Mishra's Workshop
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ヴィンテージ環境を凶悪たらしめている諸悪の根源の1つであり、重いアーティファクトを素早く唱えるには必須のカードである。用途に制限はあるものの、そのために特化されたデッキにおいては凶悪性を遺憾なく発揮できる。
登場当初はそれほど強力なアーティファクトが存在しなかったためまだマシだったが、高性能アーティファクト(隔離するタイタン/Sundering Titanや精神隷属器/Mindslaverなど)が満載のミラディン・ブロックの登場で一気に最悪クラスのマナ加速へのし上がった。ヴィンテージの茶単デッキ(スタックスや5/3、MUD)を支えるキーカード。その後も強力なアーティファクトが登場する度に強化されたそれらのデッキは、自身の名前を冠してワークショップと呼ばれることも。
- ヴィンテージにおける3強の一角を占めるカードと評されたこともある。マナ吸収/Mana Drain、苦悶の触手/Tendrils of Agonyが他の2者[1]。
- 最強にして最悪クラスのマナ加速カードではあるが、ここから飛び出てくる抵抗の宝球/Sphere of Resistanceなどが高速コンボデッキ等を抑え込んでいるためにヴィンテージがフォーマットとして成り立っている、つまり一種の抑止力になっているという見方もできる。「毒をもって毒を制す」のような話ではあるが。
[編集] 禁止・制限指定
タイプ1(現ヴィンテージ)では、1994年6月13日より制限カードに指定されていたが、1997年10月1日に制限解除されている[2]。
レガシーでは、タイプ1.5からの移行に伴い、2004年9月20日に禁止カードに指定される[3]。タイプ1.5で支配的なパワーカードの一つであり、その強さと稀少性からフォーマットへの参入障壁となっていたため[4]。
2025年4月22日、統率者戦においてゲームチェンジャー・カードに指定された。入手の難しさから使用率は高くないものの、高速マナ加速に関して統率者委員会が定めている閾値を越えてしまっているため[5]。
[編集] 関連カード
- ウルザの作業場/Urza's Workshop - 兄の「Workshop」。金属術を達成するとウルザの土地の数だけ用途無制限の無色マナを生む。(兄弟戦争統率者デッキ)
- Mishra's Toy Workshop - アン・ゲーム仕様のパロディ版。トークン専用のマナを生み出すがそのトークンはおもちゃになる。(ホリデーギフトカード)
[編集] 脚注
- ↑ Cards are for Playing, not Banning!/カードは使ってこそ、禁止だなんて!(共にInternet Archive、 Latest Developments 2005年12月2日 Aaron Forsythe著)
- ↑ Card Rulings Summary Updated 00/11/18
- ↑ September 2004 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: the Gathering(Internet Archive)(DCI 2004年9月1日)
- ↑ September B&R List Update(Internet Archive)(Latest Developments 2004年9月3日 Aaron Forsythe著)
- ↑ Commander Brackets Beta Update – April 22, 2025/2025年4月22日 統率者戦ブラケット(ベータ版)更新(Daily MTG 2025年4月22日 Gavin Verhey著)
[編集] 参考
- 壁紙 (Magic Online Holiday Cube draft) (Daily MTG)
- 複数マナを出せる土地カード
- ミシュラ/Mishra(背景世界/ストーリー用語)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:アンティキティー - アンコモン1
- カード個別評価:Vintage Masters - 神話レア
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア