ドライアドの東屋/Dryad Arbor

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[[From the Vault:Realms]]に通常の[[新枠]]、{{Gatherer|id=282542|新規イラスト}}で収録。「ドライアドの東屋は緑である。」は[[色指標]]に、[[注釈文]]や[[フレイバー・テキスト]]は省かれ、非常にシンプルなデザインとなった。しかしシンプルすぎて一見普通の[[森/Forest]]とほとんど差がないため、見間違いにはくれぐれも注意したい。
 
[[From the Vault:Realms]]に通常の[[新枠]]、{{Gatherer|id=282542|新規イラスト}}で収録。「ドライアドの東屋は緑である。」は[[色指標]]に、[[注釈文]]や[[フレイバー・テキスト]]は省かれ、非常にシンプルなデザインとなった。しかしシンプルすぎて一見普通の[[森/Forest]]とほとんど差がないため、見間違いにはくれぐれも注意したい。
  
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*[[マナ能力]]を持っているため、[[バニラクリーチャー]]ではない。
 
*[[召集]]を多用する[[デッキ]]ではそこそこ有用。[[召喚酔い]]を無視して即[[緑マナ]]を生み出したのとほぼ同様の挙動になる。
 
*[[召集]]を多用する[[デッキ]]ではそこそこ有用。[[召喚酔い]]を無視して即[[緑マナ]]を生み出したのとほぼ同様の挙動になる。
 
**しかし召集との相性でいうなら、後に登場した[[カルニの庭/Khalni Garden]]のほうが優秀。単純に「土地の枠でクリーチャーが用意できる」というだけならば、[[トークン]]と土地が別々であるそちらのほうが便利なことも多い。
 
**しかし召集との相性でいうなら、後に登場した[[カルニの庭/Khalni Garden]]のほうが優秀。単純に「土地の枠でクリーチャーが用意できる」というだけならば、[[トークン]]と土地が別々であるそちらのほうが便利なことも多い。
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*「召喚酔い」はルール用語でなく俗語であるが、[[ウルザズ・レガシー]]以来久々にカードのテキスト([[注釈文]])に印刷されることとなった。
 
*「召喚酔い」はルール用語でなく俗語であるが、[[ウルザズ・レガシー]]以来久々にカードのテキスト([[注釈文]])に印刷されることとなった。
 
*[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と組み合わせれば半永久的に[[チャンプブロック]]が可能。また[[墓地]]に落ちやすい[[特殊地形]]の例に漏れず、[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]や[[壌土からの生命/Life from the Loam]]で使い回せる。
 
*[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と組み合わせれば半永久的に[[チャンプブロック]]が可能。また[[墓地]]に落ちやすい[[特殊地形]]の例に漏れず、[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]や[[壌土からの生命/Life from the Loam]]で使い回せる。
*[[血染めの月/Blood Moon]]との相互作用はやや複雑。[[土地タイプ]]は上書きされるが、[[特殊タイプ]]や[[色指標]]は変化しないため、血染めの月の影響下では「クリーチャー・土地 ― 山・ドライアド、[[]]、1/1]」となる。森でなくなり山になるため、[[マナ能力]]は[[緑マナ]]でなく[[赤マナ]]を生む。
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*[[血染めの月/Blood Moon]]との相互作用はやや複雑。[[土地タイプ]]は上書きされるが、[[特殊タイプ]]や[[色指標]]は変化しないため、血染めの月の影響下では「クリーチャー・土地 ― [[]]・ドライアド、緑、1/1」となる。森でなくなり山になるため、[[マナ能力]]は[[緑マナ]]でなく[[赤マナ]]を生む。
 
**色指標導入以前は「緑である」という[[特性定義能力]]であり、血染めの月があるとそれが失われていたため、[[無色]]のクリーチャー・土地になっていた。
 
**色指標導入以前は「緑である」という[[特性定義能力]]であり、血染めの月があるとそれが失われていたため、[[無色]]のクリーチャー・土地になっていた。
  

2014年2月24日 (月) 20:50時点における版


Dryad Arbor / ドライアドの東屋
〔緑〕 土地 クリーチャー — 森(Forest) ドライアド(Dryad)

(ドライアドの東屋は呪文ではなく、召喚酔いの影響を受け、「(T):(緑)を加える。」を持つ。)

1/1

クリーチャーでありながら土地でもある少し変わったカード。初の「最初からが付いている土地」であり、また初の「パワーがある0マナのクリーチャー」でもある。(なお、パワーがある0マナのクリーチャーは、後にメムナイト/Memniteも登場している。)

土地であるため打ち消されることはないが、クリーチャーでもあるため戦場に出したターンは召喚酔いが適用されてしまいマナが出せない。マナ基盤としてはタップインの土地と同等と考えてよい。0マナ1/1と聞くとビートダウンデッキに向くように思えるが、実際は序盤の展開が遅れてしまうカードである。この点、緑マナが出せる1/1クリーチャーとしてラノワールのエルフ/Llanowar Elvesと比較されることもあるが、性質が全く違うことがわかるだろう。

土地兼クリーチャーというとミシュラランドも連想されるが、常時クリーチャーである点が大きく異なる。相手のソーサリー除去を回避できないだけでなく、自分が紅蓮地獄/Pyroclasmのような全体除去を使うと巻き添えになるのがネックである。もちろん土地のスロットでクリーチャーが確保できるのはデッキ構築のうえで便利ではあるのだが、同じ未来予知内に変異でクリーチャーになれる生けるものの洞窟/Zoetic Cavernがいるうえ、周辺の第10版モーニングタイドに優秀なミシュラランドが収録されているため、その用途で採用されることは少ない。

このカードの強みは、なんと言っても「」でも「のクリーチャー」でもある、ということ。森をサーチするカード(特にフェッチランド)でお手軽に戦場手札にクリーチャーを供給できるので、緑クリーチャー・カードが必要なコンボデッキでサーチしやすいパーツとして採用されたり、また逆に霊気の薬瓶/AEther Vial緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithなどのクリーチャーを戦場に出すカードで土地を出せるので、それらを採用したデッキのマナ加速要員として採用されたりする。

スタンダードではセレズニア対立ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryadなどでサーチすることを前提に採用されることが稀にあったが、マナ基盤の安定を第一とするデッキとは少々噛み合わず、大きな結果を残せないままローテーションで退場した。

ヴィンテージではドレッジに投入されている。マナを必要とせず虚空の杯/Chalice of the Voidなどにも妨害されずに戦場に出せるので、戦慄の復活/Dread Returnフラッシュバックコストにしたり、発掘と組み合わせた灰燼のグール/Ashen Ghoul冥界の影/Nether Shadowとの相性が非常に良い。

レガシーでは、自然の秩序/Natural Orderの餌として使用されている。フェッチランドで直接戦場に出て、いきなり大祖始/Progenitusなどが飛び出してくる。緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithを使用するデッキでもX=0の枠を埋める存在として1枚挿しされており、最序盤のマナ加速として重宝されている。

モダンにおいても緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith禁止カードに指定される以前ではよくセットで採用されていた。

From the Vault:Realmsに通常の新枠新規イラストで収録。「ドライアドの東屋は緑である。」は色指標に、注釈文フレイバー・テキストは省かれ、非常にシンプルなデザインとなった。しかしシンプルすぎて一見普通の森/Forestとほとんど差がないため、見間違いにはくれぐれも注意したい。

参考

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