シェオルドレッド/Sheoldred

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Sheoldred / シェオルドレッド (3)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)

威迫
シェオルドレッドが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ、クリーチャーやプレインズウォーカーのうちトークンでない1体を生け贄に捧げる。
(4)(黒):シェオルドレッドを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行い、対戦相手1人の墓地に8枚以上のカードがあるのでなければ起動できない。

4/5
The True Scriptures / 真実の教典
〔黒〕 エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― 各対戦相手につきそれぞれ、クリーチャーやプレインズウォーカーでありそのプレイヤーがコントロールしている最大1体を対象とする。それを破壊する。
II ― 各対戦相手はそれぞれカード3枚を捨て、その後、カード3枚を切削する。
III ― すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す。真実の教典を追放する。その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。


機械兵団の進軍英雄譚変身する両面カードサイクル

目次

[編集] 解説

[編集] 第1面

威迫に加え、ETB布告除去を行う伝説のファイレクシアン法務官変身条件は対戦相手の墓地8枚以上。

サイクルの他のカードと比較して、戦場に出た時点でとりあえず1:1以上の交換を確定できるのは嬉しい。トークン生け贄に出来ないため、厄介なクリーチャープレインズウォーカーを適当なクリーチャー・トークンで守られる心配が無いのもありがたい。一方でトークンそのものが厄介な場合、他の対象が存在しなかったとしても除去できないのは惜しい。マナレシオも悪くはないとはいえ、登場時のスタンダードには低マナ域にも強力な除去手段が多数存在しており、明滅等のクリーチャーであることを活用できる手段と併用していないのであれば、軽いそれらを採用した方が(布告除去である点も含め)取り回しは良い。基本的には他の法務官と同じく、変身を前提にしつつ、第1面でも保険として最低限の役割はこなせるカードと考えた方が良いだろう。

この能力ヴォリンクレックス/Vorinclexと同じくETBであるため、英雄譚からクリーチャーに戻った時点でも布告は誘発する。もっとも、5マナのこれを出した上に変身させ、更に通常であれば3ターン維持し続ける必要があることも考えると、そちらはあくまでおまけ程度に考えておくべき。

[編集] 第2面

I-
対戦相手への戦慄掘り/Dreadbore。ETBと合わせ、とりあえず1:2以上の交換が確定できる。
変身にかかるマナ・コストに対してやや効果は控えめだが、カード・アドバンテージとして考えるとこの時点でも悪くはない。
II-
各対戦相手に対し、3枚の手札破壊と3枚の切削を行わせる。
これが出て、更に変身している状況では手札が尽きている可能性も高いし、逆に手札を貯め込むようならば大抵はコントロールデッキの筈。この章にたどり着く前に排除されてしまう可能性も高く、そこまで信用度は高くない。とはいえ、数枚程度残ったリソースを枯渇させるぐらいなら目指せるし、第III章への布石にもなる。
III-
闇の領域の隆盛/Rise of the Dark Realms。ETBや第II章までに墓地に貯め込ませたクリーチャーを逆用する。
召喚酔いを無視できないので返しの全体除去で沈黙してしまう可能性もあるが、ターンが回ってくれば大抵は勝利出来るだろう。
  • この能力で墓地を根こそぎ浚った後で第1面に戻り布告が誘発する、という順番の処理になることに注意。今戦場に存在するクリーチャーを仕留めて即座にリアニメイトすると言った芸当は不可能。

リミテッドでは当然ボムレア。機械兵団の進軍では飛び回るゲリラ/Flitting Guerrilla死滅都市の開封/Unseal the Necropolisなどおまけで対戦相手切削してくれるカードが多いため、法務官たちの中でも変身させやすい方。

[編集] ルール

[編集] 第1面

[編集] 第2面

  • II章能力は多人数戦においてはAPNAP順に処理される。各対戦相手は手札をターン順に自身の手札を3枚(それ未満ならすべて)選び明確にするが、その時点では何を選んだかは公開されない。全員がカードを選び終わったなら、それらを公開し同時に捨てる。(CR:101.4a

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

機械兵団の進軍法務官/Praetorサイクル。いずれも神話レア変身する両面カードであり、第1面伝説のファイレクシアン法務官第2面はIII章で第1面に戻る英雄譚となっている。

[編集] ストーリー

新ファイレクシア/New Phyrexiaの派閥「七人の鋼の族長/Seven Steel Thanes」の法務官/Praetorシェオルドレッド/Sheoldred。自分達こそが旧ファイレクシア/Phyrexiaの直系の後継者とみなすこの派閥にとって、唯一従うものはヨーグモス/Yawgmothが記した真実のファイレクシア教典/Phyrexian Scripturesだけである。

詳細はシェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)を参照。

  • このサイクルの第2面はその派閥の行動規範を示していることを考えると、第2面は背景世界の解説記事[1]からしてファイレクシア教典そのものであると考えられるが、効果はカードとしてのファイレクシア教典/Phyrexian Scripturesとは異なる。ドミナリア/Dominariaの英雄譚は正しく伝わった形ではないのか、それとも鋼の族長が真実を知らないのか、はたまた単に教典の別側面に過ぎないのかは、ヨーグモスのみぞ知る。

[編集] 脚注

  1. Planeswalker's Guide to Phyrexia: All Will Be One/プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内(Feature 2023年1月31日 Grace Fong著)

[編集] 参考

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