ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures

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悪名高きファイレクシア/Phyrexiaによる生体改造や殺戮をモチーフにした英雄譚

I-
アシュノッドの人体改造器/Ashnod's Transmograntに似たクリーチャーの単体強化。IIで行われる全体除去から守りたい自軍のクリーチャーをアーティファクト化しておくことが主な狙いになるだろう。
II-
アーティファクトでないクリーチャーを全て破壊する、カードのメインとなる効果。Iでアーティファクト化しておけば自軍のクリーチャーを1体残すことができるほか、デッキをアーティファクト・クリーチャーで固めれば、一方的なリセットとしても機能する。
III-
全ての対戦相手墓地追放する。IIで一掃したクリーチャーの再利用を防ぐことができる。"自分以外すべて"という効果範囲は類例が無く、多人数戦では貴重な効果。

最も強力なIIの全体除去が効果の中心になるが、誘発までにタイムラグがあるためエンチャント破壊などで介入されるリスクがあったり、対戦相手がコントロールするアーティファクト・クリーチャーには効果がなかったりなど、リセット手段としては不確実な部分が多い。登場時のスタンダードにおいてはIIIの墓地対策スカラベの神/The Scarab Godとややディスシナジーになる点も惜しいか。しかし、むしろこのカードの真価は自軍のアタッカーを残しながら相手を一掃できるため、ビートダウンが相手のブロッカーを排除するために使うという芸当が可能な点である。その意味で、コントロールよりもビートダウン向きの全体除去という珍しいタイプと言えよう。

リミテッドでは貴重な全体除去であり、複数の伝説のクリーチャータフネスに関わらずまとめて排除できる唯一の手段である。が合うならまず採用したいボムと言えよう。構築ではバントゥ最後の算段/Bontu's Last Reckoningと並んで貴重なの全体除去。を含まないコントロールの他、ビートダウンの中でも特にボーマットの急使/Bomat Courier屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger、各種機体歩行バリスタ/Walking Ballistaなど強力なアーティファクト・クリーチャーを採用できる赤黒アグロなどとの親和性が高く、サイドボードに採用される例もある。

ファイレクシアは虚空から生まれた。機械の父、偉大なるヨーグモスはその完成された形を予見なされた。かくして“偉大なる進化”が始まった。
ファイレクシアの聖句

[編集] 脚注

  1. Planeswalker's Guide to Phyrexia: All Will Be One/プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内(Feature 2023年2月1日 Grace Fong著)
  2. Evidence the new Phyrexian Scripture art translates to Dark Ritual Flavor Text

[編集] 参考

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