向上呪文

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2020年5月31日 (日) 02:23時点におけるG-7 (トーク | 投稿記録)による版
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向上呪文(Enhanced Spell)とは、唱える際に特定の色マナ支払う効果が増すカードの総称[1]。それがクリーチャー呪文の場合は「向上クリーチャー」「強化クリーチャー」とも呼ばれる。

ラヴニカ・ブロックで初登場し、各ギルドにそれぞれ2枚存在する。シャドウムーア・ブロックでは混成カードになって登場。イコリア:巨獣の棲処でも久しぶりに再登場した。


Vigor Mortis / 死後剛直 (2)(黒)(黒)
ソーサリー

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に出す。この呪文を唱えるために(緑)が支払われていたなら、そのクリーチャーはその上に追加の+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。


目次

該当カード

ラヴニカ:ギルドの都
インスタントソーサリーのみ。ゴルガリのみアンコモン2枚、他はコモン・アンコモン1枚ずつ。対応するマナを支払うと効果が追加される。
ギルドパクト
クリーチャーのみ。オルゾフのみコモン・アンコモン1枚ずつ、他はコモン2枚。対応する色のマナを支払ったときにのみ誘発するETB能力を持つ。
ディセンション
クリーチャーのみ。全てアンコモン。対応する色のマナを支払わないと戦場に残れず、生け贄に捧げられる。また、そのすべてがそれとは別にETB能力を持っている。「向上させればクリーチャーがオマケについてくる」というスタイル。のちのETB能力持ち想起エレメンタルに近い。
シャドウムーア
インスタントかソーサリーのみ。全てアンコモンの友好2色混成カード。払った色マナによって効果が違い、両方の色マナを支払ったときにのみ両方の効果が発揮される。
イーブンタイド
インスタントかソーサリーのみ。全てアンコモンの対抗2色混成カード。払った色マナによって効果が違い、両方の色マナを支払ったときにのみ両方の効果が発揮される。
イコリア:巨獣の棲処
のみインスタントで他はソーサリー。全て単色のレアで、対抗2色のマナを支払うと強化される。不特定マナが(2)に統一されているため、条件を満たすためには全てのマナ・コストを指定された色で支払うことになる。

ルール詳細

  • キッカーのように、追加コストとしてマナを支払うのではない。不特定マナ・コストの部分に特定の色のマナを支払うということである。
    • 例えば死後剛直/Vigor Mortisならば、(2)(黒)(黒)(緑)ではなく、(1)(黒)(黒)(緑)となる。(◇)(黒)(黒)(緑)や(青)(黒)(黒)(緑)などで支払えばよい。
  • 追加効果は、使うか使わないかを任意に選べるものではない。特定のマナを支払った場合、追加効果の発揮は強制である。
  • 特定のマナを複数支払ったとしても、追加効果が増すことはない。
  • 太陽の拳/Fist of Suns代替コストで(白)(青)(黒)(赤)(緑)が支払われた場合でも、その向上呪文は追加の効果を得ることができる。
  • 血の呼び水/Blood Funnelなどによって不特定マナ・コストがすべて軽減されていると、普通別の色のマナは支払えないので、追加の効果は得られない。
  • 唱える以外の方法で向上クリーチャーが戦場に出た場合、コストとしてマナが支払われていないので、特定の色のマナを支払ったことによる恩恵は受けられない。
  • コストに支払われたマナの色はコピー可能な値ではない。よって、向上呪文をコピーした場合、コピーの方で追加の効果を得られることはない。
  • クローン/Cloneなどで向上クリーチャーをコピーした場合、それを唱えるに際して支払ったマナが参照される。
  • カードそのものは単色だがルール文章中にマナ・シンボルを含むため固有色は多色になる。

その他

フィフス・ドーン烈日はこのメカニズムの5色版とも言える。また、エルドレインの王権では逆に単色版と言える一徹が登場した。

脚注

  1. ラヴニカ:ギルドの都のリリースノートから使われ、ラヴニカ・ブロックに関する記事などでも使用される。(Dissension’s EnhancementsLatest Developments 2006年4月21日 Aaron Forsythe著))

参考

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