[手繰り寄せ/Retrieve]] - 3マナソーサリー。クリーチャーとクリーチャー以外のパーマネントを1枚ずつ戻す。これを追放する。([[イニストラード:真紅の契り]])
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**[[収穫の分配/Split the Spoils]] - 3マナソーサリー。[[山分けカード]]版再発生。5枚から2つの束に分けて選ばせる。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
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**[[アーボーグの奪還/Urborg Repossession]] - 黒の1マナソーサリーだが[[キッカー]](1)(緑)で自然のらせんの効果が追加される。キッカー抜きでもクリーチャー1枚は戻せ、2点ライフ回復。([[団結のドミナリア]])
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**[[シャンダラーへの侵攻/Invasion of Shandalar]] - 5マナバトルのETB能力。3枚まで戻す。(機械兵団の進軍)
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**[[往時の驚異/Bygone Marvels]] - 2マナソーサリー。1枚戻すが、落魄8を達成していると2回[[コピー]]される。これを追放する。([[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]])
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*[[帰還の道/Road of Return]] - 2マナ[[双呪]]ソーサリー。モードの片方に自然のらせんを含み、もう片方は[[統率者]]を手札に移す。([[統率者2019]])
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*[[菌類の再誕/Fungal Rebirth]] - 3マナインスタント。その[[ターン]]中[[クリーチャー]]が[[死亡]]していた場合は1/1の[[苗木]]クリーチャー・[[トークン]]2体を[[生成]]する。([[基本セット2021]])
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*[[霊気のらせん/Aether Helix]] - [[青緑]]5マナのソーサリー。さらに対象パーマネント1つを[[バウンス]]。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
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*[[君は林に差し掛かった/You Happen On a Glade]] - 3マナインスタント。[[基本土地]]サーチのモードも持つ。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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*[[不自然な修復/Unnatural Restoration]] - [[増殖]]を行う[[効果]]もついた上位互換。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
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*[[星界の再誕/Cosmic Rebirth]] - [[緑白]]3マナインスタント。3点回復つき。対象のマナ総量が3以下なら直接[[戦場]]に戻る。([[機械兵団の進軍:決戦の後に]])
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*[[ホビット庄の復興/Revive the Shire]] - [[食物]]を生成する上位互換。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
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*[[強靭の徳目/Virtue of Strength]] - 1マナ出来事ソーサリー。土地かクリーチャーを戻す。([[エルドレインの森]]
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*[[祖先との同行/Walk with the Ancestors]] - 5マナソーサリー。[[発見]]4を行う。([[イクサラン:失われし洞窟]])
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*[[悪地の回復/Badlands Revival]] - [[黒緑]]5マナソーサリー。さらに別のクリーチャー・カード1枚を戦場に戻せる。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
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*[[無双の再利用/Peerless Recycling]] - インスタントになった上位互換。しかもカードを1枚贈呈すれば2枚戻せる。([[ブルームバロウ]])
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*[[ひと皮剥けば/Under the Skin]] - 3マナソーサリー。先に[[戦慄予示]]を行う。([[ダスクモーン:戦慄の館]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[アンコモン]]

2024年11月5日 (火) 14:56時点における最新版


Nature's Spiral / 自然のらせん (1)(緑)
ソーサリー

あなたの墓地からパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。


新たな芽吹き/Regrowthの調整版の一つ。マナ・コストは変わらないが、対象パーマネント・カードに限定された。

これを使うなら、強力なクリーチャープレインズウォーカーなどを使い回す構成にするとよいだろう。ドミナリアで共に収録された英雄譚とも相性がよく、特にミラーリ予想/The Mirari Conjectureとは互いに回収し合うループを形成でき、ゆっくりとだがアドバンテージを稼ぐことができる。ラヴニカのギルド追加後のスタンダードでは、この回収ループを利用して無限ターンを狙うレインボーリッチというデッキが登場した。

クリーチャー戦が主体となるリミテッドでは、戻すパーマネントにはまず困らないだろう。が合えば採用して問題ない。

[編集] 関連カード

あなた墓地から手札にパーマネント・カードを戻すカードカード・タイプを問わないものは新たな芽吹き/Regrowthを、先に切削を挟むものは突然の再利用/Sudden Reclamationの項を、内蔵しているパーマネントは永遠の証人/Eternal Witnessの項をそれぞれ参照。

[編集] 参考

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