ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias

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==解説==
 
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:[[手札]]の枚数が倍になるよう[[引く|ドロー]]したうえで、一時的ながら[[手札の上限]]を撤廃する。
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:変身に必要な手札の枚数の都合上、真っ当に変身したのであれば([[解決]]前に減らない限り)最低でも14枚という圧倒的な枚数に。
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:青は[[打ち消し]]を得意とするのもあって、サイクルの他の[[カード]]と比較してIII章にたどり着くまでこれ自身を守る動きを狙いやすい。
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:単純に条件付きとはいえ4マナで7枚以上のドローということで、[[コスト・パフォーマンス]]は相当に高い。
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:一方で変身を[[起動]]した時点ではまだ手札が増えないため、[[対応]]して[[除去]]されると必然的にドローも出来ない点には注意。
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:また、元々5ターン目以降に7枚も手札がある状況はかなり優位の状況であるためすべての能力が直接勝ちにもボードアドバンテージにも結びつかないこの変身をわざわざやるメリットがるかどうかは状況によるため、見極めが必要である。
  
 
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:ファイレクシアン以外への全体[[バウンス]]。
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:ファイレクシアン以外への全体[[バウンス]]。[[ビートダウン]]に対する時間稼ぎとして有効。
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:一方でファイレクシアンを主体とした[[デッキ]]には[[腐る]]パターンもあるので、頼りにしすぎると足元を掬われることも。
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:また、当然だが相手にカードの再利用を許すため、ETB、特に追放エンチャントには弱い点も注意。打ち消しはしっかり構えたい。
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:1の時点ですでに14枚ものカードを手札に蓄えた上にさらにバウンスするため、3が上手く使えないと手札を使い切れなくなるためきちんと防衛したい。
  
 
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:[[手札]]から[[呪文]]を好きなだけ[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]
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:[[手札]]から[[呪文]]を好きなだけ[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]。1回限定の[[全知/Omniscience]]という趣。
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:前述の通り、I章で手札を増やせるため、サイクルの中では比較的これ自体を守りやすく、この章までたどり着ける可能性はかなり高い。
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:2で戻したカードもそのまま出せるので、出すカードがないという状況はまずあり得ないだろう。
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:一方で1ターン限定、かつこれが[[誘発]]した瞬間にしか[[唱える|唱え]]られないため「撃てば勝ち」の能力ではない。
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:また、これ自身を守る手段である打ち消しとは相性が悪い。コントロール奪取やターンスキップ、重量級クリーチャーなど、この能力を活かせる大型呪文を取り入れた専用的な構築でないと、ただドローして数枚クリーチャーを出すだけの能力になりがちなのも問題点。
  
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クリーチャーとしての[[誘発型能力]]を込みに考えると、基本的にはこれ自身を含め、少数の[[フィニッシャー]]とそれをサポートする打ち消しやドローを大量に採用した[[コントロールデッキ]]に向く。キャントリップ化の条件は構築から考えれば地味に重いものの、クリーチャーでさえなければ[[アーティファクト]]や[[エンチャント]]、[[トークン]]を[[生成]]するような呪文でもしっかり反応してくれるため、[[ノンクリーチャー]]気味の[[デッキ]]でも盤面を空け続けることは強制されない。上述の通り、変身を全く考慮しない場合でも十分なコストパフォーマンスのフィニッシャーとして役割を持てるカードである。
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変身後の能力は悪くはないが、特に3つ目の能力について、青の重量級呪文における最大の武器「ターン追加」とスタンダードで同居しない点が大きな弱点となっている。変身と関係なくスムーズに使えて3の能力と相性がいいカードはスタンダードの青にはそう多くないため、他の色との混ぜて弱点をカバーするのも悪くない選択である。
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リミテッドではキャントリップ化能力は非クリーチャーの少ない構築の基本性質とかみ合わないため、マナレシオ1のクリーチャーとしての役割が基本。護法もあるので無難に活躍してくれるだろう。変身に関しては手札補給の手段が限られる上、パックの性質上ファイレクシアンが多く2の威力が低いので、色々と厳しいところがあるものの、上手く通った場合の破壊力は極めて高い。
  
 
==[[ルール]]==
 
==[[ルール]]==

2024年5月30日 (木) 18:49時点における最新版


Jin-Gitaxias / ジン=ギタクシアス (3)(青)(青)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)

護法(2)
あなたがマナ総量が3以上でありクリーチャーでない呪文を唱えるたび、カード1枚を引く。
(3)(青):ジン=ギタクシアスを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行い、あなたの手札に7枚以上のカードがなければ起動できない。

5/5
The Great Synthesis / 大いなる合成
〔青〕 エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― あなたの手札にあるカードの枚数に等しい枚数のカードを引く。あなたが大いなる合成をコントロールし続けているかぎり、あなたの手札の上限はなくなる。
II ― ファイレクシアン(Phyrexian)でない各クリーチャーをそれぞれ、オーナーの手札に戻す。
III ― あなたの手札から望む数の呪文を、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。大いなる合成を追放する。その後、それを(第1面を表にして)戦場に戻す。


機械兵団の進軍英雄譚変身する両面カードサイクル

目次

[編集] 解説

[編集] 第1面

護法に加え、3マナ以上の非クリーチャー呪文キャントリップ化する伝説のファイレクシアン法務官。ステータス面はトレイリアの恐怖/Tolarian Terrorと同じで、そう簡単に除去されることはないだろう。変身条件は手札7枚以上と、少々厳しめ。キャントリップ化と変身の条件はかみ合っているものの、キャントリップ化の条件が地味に重く、青らしいパーミッション的なコントロールデッキの中心になる2マナ打ち消しや2マナの手札交換系呪文ではドローができない。おまけと割り切るか、多少構築を工夫する必要がある。とはいえ変身を考慮しない場合でも十二分に優秀なクリーチャーなので、第一面だけでも採用価値を見出すことは可能である。

[編集] 第2面

I-
手札の枚数が倍になるようドローしたうえで、一時的ながら手札の上限を撤廃する。
変身に必要な手札の枚数の都合上、真っ当に変身したのであれば(解決前に減らない限り)最低でも14枚という圧倒的な枚数に。
青は打ち消しを得意とするのもあって、サイクルの他のカードと比較してIII章にたどり着くまでこれ自身を守る動きを狙いやすい。
単純に条件付きとはいえ4マナで7枚以上のドローということで、コスト・パフォーマンスは相当に高い。
一方で変身を起動した時点ではまだ手札が増えないため、対応して除去されると必然的にドローも出来ない点には注意。
また、元々5ターン目以降に7枚も手札がある状況はかなり優位の状況であるためすべての能力が直接勝ちにもボードアドバンテージにも結びつかないこの変身をわざわざやるメリットがるかどうかは状況によるため、見極めが必要である。
II-
ファイレクシアン以外への全体バウンスビートダウンに対する時間稼ぎとして有効。
III章の能力でクリーチャーも戦場に並べ直すことができるため、守る前提ならば無理にファイレクシアンで統一する必要は無い。
一方でファイレクシアンを主体としたデッキには腐るパターンもあるので、頼りにしすぎると足元を掬われることも。
また、当然だが相手にカードの再利用を許すため、ETB、特に追放エンチャントには弱い点も注意。打ち消しはしっかり構えたい。
1の時点ですでに14枚ものカードを手札に蓄えた上にさらにバウンスするため、3が上手く使えないと手札を使い切れなくなるためきちんと防衛したい。
III-
手札から呪文を好きなだけマナ・コストを支払うことなく唱える。1回限定の全知/Omniscienceという趣。
前述の通り、I章で手札を増やせるため、サイクルの中では比較的これ自体を守りやすく、この章までたどり着ける可能性はかなり高い。
2で戻したカードもそのまま出せるので、出すカードがないという状況はまずあり得ないだろう。
一方で1ターン限定、かつこれが誘発した瞬間にしか唱えられないため「撃てば勝ち」の能力ではない。
また、これ自身を守る手段である打ち消しとは相性が悪い。コントロール奪取やターンスキップ、重量級クリーチャーなど、この能力を活かせる大型呪文を取り入れた専用的な構築でないと、ただドローして数枚クリーチャーを出すだけの能力になりがちなのも問題点。

クリーチャーとしての誘発型能力を込みに考えると、基本的にはこれ自身を含め、少数のフィニッシャーとそれをサポートする打ち消しやドローを大量に採用したコントロールデッキに向く。キャントリップ化の条件は構築から考えれば地味に重いものの、クリーチャーでさえなければアーティファクトエンチャントトークン生成するような呪文でもしっかり反応してくれるため、ノンクリーチャー気味のデッキでも盤面を空け続けることは強制されない。上述の通り、変身を全く考慮しない場合でも十分なコストパフォーマンスのフィニッシャーとして役割を持てるカードである。

変身後の能力は悪くはないが、特に3つ目の能力について、青の重量級呪文における最大の武器「ターン追加」とスタンダードで同居しない点が大きな弱点となっている。変身と関係なくスムーズに使えて3の能力と相性がいいカードはスタンダードの青にはそう多くないため、他の色との混ぜて弱点をカバーするのも悪くない選択である。

リミテッドではキャントリップ化能力は非クリーチャーの少ない構築の基本性質とかみ合わないため、マナレシオ1のクリーチャーとしての役割が基本。護法もあるので無難に活躍してくれるだろう。変身に関しては手札補給の手段が限られる上、パックの性質上ファイレクシアンが多く2の威力が低いので、色々と厳しいところがあるものの、上手く通った場合の破壊力は極めて高い。

[編集] ルール

[編集] 第1面

  • 解決時にあなたの手札の枚数が6枚以下であっても問題なく変身する。

[編集] 第2面

  • I章のドロー枚数は解決時に決定される。
  • III章により唱えられた呪文が解決するよりも先にジン=ギタクシアスは戦場に戻る。
  • III章でそれぞれ呪文を唱えたとき、先に唱えた呪文は後に唱えた呪文の対象となりうる。例えば、インスタントを先に唱えたなら、後から唱えたForkの対象にできる。
    • ただし、パーマネント呪文解決されるまでパーマネントではないため、これで唱えられて戦場に出たパーマネントをIII章で唱えられた他の呪文の対象にしたりコストにすることはできない。コストや対象の決定はその呪文をスタックに置く前に行われるからである。
  • その他、III章についての詳細なルールはマナ・コストを支払うことなく唱えるおよび解決中に呪文を唱えるを参照のこと。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

機械兵団の進軍法務官/Praetorサイクル。いずれも神話レア変身する両面カードであり、第1面伝説のファイレクシアン法務官第2面はIII章で第1面に戻る英雄譚となっている。

[編集] ストーリー

新ファイレクシア/New Phyrexiaの派閥「発展の動力源/Progress Engine」の法務官/Praetorジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias。彼がファイレクシアの聖書/Phyrexian Scripturesを修正して書き記した大いなる合成/The Great Synthesis は、発展の動力源の行動指針となっている。

詳細はジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias (ストーリー)を参照。

[編集] 参考

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