白スタックス

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

白スタックス (White Stax/Angel Stax)は、レガシーに存在するコントロールデッキスタックスの派生である。賛美されし天使/Exalted Angelメインに投入されている形は「Angel Stax」とも呼ばれる。

目次

[編集] 概要

次元の混乱幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacleを獲得したことで見られるようになったデッキである。

裏切り者の都/City of Traitors古えの墳墓/Ancient Tombマナ加速から強力なアーティファクトを用いてコントロールするのは従来のスタックスと同じ。ただし、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderを用いないため、からみつく鉄線/Tangle Wireなどのアーティファクトは基本的に使い捨てとなる。

を中心にする理由はその圧倒的なボードコントロール力である。幕屋の大魔術師や亡霊の牢獄/Ghostly Prisonという過剰とも言えるクリーチャー対策により、レガシーメタの中心にある青緑スレッショルドゴブリンを封じ込め、さらに世界のるつぼ/Crucible of Worlds不毛の大地/Wastelandハルマゲドン/Armageddon土地を縛ることで、上記のクリーチャー対策を最大限に生かす。土地とクリーチャーが一気に吹っ飛ぶため、ロックに近い側面もある。

さらに特筆すべきは、デッキに採用されているカードの強いシナジー性である。各々のカードが、各々のカードに対して非常にマッチしており、どのカードを組み合わせてもシナジーが生まれるような構成になっている。そのため、普段のデッキでは見ないようなカードが多々採用されており、レシピの美しさも極めて高い。

エンドカードミシュラの工廠/Mishra's Factoryなどの他、早期決着を望む場合は白の定番である賛美されし天使/Exalted Angelを用いる場合もある。また、相手によってはパーマネントが何一つ残らないため、そのまま幕屋の大魔術師で殴り倒すことも。

上記の通り強烈なアンチビートダウンデッキであるため、クリーチャーデッキに対しては圧倒的に有利である。土地も縛るためコントロールに対してもある程度戦えるが、パーマネント以外に干渉する手段がなく、コンボデッキに対しては何も出来ないまま負けることが多い。またドロー手段も乏しいため、デッキの安定性はあまり高くない。デッキのほとんどがエンチャントとアーティファクトで構成されているため、安定性を出すために悟りの教示者/Enlightened Tutorが投入される事もある。

[編集] サンプルレシピ1

メインデッキ (60)
クリーチャー (7)
4 賛美されし天使/Exalted Angel
3 幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle
呪文 (26)
2 ハルマゲドン/Armageddon
4 虚空の杯/Chalice of the Void
4 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
4 亡霊の牢獄/Ghostly Prison
2 Moat
4 モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
2 戦の惨害/Ravages of War
4 三なる宝球/Trinisphere
土地 (27)
4 古えの墳墓/Ancient Tomb
4 裏切り者の都/City of Traitors
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
5 平地/Plains
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
2 The Tabernacle at Pendrell Vale
4 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
3 解呪/Disenchant
4 真髄の針/Pithing Needle
4 抑制の場/Suppression Field
4 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

[編集] サンプルレシピ2

メインデッキ (61)
クリーチャー (0)
呪文 (35)
4 悟りの教示者/Enlightened Tutor
4 ハルマゲドン/Armageddon
3 戦の惨害/Ravages of War
4 亡霊の牢獄/Ghostly Prison
1 ペンドレルの霧/Pendrell Mists
3 プロパガンダ/Propaganda
4 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
4 モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
1 真髄の針/Pithing Needle
1 煙突/Smokestack
2 発展のタリスマン/Talisman of Progress
4 三なる宝球/Trinisphere
土地 (26)
4 古えの墳墓/Ancient Tomb
4 裏切り者の都/City of Traitors
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
3 平地/Plains
2 Tundra
1 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1 古えの居住地/Ancient Den
3 黄塵地帯/Dust Bowl
3 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
3 賛美されし天使/Exalted Angel
2 幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle
1 沈黙のオーラ/Aura of Silence
1 法の定め/Rule of Law
1 法の領域/Sphere of Law
2 真髄の針/Pithing Needle
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
4 虚空の力線/Leyline of the Void
  • 藤田修が世界選手権07で用いたデッキ。がタッチされている。
  • 過剰なまでのクリーチャー対策にさらに拍車がかかっており、プロパガンダ/Propaganda戦の惨害/Ravages of Warペンドレルの霧/Pendrell Mistsなど、多くの「5枚目」のカードを投入してそれを強固にしている。
  • 悟りの教示者を用いるために虚空の杯を採用していない。また、煙突はある程度のロックが決まってから出すため、1枚しか採用されていない。同様にミシュラの工廠も極端に少なくなっており、代わりに黄塵地帯/Dust Bowlが多く採用されていることから、コントロール力を上げ長期戦を狙ったものと見られる。
  • メインデッキが61枚である。これはミラーマッチを含め、ジリ貧展開になった場合にライブラリーアウトで勝つことが目的である。このためトロウケアの敷石/Flagstones of Trokairで土地を探さないようにし、ライブラリーの数を減らさないようにする動きをとることも考えられる。

[編集] 参考

QR Code.gif