スタックス
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− | [[ | + | 初期は、上記の[[アーティファクト]]に加え、[[抵抗の宝球/Sphere of Resistance]]を中心としたコントロールデッキだった。[[ミラディン]]以降、[[重い]]ながらも強力なアーティファクトが続出したため、様々なバージョンが誕生していく。[[三なる宝球/Trinisphere]]が組み込まれたものは特に'''トリニスタックス'''などと呼ばれる(→[[#サンプルレシピ2]])。これは開始1[[ターン]]目で完全なロック状態になってしまう場合もあり得、そんなげんなり感もあってか三なる宝球は[[制限カード]]に指定された。 |
− | + | [[プレイング]]の難しさでは数あるコントロールデッキでも随一。[[デッキ]]の中枢となるアーティファクトの多くが自分にもデメリットを課すタイプのものであり、相手の行動の阻害と[[あなた|自分]]への被害の軽減の両方を考えながら行動しなければならない。[[プレイヤー]]のセンスが問われるデッキである。 | |
− | + | *デッキ名の「Stax」とは、もともと「$t4Ks」と書かれていたもの(→[[#サンプルレシピ1]])。これは、「The $4,000 Solution(4000ドルに値する解決策)」の頭文字をもじったものだそうだ。もっとも、[[パワー9]]の他Mishra's Workshopも4枚必要とするこのデッキを4000ドルで作るのは今となっては難しいため、キーカードである煙突/Smoke'''stack'''と[[抵抗の宝球/Sphere of Resistance]]のような[[コスト増加カード]]による'''課税'''('''Tax''')の意味と解されることも多い<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/reconstructed/staxing-deck-2013-05-24 Staxing the Deck](Reconstructed [[2013年]]5月28日)</ref>。 | |
− | + | [[アメジストのとげ/Thorn of Amethyst]]や[[磁石のゴーレム/Lodestone Golem]]が登場して以降、茶単系デッキの主流は[[5/3]]、及びその派生型である[[MUD]]に遷っていった。 | |
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− | + | ゴブリンの溶接工の[[赤]]に加え、パワー9の[[青]]と、[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]や[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]の[[黒]]の3[[色]]を[[タッチ]]するのが最もオーソドックスな構成である。さらに[[白]]や[[緑]]まで足したものや、[[赤単色デッキ|赤単色]]のタイプも存在する。 | |
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− | + | 赤単の例としては、2005年のCG Power Nine Tournament Seriesで優勝したUba Staxが挙げられる。これは[[姥の仮面/Uba Mask]]を採用し、当時[[トップメタ]]だった[[ワールドゴージャー]]を強烈に[[メタる]]デッキだった。また色を赤に統一した分、姥の仮面および[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]と抜群の相性を持つ[[Bazaar of Baghdad]]を入れる余裕が出来ている。 | |
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+ | *[[三なる宝球/Trinisphere]][[制限カード|制限]]前の、'''トリニスタックス'''と呼ばれるタイプ。 | ||
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+ | **[[ヴィンテージ選手権05]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage05/welcome 参考]) | ||
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|1||[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]|||| | |1||[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]|||| | ||
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− | |1||[[Demonic Tutor]]|||| | + | |1||[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]|||| |
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|1||[[Ancestral Recall]]|||| | |1||[[Ancestral Recall]]|||| | ||
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− | * | + | *三なる宝球制限後のタイプ。 |
− | == | + | ==Uba Stax== |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[Magic Online]] Constructed Vintage Event 2016/Jun/15 #9811488 3-1([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-daily-2016-06-16 参考]) |
− | **使用者: | + | **使用者:JuggernautGO |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ヴィンテージ]] | + | **[[ヴィンテージ]](~[[イニストラードを覆う影]]) |
− | + | {{#MagicFactory:df320988}} | |
− | {{#MagicFactory: | + | *[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0017136/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:Uba Stax(ヴィンテージ)]も参照。 |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[ | + | <references /> |
+ | *[[5/3]] | ||
+ | **[[MUD]] | ||
+ | *[[ワークショップ]] | ||
+ | *[[ティンカー・スタックス]] | ||
*[[白スタックス]] | *[[白スタックス]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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+ | {{DEFAULTSORT:すたつくす}} | ||
+ | [[Category:無色デッキ]] | ||
+ | [[Category:コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:無色コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:ロックデッキ]] | ||
+ | [[Category:アーティファクトデッキ]] | ||
+ | [[Category:ヴィンテージデッキ]] |
2024年1月14日 (日) 21:08時点における最新版
スタックス(Stax)は、ヴィンテージにおける茶単コントロールデッキ。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 工匠(Artificer)
(T):プレイヤー1人がコントロールするアーティファクト1つと、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。両方の対象がこの能力の解決時に適正である場合、そのプレイヤーはそのアーティファクトを生け贄に捧げると同時にそのアーティファクト・カードを戦場に戻す。
1/1アーティファクト
消散4(このアーティファクトは、その上に消散(fade)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはからみつく鉄線の上に置かれている消散カウンター1個につき、そのプレイヤーがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つをタップする。
Mishra's Workshopという強力なマナ基盤によってからみつく鉄線/Tangle Wireや煙突/Smokestackなどを展開、さらにそれらをゴブリンの溶接工/Goblin Welderで使いまわし対戦相手のマナを拘束するロックデッキである。
初期は、上記のアーティファクトに加え、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceを中心としたコントロールデッキだった。ミラディン以降、重いながらも強力なアーティファクトが続出したため、様々なバージョンが誕生していく。三なる宝球/Trinisphereが組み込まれたものは特にトリニスタックスなどと呼ばれる(→#サンプルレシピ2)。これは開始1ターン目で完全なロック状態になってしまう場合もあり得、そんなげんなり感もあってか三なる宝球は制限カードに指定された。
プレイングの難しさでは数あるコントロールデッキでも随一。デッキの中枢となるアーティファクトの多くが自分にもデメリットを課すタイプのものであり、相手の行動の阻害と自分への被害の軽減の両方を考えながら行動しなければならない。プレイヤーのセンスが問われるデッキである。
- デッキ名の「Stax」とは、もともと「$t4Ks」と書かれていたもの(→#サンプルレシピ1)。これは、「The $4,000 Solution(4000ドルに値する解決策)」の頭文字をもじったものだそうだ。もっとも、パワー9の他Mishra's Workshopも4枚必要とするこのデッキを4000ドルで作るのは今となっては難しいため、キーカードである煙突/Smokestackと抵抗の宝球/Sphere of Resistanceのようなコスト増加カードによる課税(Tax)の意味と解されることも多い[1]。
アメジストのとげ/Thorn of Amethystや磁石のゴーレム/Lodestone Golemが登場して以降、茶単系デッキの主流は5/3、及びその派生型であるMUDに遷っていった。
[編集] 補色
ゴブリンの溶接工の赤に加え、パワー9の青と、ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willや悪魔の教示者/Demonic Tutorの黒の3色をタッチするのが最もオーソドックスな構成である。さらに白や緑まで足したものや、赤単色のタイプも存在する。
赤単の例としては、2005年のCG Power Nine Tournament Seriesで優勝したUba Staxが挙げられる。これは姥の仮面/Uba Maskを採用し、当時トップメタだったワールドゴージャーを強烈にメタるデッキだった。また色を赤に統一した分、姥の仮面および世界のるつぼ/Crucible of Worldsと抜群の相性を持つBazaar of Baghdadを入れる余裕が出来ている。
[編集] サンプルレシピ1
- 備考
- タイプ1選手権03 ベスト8
- 使用者:Kevin Cron
- フォーマット
- "$t4Ks"と名付けられた、元祖スタックス。
[編集] サンプルレシピ2
Trinistax [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 三なる宝球/Trinisphere制限前の、トリニスタックスと呼ばれるタイプ。
[編集] サンプルレシピ3
- 備考
- ヴィンテージ選手権05 優勝 (参考)
- 使用者:Roland Chang
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (8) | 3 | 虚空の杯/Chalice of the Void | |
1 | 銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem | 2 | 窒息/Choke |
1 | トリスケリオン/Triskelion | 1 | 道化の帽子/Jester's Cap |
1 | 隔離するタイタン/Sundering Titan | 3 | 赤霊破/Red Elemental Blast |
1 | ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman | 2 | 浄化の印章/Seal of Cleansing |
4 | ゴブリンの溶接工/Goblin Welder | 2 | トーモッドの墓所/Tormod's Crypt |
呪文 (34) | 2 | ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic | |
1 | Mox Sapphire | ||
1 | Mox Pearl | ||
1 | Mox Emerald | ||
1 | Mox Ruby | ||
1 | Mox Jet | ||
1 | ブラック・ロータス/Black Lotus | ||
1 | 魔力の墓所/Mana Crypt | ||
1 | 魔力の櫃/Mana Vault | ||
1 | 太陽の指輪/Sol Ring | ||
3 | 抵抗の宝球/Sphere of Resistance | ||
3 | 世界のるつぼ/Crucible of Worlds | ||
1 | 三なる宝球/Trinisphere | ||
4 | からみつく鉄線/Tangle Wire | ||
4 | 煙突/Smokestack | ||
1 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor | ||
1 | 悪魔の教示者/Demonic Tutor | ||
1 | Ancestral Recall | ||
1 | 修繕/Tinker | ||
3 | 知識の渇望/Thirst for Knowledge | ||
1 | 輪作/Crop Rotation | ||
1 | 剣を鍬に/Swords to Plowshares | ||
1 | 天秤/Balance | ||
土地 (18) | |||
1 | 蛮族のリング/Barbarian Ring | ||
1 | 露天鉱床/Strip Mine | ||
1 | トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy | ||
3 | 宝石鉱山/Gemstone Mine | ||
4 | 真鍮の都/City of Brass | ||
4 | Mishra's Workshop | ||
4 | 不毛の大地/Wasteland |
- 三なる宝球制限後のタイプ。
[編集] Uba Stax
- 備考
- Magic Online Constructed Vintage Event 2016/Jun/15 #9811488 3-1(参考)
- 使用者:JuggernautGO
- フォーマット
Uba Stax [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 参考
- ↑ Staxing the Deck(Reconstructed 2013年5月28日)