透かし

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透かし/Watermarkとは、一部のカード文章欄の背景に大きく印刷されるマークである。

目次

解説

通常のゲームにおいて、透かしの有無や種類がルール効果で参照されることはない。例えばラヴニカ:ギルドの都収録の透かしがある稲妻のらせん/Lightning Helixカード画像)と、Modern Mastersなどで再録された透かしがない稲妻のらせん(カード画像)でゲーム上の差異が生じることはない。ただし、ミラディンの傷跡ゲームデーにおける陣営デッキ構築ルールのように、透かしを参照する特別なルールが用いられることはある。

透かしの用途は様々だが、特に複数の勢力が存在する次元/Planeを舞台とするブロックにおいて、そのカードがどの勢力に所属しているのかを分かりやすく示すために用いられることが多い。その場合、基本的に以下の原則に従う。

  1. 各勢力が色の組み合わせに対応している場合、その組み合わせのすべての色に関連するカード(多色カード、混成カード2色土地など)は対応する勢力の透かしを持つ。
  2. 各勢力に固有のメカニズム(キーワード能力キーワード処理能力語など)が与えられている場合、そのメカニズムを用いるカードは対応する勢力の透かしを持つ。

なおプレインズウォーカー・カードは、それが上記の原則に該当していても、あるいはストーリー上で特定の勢力に所属しているキャラクターのものであっても、透かしを持たない。特定の次元に縛られることのないプレインズウォーカー/Planeswalkerは、本質的にはその勢力に所属しているとは言えないからである。彼らはその気になればその勢力を見捨てて次元を去ることもできる。Doug Beyerはこの問題について、「プレインズウォーカーは本質的にはそれぞれが一つの勢力である」と述べている[1]

透かし一覧

タルキール覇王譚ブロック

それぞれのカードが所属する氏族/Clanのシンボル。

運命再編における運命の選択を暗示するカードのプレミアム・カード版には、見る角度によってエキスパンション・シンボルが変わる特殊なホログラム仕様の透かしが印刷されている。

コンスピラシー

ミラディンの傷跡ブロック

ラヴニカ・ブロックラヴニカへの回帰ブロック

それぞれのカードが所属するギルド/Guildのシンボル。

ラヴニカへの回帰ブロックでは、その多くが見直されリメイクされた[2]

アンヒンジド

プレミアム・カードの一部に、様々な透かしが印刷されている。

Aesthetic Consultation
Farewell to Arms
Mana Screw
Monkey Monkey Monkey‎
Mox Lotus‎
My First Tome‎
Shoe Tree‎
When Fluffy Bunnies Attack‎

プロモーション・カード

土地

ポータル系列、第6版以降の基本セットメルカディアン・マスクス以降のエキスパンションの、主に基本土地

透かしとは若干異なるが、マナ・シンボルが大きく印刷されている。

平地/Plains
冠雪の平地/Snow-Covered Plains
島/Island
冠雪の島/Snow-Covered Island
沼/Swamp
冠雪の沼/Snow-Covered Swamp
山/Mountain
冠雪の山/Snow-Covered Mountain
森/Forest
冠雪の森/Snow-Covered Forest
ドライアドの東屋/Dryad ArborFrom the Vault:Realms版)
つぶやき林/Murmuring BoskFrom the Vault:Realms版)

脚注

  1. Spreading the Infection/感染拡大Daily MTG、Savor the Flavor、文:Doug Beyer、訳:若月繭子
  2. The Look of Return to Ravnica/ラヴニカへの回帰の眺め(Daily MTG、Feature、文:Jeremy Jarvis、訳:若月繭子)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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