双頭巨人戦

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==ルール==
 
==ルール==
 
それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。
 
それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。
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*[[共有チーム・ターン]]において、[[ゲーム]]中になんらかの意見が揃わなかった場合、主プレイヤー(各チームで一番右に座っているプレイヤー)が最終的な決定権を持つ。
  
 
[[ライフ]]は共有されるが、それ以外の[[リソース]]([[マナ]]、[[手札]]の[[カード]]など)は共有されない。ただし、[[チームメイト]]との意思疎通は自由である。
 
[[ライフ]]は共有されるが、それ以外の[[リソース]]([[マナ]]、[[手札]]の[[カード]]など)は共有されない。ただし、[[チームメイト]]との意思疎通は自由である。
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===戦闘===
 
===戦闘===
「[[共有チーム・ターン]]」の戦闘ルールを用いる。これは[[ドミナリア]]発売に伴う[[2018年]]4月の総合ルール更新により変更された。具体的には、攻撃側チームの攻撃クリーチャーは防御側チームのどのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃するか選ぶ。防御側チームは、チームのどのプレイヤーを攻撃しているかに関わらずチームを攻撃しているクリーチャーを協力してブロックすることができる。
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「[[共有チーム・ターン]]」の戦闘ルールを用いる。具体的には、攻撃側チームの攻撃クリーチャーは防御側チームのどのプレイヤーか[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を攻撃するか選ぶ。防御側チームは、チームのどのプレイヤーを攻撃しているかに関わらずチームを攻撃しているクリーチャーを協力してブロックすることができる。
  
====過去のルール====
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[[攻撃プレイヤー]]」および「[[防御プレイヤー]]」は、それらの内1人のプレイヤーだけを指す。チーム全体を単一のプレイヤーとみなすわけではない。
各チームの[[クリーチャー]]は、チームごとに他のチームを[[攻撃]]する。[[アクティブ・プレイヤー|アクティブ・チーム]]は「'''攻撃チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[攻撃プレイヤー]]」となる。同様に、非アクティブ・チームは「'''防御チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[防御プレイヤー]]」となる。
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[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、攻撃チームは[[攻撃クリーチャー]]を指定する。いずれかの防御プレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[オブジェクト]]の[[効果]][[テフェリーの濠/Teferi's Moat]]など)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。
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*例1:防御側チームの一方のプレイヤー(A)が[[プロパガンダ/Propaganda]][[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合、もう一方のプレイヤー(B)を攻撃することを選ぶのならばマナを[[支払う]]必要はない。
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*例2:防御側チームの一方のプレイヤー(A)が[[沼]]をコントロールしており、もう一方のプレイヤー(B)がしていない場合、沼[[土地渡り|渡り]]を持つクリーチャーが[[ブロックされない]]のは(A)または(A)のコントロールするプレインズウォーカーを攻撃することを選んだときのみである。
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*例3:[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]がプレイヤー(A)に攻撃したなら、(A)の[[ライブラリー]]のみを[[削る]]。
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*例4:あなたは[[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]を含め2体のクリーチャーをコントロールしている。攻撃側チームの一方のプレイヤー(A)はクリーチャー(a)のみ、もう一方のプレイヤー(B)はクリーチャー(b)と(c)の2体をコントロールしており、それら3体すべてで攻撃された。この場合、ゴブリンのうすのろがブロックに参加できるのは(a)をブロックすることを選んだ場合のみである。
  
[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、防御チームは[[ブロック・クリーチャー]]を指定する。防御チームによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]は一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。
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[[共有チーム・ターン]]の項目も参照。
 
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[[戦闘ダメージ・ステップ]]開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]かを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。
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*[[単発的効果]]や[[特性定義能力]]が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは[[能力]]の[[コントローラー]]が選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の[[誘発型能力]]は、[[解決]]時に選んだ防御チームのうちのいずれか一方のプレイヤーの[[ライブラリー]]を[[削る]]。
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*他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較([[土地渡り]]のように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較([[ごますりモグ/Mogg Toady]]のように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較([[シー・モンスター/Sea Monster]]のように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、防御プレイヤーのいずれかが[[森]]をコントロールしている場合、森渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ごますりモグはブロックに参加できる。
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===勝敗===
 
===勝敗===
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**例えば、いずれかのプレイヤーが[[白金の天使/Platinum Angel]]をコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その[[対戦相手]]のチームは勝利しない。
 
**例えば、いずれかのプレイヤーが[[白金の天使/Platinum Angel]]をコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その[[対戦相手]]のチームは勝利しない。
 
*プレイヤーが[[投了]]したら、そのチームは即座に[[ゲーム]]から離れ、そのチームの敗北となる。
 
*プレイヤーが[[投了]]したら、そのチームは即座に[[ゲーム]]から離れ、そのチームの敗北となる。
*[[毒カウンター]]はチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する(2011年4月からの変更)。かつてはプレイヤーごとにカウントであり、個人戦と同様10個で敗北になっていた。[http://mtg-jp.com/publicity/001288/]
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*[[毒カウンター]]はチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する。
  
 
==トーナメント==
 
==トーナメント==
2005年10月1日から、[[トーナメント]]における多人数戦の対戦形式として[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]([[シールド]]のみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。
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[[2005年]]10月1日から、[[トーナメント]]における多人数戦の対戦形式として[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]([[シールド]]のみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。
  
2007年から、ついに[[プロツアー]]の種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーは[[プロツアーサンディエゴ07]]。
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[[2007年]]から、ついに[[プロツアー]]の種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーは[[プロツアーサンディエゴ07]]。
  
 
[[マッチ]]の勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、[[認定大会]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。
 
[[マッチ]]の勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、[[認定大会]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。
  
 
[[プレリリース]]でも双頭巨人戦が採用される会場もある。
 
[[プレリリース]]でも双頭巨人戦が採用される会場もある。
 
==その他==
 
*2006年10月に、一旦「[[先攻]]チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」となった。しかし、2007年5月に元に戻った。
 
*各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。
 
**このようなゲームは'''三頭巨人戦'''、'''四頭巨人戦'''と呼ばれることもある。
 
**「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。
 
*フォーマット名と[[カード名|同名]]のカードが登場した。(→[[双頭巨人/Two-Headed Giant]])
 
*双頭巨人戦を推奨した[[カード・セット]]、'''[[バトルボンド]]'''が発売予定。
 
  
 
==禁止カード==
 
==禁止カード==
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※[[ヴィンテージ]]のみで適用。
 
※[[ヴィンテージ]]のみで適用。
 
*[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]]
 
*[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]]
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==過去のルール==
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===戦闘に関する過去のルール===
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現在のルールは[[ドミナリア]]発売に伴う[[2018年]]4月の総合ルール更新<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/dominaria-update-bulletin-2018-04-13 Dominaria Update Bulletin](News [[2018年]]4月13日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>により変更されたものである。それ以前のルールは以下の通り。
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*各チームの[[クリーチャー]]は、チームごとに他のチームを[[攻撃]]する。[[アクティブ・プレイヤー|アクティブ・チーム]]は「'''攻撃チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[攻撃プレイヤー]]」となる。同様に、非アクティブ・チームは「'''防御チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[防御プレイヤー]]」となる。
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*[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、攻撃チームは[[攻撃クリーチャー]]を指定する。いずれかの防御プレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[オブジェクト]]の[[効果]]([[プロパガンダ/Propaganda]]など)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。
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*[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、防御チームは[[ブロック・クリーチャー]]を指定する。防御チームによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]は一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。
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*[[戦闘ダメージ・ステップ]]開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]かを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。
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*[[単発的効果]]や[[特性定義能力]]が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは[[能力]]の[[コントローラー]]が選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の[[誘発型能力]]は、[[解決]]時に選んだ防御チームのうちのいずれか一方のプレイヤーの[[ライブラリー]]を[[削る]]。
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*他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較([[土地渡り]]のように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較([[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]のように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較([[シー・モンスター/Sea Monster]]のように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、防御プレイヤーのいずれかが[[沼]]をコントロールしている場合、沼渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ゴブリンのうすのろはブロックに参加できる。
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===その他の過去のルール===
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*2006年10月に「[[先攻]]チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」というルールに変更された。しかし、2007年5月に元に戻された。
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*毒カウンターに関しては、かつてはプレイヤーごとにカウントしており、個人戦と同様10個で敗北になっていた。[[2011年]]4月からの総合ルール更新<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/march-18-2011-dci-banned-restricted-list-announcement-2011-03-18 March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement]/[http://mtg-jp.com/publicity/001288/ 2011年3月18日制限禁止リスト告知](News 2011年3月18日 [[WotC]]著)</ref>により、現在のルールになった。
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==その他==
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*各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。
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**このようなゲームは'''三頭巨人戦'''、'''四頭巨人戦'''と呼ばれることもある。
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**「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。
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*フォーマット名と[[カード名|同名]]のカードが登場した。(→[[双頭巨人/Two-Headed Giant]])
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*[[バトルボンド]]は双頭巨人戦を強く推奨した[[カード・セット]]である。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==

2018年6月10日 (日) 18:09時点における版

双頭巨人戦/Two-Headed Giantは、多人数戦変種ルールの1つで、CR:810に定められている。2人1組の2チームで対戦を行う形式。

目次

ルール

それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。

  • 共有チーム・ターンにおいて、ゲーム中になんらかの意見が揃わなかった場合、主プレイヤー(各チームで一番右に座っているプレイヤー)が最終的な決定権を持つ。

ライフは共有されるが、それ以外のリソースマナ手札カードなど)は共有されない。ただし、チームメイトとの意思疎通は自由である。

その他の特徴について以下に述べる。

ライフ

ライフは各チームで共有される。これを「共用ライフ」と呼ぶ。共用ライフ総量の初期値は30点であり、チームの共用ライフが0点以下であるチームは、状況起因処理により敗北する。

詳しくは共用ライフの項目を参照。

ターンの進行

ターンは、プレイヤーごとではなくチームごとに進行する。

詳しくは共有チーム・ターンの項目を参照。

また追加のルールとして、先攻チームは最初のターンのドロー・ステップ飛ばす

戦闘

共有チーム・ターン」の戦闘ルールを用いる。具体的には、攻撃側チームの攻撃クリーチャーは防御側チームのどのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃するか選ぶ。防御側チームは、チームのどのプレイヤーを攻撃しているかに関わらずチームを攻撃しているクリーチャーを協力してブロックすることができる。

攻撃プレイヤー」および「防御プレイヤー」は、それらの内1人のプレイヤーだけを指す。チーム全体を単一のプレイヤーとみなすわけではない。

  • 例1:防御側チームの一方のプレイヤー(A)がプロパガンダ/Propagandaコントロールしている場合、もう一方のプレイヤー(B)を攻撃することを選ぶのならばマナを支払う必要はない。
  • 例2:防御側チームの一方のプレイヤー(A)がをコントロールしており、もう一方のプレイヤー(B)がしていない場合、沼渡りを持つクリーチャーがブロックされないのは(A)または(A)のコントロールするプレインズウォーカーを攻撃することを選んだときのみである。
  • 例3:道理の宿敵/Nemesis of Reasonがプレイヤー(A)に攻撃したなら、(A)のライブラリーのみを削る
  • 例4:あなたはゴブリンのうすのろ/Goblin Goonを含め2体のクリーチャーをコントロールしている。攻撃側チームの一方のプレイヤー(A)はクリーチャー(a)のみ、もう一方のプレイヤー(B)はクリーチャー(b)と(c)の2体をコントロールしており、それら3体すべてで攻撃された。この場合、ゴブリンのうすのろがブロックに参加できるのは(a)をブロックすることを選んだ場合のみである。

共有チーム・ターンの項目も参照。

勝敗

基本的には個人戦と同様に決まるが、いくつかの例外がある。

  • チームの共用ライフが0点以下になったチームは状況起因処理により敗北する。
  • チーム単位でのみ勝敗が存在し、プレイヤー個人での勝敗は存在しない。いずれかのプレイヤーが勝利(敗北)となれば、そのチームが勝利(敗北)になる。また、効果によっていずれかのプレイヤーが勝利(敗北)できない場合、そのプレイヤーのチームは勝利(敗北)できない。
    • 例えば、いずれかのプレイヤーがライブラリーが0枚のときにカードを引こうとしたら、そのプレイヤーは状況起因処理により敗北し、そしてそのプレイヤーのチームは敗北する。そのチームメイトのライブラリーにはカードが残っていたとしても関係ない。
    • 例えば、いずれかのプレイヤーが白金の天使/Platinum Angelをコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その対戦相手のチームは勝利しない。
  • プレイヤーが投了したら、そのチームは即座にゲームから離れ、そのチームの敗北となる。
  • 毒カウンターはチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する。

トーナメント

2005年10月1日から、トーナメントにおける多人数戦の対戦形式として構築エターナルリミテッドシールドのみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。

2007年から、ついにプロツアーの種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーはプロツアーサンディエゴ07

マッチの勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、認定大会ではゲームの敗北のペナルティの代わりにマッチ・ポイントを1点失う裁定が下される。

プレリリースでも双頭巨人戦が採用される会場もある。

禁止カード

リミテッドでは適用されない。

制限カード

ヴィンテージのみで適用。

過去のルール

戦闘に関する過去のルール

現在のルールはドミナリア発売に伴う2018年4月の総合ルール更新[1]により変更されたものである。それ以前のルールは以下の通り。

  • 各チームのクリーチャーは、チームごとに他のチームを攻撃する。アクティブ・チームは「攻撃チーム」となり、そのチームの各プレイヤーは「攻撃プレイヤー」となる。同様に、非アクティブ・チームは「防御チーム」となり、そのチームの各プレイヤーは「防御プレイヤー」となる。
  • 攻撃クリーチャー指定ステップの開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーを指定する。いずれかの防御プレイヤーがコントロールするオブジェクト効果プロパガンダ/Propagandaなど)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。
  • ブロック・クリーチャー指定ステップの開始に際して、防御チームはブロック・クリーチャーを指定する。防御チームによるブロックは一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。
  • 戦闘ダメージ・ステップ開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように戦闘ダメージ割り振るかを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。
  • 単発的効果特性定義能力が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは能力コントローラーが選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。
  • 他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較(土地渡りのように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較(ゴブリンのうすのろ/Goblin Goonのように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較(シー・モンスター/Sea Monsterのように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。
    • 例えば、防御プレイヤーのいずれかがをコントロールしている場合、沼渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ゴブリンのうすのろはブロックに参加できる。

その他の過去のルール

  • 2006年10月に「先攻チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」というルールに変更された。しかし、2007年5月に元に戻された。
  • 毒カウンターに関しては、かつてはプレイヤーごとにカウントしており、個人戦と同様10個で敗北になっていた。2011年4月からの総合ルール更新[2]により、現在のルールになった。

その他

  • 各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。
    • このようなゲームは三頭巨人戦四頭巨人戦と呼ばれることもある。
    • 「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。
  • フォーマット名と同名のカードが登場した。(→双頭巨人/Two-Headed Giant
  • バトルボンドは双頭巨人戦を強く推奨したカード・セットである。

脚注

  1. Dominaria Update Bulletin(News 2018年4月13日 Eli Shiffrin著)
  2. March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement/2011年3月18日制限禁止リスト告知(News 2011年3月18日 WotC著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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