幽霊街/Ghost Quarter

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2022年9月27日 (火) 03:43時点における版


土地破壊能力を持つ土地ルール文章の途中までは、かの露天鉱床/Strip Mineと同じである。しかしその後には「そのコントローラー基本土地を探し戦場に出す」というペナルティが続く。

ペナルティの存在ゆえ、これで対戦相手の土地を破壊した場合、自分だけ土地を減らしていることになり、ボード・アドバンテージテンポ・アドバンテージを同時に失うことになる。ショックランドバウンスランド本拠地ランド木の葉ドレイクの休息地/Leafdrake Roostといった強力な土地や関連カードが横行するラヴニカ・ブロックに登場したのは救いであり、これらのような、アドバンテージを損失してでも除去したい強力な土地への対策カードとして利用価値がある。例えば5CGやそれに準ずる多色デッキが流行るようなら、対戦相手のマナ基盤を崩せるだろう。基本でない土地が戦略の重要な位置を占めるウルザトロンなどへの妨害なら、これでも十分な効果を発揮できる。

不毛の大地/Wastelandが使用できないモダンでは、デッキカラーを選ばない基本でない土地対策として採用されることがある。類似カードの地盤の際/Tectonic Edgeと競合する形になるが、こちらは起動コストのマナや起動条件が無いため、極端に言えば1ターン目からこれ1枚のみでも、危険な土地を破壊あるいは牽制できる利点がある。余分な土地をアドバンテージに変換する目的で採用されることが多い地盤の際に対し、例えば土地3枚だけで十分な威力を発揮するため、地盤の際があまり有効ではないウルザトロン対策など、特定の土地やデッキへのピンポイントな対策として用いられることが多い。

また、モダンエターナルでは基本土地を数枚しか入れていない、タッチカラーの基本土地に至っては1枚しか入れていないということも多々あるため、状況によっては基本土地が枯渇するまで基本土地を狙う戦術も十分通用する。

  • 登場当初は、基本土地を破壊しても代わりに同じ基本土地をサーチされてしまうため土地破壊としての意味はほとんど無く、したがって露天鉱床というよりも不毛の大地/Wasteland劣化版という見方が多かった。

ルール

  • コスト支払い対象の決定後なので、2番目の能力をその幽霊街自身を対象に起動することができる。ただしこの場合、能力解決時に対象が全て不正な対象となる(いわゆる立ち消え)ため、基本土地を探して戦場に出すことはできない。

利用

そのまま使う

なんらかの手段でペナルティを補って使う

自分の土地に対して使う

ストーリー

幽霊街/Ghost Quarterラヴニカ/Ravnicaに存在する地域でアギレム/Agyremと呼ばれる。ドミナリア/Dominariaで発生した次元/Planeの大変動で時の裂け目/Time Riftが生じたが、副次的な産物として、ラヴニカ次元そのものが他の多元宇宙/Multiverseと切り離された結果、死者の魂がそこに残って溜まっていき、ついには幽霊街が作り出された(参考)。時の裂け目が修復されたラヴニカへの回帰ブロックの時代には幽霊街は消失している。

アギレム/Agyremとして次元カード化もされている。

イニストラードにも登場。こちらは単に、死者の霊魂で溢れるイニストラード/Innistradの不気味な幽霊のはびこる街をイメージしての再登場だろう。

類似カード

その他

参考

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