カウンターオース
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勝ち手段をその状況に応じて[[サーチ]]できる[[ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon]]を使用することもある。 | 勝ち手段をその状況に応じて[[サーチ]]できる[[ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon]]を使用することもある。 | ||
− | [[潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant]]を使うものは[[タイラントオース]] | + | [[潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant]]を使うものは[[タイラントオース]]と呼ばれる。また、[[グリセルブランド/Griselbrand]]を使う[[グリセルブランドオース]]も存在する。 |
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2024年1月14日 (日) 21:12時点における最新版
カウンターオース(Counter Oath)は、様々なフォーマットで活躍した、オース系デッキの代表格。
目次 |
[編集] 概要
ビートダウンデッキ対策に特化していた緑白オースから、過剰なクリーチャー対策カードを減らし、打ち消し呪文などを追加したもの。特に、ドルイドの誓い/Oath of Druidsとガイアの祝福/Gaea's Blessingのシナジーを採用したものを指す。
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
ソーサリー
プレイヤー1人と、そのプレイヤーの墓地にあるカード最大3枚を対象とする。そのプレイヤーは、それらのカードを自分のライブラリーに加えて切り直す。
カードを1枚引く。
ガイアの祝福があなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
元々オース系デッキは、ドルイドの誓いの存在から、ビートダウンには構造から相性がよい。そこで、クリーチャー対策カードのスロットを打ち消しなどにあてることで、コンボデッキやコントロールデッキにも対抗しやすくなった。
[編集] テンペスト・ブロック~ウルザ・ブロック期
ライブラリー修復手段であるガイアの祝福/Gaea's Blessingを失い、その穴を埋めるいいカードも無かったため、スーサイドオースが主流であった。スーサイドオース#テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期も参照。
[編集] ミラージュ・ブロック~テンペスト・ブロック期
エクソダスが発売してすぐに、元祖カウンターオースとも言うべきデッキが登場した。
[編集] スタンダード版
- 備考
- アメリカ選手権98Grinder
- 使用者:Adrian Sullivan
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (7) | |
1 | 大天使/Archangel |
4 | スパイクの飼育係/Spike Feeder |
1 | 孵卵するスパイク/Spike Hatcher |
1 | 夜のスピリット/Spirit of the Night |
インスタント・ソーサリー (22) | |
3 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | 対抗呪文/Counterspell |
2 | 忍び寄るカビ/Creeping Mold |
2 | 禁止/Forbid |
2 | 魔力の乱れ/Force Spike |
2 | ガイアの祝福/Gaea's Blessing |
4 | 衝動/Impulse |
3 | マナ漏出/Mana Leak |
エンチャント・アーティファクト (9) | |
4 | ドルイドの誓い/Oath of Druids |
3 | プロパガンダ/Propaganda |
2 | 森の知恵/Sylvan Library |
土地 (22) | |
7 | 森/Forest |
11 | 島/Island |
1 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
1 | 反射池/Reflecting Pool |
2 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise |
- サイドボードは不明。
- 公式記事Oath of Druids (Internet Archive)も参照。
[編集] スタンダード版(5色Ver)
- 備考
- アジア太平洋選手権98併催「ジャパン・ジュニア・オープン」優勝
- 使用者:小林健二
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (7) | 2 | 解呪/Disenchant | |
1 | 大天使/Archangel | 2 | 日中の光/Light of Day |
4 | スパイクの飼育係/Spike Feeder | 2 | 赤の防御円/Circle of Protection: Red |
1 | 新緑の魔力/Verdant Force | 1 | アーギヴィーアの発見/Argivian Find |
1 | 夜のスピリット/Spirit of the Night | 1 | プロパガンダ/Propaganda |
呪文 (31) | 1 | 夜の戦慄/Dread of Night | |
4 | 対抗呪文/Counterspell | 2 | 紅蓮破/Pyroblast |
2 | マナ漏出/Mana Leak | 1 | 炎の嵐/Firestorm |
3 | 禁止/Forbid | 1 | ロボトミー/Lobotomy |
2 | 解呪/Disenchant | 1 | 不毛の大地/Wasteland |
2 | 恐怖/Terror | 1 | 流砂/Quicksand |
2 | 回収/Reclaim | ||
3 | ガイアの祝福/Gaea's Blessing | ||
3 | 衝動/Impulse | ||
1 | 直観/Intuition | ||
4 | ドルイドの誓い/Oath of Druids | ||
3 | プロパガンダ/Propaganda | ||
2 | 巻物棚/Scroll Rack | ||
土地 (22) | |||
4 | 森/Forest | ||
7 | 島/Island | ||
1 | 平地/Plains | ||
3 | 真鍮の都/City of Brass | ||
1 | 宝石鉱山/Gemstone Mine | ||
2 | 反射池/Reflecting Pool | ||
1 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise | ||
3 | 流砂/Quicksand |
- 決勝トーナメント初戦は吠えたける鉱山/Howling Mineとボガーダンの金床/Anvil of Bogardanによる石臼/Millstoneを使わないライブラリー破壊デッキという最悪の相手だったらしい。
[編集] エクステンデッド
元々は、デュアルランドの使えた初期のエクステンデッドで登場したデッキである。
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
(青):変異種をアンタップする。
(青):変異種はターン終了時まで飛行を得る。
(青):変異種はターン終了時まで被覆を得る。(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
(1):変異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):変異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
スパイクの飼育係/Spike Feederやスパイクの織り手/Spike Weaverなどのクリーチャーで時間を稼ぎ、ゲームをコントロールする。フィニッシャーは変異種/Morphlingの他、普段はクリーチャーでない樹上の村/Treetop Villageも使用される。特にクリーチャーデッキには圧倒的な強さを見せつけた。
対応力の高さから、ドルイドの誓い/Oath of Druidsとガイアの祝福/Gaea's Blessingが揃っている間は、常に環境のメタゲームの中心にあり続けた。
また、悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレットを組み込んだメイヤーオースや、踏査/Explorationとどん欲の角笛/Horn of Greedのコンボを組み込んだターボランドといった亜種も生まれた。
ローテーションでガイアの祝福を失ってからも、認識を食うもの/Cognivoreを新たなフィニッシャーに据えてスーサイドオース型として生き延びたが、その後ドルイドの誓いが禁止カードに指定され、消滅を余儀なくされた。
[編集] エクステンデッド版
- 備考
- プロツアーシカゴ99 第6位 (参考)
- 使用者:Dirk Baberowski
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (3) | 3 | 無効/Annul | |
1 | 変異種/Morphling | 1 | たい肥/Compost |
1 | スパイクの飼育係/Spike Feeder | 2 | 撹乱/Disrupt |
1 | スパイクの織り手/Spike Weaver | 1 | エメラルドの魔除け/Emerald Charm |
呪文 (31) | 2 | 水流破/Hydroblast | |
4 | 渦まく知識/Brainstorm | 2 | ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace |
4 | 対抗呪文/Counterspell | 3 | プロパガンダ/Propaganda |
1 | 雲散霧消/Dissipate | 1 | スパイクの飼育係/Spike Feeder |
2 | 禁止/Forbid | ||
4 | 意志の力/Force of Will | ||
3 | ガイアの祝福/Gaea's Blessing | ||
4 | 衝動/Impulse | ||
1 | マナ漏出/Mana Leak | ||
4 | ドルイドの誓い/Oath of Druids | ||
4 | 火薬樽/Powder Keg | ||
土地 (26) | |||
3 | 森/Forest | ||
8 | 島/Island | ||
4 | Thawing Glaciers | ||
3 | 樹上の村/Treetop Village | ||
4 | Tropical Island | ||
4 | 不毛の大地/Wasteland |
[編集] ヴィンテージ
ヴィンテージでは、禁忌の果樹園/Forbidden Orchardの登場により再び脚光を浴びることになる。
土地
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
あなたがマナを引き出す目的で禁忌の果樹園をタップするたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のコントロール下で無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
禁忌の果樹園によって、確実にドルイドの誓い/Oath of Druidsを機能させられるのが強み。ノンクリーチャーデッキが他の環境に比べると多いため、禁忌の果樹園の存在が非常に重要になる。
ビートダウンデッキよりもコンボデッキへの対策が重要になるため、スパイクの飼育係/Spike Feederのようなクリーチャーは採用せず、怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathのような即座にゲームを決められるフィニッシャーのみが使われることが多い。
現在は、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornや荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusを使用することがほとんどである。エムラクールはライブラリー修復機能も備えており、また荒廃鋼の巨像は修繕/Tinkerという追加の勝ち手段と合わせることができる。
勝ち手段をその状況に応じてサーチできるルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demonを使用することもある。
潮吹きの暴君/Tidespout Tyrantを使うものはタイラントオースと呼ばれる。また、グリセルブランド/Griselbrandを使うグリセルブランドオースも存在する。
[編集] ヴィンテージ版
- 備考
- ヴィンテージ選手権05 ベスト4 (参考)
- 使用者:Matt Endress
- フォーマット